篠崎は現在、身内間で起きたトラブルにより、「両者の言い分」というのを聞く──いわば調停役みたいな立場に立っています。
こういう立場にいると、本当に色々なことが見えてくると言うか──
如何に人は、自分のフィルターを『真実』と思いこんでいるかが実感出来ます。
喩えて言えば──ある人のフィルターは
「情が基盤」だとします。
愛や想いを言葉にしなくても、その行動、態度、すべての中にその人は「情」を見るわけです。何故なら、その人のフィルターは最初から「情」から出来ているから、思考するよりも先にフィルターが「情」におけるふるいをかけるからです。
しかし、もうひとりの人のフィルターは
「如何に自分が楽出来るか」だとします。
そうすると、相手の行動、態度、そういったものから「相手の情」をふるいわけることがなくなります。逆に「言葉」ではっきり伝えられない限り、その人には「届かない」ことになってしまうのです(まぁ、最初から「自分が楽出来るか」というフィルターが最初にあると、どんなに言葉で伝えたところで、それは必ず「自分にとってメリットか、デメリットか」にしか変換されない為、無意味と言えば無意味なのですが──)
世の中のもめ事の多くは、すべてこうした
人それぞれに、フィルターがあるのだということが誤解されているところから生じている──そんなふうに思います。
例えば、私がAさんを「かくかくしかじか、こういう人だ」と思った時、その時点で
すでに私のフィルターを通じて見ています。Aさんの本質を、私は見ているわけではないのです。
だからこそ私は、自分だけの意見で「○さんって、こういう人ね!」と決めつけたくはありません。それは、私自身の「フィルター(思いこみ)」でしかない場合もあるからです。
だから、私は何かを判断する場合、あらゆる角度でそれを調べ──同時に、他の人の意見も参考にするようにしています。
直感──というのは、そうしたフィルターが「いっさいかけられてない、純粋な閃き」ですが、それが本当にフィルターがかかっているか否かは・・・・・・誰にも分からない、そう思います。
その直感を「信じるか否か」は自分でしかないし、誰にも判断出来るものではない。ただ、
「出来るだけ、自分のフィルターは透明にするよう努力したい」・・・・・・いつもそう、私は思っています。
話が少し逸れましたが。
身近にある問題は然り、国の問題は然り、すべてがこうした「個々人のフィルター」によって行き違い、誤解、そうした諸問題を起こしているのだろう──そんな気がしてならない昨今です。
また、これは厄介なことに、国が違うと「言語の違い」というフィルターまでかかってしまう。そうすると、二重・三重・四重にもフィルターが出来てしまうので、価値観の相違、行き違い、けんか、もめ事──これらが続発しても「無理はないのかもしれない」、そんなふうにも思えてしまいます。
戦争をなくそうと叫ぶのは簡単ですが──確かに、それを「なくす」為のフィルター除去は、とても大変なんだということを、痛感することも多いです。
でも──。
そうしたフィルターは、実は「こころの外側の部分」にあって──本当の核・・・・・・もっとも中枢にある「想い」は、
実はみな、大差がないのではないかそうも思うのです。
それこそが、私が先日書いた「YOU are EARTHの活動意義」にもあるような、
少しずつでも、人は意識改革がされているということに繋がります。
もし、そうした「ひとつの正しい真理」が存在せず、みんながみんな個々バラバラに生きているのが真理ならば──未だに世界のどこかでは残酷な処刑がなされ、あり得ないような生け贄があり、私達が想像出来ないような憎悪に満ちた国があっておかしくない。
でも、今の世界に「そういうところはほとんどない」ことが、
私達が、ひとつの真理に導かれつつある証拠なのかもしれない──そうも思うのです。
身近のもめ事を見ていて、あまりにも平行線のやりとりを眺めていると──「身近な人間同士がこの状態では、確かに国家間の問題を片付けるなんて難しいよなぁ」なんて、思わず苦笑したくなることがあります。
しかし、「今、すぐ」という目で見ずにいれば──どんな問題も、必ず解決するのかもしれない。
私は、この問題の当事者に、
「すべては、互いのフィルターの違いが問題なんだ。もう少し、相手のフィルターを意識してはどうか?」という話などもしました。
人はどうしても、
「私がこう思っているんだから、相手もそう思っているに違いない!」そんなふうに思ってしまいがちですが──そうではないです。
相手には相手のフィルターがあり、自分が思っているからといって「必ずしも相手がそうとは限らない」──。
そういう「小さな気づき」から、私達は学び始める必要があるのだろうな──そんなふうに思う今日この頃です。
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