身内のトラブルに加え、ちょっとした問題と対峙することになった篠崎。
いや。対峙するなんて――大袈裟ですね(苦笑)。別に私が直接的に巻き込まれたわけでも何でもなくて、あくまでも「自分の酔狂」からなのだから。
でも――私は常に「霊的真理」と真正面から向き合ってきた分、そこを歪められるのが「ハンパなく」腹が立つし、「ハンパなく」悔しいのです。
そんな経緯を聞いた後。
あまりの憤りプラス、寝不足もあったので――少し、睡眠をとることにしました。2~3時間寝ていたのですが……その間、とてつもなく怖い夢を見ました……。
非常に抽象的だったのですが――あまりにインパクトの強い夢だったので、起きた直後もそのことを考えずにいられなかった。
まずは、その「悪夢の内容」を下に記載します。
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それは、とある「サイボーグ(人造人間)の少年」の夢でした。
少年は、未完成でした。少年が自発的に生きていく中で、「より完成体」に近づくのを目的に、彼は作られたからでした。
しかし、彼はなかなか自立しようとしません――。
自分で生きることよりも、依存し、怠惰になる道を見つけてしまったからです。
だから、家に帰ってきては、何度もノックをします。
そのたびに私は(夢の中で、私がどういう位置づけなのかはわかりませんでしたが)、
「まだ、帰って来ちゃ駄目だよ」
そう言って追い返します。
どうやら、私の部屋の中には彼にとって「大切な何か(分身とも言えるだろうし、体の一部かもしれない――いずれにせよ、とても大切なもの)」がありました。
サイボーグの少年は、それと「ひとつ」になりたくて、何度も何度も、私の家に来るのです。
そのたびに、私は彼を追い返しました。
「『これ』はまだ、今の君に与えることは出来ない。君はとにかく、一歩でもいいから成長しなさい。これとひとつになれるのは、君が成長してからだ」
少年は淋しそうな顔をして、再び街へと戻ります。
彼には「自由意志」が与えられていたのですが、その「自由意志」が、とんでもないエラーを起こしたのです。
すべてが完成されていたのに、「たった一箇所」だけ、未知数にかけた部分。
それこそが――「自由意志」。
しかし、少年の自由意志は怠惰に負け、後退するばかりだったのです。
彼は、自立をしない分成長することのない「少年」のままで――次第に、肉体だけが腐りはじめました。
それでも、毎日毎日、私の家をノックします。「ひとつになりたい」と、それだけを言いに。
「何度来ても駄目だよ。それよりも今、君は自ら死にかけている。早く、それに気づきなさい。手遅れになれば、自立する前に君の肉体が滅んでしまう」
しかし、少年は聞き入れようとしませんでした。
次の日、ついに少年は片腕になって訪れました。
「まだ駄目だ。このままじゃ、君だけが朽ち果てる。でも――」
でも――この少年は「不死」なのです……。
彼の意志(思念)だけが残るよう、配慮されていたからでした。
本来であれば、彼の成長と共に「思念」は美しく放たれるはずだったのが――肉体だけが朽ち果て、思念は解き放たれることなく、肉体と共に崩壊の一途を辿っているのです。
ある日、少年は両手を失い――片目も失いました。
そして、ぴたりと――ドアをノックしなくなりました。
おそらく足も腐敗し、歩くことが出来なくなったのでしょう。
私は大いなる失望感の中で、部屋にいました。
永遠の思念――。
肉体が朽ち果てると共に、肉体と完全に一体化してしまったその「起動スイッチ」は、結局押されることなく、少年は「滅んだ」のです。
それから――
気が遠くなるほどの、歳月が流れました(夢の中では400年という感覚でしたが、実際にはもっと長かったのかもしれません)。
400年ぶりに……「コンコン……」と、扉がノックされました。
まさか――あの少年が?
私は不安に思いながらも――扉を開けました。
そこには――かつての姿をした少年は、どこにもいませんでした。
代わりにいたのは……「脳」。
そう。
「永遠の思念だけ」が脳にやどり、肉体が滅んでも「脳だけは残されていた」のです。
しかし、本来は成長の為のプロセスも、依存に走った少年の思念は――もはや魔物と化していました。
脳は憎悪を剥き出しにして、私に攻撃をしてきたのです。
私も、それに抵抗しました。
しかし、何度踏みつけても――「死ねない脳」は崩れません。まるでアメーバーのように再生しては、狂ったように攻撃します。
「死を、彼に与えるべきだった!」
私はそう後悔しました。
暴走した脳は、私への恨みから攻撃を繰り返し――自分が求めていた「大切なもの」に近づこうと藻掻きます。
しかし、魔物と化した「脳」に、渡すことは出来ない。
私はそれを庇う為、死ねない脳と戦い続けざるを得なかった――
************************……というところで、目が覚めました。
起きた瞬間、とにかく心臓がバクバクしていました。
抽象的な夢だったので、何を象徴していたのかすぐに呑み込めなかったのですが……
この「依存することで腐敗したサイボーグの少年」は――「人類の象徴」なのではないだろうか……ふと、そんなふうに思ったのです。
そう考えただけで――恐ろしかったです……。
とてつもなく、怖かった。
もし、この夢の中で描かれていた「肉体から離れ、永遠の思念として存在する」というプログラムが一種のアセンションであったとしたら……
肉体という「物質世界」と共に朽ち果て――しかも、「憎悪だけに駆られた存在」として永遠に生き続けなければならないという、悪夢が待っているのではないか、と。
それだけは、絶対に「あって欲しくない」――そう思いました。
今、もしかしたら私達人類は、「腐敗しつつあるサイボーグの少年」なのかもしれません。
「死ねない脳」となって暴走するか、永遠の思念となって飛躍するか――
その「瀬戸際」にあるのではないか……そんな危機感を抱かずにいられない夢でした。
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良い心で愛と想いやりを持って成仏を願う。
生きている人の魂は光の柱に成れるんだと感じています。
自身の魂を光の柱とし、そこに受け入れて天に送って揚げる事かな~
まさに生きている人にしか出来ない事だと思います。
終戦記念日に沢山の方々の成仏を祈ったら、心(胸)に色々と飛び込んで来るのが感じられて、しばらく息苦しかったですけれども、キチンと成仏を願ったら治まりました。
(ま~2時間くらいはかかったかも・・・)
神も悪魔も、仏も悪霊も関係なしに全て揚げてあげるようにしようかな~と想いました。
篠崎様のおっしゃる瀬戸際すらも超えられるような気がしていますよ。
御安心召されい。なんつってヾ(´▽`;)ゝ
> 良い心で愛と想いやりを持って成仏を願う。
そうですね……。確かに、成仏を願うことの必要性は実感します。
この世には、あまりに理不尽な死が多すぎる――。
「死」というのは、ものすごい「絶大なエネルギー」を人間が発する瞬間だったりします。高校時代の物理の時間、先生が「『消しゴム一個』を消そうとしただけでも、どこかの宇宙が消滅するかもしれないという莫大なエネルギーを要する」という話をしていました。
「死の瞬間」に放たれるエネルギーというのは、ものすごく強い力があるのだと――そう思います。少なくとも、生から死という「ひとつの次元」を超える旅路なので。(だからこそ、イエスは自らの身を「磔」にしたのかもしれません。場合によっては死が「浄化エネルギー」を発することを知っていたからこそ、彼は自らの身を犠牲にしたのかもしれない、と。)
死後の魂の成仏を祈るということは、「ネガティブな死の波動」を受けた地球を癒すことにも繋がる――そう思います。