子供は、親だけじゃなくて「みんな」で育てよう!

 昨日は朝から深夜まで紛争状態で(いえ、本当に文字通りの「紛争」です・・・・・・)──ブログがUP出来ませんでした。
 紛争──。そうですね、アフガニスタンでもない、イラクでもイランでもない──あえて言えばやんちゃ坊主紛争と言いましょうか。
 現在、私の家には4歳の甥っ子が来ているのですが──これがまた、今までに見たことがない程の「やんちゃ坊主ぶり」で・・・・・・上にいる三人の甥っ子、姪っ子とはまったく違う、ハチャメチャさだったりします(苦笑)。
 私は自分に子供がいないせいで、やはり母親としての視点は欠けていると思います。
 どちらかと言えば男性的(父性的)な視点が強いと思うので──どんなに子供好きであっても、何か「真剣に仕事をしている」最中に邪魔をされたりすると・・・・・・つい怒ってしまいます。昨日も、FAX機器の修理をしている最中あれこれちょっかいを出してきたので、適当にあやしながら修理に集中していたら──途中で「殴りかかってきました」(汗)。
 こういう時、母親ってどうするんでしょうね?
 私は、どうしても「仕事に集中している時、ちょっかいを出されるのが嫌」なタイプなので、真剣に(もともと感情的な人間ではないので、冷静にですが)怒ってしまいました。

「今、私は真剣に仕事をしているの! もう少し、相手のことを考えなさい! 何故、待つっていうことが出来ないんだ!」

 ちょっと4歳の子供相手には、難しい叱り方だったかもしれませんが、「怒られた」ということだけは分かったようです。
 その後、私に対して「こっちに来ないで!」「あっちに行って!」「大嫌い!」と連発していたので(苦笑)、怒られたことは自覚したんでしょうね(苦笑)。
 しまいには、私が食べようと思って手を伸ばしたパンを隠して「食べちゃ駄目!」とまで言い出しました。「これはママが買ってきたパンだから、食べちゃ駄目!」と(苦笑)。
 こりゃ、育てる母親も大変だな──なんて思いながら、私は仕事に戻りました(笑)。
 昨日は丸一日外出していたので、仕事も大量に溜まってます。それを片付けていた、数時間後──23時頃のことです。
 私がPCで仕事をしている最中、やたらに泣き声が聞こえるから気になって階下に降りたところ、甥っ子がえらく泣き叫んでいました。
 ひどく興奮状態で泣きながら、激しく咳き込んでいます。
 ちょっとその様子が異常に思えたので、「ちょっとこの子、大丈夫? 具合が悪いんじゃないの?」と姉に尋ねました。もともと甥っ子はアレルギー喘息がある子だそうで、いつものことだと姉は言っていたのですが──。
 それにしても、私の目からは普通に見えませんでした。
 泣きじゃくっているから、余計鼻水は詰まって息が出来ず、咳き込んで苦しそうです。鼻で息が出来ないから口で息をしようとして、それで咳き込んでいる──の繰り返しでした。
 幼い子が泣きながら咳き込んでいるのを見ると、本当に何をしていいのか分かりません。私はとにかく、甥っ子の背をさすり続けました。
「深夜の救急病院に、連れて行った方がいいかもしれない──。これじゃこの子、苦しくて一晩中寝られないよ」
 そんな話をしている最中、甥っ子は涙をいっぱい溜めた目で、じっっと私を見つめていました。
 そして、こう言ったのです。

「お姉ちゃん、パン、食べた・・・・・・?」

 いきなり何を言うのかと思って、私はしばらくきょとんとしていました。
 すると、こう続けたのです。

「ママの買ってきたパンね、あれね、食べていいからね」

 その言葉を聞いて、私は何だか胸が熱くなりました・・・・・・。
 この子は、「怒られたことで自分が不機嫌になり、理不尽にした行動」をちゃんと理解しているんだ──と。そして、私が今一生懸命「自分に尽くしてくれている」のを分かったから、その怒りを解放して、謝罪に変えた言葉を伝えようとしているんだ──ということが、分かったからです。

 子供には、大人のように理論や筋道たった言い訳など出来ません。その場の感情で感じたことを、ただ素直に伝えてくるだけです。
 でも、甥っ子の心の中にあった「自分を怒った人には、パンを食べさせない!」っていう意固地になっていた自分をどこかで把握していて、それを「撤回する」ということを覚えていたんだな──と。

 子供って、やっぱり素晴らしい存在だと──そう思いました。
 大人であれば、一時的な感情や不機嫌でやった行為など、他のことをやっているうちに忘れてしまいます。しかし、子供はそれを覚えていて、それを撤回することも出来る筋道を持っているのだなと、そんなふうにも思ったのです。

 子供は、決して理不尽じゃない──ただ単に「理屈を通して説明出来るだけの知識がないから、ただ単に大人の目からはそれが唐突に見えるだけであって、子供には充分『理由があるんだ』」っていうことを、その時実感しました。
 しかし、育てているお母さんは色々なことに精一杯だから(そりゃそうですよ。いつ体調不良になるか分からないし、熱を出せばいきなり高熱になるし、気が抜けません)、そこまで気が回りません。
 だから、どうしたって子供を感情的に叱りたくもなるでしょう。私だって、あのやんちゃ坊主を「一生涯育てろ」と言われたら、土下座して「頼むから、勘弁してくれ」って言うと思いますもの(苦笑)。

 だからこそ──。
 だからこそ、周囲の目が必要なんだっていうことを、私は実感しました。
 私は、姉に甥っ子の本心や、私から見た甥っ子の行動の理由などを説明しました。姉からすると、「もうとにかく、ただのハチャメチャな子」という思いだったみたいなので、私の意見は意外だったようです。
 自分で自分のことが分からないように、子供のことも、親では分からないことって多々あります。
 だからこそ、周囲──そうした教育団体、コミュニティが「親だけに子育てを任せず、みんなで育てていこうとする意識が大切なんだ」と、改めて痛感しました。

 新しい時代には、もっとそういうことが自然に行われているかもしれません。
 そうすれば、子供の教育をどうしていいか分からず虐待に走る母親や、パチンコ屋で熱中して子供を熱中死させてしまう事件などもなくなるはずです。(あれは、本当に母親だけの責任でしょうか? どの記事を見ても「今時の母親は本当に駄目だ」的な言い方をしている場面や、そういう行為をしてしまった母親個人を責める報道ばかりですが、本当にその人だけが悪いのでしょうか? そうした価値観を彼女に根付かせたのは、一体誰でしょうか? そうした風潮を産んだのは、どの社会ですか? もういい加減、誰かが起こした事故を「他人面」で報道するのは、やめてもらいたいものです。何故、もっと改善策を見いだす道を見いだそうと努力しないのか──疑問でなりません。)

 子供はもっと、色々な同世代の子供達や、それを見守る大人達と触れて育っていくのが一番いいと──私はそう思います。
 そうでないと、親だけでは見落としてしまう部分って絶対にあります。それは、親だと「身近」になり過ぎてしまって気づけない部分なのだろうと思えるので、決してそれは親が劣っているとか、そういう問題ではありません。

 少子化問題を掲げるのであれば、「もっと『みんな』で、子供を育てようよ!」そういう視点をまずは育てた方がいいのではないでしょうか? 


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2010-02-10 | 教育 | トラックバック(0) |
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プロフィール

篠崎由羅(しのざきゆら)

Author:篠崎由羅(しのざきゆら)
1970年生。幼少期から哲学・宗教学に造詣を深める。思想および思想史、それに付随した国際事情に興味を抱いて独学を続け、大学ではインド哲学科専攻。東西問わず、両者の思想に渡り研究を深める。

現在は看護師として施設で勤務しながら、その傍らで執筆活動を続けている。2016年11月にYOU are EARTH改め「WE are EARTH」の活動を再始動予定。より良い未来の地球のため、全力を尽くす誓いをたてている。

【篠崎編集担当】


【篠崎の著作本】

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