植物の力

       観葉植物3

 この鉢植えは、篠崎宅の子です。半年程前に購入した時は葉が3~4枚だったのですが、今はここまでに成長しました。
 私は以前から植物が大好きで、子どもの頃には大きな樹の根元に座ってぼんやり過ごすことも多々ありました。誰にも語れない悩みや傷を抱えた時でも、樹や植物といると癒されるような気持ちになったからです。(それからしばらくして、植物には音楽を聞き分ける力がある──なんてことが話題になりましたが、私にはごくごく当然のことのように思えたぐらいです。)

 この子も大切に育てていたのですが…先月、私が深くこころに傷を負う事件があったその翌日ぐらいから、葉の一部が枯れてしまいました。
 今でもその痕が若干残っていますが、実はこれでもかなり「再生」したのです。私のメンタル面が弱っていた一週間ぐらいの間は、この茶色になった部分は葉の一面ぐらいに広がっていました。
 この子の傷に気づいた時、私はすぐに「自分のせいだ」と気づきました。
 
 植物には、本当に「癒す力」があります。
 宮崎駿監督の「風の谷のナウシカ」で、腐海の樹々が人間達が破壊した世界の毒素を体内に取り込み無毒化していた──という内容がありますが、植物にはそうした作用が実際にあると私は感じています。
 また、「オーラの泉」で美輪明宏さんが「植物は持ち主が疲れていると、自分のエネルギーを分け与えて自分が枯れてしまう」というような話をしたことがありました。植物の働きは「自己犠牲」──自らのエネルギーでその場を浄化するのですが、まさしく私は浄化が必要な程滅入ってしまっていたのだと思います。

 植物のそうしたパワーはこのブログを読んでいる皆さんやスピリチュアルに詳しい方であれば当たり前のことかもしれませんが、あまりに目の前でその作用が現れると驚くと同時に、自分のネガティブな念が植物さえも傷つけてしまうということを目の当たりにさせられたようで、深く反省させられました。

 植物は人間以上に繊細で、思いやりにあふれ、優しい生き物であり──
 かつ、強大な生命力の持ち主なのだと思います。
 写真にとったこの子もまた、枯れかかった葉を残したまま新たに新芽を生やしています。
 人間も同じように、こころに受けた傷は一生涯消えることがないのでしょう。
 しかしその傷に焦点を宛てるのではなく、それでも尚新たに芽吹くことへ力を注ぎたい──そんな勇気を、この子から教えてもらったように思います。


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2013-10-27 | 雑談 | トラックバック(0) |

グラウディング

           kage-05.jpg
             【撮影者】織人文様/Silent Sea
 こんなふうに足下を見つめたのは、いったいいつ以来だったか…
  毎日、毎時間、足は働き続けてくれているのに、そのことに対してあまりにも無関心だったのではないだろうか
  身近な一歩を大切にせずして、大いなる一歩なんて踏み出せるはずがないというのに──。



 今も昔も、スピリチュアリストの中には現実逃避してしまう人が後を絶ちません。
 特に、チャネリング系の異次元体験が流行り出してからは、「本当の自分はここにいない。今の自分は本当の自分ではなく、天使の姿をしていて違う世界にいる」といったことを(本人は)本気で信じてしまうようなケースもまま見られます。

 とはいえ…。
 以前の篠崎だったらそういう方々を「甘い!」と一刀両断しちゃったのでしょうが──最近、様々な人と触れあっていく中で、必ずしも本人だけに弱さがあるわけではない…そう思うようになりました。
 先日知ったのですが、統合失調症というのは「ストレス耐性が未熟であることが原因で生じる脳の神経伝達物質異常」であることが医学的に判明したそうです。ややこしい脳神経伝達うんちゃらというのはこの際おいておくとして、この中で私が注目したいのは「ストレス耐性が未熟である」というところです。
 統合失調症にはいくつか型があるのですが、発症した年齢、および症状によって破瓜型(はかがた)、妄想型、緊張型といったタイプに分かれます。中でも「破瓜型」は、発症年齢が思春期に集中しています。思春期といえば、子ども達が成長していって「外的社会の仲間入りをする準備期」にもあたる大事な時期ともいえるでしょう。
 そういう時期に──例えて言えば、温室育ちで冬の木枯らしや夏の豪雨を浴びたことのない苗に、いきなり温室から出して「きれいな大輪を咲かせよ」というのは無理難題というものでして──外気に耐えながらも大輪を咲かせるのであれば、芽が生えた頃から少しずつ慣らしていく必要があるのでしょう。
 人間も同じようなもので、徐々に外部環境に慣れていくことが必要だったにも関わらず、その過程やステップアップがうまく行かず、急激な環境変化なり人間関係の変化なりが生じると、人というのはそのギャップに耐えきれず発病してしまったり、或いは逃避してしまったりするものなのかもしれない──それはそれで、人の精神における防御機能として必要なことなのかもしれない、そう思います。

 なのです、
 防御機構はあくまでも「防御」であって、一時的な避難場所みたいなものです。
 いつまでたっても避難場所にいる──というのは、それはそれで問題だとは思います。
 
 これ、スピリチュアルという分野においても同様じゃないか──私はそんなふうに思っています。
 いつまで経っても、スピリチュアルというのが甘い「癒し」とされるだけのものであって、はたしていいのだろうか、と。
 スピリチュアルそのものが「一時避難場所」のような状態のままでいるから、こうした状況をいつまでも引きずってしまうのではないだろうか──と。

 現時点のスピリチュアル分野の働きは、人々にとって「癒しを提供する」という意味で充分な働きをしていると思います。しかし、そこで満足しているだけではいけないのではないか──私はそう思います。
 現に、看護の世界ではスピリチュアルという分野を活かしている場面が多々あります。日本の看護はまだまだそこまで到達していませんが(おそらく20年は遅れていると思います)、アメリカ・コロラド大学のジーン・ワトソン博士は、コスモポタリズム(宇宙論)から看護を捉えているほどの人です。
 少しずつではありますが、今の時代はスピリチュアルと三次元での仕事が融合し、活かされようとしてきているのでしょう。
 看護に限らず、他にも融合出来る分野はあるはずです。教育分野はすでにシュタイナーが行っていますが、福祉だって活かせることがあるかもしれない(福祉という理論に活かす、など)、それどころか、本来は社会や国家を育成するのにスピリチュアルな視点は「絶対抜いてはいけない要素」だと思えるのですが…。
 なぜ、今に至るまでそれが活かせなかったのでしょう──すごく疑問です。

 今まで私たちは、個々人で「グラウディング」の必要性を説かれてきましたが、今やすでにスピリチュアルという分野そのものをグラウディングし、実社会に応用していかなければならない時代になってきているのだと思います。
 そのためには、「今」目の前にある現実に、どれだけ心(魂)を籠めて生きられたか──それが大切になってくるのでしょう。
 目の前の現実を大切にしていける人には自ずとスピリチュアルそのものがグラウディングし、実社会をよりよく変えていくためにどのようにすればよいか、そんな知恵が浮かんで来るのかもしれませんね。



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日本人であるということ─「おかげさまで」という言葉の意味─

     

 
          foto-1.jpg
          撮影者:Chiharu Tsukidate様 

             闇ばかりの夜に、たったひとり放り込まれてしまったら 
                 あなたはそこで、光を見つけることが出来るだろうか
                 その光を、掴もうとするだろか
                 それとも、光なき世界に光を与えようとするだろうか
                 あなたの、その手で
                【JIN─仁─】第一話より


 数年前から、日本人は「アセンションの鍵となる」といった言葉がよく聞かれています。
 以前のブログにも書きましたように、私は「日本人だから特別」とか「日本は霊性が高いから、アセンションしやすい」とか、そういう言葉は信じていません
 地球にいる以上、誰でも平等にその機会はあるはずだし、誰もが地球にとって(宇宙にとって)大切な魂であることに変わりはないと、私自身はそう思っているからです。

 また「何かを特別視する人」は、逆に言えば「何かを蔑視する人」でもあります。
 特別視と蔑視は、ベクトルの方向が違うだけで「同じこと」を意味しています。
 日本人を特別視する以上は、逆に他の民族や国家の人達を「蔑視していないか」という視点に立たなければならない──私はそう思います。
 
 しかし、そうした視点とはまったく別にして、確かに日本人には「日本人としての素晴らしい点がたくさんある」と、そう感じることも多い今日この頃です。
 先日、2009年からTBSで放映していたドラマ「JIN─仁─」をDVDで観ていたのですが、このドラマには日本人の良さが凝縮されているように思えました。
 私は海外ドラマや洋画を好んでよく観るのですが、海外(主にアメリカ)の映画の場合は、ヒーロー(ヒロイン)は「ひとり」であることが多いのです。「君が世界を救うのだ」「あなたがひとりで戦うのです」といった内容が多く、誰かと戦うという場合でもその他大勢の人達と共にというよりは、友達と、恋人と、家族と等、身近な関係性で描かれることが多い印象を受けます。
 しかし、このJINに関して言えば、主人公の南方仁を様々な人達が支え、思いやり、気遣っているという場面が多々出てくるのです。
 JINというドラマは(ご存じの方も多いと思いますが)現代から江戸時代にタイムスリップしてしまった脳神経外科医が、西洋医学がまだ受け入れられていない江戸時代において葛藤を繰り返しながら、コレラや梅毒などの当時は不治とされた病気と闘っていく──という物語です。
 この物語の場面において、仁は「未来から来たスーパーヒーロー」のようなものですので、いわば「君が世界を救うのだ」という視点になってしまってもおかしくはなかったはずです。
 しかし、このドラマの中で仁は限りなく謙虚で、自分の果たした役目に対していつでも「みなさんのおかげで、手術を成功させることが出来ました」というような、他者への感謝を忘れない姿が見られました。
 私はこれを見た時に、「ああ……。日本人の良さって、こういうところにあるんじゃないのかな」と、そう思った次第です。

 「おかげさまで」という言葉。
 以前、シュタイナーの研究をしているドイツ人講師から「『おかげさまで』にあたる外国語はない」という話を聞いたことがあります。
 この言葉は、南方仁のように「自分は周りの存在や、その関係性によって支えられている」ということを実感した時にこそ出る言葉なのかもしれません。
 日本人が奥深くに持っている「日本民族の本質」とも言うべきものは、この「おかげさまで」に包括されているようなすべての生命、存在と調和し相互扶助することで、「今」という瞬間があるという意識なのかもしれません。
 そして、こうした「絆」の意識は、自分たちを包む全体ということを実感しているからこそ生まれてくるのではないかと、そんなふうに思えるのです。
 個からも、絆は生まれます。でも、そうした絆は、前述した海外ドラマのように「ヒーローはひとり」で、あくまでもそこから派生した絆でしかないかもしれません。
 でも、全体から派生した絆は、例え個になっても常に繋がっていることを意識出来る──それこそ「おかげさまで」という言葉が自然と口から出てくるような、そんな境地なのかもしれない……そんなふうに思えます。
 
 スピルバーグ監督の映画「太陽の帝国」では、憧れの気持ちから捕虜の立場を忘れてつい敬礼をしてしまうイギリス人少年に向かい、それに応えて三人の日本兵士が敬礼をする──という場面がありました。捕虜であろうと少年であろうと、立場に関係なく日本兵は礼儀をもって接していた…という印象深い場面でもあります。
 もちろん「映画だから」と言ってしまえばそれまでですが、監督の頭の中で「誰に対しても、日本人は礼儀を尽くす心を持っている」という発想がなければ、映画にさえ作成されていなかったと思います。
 こうした礼儀もまた、「全体に包まれたひとつ」という意識がなければ生まれてこないものでしょう。個から派生した場合、他者は「切り離された個」でしかなく、礼儀はおろか関心さえ寄せないということになってしまいかねないからです。そうした意味で考えても、「全体を意識出来るこころ──おかげさまで、という視点」は、とても大切なものであることが分かります。

 どの民族にも、どの国にも、その国の血筋を受けるということは魂という視点で考えても意味があるのだと、そう思います。日本人としての良さ、日本人の特質を意識しつつ、諸外国との絆を深めていけるようなそんな国でこれからもあり続けて欲しい──そう願っています。
 それこそ、私たちがこうして日々穏やかに過ごしていられるのは「すべてのおかげ」なのだから…。
  

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プロフィール

篠崎由羅(しのざきゆら)

Author:篠崎由羅(しのざきゆら)
1970年生。幼少期から哲学・宗教学に造詣を深める。思想および思想史、それに付随した国際事情に興味を抱いて独学を続け、大学ではインド哲学科専攻。東西問わず、両者の思想に渡り研究を深める。

現在は看護師として施設で勤務しながら、その傍らで執筆活動を続けている。2016年11月にYOU are EARTH改め「WE are EARTH」の活動を再始動予定。より良い未来の地球のため、全力を尽くす誓いをたてている。

【篠崎編集担当】


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