昨今、篠崎の心を鷲掴みにして虜にしている目標があります。
それが
「いかにして、高次システムを三次元に適応させるか」ということ。
自分でも笑っちゃうぐらい、大胆不敵な発想です(苦笑)。しかし、体外離脱を繰り返し高次元との往き来を繰り返してきた中で「もしかして、不可能ではないんじゃないか」そう思い始めたのです。
どんな事業も、最初の一歩は困難です。でも、その一歩を「勇気をもって」踏み出してしまえさえすれば――後は宇宙が導いてくれるものなのかもしれない。そんな気がするのです。
ここでも何度か繰り返し申しましたように、高次元と三次元における差は「ほんの僅か、数パーセントのもの」でした。しかし、その僅かな数パーセントが徹底的に大きな誤差を産み出し、三次元の諸問題を引き起こしている――私はそのように感じたのです。
読者の方の中には、「あなたが見てきた次元を、どうやって高次元と証明することが出来る?」そう思われる方もいることでしょう。
正直申しまして、私にもそれを証明する術はありません。それは、皆さんに「私が子供時代に体験してきたことを証明出来ない」のと、同じことです。過ぎ去ってしまった過去を、私が受けた生々しい体験と同様に分かち合うことは、無理に等しいから。
ただ、ひとつだけ明確に言えること――それは、私が体外離脱によって行った先々の世界は「言葉に表現し尽くせない程、安定したバランスと調和に満ちていた」ということです。平易な言葉で現してしまうとすれば、それは「天国」とも言えるでしょう。心の底から「ああ! ここは天国だ――」そう実感できるところに行けるというのは、おそらく普通の夢でも「そうそうないだろう」そう思います。
そうした「天国」とも思しき世界を見てきた中で、そこが面白い程秩序に守られていることを私は実感していました。最初はその違いを見ていることだけに興味を抱いていた私ですが、次第に「これを三次元に導入出来たら、世界の未来はもっと格段と素晴らしいものになるのではないか」と思うようになっていました。
それ以来、私の心は「どうすれば、自分の見てきた高次元と三次元を紐付け出来るのか」ということでいっぱいになってしまっています。しかし、その差は一見僅かでありながらとても大きく、同時に私は、「私と同じような理想と理念を持っている人」を他に探す必要性を強く感じていました。それは「同じように体外離脱」することで、理想的な世界を垣間見てきた人でもいいし、或いは、チャネリングなどでそういう情報を得ている人でもいい。
しかし、世のチャネリング情報はとかく曖昧模糊とした概念だけに囚われていて、明確な理論を構築しているものが少なすぎる印象を受けました。でも、きっと「皆無」なわけじゃない。少なくとも、シュタイナーやスウェデンボルグのように、霊的世界や霊的宇宙論として「理論的に説明出来た人達」がいるのだから、絶対に無理なわけじゃない――私はそう信じて、いろいろ情報を探っていました。
そんな私にとって、麻日さんが伝えてくれた情報「クライオン」は、誠に興味深いものでした。(その出逢い自体も、何だか不思議な――まるでそれこそ「高次の計らい」によるものかと思える程のものでした。詳しい経緯については、麻日さんブログ「
上の計らいはこうやって起こるんだ…という一つの例」にてご確認ください。)
まだ翻訳本は途中までしか読めていないし、英語サイトの方もきちんと読み込んではいませんが、この中に「高次システムと三次システムにおける差」や「それを如何に活かすことが出来るか」のアイディアが詰まっているのではないか――そんな気が強くしている次第です。※英語サイトの「Q&A」については、少しずつ読み込みが進んでいます。いずれこのブログでも、ご紹介したいと思っています。
麻日さんの日記でご確認して頂けた方はお分かりのように、ここでは
「神との対話シリーズ」が対比されています。神との対話シリーズは、日本でもシリーズ本として多数翻訳されている本です。おそらく、すでにお読みになった方もいらっしゃるのではないでしょうか(以下、参考文献参照)。
「神との対話シリーズ」というのは、1992年、人生に行き詰まった「ニール・D・ウォルシュ」が心の憤りを執筆していた際、突如自動書記のように書き始めた内容を集めたものです。最初の「神との対話」はサンマーク出版より文庫として「1~3」まで出版されていますが、2・3に進むほど、社会情勢や国際情勢とも絡んできます。1はむしろ個人的内容なので、まず個人の問題と向き合いたい方は「1」から入るのをお薦めします。
「クライオン」も非常に似た形式となっています。
しかし、神との対話が「ニール 対 神(高次体)」の対談形式になっているのに反して、クライオンは完全に「一人称」で進んでいきます。(英語版がそうなのかは、定かではありません。近々、取り寄せる予定です。)
私がこの両者に着眼した一番の理由は、「筆記し始めたのが、それぞれ同時期である」ということです。
クライオンのチャネラーであるリー・キャロル氏は1989年からで、ニール・D・ウォルシュ氏は1992年。
その差は「約3年」です。
リー・キャロル氏は、クライオンからのメッセージとしてこのように述べています。
「1989年に、人類は自ら地球の運命を変えた」
私はこの言葉に、戦慄が走りました。私が「時代が変わった基軸」と実感しているのが、まさしく1989年だったからです。
1989年。これがどれほど激動の時代だったか――是非思い出してみてください。そして、「神との対話シリーズ」をニール氏が書き始めるまでのこの「3年」という期間が、どれほど世界が揺れ動いた時期だったかを以下列挙します。
【1989年】
・1月 昭和天皇崩御。平成元年がスタートする(日本)
※これは日本にとって、とても大きい出来事です。
激動の時代と言える「昭和」が終わった瞬間ですから。
・6月 天安門事件(中国)
・11月 ベルリンの壁崩壊(ドイツ)
・12月 ルーマニア独裁政権崩壊(ルーマニア)
【1990年】
・2月 初の南アフリカ黒人大統領となるネルソン・マンデラの解放(南アフリカ)
・3月 ゴルバチョフがソ連大統領就任。ペレストロイカのスタート(ソ連)
【1991年】
・1月 湾岸戦争勃発(イラク)
・11月 バブル崩壊(日本)
・12月 ソ連崩壊(ソ連) この「3年間」で、世界はガラッと変貌を遂げました。
少なくとも「冷戦」という言葉を聞き慣れてしまっていた世代にとっては、「ソ連の崩壊」というのはとても大きなものだったと思います。これはどんなに歴史の教科書で暗記事項として学んだところで、「リアルタイムに、それを実感した人」とでは雲泥の差だと思います。それほどまでに、ソ連の影響力、社会主義国家・共産主義国家の影響力は大きく、同時に、それが「崩壊した」ということそのものに深い意味を感じずにいられないのです(こういう背景を知る意味でも、スピリチュアリストと名乗る以上は世界情勢、歴史に精通していた方がいい――私は常々、そう思います)。
リー・キャロル氏とニール氏におけるそれぞれの著作内容は、方式、語り口調が異なるものの「似通っている」という印象を私は受けています。また、リー・キャロル氏が1989年という「時代の幕開け」からチャネルがスタートしたのに対し、ニール氏は1992年という「時代の変貌が一区切りついた時」からチャネルがスタートしているというのは、実に面白いですよね。
リー・キャロル氏は、クライオンのメッセージとして、「地球磁場の調整として、2000年を目標にしている(チャネル当時は1992年)」という言葉を受けていますが、これもまた非常に興味深いです。何故なら、2001年に9.11が起こり、そこから再び、世界が「まったく新たな時代」に突入しているからです。
世界情勢や社会情勢と、スピリチュアルな背景。
これは絶対に「切り離せないもの」なのです。
かつて霊性を求めた人達が「俗世を断つ」という言葉を使っていたが為に、未だに「本当に霊性を研ぎ澄ます為には、世間との関わりを断たなければならない」という変な誤解が生じています。
しかし、もうそうした偏見は解き放つべきだと、そう思います。
何故なら、仮にこの時代「霊性を研ぎ澄ます為」だけの目的であったら――わざわざこんな激動期を狙って「生まれ変わる必要性がないから」です。こうした時代を選んでいるということは、「必ずそこに、意味があるはず」なのです。
むしろ、自分の霊性云々ではなく、世界全体の動き、あわよくば「地球規模での動き」というものを、私達は感じ取る必要性があるのではないだろうか――そんなふうに感じる昨今です。
その証拠に、ニール氏もリー氏も、二人とも「普通の人」です。ニール氏はもともと、精神世界やニューエイジ(スピリチュアル)に興味のあった人ですが、リー・キャロル氏はエンジニアで、「ニューエイジなんて、絶対に自分は関わることがないだろう」、そう思っていた程の人です。
こうした「社会の俗世にまみれながら生きていた人達」こそが、世界全体を見渡すようなチャネリングをしている――というのは誠に興味深い事実です。
今や、時代は瞬く間に変貌を遂げる時代となりました。1989年までのゆったりした時の流れは急激に変わり、今ではたった1年の間で紛争や暴動が起き、ウィルスの蔓延、災害が起きている始末。
これはすでに、私達が「激動の渦中」に入っていることの証明のような気がしてなりません。
世界の全体像を見つめつつ、霊的背景や高次が求めているものを実感していくことで、自ずと私が目指している「高次と三次の差違」を探し出すことが出来るかもしれない――そのように思う今日この頃です。
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