他にも書きたいことがいっぱいあるのですが――あまりに危機感を感じた為、緊急でUPすることにしました。
最近、スピリチュアルブームの影響か、チャネリングがもてはやされています。
……が――私はそのことを「非常に危惧」しています。
しかも、ただ「知恵を得る」というだけであればいいのですが、そこに営利が伴う場合――セッションやリーディングで使う場合には、本当に危険が伴います。
――何故なら、そこに「物質界の概念」が含まれるからです。
そもそも「営利」という概念が高次にはないにも関わらず、それを目的に繋がろうとするとその時点で「歪み」が生じるのです。
ルドルフ・シュタイナーは「意識的な超感覚世界(高次)とのアクセスは可能だ」と言っていますが、また同時に「50代を過ぎてからでないと、そうした神秘主義に関連した教師や指導をすべきでない」とも言っています。
それは、あまりに若いうちからそうした世界とアクセスすると現実世界が疎かになるばかりでなく、「人間関係の切磋琢磨」を学ぶことなしに、基盤が気づけない根無し草になってしまうからです。
すなわち、「グランディングが出来にくくなる」という状態です。
私は、自分自身が幼少期から「体外離脱」を通じて、かなり明確でリアルな霊的体験を繰り返してきたので、その危険性がよくわかります。
今はアセンションを前にしているので、余計浮き足だってチャネリングに走る人達が増加傾向にあるのでしょうが――本当に危険な行為なので、ご一考されることをお薦めします。
これは、前日の日記でご紹介した浅川氏の著作本でもはっきり書かれていることです。スピリチュアル、精神世界などの第一線で活躍している人達が口を揃えて「安易なチャネリングは危険だ」と言っているのには、意味があってのことなのです。
その実例を、お話しましょう。
私はとあるヒーリングルームで働いている自称チャネラーの方と、深く関わっていた時期があります。私は自分に「明確な霊感」を実感していつつも、それを人前で言うようなことは決してありませんでした。私の育った時代はそうした能力を「怪訝視」する時代だったので、絶対に口には出せなかったのです。(事実、自殺者の霊に三ヶ月に渡ってつきまとわれた時には、本当に苦しくて怖くて仕方なくて、泣いて父親に助けを求めました。……が、返ってきた言葉は「お前は頭がおかしい。精神科に近いうちに、行った方がいいだろう」――それだけです((これは不思議でも何でもありません。当時はそういう時代なのです))。結局、私を救ってくれたのは同じように霊感を持った姉の友人でした。その人は私が幼少の頃から、私の霊感を見抜いていたそうです。)
しかし、今は「霊感がある」と言えばチヤホヤされる時代。
それどころか、「お金」になってしまう時代です。
その自称チャネラーの方も、それまでは霊感などというものは決してなかったどころか、「霊体験」さえまったくない人だったのです。オーラソーマを齧ったり、それこそ「チャネリング講座」「ヒプノ講座」をちょこっと齧った程度だったそうです(そのことは、後から聞いたのですが)。
ところが、そうした「チャネリング行為」をしていると――自ずと、霊が「寄ってきてしまう」のです。
勿論、そうした場合に寄ってくるのは「浮かばれない霊」です。
事実、私はそのルームで「浮かばれない女性の霊」の写真を撮りました。明らかにその女性は浮かばれていなかったのですが――そのチャネラーの人は、それを見抜くことが出来ませんでした。それどころか、その女性の霊を「聖母マリア」と読み違いをしたのです。
それが「どれほど危険なことか」――想像出来ますか?
浮かばれない霊は自分が「敬われている」と感じたその時点で、上に向かうこと(霊界に還ること)を放棄し、その場にしがみつきます。
いわゆる「地縛霊(その地に縛られる霊。自殺者の霊がその場所から離れられなくなるなどが典型例)」です。
そうなれば、似たような霊をもっともっと、さらに集めてしまいます。想像するだけで、身の毛もよだつ状況です。
そういう人は、決まって「私は、光としかアクセスしないから」と言います。でも、それは熟練者であったとしても「難しいこと」なのです。
しかも、初心者であれば尚更です。私はそれこそ、30数年間霊感とつきあっています。そうなって初めて、「この周波数以上の情報以外、アクセスしない」という訓練がなし得ました。
現実の世界に置き換えて、考えてみてください。「いい人とだけ、交流を持つこと」って出来ますか?
中学生、高校生の頃は、それこそ「誰が自分と合っていて、誰が合っていないのか」わかりません。でも、経験を経るうちに「波長」というものが少しずつ分かってきます。それと同じことです。
ちょこっと本を読んで、ちょこっと講座を齧った程度の人が、一定周波数以上のチャネリングをすることは、非常に困難なことでもあるのです(勿論、中にはそうした知識がまったくないのに、ある日目覚めてしまうケースもあります。が、そういう場合にはかなり明確でリアルな体験として訪れることが多いです)。
しかも、そういう人が安易にチャネリングした結果で、「あなたの人生はこうなります」と人にアドバイスする怖さを、考えてみてください。
言われた方は「そうか! 私は○○になるんだ!」そう思っちゃいますよね?
でも、実際は「まったく違う道」だったら――どうしましょう。責任を持てますか?(こうしたチャネリングで「リピーターお断り」というケースには、くれぐれも気をつけて下さい。本当に能力のある人は何度リーディングしたところで、新鮮な情報を与えることが出来ます。最初からリピーターを断るというのは、実は「自分の能力に自信がないから」なのです。)
私が他者にチャネリングを勧めないのは、自分の実体験で「その怖さ」を知っているからです。
しかし、「安易にチャネラーの道に進んだ人」ほど、容易に人に「チャネリング」を勧めます。
そういう方々には、まず「ルドルフ・シュタイナー」および「スウェデンボルグ」の本を「熟読してください!」と言いたいです。
二人の本には、「安易なチャネリングの危険性」が、くどい程書いてあるからです。
事実、驚異的な霊感を持っていたスウェデンボルグでさえ、天使の姿をした悪霊に悩まされ、シュタイナーも「善を気取る悪霊の怖さ」について語っています。
また、今の時期は「特に!」チャネリングは要注意です。
浅川氏、およびヘミシンクなどで有名な坂本氏は、「霊界の一部が、消えかかっている」と言っています(面白いことに、スウェデンボルグは今から200年近く前に、霊界で「最期の審判」が行われ、霊界の一部が消滅する様を見ています。その現象が、今この世に現れているのは何とも皮肉で――かつ必然とも言うべきものですね)。
しかし、まだ完全に幽界は消えたわけではありません。その為、行き場のない霊や自分の住む場所が消えかけている霊達は、やにむに人間界とアクセスしたがっています。
そういう霊に妨害されて、本当の高次とアクセス出来ない危険があるのです。無線も、曇った日や天候が悪い日には思うように繋がりません。それと同じ現象になっているのです。
まずは、そうした霊界の仕組み、および霊的な知識の基盤をしっかり確立してから、向き合うことが大切だと思う次第です。
霊的な知恵は確かに素晴らしいし、誰しもが欲しがって当然のことです。
だって、「故郷の知恵」なのですから。むしろ「霊界(宇宙)と繋がりたい」と思うことの方が自然です。
しかし、それは歴代のマスター達が書物でいっぱい情報を残してくれています。まずはそこを通じ、そして、自分自身の確立をした上で「改めて向き合うことを、お薦めします。
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※参考までに、スウェデンボルグの著作を以下ご紹介します。このシリーズは「1~3」まであるので、是非全巻読まれることをお薦めします。1では身近な霊体験を、2ではそれを時代背景などに基づいて、3では宗教概念も含めた形で解釈されています。スウェデンボルグは1668~1772年に生きていた為、どうしてもキリスト教的背景が濃いですが(それでも、この時代に書かれたとは思えない程の斬新さです)、今の世でも充分理解出来る内容、かつ、深い知恵を授けてくれます。
スピリチュアルや精神世界分野に「まだ触れたことがないけれど、もっと霊的世界のことを知りたい」「死の本質を知りたい」という方にも、是非お薦めです。
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頂いたご質問の内容はとても多くの方が興味を持つものですし、疑問に思われることも至極当然のことと思えます。
コメント欄はだいぶ昔に削除してしまったので、ここではなく別途専用に記事を書きました。
とてもいい質問内容ですし、多くの方が疑問に思っていることだと思えるので──。
http://2012evolution.blog83.fc2.com/blog-entry-248.html
非公開用のご質問でしたので、極力ご質問者の方が判明されないように抜粋して書いたつもりですが、何か支障がありましたら遠慮無くご連絡ください。
【追伸】アセンションコミュは、今年の2月に閉鎖しました。あまりに忙しくなりすぎてしまったので──。
本当はそのお知らせも削除するべきなのでしょうが、なにぶん100記事以上あるので、そのままになってしまっていました。ご迷惑をおかけしましたこと、お詫び申し上げます──。
勇気のあるご意見に感動、感謝いたします。
ありがとうございます。
私がどうしてもそういったチャネリングに関する活動をしてこなかったわけがいよいよ明確になって来たような気がいたします。
また、参考になる書を教えていただきたくお願いいたします。
感謝をこめて。