【質問】アセンションって、具体的に何なの?

 昨日、ブログのコメント欄に質問を頂きました。
 その質問は非公開だったので、全文は掲載出来ませんが、とてもいい内容の質問でしたので一部抜粋しながら、ここで返答したいと思います。

【質問1】Aさん(仮名)
 チャネリング講座ではなく、アカシックレコードへのチャネリング講座なども危険でしょうか?


 正直申しまして、私は「危険」だと思います。
 何故なら、結果的に言い方が違うだけで、方法論は同じだからです。
 アカシックにアクセスしたことで有名なのはルドルフ・シュタイナーですが、その彼でさえもが、そうした行為について「簡単にできる」とは一言も言っていませんでした。
 それどころか、彼は「いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか(下記参考文献参照)」で、とても厳しい方法を書いています。
 また、本当にアカシックへアクセスする為には、人間に付随する「エゴ」や「見栄」、もしくは「絶対に繋がらなくちゃ」という焦り、すべてを捨て去ることが必要です。
 勿論、生まれついた体質でそういうことが出来る人も間々ありますが、それは本当にごく限られた人達だけです。昨今では「自分は宇宙人だ」と公言している人もいるようですが、本当の宇宙人であれば、絶対に自分の正体を明かしたりしません。
 何故なら、それは世界の干渉であり人類の干渉であることを、宇宙人であればあるほど「自覚しているから」です。また、本当の宇宙人の述べる内容はとても高度な科学用語も含まれているので、人類が理解出来るような代物ではありません。(それは、有名なUFOコンタクティーであるマオリッツオ・カヴァーロの本に詳細が書かれています((参考までに、下記に掲載しておきます。))。これを読めば、「ああ、宇宙人ってそんな容易く人類にコンタクトするわけじゃないし、また逆に、コンタクトされた側もその情報を開示することを躊躇うんだな」ということを痛感出来るはずです。)

 アカシックレコードのチャネリング講座というのをどういう主宰者の方がされているかは不明ですが、チャネリングと原理は同じなので、私はお薦め出来ません。それに今、すでに私たちは無意識下で「アカシックと繋がっている時代」になりつつありますし。
 そうである以上、講座を受けてどうこうするよりも、散歩しながら空の青さに心を投じたり、木々のささやきに耳を済ますだけで、充分伝わってくるものはたくさんあると思います。
 何故なら、生命のDNAはアカシック同様「数多の記憶を携えているから」です。

 もし、それでも「アカシックレコードへのチャネリング講座」を受けたい──という気持ちが続くようでしたら、是非、まず以下のことにチャレンジしてみてください。
 一度このブログでも書いたのですが、かなり効果的な方法ですのでもう一度紹介します。

 (1)鉛筆を目の前におき、5分以上それを見つめる。
 (2)この鉛筆をどの店で買ったのか、どの企業でどのようなルートで配送されてきたのか、どんな工程を経て鉛筆は作られたのか。そして、その鉛筆の木材はどの国から来てどのように日本に入ってきたのか。その国で木材はどんな樹で育っていたのか。その樹はどんな種から芽吹いたのか──
 ──これらを、ひたすら5分間「想像する」という方法です。
 

 もうひとつ、効果的な方法もあります。

 (1)道ばたに咲く花を、デッサンする。
 (2)ある程度デッサンしたら、その土中にある「根っこ」までも想像してデッサンする。(これは画力どうこうの問題ではなく、「根っこの生え方を想像し、具体化する」ことに意味があります。


 これらの二つのことを「クリア」出来たら、おそらくアカシックレコードの講座を受けても口のうまい講師にだまされたり、危険な思想を植え付けられたり、ということはまずないはずです。
 妄想と「本当のメッセージ」の境界は非常に曖昧です。それを見極める為にも、上記の訓練は必要だと思います。
 とはいえ、この二つが出来るようになった時点ですでに、おそらくAさんは、アカシック講座を受けても「物足りない」と思うかもしれませんね。Aさんの方が、遙かに高い能力を持つことになるでしょうから。(たぶん講師をしている方で、そこまで徹底したことをしている人はそうそういないでしょう──)


【質問2】
 アセンションで何が起こるか、具体的に教えてください。


 この流れについては一言で説明出来ないので、まずは前提から説明させてもらいますね。

 これは私の文庫本「アセンション真実への完全ガイド」でも書いたのですが、そもそもアセンションという言葉自体がマヤ暦を発端にしているとはいえ、唱えたのはホゼ・アグエイアスという「全然、マヤ人でも何でもない人」でした。
 しかし、私がこの本で注目しているのはいくら根拠のない現象とはいえ、これだけいっせいにみなが唱えるようになったのには深い意味があるということです。
 2012年ということがアメリカで注目されるようになったのは1990年代初頭なのですが、そうなると「ノストラダムスの予言」よりも早い時点で注目されているのです。私自身は、この矛盾に目をつけました。もし、「ただのお金儲け」であれば、とりあえずメジャーな「ノストラダムスの予言」の方に着目するはずです。まだ9年もあるのだからてきと~なことを言って雲隠れしちゃえば、それまでの話なのですから。
 にも関わらず、何故、当時マイナーだったマヤ暦の終末論に目をつけたのか──私はそこに意味があるように思えてなりませんでした。

 ただ、上記の文庫本にもしつこく書きましたし、このブログでも再三書いていることですが、みんな年代の細かい暦にばかり注目して、予言されている本質を見失っていると思えるのです。
 文庫本の方に、私は「自分はノストラダムスの予言が当たったと確信している、数少ない一人だ」ということを書きました。
 みんな1999年7月という数だけに翻弄され、本質でノストラダムスが言いたかったことには完全に目もくれていなかったのです(このことは説明すると長くなるので、お時間がある時にでも本屋で「立ち読み」してください。←って、こんなこと言うと徳間書店さんに怒られそうですが;)。

 アセンションという問題と、2012という問題は、切っても切り離せない問題です。
アセンションはキリスト教から派生した「上昇」という意味を持っていますが、上昇がある以上は絶対に「上昇すべき基盤」があるからです。
 どう逆立ちして見たところで、今の現代社会が「素晴らしい天国」とは言えません。そうである以上、上昇する前にはある程度のカオスが必要になると思うのですが、「今が、そのカオスの時期だ」と、私自身はそう思っています。
 勿論、2003~2004年の黒点最大期にも異常な気象状況はありました。「その時は2012という文字を知らなかったから、それだけで済んだのだ」と言えば、そうなのかもしれません。
 しかし、惑星規模の異常というのは、まるでクシャミをするように「たった一瞬」のことではなく、その前から少しずつ予兆があるはずです。そういった意味では、こうした異常気象が少しずつ「積み重ねられている」という言い方が出来るような気がします。(勿論、そこまで具体的な異常気象の変化については断言出来ませんが。たぶん、気象庁もNASAも断言出来ないと思います。)
 そうした意味も踏まえて、私はもう2012は始まっているそう感じています。
 2012は「年号」だけでなく、私たち人類への警鐘であり、それを示す暗号なのだ、と。

 それを踏まえて、アセンションの問題。
 アセンションというのは、こうした追い詰められた環境、社会を前に「このままでは死んでしまう」と危機感を感じた霊性の部分が、大きく変貌を遂げることだと私は解釈しています。
 ここで他研究者の方の言葉を借りれば、UFO研究家の浅川嘉富氏は「銀河から生命エネルギーが来ていて(私の著書では、それはラヴィオレッテの言う銀河ウェーブの視点を変えたものだと書いていますが)、そのエネルギーが太陽にエネルギーを及ぼし、それが人々の波動を高くする」と言っています。多かれ少なかれ表現は違えど、みな同じことを言っている印象は受けます。
 しかし、問題なのはそうしたアセンションが、人々のはっきりとした自覚の中で起こりえるかどうかという問題です。
 たとえば、カフカの変身ではないですが──ある日起きたら突然「大蜘蛛」になっていたら……そりゃ誰だって驚きますよね。(いえ、大蜘蛛は決してアセンションというか──むしろ退化のような気もしますが;)
 でも、実際にそのような「みなが自覚出来るほどの、大きな変化は起こらないのではないか」──と、現時点の私は予測しています。(注※私自身の研究対象は「高次元システムを、如何に三次元で適応させるか」なので、アセンションの問題はたとえ2012年を過ぎても探究し続けます。その為、今後の研究次第によっては「実はみんなが驚くぐらいのアセンション的変化が起こるかもしれない」という結論に達する可能性もありますので、その点はご了承ください。あくまでも私は、「現時点での研究結果」に忠実に、記事を書いていきたいので。)

 少しグダグダになってしまいましたが、要点をまとめますと──

1)アセンションは起きたとしても、個人の意識レベルによって差が生じてしまう為、まったく無自覚の人も中にはいるだろう。
2)等身大の自分でありのままに生きて、自分が幸福だと思える環境を自ら選択することが可能になること。

 ──が、まずはアセンションの「大前提」のように思えます。
 ちなみに、私ごとで恐縮ですが、私自身は今年に入ってから急激に「自分に合った環境、自分に合った人間関係」が自ずと選別されているようなところがあります。
 本当は、誰でもそうすることが可能なのだと、私には思えるのです。
 淡水に生きるしじみが、海水に浸されても、ただ苦痛なだけです。にも関わらず、私たちは最大の権利である自分にあった環境を選ぶことさえ出来ず、システムの言いなりにされてきてしまっていました。
 ある意味アセンションというのは、従来の人間の価値を取り戻し、自分にとって最も生きやすい環境を選ぶことだと言えるかもしれません。
 それこそ「天国」ですよね。

 ある一部のチャネラーの人達は「みんなが光り輝いて天使になる」だの「宇宙船に乗り込む」だのと言っています。
 それ自体は、否定しません(私はどんな意見でも、否定はしない主義です。しかし、社会に害を及ぼすと思えるような意見については、否定はしませんが「真っ向から反論」はします)。そういうことを信じている人達がいてもいいじゃないか、と思えるので。
 ただ、個人的にはそのような他力本願でいるよりも、「自分の意志で、自分の生きる環境を選ぶこと」の方が大切だと思うし、自分にあった環境にいれば自ずと感受性も高まります。そうした中で、この世の法則では説明出来ないような「何か大きなこと」がある可能性もあるかもしれない、とは思います。

 本当に大切なのは、アセンションで高次元にいくことよりも、
 この地球を「高次元のように、素晴らしい世界にさせること」だと、私は常々思っています。 



 
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【参考文献】
いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか (ちくま学芸文庫)いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか (ちくま学芸文庫)
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プロフィール

篠崎由羅(しのざきゆら)

Author:篠崎由羅(しのざきゆら)
1970年生。幼少期から哲学・宗教学に造詣を深める。思想および思想史、それに付随した国際事情に興味を抱いて独学を続け、大学ではインド哲学科専攻。東西問わず、両者の思想に渡り研究を深める。

現在は看護師として施設で勤務しながら、その傍らで執筆活動を続けている。2016年11月にYOU are EARTH改め「WE are EARTH」の活動を再始動予定。より良い未来の地球のため、全力を尽くす誓いをたてている。

【篠崎編集担当】


【篠崎の著作本】

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