浅川嘉富氏2009年1月30日講演会「2009年・さらなる激変に向けて」

※この講演会レポートは、限定公開していたサイト「天界の論理」にて掲載されていたものを転載しています。講演会そのものは「2009年1月30日」の内容ですので、ご注意くださいませ。
尚、この講演会は講演会月に発刊された「5次元体験の超衝撃―フォーカス35(坂本政道氏・浅川嘉富氏対談)」をベースにしています。

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(2009/01/09)
坂本 政道浅川 嘉富

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◇◆2009年 さらなる激変に向けて◆◇

坂本正道氏は2009年はアセンションに向けて覚醒の最後の年になると言っています。
政治・経済・自然現象、すべての分野で08年より更に変動の大きな年になりそうです。
まっ先に目に見える形で起きるのがアメリカの異変。今アメリカ政府が密かに考えている驚愕の陰謀とは?

【2009年1月30日東京講演に向けての紹介文】
参照URL:http://www.npo-shizen.org/asakawa/talking_seminar/index.htm
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【前置き】

・2008年、マヤ最高神官ドン・アレハドロ氏との対談から始まって、その後連続して「アセンション」についての対談やインタビューの仕事をしている。しかし、それにも意味があると(浅川氏は)感じている。だから、どんなに有名で知名度のある人であっても、自分が「会うことに意味がある」と感じられる人以外、対談に応じない。
・そんな中でも、クラリオン星人とのコンタクター「マオリツツオ・カヴァロ氏」との対談は深い意味があった。彼との対談で、今までの対談や自分のしてきたことが「一本に繋がった」。

【現世について】

・現世にある「物質的価値観(お金、地位、名誉、肩書き)」は、手段でしかなく、目的ではない。多くの人がそこを吐き違えてしまい、物質的価値観を「人生の目的」と考えてしまっている。
・現世の意味は、まさしく「学ぶ為」にある。

【アセンションについて】

・(浅川氏は)1年半前まで、アセンションという言葉さえ知らなかった。それが、たったこれだけの短い間で、アセンションについて最も詳しい人間となれた。それは、上の人達(高次元の存在)によって、それを知るよう導かれたからであろう。
・今までにも霊界については多くの人達が触れてきた。霊界が現世とは違う「実存の世界(主たる世界)」であることが告げられてきたが、「誰ひとり、その霊界に魂がどうやって辿り着いたか」を説明していない。もともと霊界は、「宇宙からやってきた高次元の生命体」によって創られたのである。
・アセンションを説明するには、「4つの角度」が必要である。

 ①宇宙 ②先史文明 ③霊的世界 ④現実側面(国際情勢や社会問題など)

・この4つにおける視点で理解することこそがアセンションには必要で、霊的世界のみで「アセンションは説明出来ない」。

【霊界の仕組み】

・その昔、銀河系などの高次元から来た生命体達は、宇宙成長育成の過程で「地球」を発見した。しかし、高次元の彼らが三次元に突如誕生することは出来ない為、まずは「フォーカス35」を創り(惑星に降り立つ為の、一種の「宇宙ステーション」のようなものだと、お考えください)、そこから地球を観察しつつ、また次元を降下させながら、やがて「フォーカス27」作成に辿り着いた。(スウェデンボルグやシュタイナーが「現実世界が主ではなく、霊界こそが主である」といったのは、まさにこれが故でしょう。)フォーカス27に至って漸く、地球で肉体を持つことが可能となったのだ。
・地球人類の遺伝子誕生に貢献した宇宙人は、四種類いる(講演会の中で、浅川氏は「ひとつ、ちょっとど忘れしちゃった」と言い、三種しかあげませんでした。挙げられたのは「シリウス系・プレアデス系・オリオン系」です)。
・地球に宇宙人が移住してきたのは、およそ一億八千年程前の話である(それは、クラリオン星人のコンタクター「マウリッツオ・カヴァーロ氏」説)。

【次元について】

・学問で言われるところの「次元」というのは、ここでいう次元と異なる。(学問で言われているのは、「一次元=点」「二次元=平面」「三次元=立体世界(この世)」「四次元=時間的空間」というものです。)
・次元というのは、そもそも「原子の振動数の違い」である。(この原理こそが、数年前に発見された素粒子よりも小さな因子「ニュートリノ」です。)
・一番わかりやすい例は「氷→水→水蒸気」という変化過程であろう。氷は固形のものだが、それが解けることで水となり、熱が加われば水蒸気に変わる。しかし、「H2O」という原子そのものが「H3」だの「O4」だのに変わったわけではなく「原子の振動数が変わったが為に、人間の目には見えなくなる」だけの話である。
それと同じで、高次元というのは、我々物質世界と振動数が異なる為に「目に見えない」だけの話である。ちなみに、我々三次元よりも「下の次元はない」。最も、次元の最低レベルである。

【宇宙人の地球来訪について】

・宇宙人達は、まず自分達と同じ次元にあたる5次元(※解説 ここでは仮に5次元と呼んでいますが、次元は何層にも分かれている為、実際に何次元にあたるのかは浅川氏にも分からないそうです)であるフォーカス35を創り、その後「転生の準備」を整えられる「フォーカス27」で居住区を創った。その居住区を各々がメインとして、地球に転生するようになった。そうなったのも、彼らが「地球の古代生命体に遺伝子操作を加えた」からである。(※解説 ここで浅川氏は、古代生命体が何であるかを明かしませんでした。
・宇宙人が地球に到着した当時、太陽系は「2つの太陽(太陽と木星の二重連星)」があった。本来、宇宙ではこうした太陽が二つある連星系の方が一般的で、ここ太陽系のようにひとつであることの方が異例である(これは天文学的にも証明されているそうです)。
・太陽が二つあった時代は、まだ地球に生命がいなかった。しかし、木星が退化し(別の言い方としては、惑星として新たに参入し)、太陽がひとつだけになってから、地球にようやく生命が誕生した。
・当初は単細胞生物しかいなかった地球に、永い歳月をかけて、古代生命体が誕生した。その古代生命体に宇宙人達は遺伝子を加え、自分達に似せて人類を誕生させた(※解説 これは、旧約聖書の冒頭にも書かれています。「神は、自分に似せてアダムを創った」と)。

【進化論における、驚くべき真実】

・学問の世界では「猿が人間に進化した」と信じられているが、「猿が人間に進化したわけではない(※解説 これは、スウェデンボルグもシュタイナーも、同じことを言っています)」。猿や類人猿は「宇宙人が人間を創ろうとした際の、失敗作」なのである。その他、世界各地で「幻の生物」と言われているものの多くも、そうした失敗作の一種である。
・人間が猿と決定的に違うのは、「感情の有無」である。確かに猿は、子供を亡くしたりすれば涙を流すし、怒ったりもする。しかし、それは犬や猫とさほど大差はない。美しいものを見て感動する心も、また、自己犠牲をして命を投げ出す存在に揺れ動かされる心も、猿は「持っていない」からだ。
・ダーウィンは、実際には「進化論」を書いていない。ガラパゴス諸島で進化形態を一番最初に発見したのは、ラッセル・オーエルズ(耳で聞きとった記憶故、正式名称は不明瞭)である。ラッセルはダーウィンに自分の発見を伝えたが、まさかダーウィンがその論文を自分のものとして発表しているとは、まったく知らなかった。イギリスに帰ってからそれを初めて知った彼だったが、ダーウィンの方がラッセルよりも遙かに地位が高く(※解説 ダーウィンの祖父は、陶器ブランドで有名なウェッジウッドの創始者)、従わざるを得なかったからだ。
・しかし、ラッセルの方がダーウィンよりも遙かに霊的進化を遂げていた為、自分の業績をダーウィンに心から譲った。
・実際人間は、類人猿から進化したのではなく、「古代生命体への遺伝子操作」によって誕生している。進化論は、間違いだ。

【高次元にいた存在が、三次元に生まれることを望んだ理由は?】

・三次元の方が、遙かに勉強になるからである。そう辿れば、地球人類は最初から「高次元から来ている」のであって、高次元を敬う必要もなければ畏まる必要もない。
・守護霊は「自分の分身」である。祖父や肉親が守護霊になることはあり得ない。だから、守護霊に畏怖を感じる必要はない。みな誰でも、朝起きて自分の鏡を見た瞬間、畏怖を感じて土下座する必要がないのと同じである。
・次元に三次元より低い世界はない。高次元の存在が三次元まで降りてきた理由は「三次元でしか学べないものがあるから」である。
・三次元は「哀しみと苦しみの集積場」である。喜びからも人は学べるが、苦しみや哀しみ以上の学びは「ない」。我々はそれを目的に生まれてきたにも関わらず、その目的(成長しようとして生まれてきた目的)を忘れてしまうから、哀しみや苦しみを前に皆くじけてしまう。
・苦しみや哀しみを前に人は「神に祈りを捧げる」が、本当に次元の高い神は「人から苦しみを除かない」。何故なら、苦しみが成長に繋がることを知っているからである。苦しみを除いてしまう神は「レベルの低い神」でしかない。そんな神は人の願いを叶えた代わりに「見返りを要求」する。神社仏閣を建てろだの、供物を捧げろといった類のことを。実際に次元が高い神は、見返りなど要求しない。

【「魂を成長させる」というのは、具体的にどういうこと?】

・魂はもともと「○(※解説 講演の中では丸と言っていましたが、おそらく球体のことでしょう)」である。この○の成長(円を大きくさせること)こそが「転生する理由」である。
・しかし、無理に大きく成長させようとすると、中の層に「ひずみ」が生じる。要するに、成長と同時に「ひずみ」も生じてしまうのだ。この集積こそが「カルマ」である。だから魂は、「カルマの解消(ひずみの修復)」の為に転生を繰り返すのである。
・ひとつのカルマが解消されたからといって、成長が完結するわけではない。そのカルマを解消させている最中に「別のカルマを生じさせる可能性」もあるからだ。だからこそ、人は何百、何千、何万と転生を繰り返さなければならないのである。
・この「ひずみ」は、フォーカス27に戻ったところで修復されることはなく、「三次元でしか、修復出来ない」のである。その為に、魂は三次元に転生する以外ないのである。

【転生に応じた文明の衰退】

・しかし、文明が繁栄、衰退を繰り返していくうちに、魂のレベルそのものが下がってしまった。古代の人のような霊的感受性は薄れ、文明主義となってしまった。
・魂のレベル低下に応じて、地上にいられる時間も非常に短くなってしまった。かつては何百歳まで寿命があったから、地上生活で反省し、人生を練り直す機会があった。人生の時間が短くなってしまったが為に、魂は「一回の転生で、ひずみの修復が間に合わなくなってしまった」。その為に生み出されたのが「分魂(ぶんこん)」である。

【分魂とは?】

・分魂というのは、「自分の分身を多数生み出すことにより、学びをいっぺんに習得しようという試み」のことである。
・フォーカス35の階層から移行させる際、複数の分身を誕生させるのが「分魂」のシステムである。例えば、フォーカス35にいたAという魂が、フォーカス27に転生する際、図のように「A1からA5」に分かれて誕生する。A1からA5に分かれた魂はそれぞれに三次元で学びを経て、再びフォーカス35に戻れば、A単体が転生するよりもその学びの深さは「5倍」になっている、というワケである。
・しかし、分魂が必ずしも一律に「魂の成長」を経るかと言えば、そうではない。必ずしもすべての魂が「フォーカス27(霊界)」に戻るわけではなく、「フォーカス23~26の階層」で彷徨ってしまう場合もある。また逆に、学びを終えてフォーカス35(転生が不要となるレベル)にまで戻れるケースもある。このように、同じAでも「それぞれの分魂によって、学びの度合いが異なる」のである。

【フォーカス23~26は、何故出来たのか】

・もともとはフォーカス35とフォーカス27しかなかったはずなのに、人類が転生を繰り返す中で「フォーカス23~26」が出来てしまった。それは具体的にどういうことかと言えば、「人間の生みだした信念体系」である。
・信念体系とは、いわゆる「人間の思い込み」によって創られた世界だ。いわゆる「宗教観」で出来た世界である。
・例えば「阿弥陀仏を唱えれば極楽浄土に行ける」と信じていた人は、そうした人々の魂が集まるところが「極楽浄土」だと思ってしまう。イスラム教も、キリスト教も同じことである。また、学問の世界において「神はいない」と思っていた人達もその価値体系に集まり、ただ机上の空論を論じ合っていただけの哲学者達も、同じところに集まる。こうした人々はみな、フォーカス23~26の間に彷徨っている(※解説 いわゆる幽界や地獄界もここに含まれると、個人的には考えています)。
・その中でも一番低層な「フォーカス23」は、非常に三次元(地上界)に近い。自分が死んだことを理解していない人々が集まる階層である。そこでは未だに戦争を繰り返している人達も、大勢いる。

【現在、霊界の一部が「消えかかっている」!?】

・しかし、こうしたフォーカス23~26の世界が「消えかかっている」という。理由は「地球が次元上昇しつつあるから」である。そもそもフォーカス27や35でさえも「地球の転生を目的」として創られた為、地球そのものが三次元ではなく五次元に移動してしまったら、フォーカス27や35の存在意義さえなくなるからである。地球が5次元に移行すれば、高次元の宇宙生命体はそのままの体で転生出来るのであるし、住むことも出来る。

【マウリッツオ・カヴァーロ氏の説】

・マウリッツオ・カヴァーロ氏の言葉が、これらのアセンションを裏付けている。彼は、現存するコンタクターの中でも27年間高次元生命体であるクラリオン星人とコンタクトし続け、今も尚コンタクトしている唯一の人物である。肉体を持ったまま宇宙船に乗り込み、実際に他惑星を見てきている。この体験談に勝るものはない。
・マウリッツオ・カヴァーロ氏の著作本が2月に徳間書店から、また、対談本は4月から出版される(両者すでに出版済み。以下、参考文献参照。)が、精神世界に興味を持ちながらにしてこの二冊を読んでもまだ真理が会得出来ないようであれば、もうその人は「救えない」。そうした人々は次元上昇が出来ず、木星などの退化した世界に戻ることになる(カヴァロ氏の話によれば、木星には振動数の違う生命体がいて、それはまだ原始的な生活を送っているそうです)。

【2009年はどんな年になるか】

・おそらく、天変地異や感染ウィルスなどの類の大きな事件は起こらないだろう。何故なら、2009年いっぱいまで「ラストチャンス」が与えられているからである。
・地球人類の育成に関わってきた銀河系内四種の異星人達は、出来る限りアセンションを引き延ばして、ひとりでも多くの人類を救おうとしている。しかし、銀河系星外から来た異星人達は「そんな悠長なことを言っている間に、地球が滅んでしまう」ことを憂慮しており、一刻も早いアセンションを望んでいる。前者が穏健派であり、後者が急進派であるが、クラリオン星人は後者に該当する。
・クラリオン星人は、地球そのものがなくなることを心配している。現在、銀河系の中心から強力なエネルギーが地球に注がれているが、地球がアセンションするよりも前にそのエネルギーが注がれなくなる可能性もあって、そうなると地球は滅んでしまうことを懸念しているのである。
・銀河系から注がれているエネルギー(生命力)は、現在「放物線」を描くように「急激に増大している」。そのエネルギーは人間の善意にも働きかけるが、強い力が注がれる分、闇の部分も表面化される。現在起こっている金融不安などは、そうした影響を受けている。これがいわゆる、カタスロフィー(異変)である。その為、未曾有の経済危機となったのだ。
・こうしたエネルギーが注がれなくなれば、地球の生命そのものがなくなってしまう。クラリオン星人達は、そのことを警告しに来ているのだ。「待つのは決して、ベストな姿勢ではない」、それがクラリオン星人達の意見である。
・こうした穏健派と急進派が会合を持ち、その結果「2009年まで待とう」ということが合意された。その為、「2009年が、覚醒に至る最期の年」となるのである。だからこそ、2009年に何百万単位の人が亡くなるような災害は起こらないだろうと、予測される。

【具体的に、次元上昇に向けてどのようなことが起こるのか】

・天変地異の中で最も甚大な被害となるのは「彗星によるもの」。彗星衝突によって、ポールシフト(地軸移転)が起こる可能性が高い(しかしこれは、最終段階)。
・2009年にはそうした天変地異ではなく、「経済崩壊によって派生した諸問題」が起こる可能性が高い。

【経済崩壊について】

・今起きている経済崩壊は、無意味に起きているわけではない。アメリカの官僚のひとりが「数百年に一度の金融不安」と言ったが、実際は歴史的に起こったことなど一度もない。おそらく、一千万年に一度も起こらない崩壊であろう。
・すなわち、これだけの景気低迷はもう二度と「上がることがない」のである。
・自然に起きた経済崩壊ではなく、「人類における経済システム(お金を使うシステム)」そのものが崩壊しようとしているのだ。
・経済基盤が変わるまでの間、我々が想像を絶するような事態が、次から次へと起こるだろう。

【具体的に、どんな経済崩壊が起こるか】

・まず、今年の年末に株が大暴落するだろう。これから起ころうとしている経済崩壊は、皆さん(受講生)が想像するよりも「2桁は違うレベル」だと思った方がいい。
・派遣切りどころか、正社員の給料も4分の1はカットされるような事態となるだろう。
・世界のトヨタだって、今は2兆6千億円の損失である。アメリカのクライスラー社やGMも、事実上倒産している。こうした会社の赤字は、増えることはあっても減ることはない。アメリカの経済は、100%崩壊する。
・銀行も軒並みダウンするだろう。
・今回の金融現象は「(次元上昇に向けての)天から与えられた試練」なので、まず持ちこたえることは不可能。
・株式市場は終値と月末期に必ず調整される仕組みとなっている。だから、最近の市場は「落ち着いている」かのように見えているが、実際にそのバランスとして使われているのが「年金資金」なのである。
・年金システムは、すでに完全に崩壊している。受け取れるのは現在老人の世代だけで、それ以降の人々はまず「受け取れない」と思った方がいいだろう。受け取るのが70だの80からだの言ってる前に、地球がアセンションしちゃって、なくなってるから(笑)。
・日本とアメリカの経済事情は、すでに「一体化」してしまっている。

【一斉に消えた蜂】

・食料と言えば、ここ最近「蜂蜜」も減少傾向にある。何故なら、アメリカで何百万匹という蜂が一斉消滅したからである。こうした現象は、あちこちで起こっている。蜂はカルマがない分、人類より一足先にアセンションしてしまったのだろう。そうでなければ、何百万匹の死骸もなく蜂が一斉に消えたことを、説明出来ない。
・反対に、カルマが遅い人類はアセンションが遅くなる傾向にある。地球がアセンションした際、カルマが消化しきれていない魂は消滅せざるを得なくなる(フォーカス27以下が消滅する為)が、元大統領のブッシュはその典型例である。ブッシュの中には6人の霊が入っていて、カルマを重くしているのである(マウリッツオ・カヴァーロ説)。

【その他の災害】

・経済崩壊以外に考えられる人類への打撃は「ウィルス感染」である。2010~2011年にかけて、それは起こるだろう。これはかなり深刻である。
・昨今のインフルエンザでも、タミフルが効かないものが出てきている。この「Aソ連型ウィルス」は、去年ノルウェーで初めて発生したものだ。もともと「耐性」があったAソ連型に感染力が加わったのが、今のインフルエンザである。
・もともとウィルスには「①耐性」「②感染力」「③致死力」の威力がある。人はもともと「耐性」のウィルスには罹りやすいが、そのウィルスに感染力がなければ、さほど広がらない。しかし、その耐性に感染力が加わって日本中に蔓延しているのが、今のインフルエンザなのである。これは、怖れていた序章の始まりに過ぎない。
・1957年、スペイン風邪に別の菌が加わることで、「アジア風邪」が発生した。1968年にはアジア風邪と他の菌が加わり、「香港風邪」となった。香港風邪で、当時何万という人が死んだのである。
・③の「致死力」が強い「H5N1C型(鳥インフルエンザ)」では罹ったうちの62%が死に至る。もしもこれに「感染力」が加わったら――もう太刀打ち出来ない。
・しかし、こうしたウィルスは「人為的に作られている可能性」もある。何故なら、AIDSも「人為的に作られた」からである。あれは、人口削減の目的の為に作られた。

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 如何だったでしょうか?
 私的には俄に受け入れがたいものも一部ありましたが(ウィルス拡大被害など……あり得そうと思いつつ、どうなのかなと)、それでも、今回の講演会がアセンションへの確信へと繋がったのは確かです。
 アセンションは「起こるだの、起こらないだのというレベルの話をしている場合ではなく、『私達ひとりひとりが意識改革をして、起こさなければならないのだ』」ということを、今回の講演会で一番実感しました。すなわち、ただ次元上昇するのをぼんやり待っているのではなく「地球が上昇出来る為の活動を、ひとりひとりが起こさなければならない時期に差し掛かっている」という意味でです。
 どんな一歩でもいいから、より地球や全体の調和を意識した歩みを、私達は始めなければならない――そう私は確信しています。(2009年1月31日記)


【関連記事】
浅川嘉富氏講演会「エジプト文明の謎を解く(1)」
浅川嘉富氏講演会「四つの窓から眺めたアセンション」 

【浅川嘉富氏・サイト】
http://www.y-asakawa.com/
◆今後の講演会予定◆
札幌講演会  霊性の目覚め(11月1日)
沖縄講演会  2012年アセンション 最後の真実(11月8日)
名古屋講演会 マチュピチュの謎(11月14日)
大阪講演会  人間死んだらどうなるの(11月15日)

※多くの方に、アセンション・ブームとしてではなく「真剣な目で地球人類の進化」に意識を向けて欲しいと願っています。ひとりでも多くの方に読んで頂けるよう、以下のクリックにご協力をお願いいたします。
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【参考文献】
超次元スターピープルの叡智 クラリオンからの伝言 (超知ライブラリー 42)超次元スターピープルの叡智 クラリオンからの伝言 (超知ライブラリー 42)
(2009/04/27)
マオリッツオ カヴァーロ浅川嘉富

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超次元の扉―クラリオン星人にさらわれた私 (超知ライブラリー)超次元の扉―クラリオン星人にさらわれた私 (超知ライブラリー)
(2009/02/26)
マオリッツオ・カヴァーロ

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人類と生命の起源

 先日、浅川嘉富氏の講演会紹介の中で「先史文明やオーパーツとされるものに焦点を宛てない限り、アセンションの本当の意義を理解することは出来ない」ということを書きました。
 そして、私自身も「世界情勢、社会情勢を理解することがまた同じように必要である」旨触れましたが、それともうひとつ「人間が進化するにおいて必要な知恵」のひとつとして「人類の起源を知ること」が含まれる――そう実感しています。

 私達人類は、一体どこから来て、どこに還るのでしょうか?
 還るべき場所。それが、アセンションに関わることなのであれば、その起源を探ることもまた同様に「必要なことなのではないか」と、私には思えるのです。

 私達の多くは、学校で「ダーウィンの進化論」を学び、「人間は猿から進化したのだ」と信じて生きて来ました。尾てい骨は「猿の尻尾が退化したもの」だと教わり、嘘かホントか分からないままに「ああ、そうなんだねぇ」で納得して終わりでした。(でも、今にして思えば尾てい骨って「すっごい大切な部位」なんですよね……。退化したものであるならば、そこにそんなに重要な意味ってないような気がする。そもそも、猿の尻尾も尾てい骨から伸びてるわけじゃないと思うのだが――思いっきり、騙されているような??)
 しかし、浅川嘉富氏の9月講演会「四つの窓から眺めたアセンション」の中で、「もし猿から人類が進化したというのであれば、猿がどこかで人間の赤ちゃんを産んだという話があっても良さそうなのに、そんな話はひとつも聞かない。猿は美しい自然を見て感動することもなければ、善意や善行に涙することもない。そうである以上、猿は永遠に『猿のまま』でしかないし、猿と人間はかけ離れた存在としかいいようがない」という話がありました。

 確かに、それは理に適っている――そう思います。事実、ダーウィンの進化論に一時期深く傾倒したルドルフ・シュタイナーも、後に反論を唱えています(あの時代((1900年代初期))にそれが出来たというのは、すごいことです)。やっぱり、ダーウィンの進化論をそのまま真説として受け入れてしまうには「無理があるのだろう」と、私にはそう思えてならないのです。

 だとしたら、人間は一体、どこから来たのでしょう?

 ちなみに――。
 最近のスピリチュアル分野で良く言われていることは、「宇宙人の遺伝子操作」という説です。
 これは、(昨日記事にした)リー・キャロル氏も、クライオンの「Q&A」にて触れています。「人類のDNAは、その他の宇宙生命体との『混合』によって生じている(原文:Your Human DNA is a combination of Human evolution and a mixture from another star system (Pleadian).)」というように。
 また、UFOコンタクターであるマオリッツオ・カヴァーロ氏も同じことを言っています。
 ただし、彼の場合はさらにスゴくて、「翼竜をDNA操作した」というのだからびっくらおったまげです(笑)。←ちなみに、世界のどこにでも「龍神信仰」ってありますよね? 日本の龍の場合は翼のないタイプですが、西洋のドラゴンはみんな翼があります。こうした「翼竜から人類が派生した」という考え方は、ある意味「ドラゴン神話」の裏付けでもあるような印象を受けました。「奇抜すぎる」というだけで、彼の意見を退けることの出来ない直感を、私は感じずにいられません。

 数ヶ月前、私はイタリアの新聞が「人類の進化の過程にエイリアンの要素がある」と報じていたのをチラ見しました。「ほぉ~」っとその時は流し読み程度だったのですが、後日、エハン・デラヴィ氏の本を読んでいた際にその内容が詳しく書かれたものがあったので、以下、転載します。

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――人類の進化の過程にエイリアンの要素が確実にあると報じたイタリアの新聞記事があります。見出しは、「テキサス大学のある研究者が『エイリアンの侵略を証明するものが少なくとも遺伝子レベルでは存在する』」(中略)
「セドリック・フェシェット博士の研究グループは、数種類のほ乳類と爬虫類のゲノムに、通常の遺伝メカニズムでは伝達されることのない、遺伝子の水平伝播による異質な遺伝物質を特定した。
 遺伝子の水平伝播とは、ウィルスで見られるような、宿主のゲノム内部に外来性の遺伝要素が侵入する現象で、原核生物の進化過程では頻発するが、真核生物では珍しい。しかし、アーリントン校の研究者たちは、ネズミやオポッサム、コウモリ、さらにはほ乳類や爬虫類のDNAに正常な遺伝メカニズムでは伝達できない塩基配列を発見した。
 研究者たちは、この異常な配列をスペースインベーダースピン(宇宙の侵略者)と命名し、その奇妙な起源を強調した。これは哺乳類で初めて確認された水平伝播で、1500万年前から4600万年前の間に遺伝子の取り込みがされたのではないかと見られている。遺伝子の宇宙侵略者、スペースインベーダースピンは、DNAに塩基を挿入しただけでなく、染色体の構造に特定の変化を促し、進化の発展をサポートしたのであろうというのが研究者達の見解だ」

【超入門アセンション&2012】 71~72ページより転載/エハン・デラヴィ 徳間書店5次元文庫(参考文献以下掲載)
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 これだけ言われても、「なんのこっちゃ?」って感じですよね(笑)。
 噛み砕いて説明しますと、「真核生物」というのは「細胞の中に『細胞核』を有する生物」のことです。私達人類などは、そうした「細胞核」があるのを中学の生物――だったか、高校の生物だったかは忘れましたが、いずれにせよ習いましたよね。
 そして、「原核生物」というのは「細胞核のない生物」のことで、いわゆる「細菌」と同義語とされていました(が、今調べたところによると、その細菌もまた多岐に渡っているようですが、ここでは保留。とりあえず、ここでは「真核生物は細胞核があり、多細胞生物的なもの」「原核生物は細胞核がなく、細菌など繁殖するもの」というイメージでお考えください)。

 そして、この記事の中では「真核生物(細胞核のある生物)では想定出来ない塩基配列がある」ということで、これが「宇宙人が忍ばせたものじゃないか」とされていて、この「インベーダースピン」が進化の発展をサポートしたのかもしれない、ということが書かれています。

 10年前では、信じられないような記事内容ですが――これって、聖書に「決して矛盾していない」のが面白いところですよね。「生命はすべて、神が造った」という文言が、科学的なリアル性を伴いつつあるわけですから。
 聖書では「人間は、神に似せて造られた」とされています。その「神」の部分に「宇宙人」を当てはめても何らおかしくないのだから面白いものです。

 カヴァーロ氏は、クラリオン星人から「地球上の生命ほとんどは、宇宙の他に存在する生命からの移植だ」と言っていました。すなわち、地球のオリジナルはほとんどなくて、例えそれが地球上における進化の過程であったとしても「そのきっかけを持ち込んだのは、宇宙生命体だ」というのです。この記事を読むと、改めてカヴァーロ氏の発言は「あながち否定出来ないよなぁ」と頷いてしまいます。

 今まで「黒」だったものが、突如「白」になることは、科学的にも歴史的にも何らおかしなことではありません。それは、私達は「天動説」から「地動説」になったという歴史、および「空を飛ぶのは鳥だけだ」という概念を、ライト兄弟が覆したのでも実感しています。
 だからこそ、本当に人類の起源、生命の起源が「地球以外のものから派生している」という事実が、いつしか真説になることだって否定は出来ません。こうした時代のさなかにいる我達達にとって必要な姿勢は、「直感が受け入れる新たな可能性を頭から否定せず、出来る限りの考察と整合性を求めることにあるのではないか」、そう思えるのです。

 ちなみに、エハン氏は上記紹介した本の中で面白いことに言及しています。

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 チンパンジーは、道具を使えるなど、人間に非常に近いことができ、最近ではある動物園にいるチンパンジーが、2~3週間前から計画して、人間が気づかないうちに準備万端に整えて、石をボーンと投げたことが、確認されています。ダーウィン論者は「チンパンジーは人間に一番近い親戚で、人間とほぼ変わらない。99.何%のDNAが同じ。人間は進化したチンパンジーです」と誇らしげに言うわけですが、DNAが1%違えば、飛行機と馬車ぐらいの違いです。
 確かに、人間とチンパンジーはよく似ています。両方とも哺乳類で、手足は2本ずつ、よく似た行動をし、DNAはほぼ同じ。でも、人間と霊長類には大きな違いがいくつかあり、最大の違いは言語でしょう。
 生物にはDNAがあります。DNAが固まって1つのインフォメーション・パッケージのようなものが染色体です。
 人間には23対、46本の染色体があります。対なのは、父親と母親からそれぞれ染色体を受け継ぐからです。23対のうち22対は常染色体です。23対目はXX(女)かXY(男)の性染色体です。これらの染色体はみんなプロテインだけれども、それぞれ働きが違います。ある染色体は脳みそをつくり、別の染色体はちょっと違う仕事をします。
 一方、チンパンジーの染色体の数は、24体、48本です。染色体がDNAの情報パッケージだとすれば、チンパンジーの方が人間より情報量が多く、進化しているはずです。それが1つのパズルです。このパズルは、生物学者がいろいろ論じていますが、まだ解明されていません。

【超入門アセンション&2012】 71より転載/エハン・デラヴィ 徳間書店5次元文庫

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 カヴァーロ氏は、「チンパンジーは人間の先祖ではなく、『人間を造ろうとする仮定において出た失敗作』だ」と言っています。
 なるほど――仮に「失敗作」だとしたら、何故染色体が24本あるにも関わらず、人間とチンパンジーの間に「絶妙な差」が生じたのかがわからなくもありません。要は、染色体そのものが必ずしも「人間の思考力や進化に影響を与えるわけではなかった」のではないか、と。
 だからこそ、当初はそこに着眼していて実験したにも関わらず意外なことにそちらは失敗作となってしまい、本来であればそこを一個欠けさせた人類の方が発展したのかもしれません。

 いや。
 もしかしたら、「不完全である者こそ、完全体を目指す為に進化を遂げようとする」のかもしれませんね。だとしたら、この「染色体1個の差」というのは、人間にとって大きな鍵となる可能性も大です。

 人類の起源を探るには、様々な要素が複雑に折り重なってくるのを感じます。同時に、私達がいかにして際どい可能性と確率の中でこうして存在しているのか、も。
 ある意味、こうした生命の神秘を紐解かずにして、霊性の背景を理解することも不可能なのかもしれません。「超感覚的世界の認識を得るには、目の前の生命(自然科学)を徹底して把握することだ」というシュタイナーの見解は、至極理解出来る昨今です。
 
【関連記事】
浅川嘉富氏講演会「エジプト文明の謎を解く①」
浅川嘉富氏講演会「四つの窓から眺めたアセンション」
アセンション後・物質の構造について 


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【参考文献】
超入門アセンション&2012 (5次元文庫)超入門アセンション&2012 (5次元文庫)
(2009/07/08)
エハン デラヴィ

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「神との対話」と「クライオン」の関連性

 昨今、篠崎の心を鷲掴みにして虜にしている目標があります。
 それが「いかにして、高次システムを三次元に適応させるか」ということ。
 自分でも笑っちゃうぐらい、大胆不敵な発想です(苦笑)。しかし、体外離脱を繰り返し高次元との往き来を繰り返してきた中で「もしかして、不可能ではないんじゃないか」そう思い始めたのです。
 どんな事業も、最初の一歩は困難です。でも、その一歩を「勇気をもって」踏み出してしまえさえすれば――後は宇宙が導いてくれるものなのかもしれない。そんな気がするのです。

 ここでも何度か繰り返し申しましたように、高次元と三次元における差は「ほんの僅か、数パーセントのもの」でした。しかし、その僅かな数パーセントが徹底的に大きな誤差を産み出し、三次元の諸問題を引き起こしている――私はそのように感じたのです。
 読者の方の中には、「あなたが見てきた次元を、どうやって高次元と証明することが出来る?」そう思われる方もいることでしょう。
 正直申しまして、私にもそれを証明する術はありません。それは、皆さんに「私が子供時代に体験してきたことを証明出来ない」のと、同じことです。過ぎ去ってしまった過去を、私が受けた生々しい体験と同様に分かち合うことは、無理に等しいから。
 ただ、ひとつだけ明確に言えること――それは、私が体外離脱によって行った先々の世界は「言葉に表現し尽くせない程、安定したバランスと調和に満ちていた」ということです。平易な言葉で現してしまうとすれば、それは「天国」とも言えるでしょう。心の底から「ああ! ここは天国だ――」そう実感できるところに行けるというのは、おそらく普通の夢でも「そうそうないだろう」そう思います。

 そうした「天国」とも思しき世界を見てきた中で、そこが面白い程秩序に守られていることを私は実感していました。最初はその違いを見ていることだけに興味を抱いていた私ですが、次第に「これを三次元に導入出来たら、世界の未来はもっと格段と素晴らしいものになるのではないか」と思うようになっていました。
 それ以来、私の心は「どうすれば、自分の見てきた高次元と三次元を紐付け出来るのか」ということでいっぱいになってしまっています。しかし、その差は一見僅かでありながらとても大きく、同時に私は、「私と同じような理想と理念を持っている人」を他に探す必要性を強く感じていました。それは「同じように体外離脱」することで、理想的な世界を垣間見てきた人でもいいし、或いは、チャネリングなどでそういう情報を得ている人でもいい。
 しかし、世のチャネリング情報はとかく曖昧模糊とした概念だけに囚われていて、明確な理論を構築しているものが少なすぎる印象を受けました。でも、きっと「皆無」なわけじゃない。少なくとも、シュタイナーやスウェデンボルグのように、霊的世界や霊的宇宙論として「理論的に説明出来た人達」がいるのだから、絶対に無理なわけじゃない――私はそう信じて、いろいろ情報を探っていました。

 そんな私にとって、麻日さんが伝えてくれた情報「クライオン」は、誠に興味深いものでした。(その出逢い自体も、何だか不思議な――まるでそれこそ「高次の計らい」によるものかと思える程のものでした。詳しい経緯については、麻日さんブログ「上の計らいはこうやって起こるんだ…という一つの例」にてご確認ください。)
 まだ翻訳本は途中までしか読めていないし、英語サイトの方もきちんと読み込んではいませんが、この中に「高次システムと三次システムにおける差」や「それを如何に活かすことが出来るか」のアイディアが詰まっているのではないか――そんな気が強くしている次第です。※英語サイトの「Q&A」については、少しずつ読み込みが進んでいます。いずれこのブログでも、ご紹介したいと思っています。

 麻日さんの日記でご確認して頂けた方はお分かりのように、ここでは「神との対話シリーズ」が対比されています。神との対話シリーズは、日本でもシリーズ本として多数翻訳されている本です。おそらく、すでにお読みになった方もいらっしゃるのではないでしょうか(以下、参考文献参照)。

 「神との対話シリーズ」というのは、1992年、人生に行き詰まった「ニール・D・ウォルシュ」が心の憤りを執筆していた際、突如自動書記のように書き始めた内容を集めたものです。最初の「神との対話」はサンマーク出版より文庫として「1~3」まで出版されていますが、2・3に進むほど、社会情勢や国際情勢とも絡んできます。1はむしろ個人的内容なので、まず個人の問題と向き合いたい方は「1」から入るのをお薦めします。
 「クライオン」も非常に似た形式となっています。
 しかし、神との対話が「ニール 対 神(高次体)」の対談形式になっているのに反して、クライオンは完全に「一人称」で進んでいきます。(英語版がそうなのかは、定かではありません。近々、取り寄せる予定です。)

 私がこの両者に着眼した一番の理由は、「筆記し始めたのが、それぞれ同時期である」ということです。
 クライオンのチャネラーであるリー・キャロル氏は1989年からで、ニール・D・ウォルシュ氏は1992年。
 その差は「約3年」です。

 リー・キャロル氏は、クライオンからのメッセージとしてこのように述べています。
「1989年に、人類は自ら地球の運命を変えた」
 私はこの言葉に、戦慄が走りました。私が「時代が変わった基軸」と実感しているのが、まさしく1989年だったからです。
 1989年。これがどれほど激動の時代だったか――是非思い出してみてください。そして、「神との対話シリーズ」をニール氏が書き始めるまでのこの「3年」という期間が、どれほど世界が揺れ動いた時期だったかを以下列挙します。

【1989年】
・1月  昭和天皇崩御。平成元年がスタートする(日本)
      ※これは日本にとって、とても大きい出来事です。
       激動の時代と言える「昭和」が終わった瞬間ですから。
・6月  天安門事件(中国)
・11月 ベルリンの壁崩壊(ドイツ)
・12月 ルーマニア独裁政権崩壊(ルーマニア)

【1990年】
・2月  初の南アフリカ黒人大統領となるネルソン・マンデラの解放(南アフリカ)
・3月  ゴルバチョフがソ連大統領就任。ペレストロイカのスタート(ソ連)

【1991年】
・1月  湾岸戦争勃発(イラク)
・11月 バブル崩壊(日本)
・12月 ソ連崩壊(ソ連)


 この「3年間」で、世界はガラッと変貌を遂げました。
 少なくとも「冷戦」という言葉を聞き慣れてしまっていた世代にとっては、「ソ連の崩壊」というのはとても大きなものだったと思います。これはどんなに歴史の教科書で暗記事項として学んだところで、「リアルタイムに、それを実感した人」とでは雲泥の差だと思います。それほどまでに、ソ連の影響力、社会主義国家・共産主義国家の影響力は大きく、同時に、それが「崩壊した」ということそのものに深い意味を感じずにいられないのです(こういう背景を知る意味でも、スピリチュアリストと名乗る以上は世界情勢、歴史に精通していた方がいい――私は常々、そう思います)。

 リー・キャロル氏とニール氏におけるそれぞれの著作内容は、方式、語り口調が異なるものの「似通っている」という印象を私は受けています。また、リー・キャロル氏が1989年という「時代の幕開け」からチャネルがスタートしたのに対し、ニール氏は1992年という「時代の変貌が一区切りついた時」からチャネルがスタートしているというのは、実に面白いですよね。
 リー・キャロル氏は、クライオンのメッセージとして、「地球磁場の調整として、2000年を目標にしている(チャネル当時は1992年)」という言葉を受けていますが、これもまた非常に興味深いです。何故なら、2001年に9.11が起こり、そこから再び、世界が「まったく新たな時代」に突入しているからです。

 世界情勢や社会情勢と、スピリチュアルな背景。
 これは絶対に「切り離せないもの」なのです。
 かつて霊性を求めた人達が「俗世を断つ」という言葉を使っていたが為に、未だに「本当に霊性を研ぎ澄ます為には、世間との関わりを断たなければならない」という変な誤解が生じています。
 しかし、もうそうした偏見は解き放つべきだと、そう思います。
 何故なら、仮にこの時代「霊性を研ぎ澄ます為」だけの目的であったら――わざわざこんな激動期を狙って「生まれ変わる必要性がないから」です。こうした時代を選んでいるということは、「必ずそこに、意味があるはず」なのです。
 むしろ、自分の霊性云々ではなく、世界全体の動き、あわよくば「地球規模での動き」というものを、私達は感じ取る必要性があるのではないだろうか――そんなふうに感じる昨今です。
 その証拠に、ニール氏もリー氏も、二人とも「普通の人」です。ニール氏はもともと、精神世界やニューエイジ(スピリチュアル)に興味のあった人ですが、リー・キャロル氏はエンジニアで、「ニューエイジなんて、絶対に自分は関わることがないだろう」、そう思っていた程の人です。
 こうした「社会の俗世にまみれながら生きていた人達」こそが、世界全体を見渡すようなチャネリングをしている――というのは誠に興味深い事実です。

 今や、時代は瞬く間に変貌を遂げる時代となりました。1989年までのゆったりした時の流れは急激に変わり、今ではたった1年の間で紛争や暴動が起き、ウィルスの蔓延、災害が起きている始末。
 これはすでに、私達が「激動の渦中」に入っていることの証明のような気がしてなりません。
 世界の全体像を見つめつつ、霊的背景や高次が求めているものを実感していくことで、自ずと私が目指している「高次と三次の差違」を探し出すことが出来るかもしれない――そのように思う今日この頃です。

【関連記事】
【コラボ連載】宇宙生命体クライオン 

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(2002/06)
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クライオン〈1〉終末の時―内なる平和のための新たな情報クライオン〈1〉終末の時―内なる平和のための新たな情報
(2000/10/10)
リー キャロル

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浅川嘉富氏講演会「エジプト文明の謎を解く(1)」

 昨日10月3日は、浅川嘉富さんの講演会でした。今回のテーマは「エジプト文明の謎を解く」。
 これを聞いて、「あれ? 浅川さんって、アセンションの本出してる人だよね。何で、エジプト文明の講演会を開くの?」そう疑問に思う方もいるかもしれません。

 でも、アセンションが本来「人類全体規模のもの」であることを思えば、決して無関係でないことを実感頂けるはずです。
 今ある文明が「地球に一度きりの、文明ではない」というのは、多くの伝承や書物でも書かれています。ルドルフ・シュタイナーも「現在は地球紀(土星紀から数えて四番目)の第六文化期(※シュタイナー生存時は第五文化期末)にある」と言っているように、人類は幾たびもの発展と衰退を繰り返している――そう告げている人達は少なからずいます。
 そうである以上、私達は「本当の人類の歴史」を知らずして、どうやってアセンションが出来るというのでしょうか? 
 私が「世界の現状」を知らずして、霊性の向上はなし得ないと考えているのと同じように、浅川氏は「先史文明の本来の姿を探究せずして、アセンションは起こり得ない」そういう立場にいらっしゃる方です。ここでも良く言う「目に見えるものを疑え」という姿勢――それはまずこうした「オーパーツ」を元に掘り下げていくべきものなのではないかと、私はそのように考えています。

 今回は「エジプト文明の謎を解く」ということで「1回目」でしたので、「建造の謎」について焦点をあてた内容でした。次回はいよいよ、「誰が」「何の目的で」造られたのか――そこに触れていくことと思われます。本題はむしろ次の講演会に委ねられている印象を受けますが、まずは今回「建造の謎」について、以下箇条書きにまとめて行きたいと思っています。

――以下、講演内容を列挙します――

【エジプト文明の謎(1)】

・先史文明とアセンションは決して無関係ではない。歴史、先史文明(ホピ族の予言では4回とされている)の関連性を理解することは、アセンションの意味を理解する意味でも重要な要素である。アセンションの根拠となる軸を探る意味でも、先史文明を知ることには重要な意義がある。

・エジプトにある「三大ピラミッド」を「いつ」「誰が」「何の為に」「どうやって」造ったのかに焦点を当てていく。

<参考資料>
ウィキペディア:三大ピラミッド画像
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:All_Gizah_Pyramids.jpg

・三大ピラミッドは一番大きなものが「クフ王」のものとされており、第二ピラミッドが「カフラー王」。そして「メンカウラー王」のピラミッドは、前者のピラミッドに比べて幾分小さなものとなっている。
また、メンカウラー王のピラミッドの前には「三つの付属ピラミッド」がある。(それよりも大きいピラミッドが崩れていないにも関わらず、付属ピラミッドが崩れかかっているのに要注意。※上記URL先の画像参照)

・三大ピラミッドには、それぞれ秘密が隠されている。(昨今は「すでにピラミッドのことは判明した」とする学者も多いが、実際にはまだ隠された謎は現存している。※以下、その理由列挙していく)

【建造に関する謎】

・大ピラミッドは、1個の石が「2.5t」程の重量がある。それが何百万と積み重なっているのだ。それを人力で運ぶには、どんな説を展開したところで無理がある。

・従来の説は「スロープ方式(傾斜を造り、石を運ぶ)」であった。しかし、スロープで上げるにしてもそれには「傾斜の比率」が必要であり、現代土木工学説によれば「10:1」の比率は最低でも必要、とのこと。だとすれば、100mの石を上げるには、1000m(1km)のスロープが必要ということになってしまうのである。そうすると、147mの高さまで石を上げるには、1470m(約1.5km)のスロープが必要となってしまい、ギザ台地からそこまでのスロープを引くとなると必然的にナイル川まで入ってしまうこととなる。(※しかし、他説によれば「10:1」でも困難で「10:0.5」の比率が必要という説もある。)

・また、スロープは「砂と日干煉瓦」で造ったと言われているが、これで運べる石の重さは20tがせいぜいである。だが、ピラミッド中央に設置されている王の間、女王の間にある花崗岩は重さが「60~80t」なので、到底運ぶには無理があるのだ。
仮に花崗岩をスロープで運ぶとすれば、「石灰岩」を使う必要があるだろう。しかしそうすると、その石灰岩をスロープに造る為の「スロープ」もまた必要となってしまい、証明のルーチンにはまってしまう。

・また、昨今では「ナイル川が氾濫した際、石切場とギザ台地までが水に浸され、そこを船で移動した」という説もあるが、10倍も氾濫した河に「船で渡ること」自体困難極まりない。(解説:篠崎もその説にはかなり疑問です。大体、何百万個の石を氾濫した河でどうやって渡り切るのでしょう。船は何艘、必要でしょう。2.5tの石を載せられる船なんて、当時存在したのでしょうか? スロープ説よりも「無茶苦茶な発想」だと、そう思いました。

【ピラミッドの目的に関する謎】

・従来、ピラミッドは「王墓説」が主流だった。しかし、昨今では「公共事業説」が真説であるかのように唱えられている。

・「公共事業説」をもともと提唱したのは、アインシュタインの弟子であった物理学者メンデルスゾーンである。(解説:篠崎が調べたところによると、メンデルスゾーンは必ずしも王墓説を否定していたわけではなく、あくまでも公共事業説は「仮説」として述べていたようです。

・公共事業説の根拠というのは、当時ナイル川の氾濫によって農業を営めなくなった人々を、「ピラミッドを作成させる」ということによって賃金を渡し、生活を維持させたというものである。しかし、仮にそうだとすればその作成時期は「ナイル川氾濫」における3~4ヶ月の間に留まってしまう為、造ることそのものに莫大な歳月を費やすこととなる。
また、公共事業説を仮説でたてたメンデルスゾーン自身も、「公共事業説とするには、大きな問題がある。それは、『ただ人々の生活を潤す為だけであるなら、あそこまで完全なピラミッドを作成する意味がない』ということだ」と言及している。

【現代工学においても作成が不可能なピラミッド】

・以前、ゼネコンの大林組が「クフ王のピラミッドを建設するのに、現代の工学でどうなるか」というプロジェクトを立ち上げた。

・しかし、石を運ぶのにもかなり大型なトラック、およびそれを積み上げるにはエスカレーターに大型車そのものが乗り入れ、さらに、キャップストーンは「ヘリコプター(それも、NASAにあるような特殊なヘリコプターを前提)」でなければ「運べない」という結果が出た。
※この件につき、篠崎が調べたところウィキペディアにて情報が掲載されていました。以下、転載。
――――――――
クフ王の大ピラミッドについて、1978年に大林組が「現代の技術を用いるなら、どのように建設するか」を研究する企画を実行した[1]。それによれば総工費1250億円、工期5年、最盛期の従業者人数3500人という数字が弾き出された。1立方m当たりの価格は、コンクリートダムが2万4000円前後に対してピラミッドは4万8000円になるという(金額は当時のもの)。

(参照URL)http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%83%A9%E3%83%9F%E3%83%83%E3%83%89
――――――――

【奴隷説? それともワークヴィレッジ説?】

・従来「奴隷説」が主流だったが、最近になってナイル川近くに「ピラミッド建設に協力した人達のワークヴィレッジの跡が発見された」という。
そこでは活き活きとした日記や記録が残されていて、技術に優れた職人達が嬉々としてピラミッドを造ったのではないか、とされている。

・確かにそうした痕跡があったのは事実にせよ、それは「大ピラミッド」とは言い難い。むしろ「付属ピラミッド(崩れかかっている小さなピラミッド三つ)」だった可能性が高い。

・付属ピラミッドから、クフ王の母親と妃の遺品とされるものが発見された。おそらく、ワークヴィレッジはこの「付属ピラミッド」建設の為のものだったのだろう。何故なら、クフ王が残した石版にはこう記されていたからである。

「『大いなる山』の前にイシス神殿を見つけた」

・ギザ台地に山はなく、また、当初「ピラミッド」という言葉もない。だとしたら、ここで言われている大いなる山こそが、「ピラミッド」なのではないだろうか。

※「エジプト文明の謎を解く(2)」に続く(11月7日 東京講演 会場:中野サンプラザ)

【関連記事】
浅川嘉富氏講演会「四つの窓から眺めたアセンション」 

【浅川嘉富氏・サイト】
http://www.y-asakawa.com/
◆今後の講演会予定◆
札幌講演会  霊性の目覚め(11月1日)
沖縄講演会  2012年アセンション 最後の真実(11月8日)
名古屋講演会 マチュピチュの謎(11月14日)
大阪講演会  人間死んだらどうなるの(11月15日)

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2012年に次元上昇は本当に起こる?

私は2008年の年末まで、「完全アセンション否定派」でした。(それは以前にも、このブログ内で触れた通りです。)
それどころか、世界の現状や社会の現状を見ずに「アセンション」と浮かれている人達を見ると「イラッッ!」としたものです(苦笑)。
ですが、2008年12月末にカヴァーロ氏の撮った「クラリオン星人」の写真、および自分自身が「2008年」というたった一年の間で「ものすごい変貌を遂げていた」ことを自覚した際、突如まるで脳裏に閃光が走ったかのようにして「アセンションは、『ある』かもしれない――」そう思うように至ったのです。

ところが――。
いざ、「アセンション否定派」だった頃の私の記事を読んでも、「肯定」しているか「否定」しているかの差はあれど、「主張内容に、ほとんど変化がないな~」という面白い事実に気がつきました(笑)。
要は、否定も肯定も、本当に「真理の一側面」でしかないのでしょうね。私自身の中にある「核心部分」には何も変わりがなく、その側面が変わっただけに過ぎないのだな、と。
ちょっと興味深い記事だったので、参照までに掲載いたします。

※勘の鋭い読者の方なら――「お。篠崎が過去記事持ってきたってことは、ネタに詰まっているな」そう感じたかもしれませんね。
……いや。詰まっているというよりも、「(身内のトラブルにより)書けなかった」のです……orz。
今日は浅川氏の講演会だったのでそのレポをUPする予定だったのですが――ちと突発的トラブルが発生し、心身疲労困憊状態に; 
そんなわけで、過去記事でごめんなさい(T_T)。



2008年1月12日掲載 ブログ【思考世界】より
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超感覚的な領域を考察しようとする人にとっては、自分で霊的な世界を知覚しようとする前に、論理的な態度に接することが必要であり、そしてまた、神秘学の語ることが正しいと前提したとき、外なる感覚的世界もまた、いたるところで理解可能なものになる、という経験をすることも必要である。このことがどれほど必要かは、いくら強調してもしすぎることがないくらいである。
もしも今述べた道の準備を馬鹿にするならば、超感覚的な世界におけるすべての体験は、不確かで危険な手さぐりでしかなくなる。

「神秘学概論」  著・ルドルフ・シュタイナー(訳・高橋巌) 宇宙の進化と人間・その1より抜粋

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昨今のスピリチュアル分野の傾向を見るに、アセンションの件もあるからか、どうも著しく「超越的感覚」ばかりに傾倒し、それを冷静に分析しようとする試みが欠如しているように思えてなりません。
2012年のことについては、このブログでもかつて触れました。
「何かが起こるかも知れないが、人類における世界規模の内的変化など歴史的にも顕著な事実であり、そのレベルのことであれば容易に起こり得るであろう」と、曖昧な書き方に留めてはいますが、これは逆を返せば私の立場は「いきなり世界中のみんなが光になっちゃうとか、違う次元に行っちゃうとか、そんなの眉唾~」ってのが本音です。

ただ、霊学としてスピリチュアル分野から切り分けはしているものの、同じ「目に見えない世界の探求者」として、多くの人達が叫ぶアセンションについて無視は出来ません。だからといって安易に賛成したり、もしくは否定することもしません。あくまで私は、「それを現実問題として引き合いに出せるだけの根拠はあるのか」ということについて、果てしなく考察を繰り返すつもりです。

正直に言えば、今現状における「アセンション」についての考え方は、科学的だけでなく論理的にも、そして思想的にも矛盾を孕んでいるような気がしてならないのです。
また、変容の考え方についてもそこには法則性における緻密さが感じられない。
例えば、ですね。次なる次元にあがる必要性があるのであれば――何故、わざわざ肉体をもって転生したのでしょう。そのまま霊体で次元上昇すればいいだけの話じゃないですか?もしくは、そういったイベントを経験したいから肉体をもって生まれてくる、という場合もあるかもしれませんが(オリンピックが見たいから、その頃北京に旅行する、と似た感覚で)――必ずしもみんながみんな、そうじゃない。まだまだ学び途中の人々だっているだろうに、まるでミーハーな人々同様の行動を、果たして高次とされる霊体がとるものでしょうか?

私にはこの「アセンション」の考え方自体に、私の大嫌いな「一律平等主義」を感じずにいられないのです。その人別々に存在する生きた経歴を「無視」し、一律に昇らしめるなどと――そんな無慈悲なことを、完全なまでに確立した法則性を紡いだ宇宙が仕組むとは思えない。

世の中にはまだまだ、物質界における学びをしている人達が大勢いる。
先進諸国に生まれた人達は「やれアセンションだ」だの「やれ高次元だ」だの言っていられますが、そう叫ぶことさえ出来ず、明日のパンの心配や、今日を無事に生きることを凌いでいる人達だって大勢いるのです。仮に彼らすべてがすでにこの世ですでに救われていて、本当に「この地球の存在自体が、いまや無意味になってしまった」という段階になっているのであれば、アセンションというのは実に納得が行きます。
しかし、今の段階――地球温暖化に向けて、漸く世界がひとつに向かおうとしている途中で――ある一国の紛争に対し、世界的に介入していこうとしている途中でアセンションするなどというのは、まるで「波瀾万丈に飛んだ物語がさんざん読者の気を揉んだ挙げ句、漸くハッピーエンドを迎えようとする直前に、作者の方で勝手に『はい、みんな幸せになりました。おしまい!』と連載を打ち切るようなもの」にしか思えないのです。

そんないい加減な計画、果たして宇宙が――神が組むでしょうか?
 
この世に生まれている以上、物質界での学びというのは決して無視出来ません。それを無視するぐらいなら、最初から「この世に誕生する必要性さえない」からです。
だからこそ、世界がひとつに向かって働きかけしていこうとしている現在――少しずつではあるものの「本当に必要なのは宗教ではなく、個々人における信仰心そのものである」という形で移行していく人々の心情そのものに深い意味があるのであって、それこそが「内的次元向上」であると、私には思えるのです。

本当に必要なことは「現実世界そのものが昇天することではなく、人々の意識が向上すること」なのではないでしょうか?

「精神世界に関わることは、無秩序である」と多くの人は思いがちですが、それは違います。
確かに、「精神に関わること」――所謂「アストラル体」でしか論じられない部分に関しては、無秩序な側面は否めません(アストラル体などの説明については、後日改めてこのブログで書こうと思っております。ですが一旦、ここでは「人間の意識や精神に関わるもの」と思っておいてください)。

しかし、それらを超越した「超感覚的世界」については「秩序的」どころか、実に「合理的」です。それは、この宇宙を見たって一目瞭然です。宇宙だけでなく、この生物界すべてをとっても、まだまだ人間の頭脳では解明出来ない程の法則性がいっぱい詰まっています。しかし、いざそれが解明されれば「ああ、なるほど」と従来の科学性と結びつけることが可能な程、納得が行くことばかりのはずです。
本来、超感覚的世界を語る場合には、どんなに「理解を超えていた」としても、それを受け入れ納得したいと願う人々にとっては「当然な程、受け入れられる内容」であるはずです。冒頭に載せたシュタイナーの言葉にあるように、「神秘学の語ることが正しいと前提したとき、外なる感覚的世界もまた、いたるところで理解可能なもの」となるはずなのです。

しかして、このアセンションについては私はどうも(現段階では)納得出来ない部分が多々あります。これらを提唱する人達も、夢物語のようなファンタスティックなところばかりを強調しすぎていて、歴史的な流れとそれを結びつけるという労力を怠っているようにも思えるのです。
今後も私はこの問題を取り上げて行くつもりでありますが、今の段階で私は「アセンション、起こる派? 起こらない派?」と聞かれたら――「巷で言われているような、現実世界に直接働きかけるアセンションは『起こらない』」という立場に立っています。
あくまで内的な霊性向上――人類の意識改革は起こるかも……いえ、「起こって欲しい」と願っていますが、全部が光になっちゃうとか、そういうことはないだろう――私はそう考えています。

*********(過去記事引用、以上)****************

【関連記事】
アセンションをブームで終わらせない為に
アセンションに向けて準備するなら、「自己の確立」が最優先

<ご注意>
紺地に白文字というのが「ど~しても見づらい!」と気になって仕方なかったので、あれこれテンプレートを弄り中です。しばらく変更が続くかもしれませんが、御容赦くださいませ。


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【コラボ連載】宇宙生命体「クライオン」

先日、親友でありブロ友である麻日さんから、こんな質問をもらいました。

「由羅ちゃん、『クライオン』って知ってる?」

……暗いライオン??
それが、私の第一印象でした。←って、「銀座ライオン」じゃないんだから;
何故、麻日さんがこのような質問をしてきたのかについては――以下、麻日さんのブログにてご確認下さいマセv

【branket麻日 ~日常の中で~】
上の計らいはこうやって起こるんだ…という一つの例


そして、私の方ではこの「クライオン」について調べた結果をご紹介致します。

「クライオン」はリー・キャロル氏がチャネリングしている「宇宙生命体」のことです。
1989年に初めてチャネリングをして以降、20年に至る間交信を続けているようです。
チャネリング――というと、どうしても「アヤしい!」という印象を抱かれがちですよね。勿論、このブログの中でも「安易なチャネリングは危険」ということを繰り返し言ってきたように、必ずしも万民に開かれたツールでないのは事実です。
では、「その信憑性を裏付ける為の方法は何か」と言えば――ひとえに。

1)直感
2)整合性
3)論証

私の場合、この「3つ」です。
まず、「チャネリング」された内容が、直感的に「受け入れられないもの」であれば、第一段階で「NG」です。
直感や閃きを「安易に否定出来ない」ということは、ここで私が説明することでもありませんよね。エジソンやニュートン、アインシュタインなどの偉人達が、それを充分に証明してくれているので。
しかし、ここをクリアしても「整合性に基づかない」とされれば、ここでNGです。
おそらく、ただ「直感」だけでは、それは決して信憑性に基づかないのでしょう。整合性は必ずしもその場で紐解けるわけではないですが、「整合性がある」という確信は、ほぼ「直感が受け入れる」と同時に開かれます。(直感が受け入れられないものは、その時点で「整合性がない」と見なすことが出来るでしょう。)
そして――最後に「論証」。
これは、私自身が過去に触れてきた文献の知識を統合し、符合する部分があるかどうかを検証します。

チャネリングは「安易にしてはいけないもの」ではあるけれど、「安易に否定出来るもの」でもありません。仮にそうだとしたら、シュタイナーやスウェデンボルグの貴重な書籍、エドガーケイシーの研究も、すべて「無効」となってしまうからです。
安易に受け入れず、かつ、安易に否定しない――その中間地点を目指すには、先程挙げたように「三点の考察」が必須である――私はそのように感じています。

さて、話は本題に戻しまして――。
この「クライオン」。個人的には、やはり「クラリオン」と音声が非常に似ていることが気になりました。もともと、「クラリオン星人」という言葉は、カヴァーロ氏から発祥しているわけではなく、もっと以前にも「宇宙人の交流記」として出版された経緯があるようです。
カヴァーロ氏は「物理的に」クラリオン星人との接触をしていて、キャロル氏は「意識的に」接触をしている――ただそれだけの違いなのではないか、そのようにも感じました。

日本では、クライオンに関する書籍――リー・キャロル氏に関する書籍そのものが、あまりありません。これだけ多くの精神世界本が出版されているにも関わらず、非常に不思議です。
クライオンに関する英語サイトを確認したところ、数多くの翻訳本が出版されていて、しかもサイトだけでも非常に充実した情報量があり、どれほどこの活動が広く認知されているのかを目の当たりにして驚きました。
おそらく、海外においては「神との対話」シリーズ並みに、出版部数を伸ばしているのでしょう。しかし、何故日本ではあまり注目されていないのか――私にはとても疑問でした。

その理由――常日頃から感じていたことではあるのですが……。
日本は「精神性に優れている」と言われながらも、本質におけるスピリチュアリズムは「まだまだ幼稚なのではないか」――そう思えるのです。
クライオンの英語サイトを見ていて感じたのですが、ここにあるQ&Aの内容は「国際情勢」に精通していて、しかも非常に深いのです。日本の場合、こうしたスピリチュアルな分野におけるQ&Aで「国際情勢」の質問が出ること自体、非常に稀ですよね?

確かに、日本人が純朴であるのは認めます。
しかし、(昨日の記事でも書いたように)日本はまだまだ「癒し」が必要な民族なのではないかと――私には思えるのです。
物質的に富む国になったところで、第二次世界大戦で受けた痛みは簡単に癒すことは出来ません。世界各国を見ても、原爆が落とされたのは後にも先にも「日本だけ」なのですから。
その後、どんなに経済復興したところで、「こころ」を置き去りにしたまま見かけだけの繁栄に至ったところで、何ら意味はないのです。

そうした意味で、日本はある種「特別に癒しが必要な国」なのかもしれません。
だからこそ、まずは「個人の自立」を目標とした魂の転生が多いのかもしれない――そんな印象を受けたのです。
海外のスピリチュアリズムは、「もっと先に進んでいる」――そう実感せずにいられませんでした。勿論、先に進まずにいられない程、「多くの問題を抱えているから」というのも事実でしょう。アフリカの飢餓問題、中東の紛争問題、アジア諸国における貧困問題、そうした諸問題が横たわっているからこそ、世界のトップに立つ欧米諸国においては「先んじたスピリチュアリズム」を論じる必要性があったのかもしれません。

だけど――時代は「幕開けが、近づいている」そう思います。
日本も、少しずつ「地球規模に立ったスピリチュアリズム」に移行する必要性がある――私は強く、そう思います。
それこそが、本当の意味での「国際化」なんだと、そう思えるのです。
一部の政治家がえへらえへら笑いながら表層的な交流をするのは、決して国際化でもなんでもない。GWや連休中にフラッと海外に旅行するのが、本当の国際化なわけでもない。

本当の「国際化」というのは、地球がひとつの生命体であることを自覚し、その中に生きる私達が「共に手を取り合い進んでいく必要性を学ぶこと」にあるのだと、私にはそう思えるのです。
世界の問題に目を背け、無関心でいつづけるのではなく、少しずつでも霊的に自立した人達が「広い視野で地球の全体を見つめていけるよう成長していく」ことが、今、この時代を生きる私達に求められていることなのかもしれない――そう感じずにいられません。

こうした「目的意識の覚醒」の必要性を、同じように繰り返し唱えている人がいます。
エハン・デラヴィ氏です。
彼は、「意識改革を経て、人類の覚醒に至ること」を目標としています。
この姿勢に、私は深く同意します。私自身も、同じ視点に立っているからです。

「クライオン」が提供している情報は、難解な部分も多く、受け入れがたいと感じる人も多いかもしれません。
しかし、必ずやそこを打破して、「何を目指すべきか」を試行錯誤するに至り、実行出来る人達が日本からも出てくるだろう――私はその可能性に、強く賭けています。
その為には、ただスピリチュアルな情報だけを鵜呑みにするのではなく、自己の洞察だけでなく、「世界の現状」を把握し、そこに霊的背景を紐づけていける程の考察が必要となってきます。
日本のスピリチュアリズムは――残念ながらまだ、そこまでは到達していません。でも、きっとあと数年内。数年の内に、日本のスピリチュアルも「そこまでに到達することが出来る」、そう信じています。

そうした意味でも、この「クライオン」におけるメッセージや、リー・キャロル氏の活動、エハン・デラヴィ氏の活動、マオリッツオ・カヴァーロ氏の活動、ベンジャミン・クレーム氏の活動はとても意義深く、日本に大きな転換を訴えてかけている、そう感じる昨今です。
残念ながら、日本ではまだそこまでの「スピリチュアル・リーダー」が登場していません。それぞれの分野で活躍している人達がいても、まだまだ「個人的視野」に留まってしまっています。

こうした「地球規模」における活動は、徹底した目的意識と、何があってもそれを達成すべきという「強い意志」が必要不可欠なのでしょう。

今回は触りだけしかご紹介出来ませんでしたが、今後も「クライオン」のメッセージを折りに触れ皆さんにご紹介したく思っています。
本日、クライオンの書籍を購入してきましたので(知りたいとなると、とことんな篠崎((笑)))、翻訳本と英語サイトを見比べつつ、この「クライオン」に関するシリーズ連載を充実させて行きたい、そのように考えている次第です。

【参考サイト】
KRYON http://www.kryon.com/

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続・「死の本質」を見つめる

今日から10月になりました。
早いものですね、今年も残すところあと「2ヶ月」です。
何だかここ最近、時間の流れ方が早いだけでなく一瞬一瞬がすごく濃厚すぎて――ちゃんと自分の中で消化しきれているのかななんて、心配になります(苦笑)。もう少し、時間の使い方を上手にして、このブログも定期的に更新出来るようになりたいものです(嘆願)。

ところで――。
先日お知らせした「霊性の指針 無料鑑定」の募集ですが、今朝の6時に受付終了しました。
おかげさまで沢山の方からご応募頂きまして、深く感謝しております。ここしばらく篠崎は予定が混み入っている関係で、今日のうちにと思い、さっそく抽選結果を出しました。
当選された方には、すでにお知らせをメールお送りしております。外れてしまった方は――本当にごめんなさい; 次回11月にも募集をしますので、是非再度チャレンジなさってみてください。

さて、本題に入ります。
今回は、一ヶ月前にも掲載した「死の本質」について、別角度で掘り下げた記事を掲載します。
死の本質を理解するというのは、人間にとって「最も大切なことのひとつ」だと、私はそう思います。この時代において「自己の確立」と同等に、「『死の本質』の理解」も非常に大切なひとつだと、そう思えるのです。
だからこそ、何度でもそのことについて記事にしていくつもりですし、何度でも別角度で掘り下げていきたい――そう思っています。

昨今増加している自殺者数も、衝動的な殺人事件も、すべてはこの「人間が、死の本質を理解していないこと」に起因しています。
何故、このように死は人にとってネガティブなものとなってしまったのでしょうか。本来、生も死も「生命の一側面」でしかなかったはずにも関わらず、何故、このように死だけが「苦」としてクローズアップされてしまったのでしょうか。

「死が苦」であれば、同時に、「生も苦」なのです。
仏教にある「生老病死」という四苦の中に「生」と「死」の両者が含まれているのは的を射た表現です。何故なら、両者は絶対に切り離せない「存在における『両側面』に過ぎない」からです。

以前、「カタストロフィー」についての記事を書きました。
カタストロフィーというと、闇雲に恐れる人達も多いですが――本来、死の本質に気づいてさえいれば、「カタストロフィーを恐れること自体、必要なくなる」のです。
大体、私達はカタストロフィーを恐れる以前に、「いつでも、死と隣り合わせ」にいるのですから。
大地震が起こらなくても、明日、突然事故死するかもしれない。病死するかもしれない。見ず知らずの通行人に、刺されるかもしれない――。
何が起こるのか、私達は「知らずに」生きているのです。カタストロフィーという言葉だけで拒否反応を起こすのではなく、もっと本質に――「何故、それを恐れるのか」ということに、目を向けるべきです。
それは、ひとえに「死の恐怖」――そこに行き着くはずです。

勿論、だからといって「人の死に、鈍感になれ」と言っているのではありません。
私は何度も書いてきたように、死者の霊達と交流してきましたが――そんな私でさえ、いつでも人の死には涙します。

理不尽な紛争の死に、苦しみ喘ぎます。
飢餓で苦しむ子供達の死に、哀しみを覚えます。
上から強制された戦争に借り出され、そこで命を落とした人や、その苦悩により帰国後自殺してしまうような若い兵士達の死に、深い哀しみを抱きます。

何故なら、「生を堪能出来なかった人達の死」は、誠に哀しいものだからです。
もし、そこに哀しみを抱けないようであるならば――最初から人は、「考える」という力を与えられて生まれては来なかったでしょう。「こころ」を持って、生まれては来なかったでしょう。

死という問題は、肉体を持ってこの世にいる以上、そうそう容易く乗り越えられる問題ではありません。
死は、「この世における存在の消滅」に値する。
そこを抜き落として見てしまうというのは、「他者の存在」というものを心の中に受け入れてないことに通じるのではないか――私はそのように思えるのです。

「死は、悪戯に恐れるものではない」。
でも同時に、「背伸びして、達観すべきものでもない」のです。
ましてや、他者の哀しみに触れた際、どんなに死者が光り輝く存在になったのが見えていたとしても、「見えない人達への配慮」というものを、欠かすべきではない。私はいつでも、そのように自分に言い聞かせて来ました。

とはいえ――。
私が見た限りにおいて、このように「死をすぐに、受け入れられたケース」というのは「ごく稀」です。
何故、そんなに「死」というものを、人はそうそう受けいれられないのでしょうか?
理由は――「それほどまでに、生きていた頃と『まったく変わらない』」からなのです。

「シックスセンス」という映画、皆さんもご存知かと思います。
ここに出てくる霊達は本当に生々しく描かれていて、みんな「肉体がなくなっただけ」で他は何も変わっていません。
だから、あまりに死が突然だと、人は「まったくもって感覚が変わっていない」が故に、「自分が死んだ」ことを理解出来ないのです。普通にビジネススーツを着て、普通に鞄を持ち、普通に会社に出勤しようとする霊がいるのはその為です。そのぐらい、死んだ直後は「何も変わらない」のです。

そうすると、「何故、自殺がいけないとされるのか」――お分かり頂けると思います。
私達は「生きている間」早いテンポで成長をします。霊体でいる時間に比べたら、肉体を持っている時の方が成長は数段早いです。
しかし、その「成長のチャンス」を無為に過ごし、自ら命を断ってしまったら――どうなるでしょう?

「死に至った際の『苦悩』」が、まるで凍結されたように「霊の内に刻まれてしまう」のです。

そうすれば、どうなるか。
繰り返し、繰り返し、「死のう」とするでしょう。
死の本質がどういうものか――死は「肉体がない」だけで、今の自分と何も変わらないことに気づけない以上、ずっと何度も何度も、同じ場所で、「まだ死ねない、まだ死ねない」そう言いながら、自殺行為を繰り返すことになります。
同じ波動の人が来れば、あまりの孤独感から「やっと話せる人が来た!」そう思って、一生懸命話しかけようとするでしょう。そして、死を自覚できていない人の霊に話しかけられたが故に、同じ波動を持ったその人もまた、同じように死へと誘われてしまう――(自殺の名所とされる場所や、人身事故の多い駅では、こうした現象が繰り返されています)。

孤独な者が命を投げ出して死んでも、その先にあるのは「永遠の孤独」だけなのです。
生きていれば成長の機会もあるし、変化の機会も無数にある。
でも、それが「失われる」ことの意義深さを、改めて実感してみてください。それがどんなに恐ろしいことか――苦悩や孤独が「永遠に近い程、永い時間続くこと」の恐怖を、感じてみてください。

自殺は「絶対に、すべきではない」。
日本人は、変に「自殺」を美化しすぎています。中国の新聞記事でも、日本の自殺問題につき「日本人にとって、自殺は『責任』と直結しているのではないか」という推察が載っていました。
確かに、日本人の中で「責任をとる=自殺」という印象はあるかもしれません。
でも、こうした自殺者数の増加は「日本人独特の死の概念」だけが影響しているのではなく、「日本が第二次世界大戦の中で、多くの死を味わい、そうしたカルマがまだ解消されていないから」ということに、もっと多くの人が気づくべきです。
そして、そうした人達(戦時中の死者の霊)が死を自覚するよりも先に物質化社会へと移行し(高度経済成長期やバブル経済期など)未だそこに目を向けられていない現実があることを、再認識すべきです。
だからこそ、「これほど、日本が自殺大国になってしまっているのだ」ということを――。

私はひとりでも多くの人に「死の本質を知ってもらいたい」と、心から願っています。
それは、「これ以上、命の軽視化を進めて欲しくないから」です。
もし身内に自殺者、事故死した人などがいるのであれば、何よりもまずは「生きている身内の方がしっかり、死の本質を理解し、それを繰り返し心で伝えてあげること」です。
「あなたは死んだ。肉体はすでに、なくなっている。でも、それは決して『終わり』ではない。新たな生の始まりなのだ」ということを――。

先程、「死に悲しむ人達への同情を、捨ててはいけない」――そのように言いました。
一般の人達にとって、やはり死は「大いなる別れ」だからです。
しかし、必要以上にそこに囚われてしまうと、今度は死者の方が「先に行けなくなってしまいます」。

だからこそ、「自分の死」の為だけでなく、「身内の死」の為にも、「愛する者の死」の為にも、「死の本質を理解すること」が必要なのです。

死は、決して「終わり」ではありません。
物質世界から解き放たれて、「本来の姿」に戻るだけの話です。
だから、この世で積み重ねた経験、知識、体験、心情、すべては「そのまま」残ります。そのまま残りますが、それはすなわち「霊性の故郷」に帰った際、どこに行き着くかの目安となります。
要するに「生き様」と「心根」が、すべてを決めるのです。
「生を大切にしない者」は、本来は主体であるはずの「死の後の生」をも、大切には出来ないでしょう。

死という扉の向こう側を理解した上で、生を充実させておくということは、必然的に「前向きな死」を受け入れられることと一緒です。
死は決して特別なものでも、みなさんに無関係のものでもなく――それどころか、「非常に大切なこと」なのです。
なのでどうか、他者の死に無関心にならず、同時に、自分の生にも向き合ってください。
自殺と他殺は、形を変えていますが「同じもの」です。どうしても「他殺」の方が罪深い印象を受けてしまいますが――生命の基準で考えたら……同じ意味なのです。

増加する自殺。
そして、多発する衝動殺人。
この両者を解決する為には、「死の本質を理解する教育」というのが、本来は必要なのではないか――そう思います。
死の本質を理解するということは、「生命への感謝」にも直結します。子供の頃から教えるのだって、充分大切なことだと思います。

スピリチュアル・ブームと言われて久しいですが、表層的な愛や光が唱えられていても、こうした「死の本質」を訴えるものはそうそうありません。
どんなに上澄み液を綺麗にしたところで、本質が濁っていたら、人は霊性を高められないのです。もっと現実に即し、現実的諸問題と霊的背景をリンクさせた上で、私達は「死」というものを見つめ直す機会が必要なのではないか――そんなふうに感じる昨今です。


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プロフィール

篠崎由羅(しのざきゆら)

Author:篠崎由羅(しのざきゆら)
1970年生。幼少期から哲学・宗教学に造詣を深める。思想および思想史、それに付随した国際事情に興味を抱いて独学を続け、大学ではインド哲学科専攻。東西問わず、両者の思想に渡り研究を深める。

現在は看護師として施設で勤務しながら、その傍らで執筆活動を続けている。2016年11月にYOU are EARTH改め「WE are EARTH」の活動を再始動予定。より良い未来の地球のため、全力を尽くす誓いをたてている。

【篠崎編集担当】


【篠崎の著作本】

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