「本物のスピリチュアリスト」を見分けるコツ

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        ※宮沢賢治のように「デクノボー」を目指す境地が、
          本物のスピリチュアリストと言えるのかもしれない──


 今、地球は様々な局面を迎えており、より一層「人類の意識進化」が求められる時代になっています。その一方で、ある一時期よりも進化の速度が停滞しているように思えることもままある昨今です。

 そうした事情の背景には、価値観の多様化やSNSなどのツールによって容易に情報が流布されやすい時代になってしまい、情報の質が維持出来ず玉石混淆になってしまったということが原因のひとつとしてあるのかもしれません。

 例えば、チャネリングの情報ひとつとってみても、発信した人とは別の人が内容をそのままコピー引用して発信したり(やっている方はFacebookやTwitterのシェアと同じ感覚なのでしょうが)、その情報源に関して掘り下げて、自分なりの自己解釈をする前に安易に情報が流れてしまっているという現状があるように見受けられます。

 しかし、どんなに価値ある情報でも、読者がその内容を吟味し、自分の血肉として解釈していないのであれば、その情報がただ大勢に流布されたところで一時的な流行病でしかないのです。

 日常的なニュースや事件については、ただ流布されていくだけでも大きな効果は得られるかもしれません。しかし、ことスピリチュアルな内容に関しては公開された内容を自分なりに解釈した上で、日常の中で実践していけるかが重要なポイントになってきます。意識の進化は「どれほど知識を持っているか」ではなく、どれほど実体験として日常の中で実践出来たかにかかっているのです。


 これだけ多くの情報が溢れていると、どの情報を信じてよくて、どんなふうに自分が歩んでいけば良いのかが分からなくなるのも仕方ないことだと思います。
 しかし、この地球の変化に追いつける程の意識進化を望むのであれば、まずは出来る限り本物のスピリチュアリストを見分けることが大切なのではないか──私はそう感じます。

 こうした「見極め」は、一見スピリチュアリストに反したものであると考える人もいるかもしれません。
 しかし、ちょっと過激に(しかも下品に…)言わせて頂きますと「いつまでも糞と味噌が一緒の状態では、何も変わらない」と私には思えるのです。

 最近では、営利的な経営とスピリチュアルをごちゃ混ぜにしている人もいますが、そういうのが「糞と味噌を一緒にしている典型例」だと私は思います。スピリチュアルと括るものが「周波数の高い精神派」であると例えるのなら、営利といったエゴと密接に関わるものは「人間界に断定された周波数」です。

 もちろん、生きていくためには最低限「お金」が必要であることは認めます。しかし、そうであるなら「スピリチュアルと日常に必要なお金は、分けて考えた方が良い」と私は考えています。何故なら、本来スピリチュアルというものに値段をつけるのが無理難題なことであるため(だって、キリスト教の教えにはいくらの価値があり、仏教の教えにはいくらの価値がある──なんて決めるのは不可能でしょう?)こうしたことを結びつけて考えることが過ちの根源であると私は考えているからです。

 かつての禅僧達は民家を周りながら「托鉢」をしていましたが、こういう方法は日常の地道な方法と密接に関わりがあるので「あり」だと思います。
 しかし、お金を稼ぐためにスピリチュアルを利用するというのは、方法を誤ってしまっているように私には感じます。 
 もし、そうした中で「本物のスピリチュアリストを探そう」というのであれば、そうした人達は目立つことなく、地道に、崇高な教えを日常の中に活かしている人達の中にこそいる──私は考えています。

 この記事を読んでいるあなたが、もし心の底から「地球のために、人類の意識進化を望んでいる」と感じていて、同時に「だけど、共に同じ志で歩める友に巡り会えない」と悩んでいるのでしたら、同じ志を持つ友(同じように意識進化を目指す友)を見つけ出すポイントは、「誠実さ」そして「精神的な教えを実践しようとする力を持っているか」で見分ける必要があると思います。
 そうした友は、日々を生きていく中で常にその日1日の自分の行動を振り返り、精神的な気づきがどれほどあったかを見つめ、その日出逢った人に最大限のことが出来ていたかどうかを反省できる意志を持った人であることでしょう。

 決して自分を飾らず、自己をアピールせず、周囲との調和を愛し衝突を避け、自分がしている行動が果たして宇宙の意志にあっているのかどうかを自問自答し、時として自分の生き方があまりに無力であることに嘆き苦しんでいるような人かもしれません。

 宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の後半、

 ヒドリノトキハナミダヲナガシ
 サムサノナツハオロオロアルキ
 ミンナニデクノボートヨバレ
 ホメラレモセズ
 クニモサレズ
 サウイフモノニ
 ワタシハナリタイ


 こんな生き方を目指す人のような気がします。

 ……が。
 こんな人は「なかなかいない」っていうのも現実だと思います(苦笑)。
 少なくとも、以下のようなポイントはスピリチュアリストのリストからは外れると思うので、これを見分けるポイントにしてもいいかもしれません。

1,嘘が多い人
(その場しのぎの嘘を重ねていても、大抵相手にその嘘は見抜かれているものです。私が最も避けるタイプの一人です。)
2,自己顕示欲が強い人
(Facebookでやたらに顔をオープンにしたがる人はこの一例だと思います)
3,何かにつけて儲けの話になる人
(お金の話というより「自分にどれだけの利益が見込めるか」という話になりやすい人は要注意です)
4,記事やネットで公開している内容と、実際の本人の日常があまりにかけ離れている人
(スピリチュアルを語るのに、平気で他者を卑下したり悪口言う人は言語道断です。)

 こうしたポイントの中でも、特に「嘘をつく」というのは一番見極めのポイントになるかもしれません。何故なら、嘘というのは「相手にばれていない」と思うからするものですが、本来スピリチュアルを実践している人であれば「いつでも宇宙が見つめている」ことを実感しているので、出来る限り誠実であることを心がけているからです。

 もっとも、三次元社会においては、この「自分にも他者にも誠実を心がける」ということはなかなか難しいものだったりもするのですが──(苦笑)。

 さらに一段と人類の意識が向上する日が、一日でも早く訪れることを祈るばかりです。


●多くの方に、「真剣な目で地球人類の進化に意識を向けて欲しい」と、強く願っています。
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プロフィール

篠崎由羅(しのざきゆら)

Author:篠崎由羅(しのざきゆら)
1970年生。幼少期から哲学・宗教学に造詣を深める。思想および思想史、それに付随した国際事情に興味を抱いて独学を続け、大学ではインド哲学科専攻。東西問わず、両者の思想に渡り研究を深める。

現在は看護師として施設で勤務しながら、その傍らで執筆活動を続けている。2016年11月にYOU are EARTH改め「WE are EARTH」の活動を再始動予定。より良い未来の地球のため、全力を尽くす誓いをたてている。

【篠崎編集担当】


【篠崎の著作本】

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