先日、「自分がこれからどうなるのか、占って欲しい」という依頼を受けました。
私は滅多に依頼を断らないタイプですが、
(1)礼儀知らずで、人の誠意にあぐらをかく人および
(2)占いを「逃避」の材料にだけ使ってしまい、そこから自発的に自分を変えていこうとしない人に対しては、容赦なくお断りしています。
今回は(2)にあたるケースだったので、きっぱりお断りしました。
ここでも何度も申しましたように、
時代はすでに「独立独歩」の時代に差し掛かろうとしています。自分で自分の人生を選択出来るようになっていないと、次なる時代は迎えられない──そう断言してもいいぐらいです。
そもそも私が「占術」を研究し始めたのは、10歳の頃からでした。
幼少期から体外離脱という、普通にはあまりない体験を繰り返していた為(あまりにそれが普通なので、誰にでもあるものだと思っていました。ある日、友人から「そんな体験はない」と言われ、ひどくショックを受けたぐらいに──)、その事情を知りたいと願い、あらゆる方法、あらゆる手段で「その理由」を求めたのです。
占術に手を出したのも、それがひとつのきっかけでした。
「私のこの体質は、『宿命的なもの』なのか。或いは、ただ偶然なのか──」
私が10歳の頃、一番メジャーだった占星術師はルル・ラブァ先生です。とても美人な方で、おそらくこの人が一番最初に日本で西洋占星術をメジャーにさせた方だと思われます。
私は「ちゃかした文章」というのがどうにも嫌いだったので(これは「今も」です。どんな本でも、どんな有名な先生でも、ちゃかしたような文章しか書けない人の本は絶対に手を出しません)──立ち読みして「この人とは合わない」と思った著者の本は読みませんでしたが、それ以外でしたら占術に関する「あらゆる本」を読んだ、と言っても過言ではありません。
10歳の頃から西洋占星術を始め、14歳でタロットを始めました。
18歳からは東洋占術も始めましたが、西洋占星術とは仕組みがまったく違う為(西洋占星術は星の運行表を使いますが、東洋は暦なので)その時点で占術の根拠が不明瞭となり、理解不能となった為、東洋占星術については先生について習うことにしました。(余談ですが、「四柱推命は、複雑なので先生に習わないとわからない」なんて言ってる人がいるそうですが
それは大嘘です。その人はきっと、もっと複雑な紫微斗数占術の存在やインド占星術の存在も知らない人なのでしょう。四柱推命はごくシンプルでわかりやすく、しかも、めちゃめちゃ単純です。これを難解だと言って自慢するような人には、くれぐれも鑑定依頼しないようお薦めします。)
こう言ってしまっては何ですが──私は「恩師に恵まれる」ということがたびたびあるタイプで、高校時代、荒くれていた時も二人の恩師に救われましたし(ひとりは一年で異動しちゃいましたが)、占術に関しても例外なく、素晴らしい恩師に恵まれることが出来ました。
この方はかなりの実力者で、(支障があるので個人名は出せませんが)ネットなどで活躍している占術師のほとんどが、その先生の弟子か、或いは知人・友人だったりする程です。(一回の講義に高額を取るような、偽物占い師とは格が違います。)
ですが、この先生はそうした「深遠な智慧」をあまり世には出していません。理解してもらえないからなのか、或いは、何か理由があってのことなのか──いずれにせよ、講義では言わないような内容についてまで、その先生は私に惜しみなく東洋占術の極意として教えてくださったのです。
また、独学で「インド占星術」もしました。インド占星術は非常に複雑なシステムで、本来「分割図」まで観ないといけないのですが──日本のインド占星術師を名乗る人も、分割図まではうまく応用出来ていないようです。(本来、そこまで応用出来ないのであれば「インド占星術師と名乗るべきではないのではないか?」と私は思うのですが──)
私がここまで占術をあらゆる角度から分析したのは──別に
占い師になる為ではありません。 そうではなく
もし人が何らかの理由があってこの世に誕生しているのなら、その理由が必ずどこかに表されているはずだそう思ったからです。
私にとって「占術」は
人類の起源を探る先史文明の探究ひとしく
個人の起源を探る探究だったのです。
ですが──今はどうでしょうか?
占いは今や、学問ではない
ただのエンターテイメントに成り下がっています。
もっとも、先日も言ったようにセラピーもヒーリングも占いもコーチングも、
今後は不要な時代となりますので、そうなってしまっても「仕方なかったのかもしれない」そんな思いもあります。
人の人生というのは──不思議ですが、
自分が一番、分かっていたりするものです。 自分が分からないようなことを、何故、他人が分かるというのでしょう?
どんなに「あ! 私、こうなりたい。これやりたい」と思っても、うまく行かないことは誰にでもあります。
そうした時に、「運命のせい」にして逃げるか──或いは「自分の努力が、どこか足りなかったのかもしれない」そう考えて改善していけるか──私たちにはこの
二者の選択が常に与えられているのです。
そして、
どちらの選択が、より望ましい未来を開拓するか──それは、言うまでもないですよね(笑)。
私は、冒頭で書いた方にお断りする際、こう伝えました。
「本人が自分の人生を『自ら創造していこう』という努力をしない限り、占いでいい結果が出ようが、悪い結果が出ようが、何も『変わらない』んですよ。」と。
私自身が(望んでいたわけではないのですが、流れ流れるうちに)鑑定士として3桁近い人を占った中で得た感想としては──
みんなすでに、自分がどうなるか分かっていたということです。
分かっていたことを、あえて「他者から口に出してもらいたかった」──それだけなのです。
だったら、そんな遠回しをしなくても
自分で決意すればいい──ただそれだけのことだと、私には思えます。
世の中、心配なことなどあげたらキリがありません。
しかし、すべては「宇宙の采配」でしかないのです。
明日死のうが、今この瞬間私の上に「隕石」が落ちてきて死んでようが(笑)、すべては「私の人生」です。
それなら余計な不安なんて抱くことなく、
今、この一瞬を大切に生き抜いた方がいい──。 私は強く、そう思います。
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※エハン氏ブログ「シンクロニシティ」6月16日、更新しました。
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