先日、
人間の存在意義を、考える機会が多いということを書きましたが、そこから派生して
生命の在り方について思いを馳せることが多くなりました。
「
時代の夜明け 共生の世界」でも書いたように、私達は
あまりにも自分達の都合に応じて環境をねじ曲げ過ぎてしまったのではないか──それが故に、多くの社会問題(詳しくは「
無縁死も虐待も、すべては既存システム崩壊の現れ」)が浮上しているのではないか、そんなふうに思えるのです。
私達は一体、何を間違えてしまったのでしょうか──。
ひとつはやはり、
所有が原因だと思います。
それは、「時代の夜明け」で書いたように「海まで境界線をつけられた世界地図」で充分表されています。大地はひとつなのに壁を越えたことで命を奪われたり、銃撃戦が行われたり──そうした行為は「支配」と「所有」というエゴの中から生じられた行為だと、私には思えるのです。
こんな話を、聞いたことがあります。
ある湖は、外部から一滴も水を入れなければ出すことのない、本当に孤立した湖でした。そこの水は失われることはないけれども、循環のないその水で生命は誕生せず、まるで死んだように濁っていた──と。
そして一方の湖は、ある川の下流にあり、また他の川へも繋がっていました。そこは絶えず水が流れては巡っていくので生命が繁殖し、魚たちが生き生きと暮らしていた、というのです。
所有は結果的に、何も生み出さない──。「何も失うことがなくても、同時に、何も生まれない」のでしょう。
しかし、循環は「失うと同時に、入ってくる」──それは絶えず、生命の流れを象徴するかのように流動していくのでしょう。
聖書にあった5タラントの喩えも、似たようなものですよね。三人の兄弟がそれぞれ5タラントを父から預かり、上の二人は商売などでそれを増やしたものの、末っ子は土に埋めてずっと閉まっておきました。帰宅した父は、何もせずにただ所有した末っ子を叱った──という話ですが、一見すると「どうしてお金を守った末っ子が怒られなくちゃいけないの?」という疑問を持つかもしれませんね。
この話を聞いた日本人の多くの人が、「理不尽だ」と言ったそうです。
それはそうでしょう。日本人は、
貯蓄が大好きですから(笑)。
お金を貯めることに美徳を感じる人が、多い印象を受けます。
最近の若い人はそうでもないでしょうが、私より上の世代には結構多かったりします。おそらくそれは、戦後──「物のない時代」の影響を受けた背景もあるのではないかなと、そんなふうにも思います。
ですが、本来この地球上にあるものはすべて
借り物でしかありません。
私達は、
すべてを地球から借りているのに過ぎず、ここを去る時は「必ず返して行かねばならない」のです。
そう考えると、所有ということの意味が──私は根本的に「崩れていく」のを感じます。
命が廻っていくように、季節が廻っていくように、
そしてまた、時代が廻っていくように──すべて
「循環することこそ」が、自然の法則なのではないでしょうか?
現在は世界不況と言いますが、それでもまだ途上国に住む人達よりは遙かに恵まれています。毎日三食ご飯を食べて、寝床だってあります。
それすらも与えられなかった人達がいるということは、
最初から、世界の循環が偏っていたことの証拠なのではないでしょうか? だとしたら──私達は、今こそ「循環」ということを考えるべき時代に突入しているのだと、そう思えるのです。
日本人は保守的な人が多く、「変化」を恐れる人達が多いです。
でも・・・・・・はっきりと申しましょう。
変化は、絶対に避けられない。私は、そう思っています。
だったら、「自分から変化の波に、乗ればいいじゃないか」──そう思うのです。
変化を恐れていたら、どんなに小さな変化でも衝撃を受けるでしょう。
でも、「自分から変化を受け入れたら」──それは、素晴らしい飛躍に他なりません。
大空を羽ばたく渡り鳥の群れは、強い突風が来た時、それに抗おうとはしません。抗えばおそらく、その翼を傷つけることになるからでしょう。彼らはその風を利用して、さらに高く飛び立つよう心得ているのです。
私達人類も、今、まさに「その時」に来ているのではないでしょうか?
所有ではなく、「循環」という視点を持つ──。 そうすることで、私達はこれからの時代の変化にも応じられる強さを持てるのではないでしょうか?
3月21日のトークイベントでは、そうしたテーマを中心にお話したいと思っています。

この「循環」という考え方は、私自身が
新たな時代における重大要素のひとつになると実感しているものです。
ですので、今から当日までは
「循環に関するあらゆること」に意識を向け、それを原稿に書き起こそうと思っています。
当日の音声おこしと同時に、私自身が「循環について模索した内容」を冊子にしたものを、参加者の方全員に郵送します。(販売はしません。あくまでも、参加者特典という形ですので──)
あと若干数空席がありますので、
新たな時代のキーワードを知りたい方には、是非ご参加頂きたく思っている次第です。
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