最近、篠崎は
「人生を180度変えてしまう程のいきおい」の本に出会いました。


「臨死体験が教えてくれたこと」 アニータ・ムアジャーニさん。
そしてもう一冊。


「もしここが天国だったら」。
これらの言葉は、昨今のスピリチュアルでもよく言われていることですが…アニータさんは臨死体験をして向こう側の世界を味わってきたためか、なんと言っても
言葉に重みがある。
私はどちらかというと2冊目の「もしここが天国だったら」がすごく好きで、特に、
臨死体験にてワンネスを経験した上で、他者の痛みや苦悩と向き合うアニータさんの葛藤が描かれているところに、非常に感銘を受けました。
なんというのか、
リアル感があるのです。
私が大嫌いなのは、スピリチュアルリーダーとされる人達が苦悩を抱いている人に向かって、「それは、あなたの心の状態が引き寄せたのよ」などという他人事の言葉を吐く時です。
地球上に苦しんでいる人達や、悲惨な事件に巻き込まれた人、子どもを失って絶望感から立ち直れない人達、そうした人達の痛みを「ポジティブな言葉で安易にあしらってしまう」ことに、私はとても嫌悪感を感じていました。
ところが、アニータさんは
「そうではなかった」のです。
「もしここが天国だったら」の中で、アニータさんは講演中、三ヶ月前に息子を亡くした若いシングルマザーから質問を受けます。
「この悲しみから解放されない。どうしたらこの苦痛から癒やされるのか」と。
アニータさん自身も、聴衆が「亡くなっても魂はそばにいる。私達は永遠に一緒である」ということを答えるだろうと期待しているのに感づきました。しかし、アニータさんは
「確かに魂は亡くなってもいつだって一緒にいる。永遠に離れることはない。だけど、今目の前にいる母親の苦悩に対してそうした言葉は、ただの上滑りの言葉でしかない」そう思うのです。
そしてアニータさんは何も言わず、ただその母親の肩を抱き、しばらく抱擁だけしていたそうです。
ある参加者からは「何故、あの時あの母親に対して『魂が永遠である』ことを告げなかったのか」という批判も来たそうです。
しかし、アニータさんは「仮に多くの人を失望させたとしても、私は『自分が言うべきこと』だけを言えばいいんだ」ということを、そこで改めて学ぶわけです。
この二冊を読むと、私達は「自分を大切にする」「自分を愛する」ということを
如何に誤解していたかを痛感します。
利己主義と自分を愛するということは、「まったく違う」言葉です。
利己主義は「自分を愛することが欠如している」が故に起こり、「自分を愛することができていない」ということになります。すなわち
「真逆な言葉」なのです。
アニータさんはご自身もステージⅣのリンパ腺がんでしたが、アニータさん自身が「自分を愛し、尊重することが欠如していたが故にがんになった」と言っており、私も自分(卵巣がん ステージⅢ)に置き換えて「まさしく同じだ」と思いました。
ってことは。
「がん患者、2人に1人の時代」っていうことは言い換えれば、
「2人に1人が、自分を愛し尊重していない」ってことになりますな(笑)
(いや、自分を大切にしていない人はもっといると思うけどね)
後日、詳しくここでまた説明しようと思いますが、もう一人、今、西洋でセンセーショナルな発言をし、かつ篠崎自身を大きく変えてくれた存在がいます。それが、天使と対話出来るという
ローナ・バーンさん。


この二人の言っていることが、実は矛盾していないどころか「すごく共通している」ことにも驚かされました。
ローナさんは1953年生まれ。アニータさんは1959年生まれ。
西洋のローナさん、東洋のアニータさん、という感じですね(笑)。
ちなみにローナさんはキリスト教のカトリック。アニータさんはヒンドゥー教です。
全く違う宗教の基盤を持った二人が、そして、育った環境も異なる二人が「同じようなことを言っている」ということも、実に興味深いと思いませんか?
それから、皆さんにぜひお伝えしたいこととしては──タイトルにもあるように、アニータさんの本を読むだけで
本当に、人生が180度変わる!!のです。
どこぞのセミナーなんか受けなくてもいい。
どこぞのセッションなんか受けなくてもいい。
受けるだけでものすごく高額なものも、たくさんありますよね; でも、どんなに受けても「変わらない」と私は思います。
ただ本を読んで、自分で自分を振り返る。
そうするだけで
「変われる」のです。
なんて…ただそこだけを強調したところで「ホントかいな」って皆さんが疑問に思うのも当然ですので…
篠崎が
「どれほど変わったのか」について、簡単にご説明しますね。
【読む前の自分】
篠崎は卵巣がん・ステージⅢ(かなり進行しており、その上難治率の高い組織型のがん)であることが分かった後も、ずっとライターや編集者として働き続けていました。それは「働かないとお金が入らない」という恐怖心からでした。
本来、がんという「自分と向き合う絶好の機会」を与えられたにも関わらず、篠崎は仕事をこなしまくり、とにかく働くことに必死でした。
ところが、とある精神的な打撃を受ける出来事に出くわし、そこから人間不信へと陥って鬱的な状態へと入っていきます。(鬱的な…というか、完全に「うつ病」でした。)
その結果、いっきに体調を崩し…いまや電車に乗ることもままならないほどにまで悪化してしまったのです。
そんな時、友人が贈ってくれたアニータさんの本を読み出したのです。
【読んだ後の自分】
読む以前から、私はローナ・バーンさんが言うように「守護天使との繋がり」について常に考え、祈るようになっていました。
しかし、自分が受けた精神的な傷についてを癒やすことは、まったく出来なかったのです。
ところが、アニータさんの本を読んで「私が、自分自身を愛していなかった・尊重していなかったがために、『すべての出来事が起こっていた』んだ」という気づきにいたった途端──
すべての過去が、瞬時に癒やされたのです。
そこで私は、この気づきをもっと深める為に
「自分という魂が喜ぶこと」について「おさらい」をしようと考えました。
瞑想状態に入りながら、
「幸せな記憶」を書き上げていったのです。
その記憶を書き上げている最中に、私は
「ワンネスの感覚」を味わいました。
私が幸せだと感じている記憶の中には、すでに亡くなった人達も登場していたからです。
でも、その人達がすぐそばにいるような──そんな気がしました。自然に涙が溢れ、喜びに包まれ、
「ああ、本当に人生で無意味なことなんかない。無駄な出逢いだってないんだ」という気づきに至ったのです。
次の瞬間。
それが
「地球全体の出来事」と結びついたのです。
そうです! ここに大きな違いがあったのです!
今までの私が抱いていた「地球への想い」は、
私を通じてではない想いだったのです。
でも、今感じる「地球への想い」は…
私を通して発せられる、地球への想いであるというふうに大きく変貌したのです。
これは、すべての人に言えることです。
まずは
「自分を愛さなければ、何も始まらないのだ」ということです。
そこから、奉仕の精神、未来への活動などなど、様々なものが生まれてくるはずです。
日本人には特に、この「自分を愛する」っていうことが難しいかもしれません。
昨日たまたま、スティーブン・スピルバーグが1987年に制作した「太陽の帝国」という第二次世界大戦時の上海で、日本軍の収容所にいた英国少年の話を観ていました。
ちょくちょく日本兵が出てくるのですが、アニータさんの本を読んでから改めて
「天皇のために!」
と言って、生きては帰れぬ特攻隊で飛び立つ少年兵達を見ていた際に「外側からの価値観だけを押しつけられることへの、甚だしい失望感」が湧いたのです。
そう、私達日本人は
「外側から押しつけられた価値観」を思いのほか温存しすぎました。
だから、「自分を愛する」という言葉がそらぞらしい利己的な言葉に聞こえてしまうのかもしれません。
でも、そうじゃないのです。
自分を愛することで他者も同じように愛し、自然も愛し、社会も愛し、国も愛し、地球を愛する、ということなのです。
ひとつ、興味深い事例をあげておきます。
私が瞑想中、「魂が喜んだ事例」をあげていきながら気づいたのですが、「外側から押しつけられた価値観により、エゴが喜んだ事例」と「魂が喜んだ事例」には
差があった、ということです。
どういう差かというと、エゴが喜んだ事例については、魂が「違和感」を感じていたことが多かった…ということに気づいたのです。
もちろん、エゴは決して否定するべきものではありません。エゴは「アイデンティティ」を確立するにおいてすごく重要です。
しかし、外側から作られてしまったエゴばかりに振り回されてしまったら、魂の声が聞こえなくなってしまうのです。
それが、
「私ががんになった理由であり、精神的な打撃を受けた理由でもあったのだ」ということに、ようやく私は気づいたのです。
もし、「何だか世の中が生きづらい」「気持ちが落ち込んでばかりいる」そんなふうに感じることが多い方は、ぜひこちらの本を読むのをお薦めします。そして、「自分の幸福の記憶」を書き出し、その幸福感を持ち続けるには、或いはもう一度そんな幸福感と出逢うにはどうしたらいいかを思い描いてみてください。
きっと気持ちが遙かに軽くなり、新しい道が見つかると思いますよ^^。
●多くの方に、「真剣な目で地球人類の進化に意識を向けて欲しい」と、強く願っています。
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【篠崎の個人ブログ】包み隠さず、何でもぶっちゃけトークってます。

【SF長編小説:人類滅亡後に突如現れた先進文明と古来の地球人であるヒューマノイドの対立】
※しばらく休載させて頂きます※
