「ディベート」を知らない日本人

 今日、エハン氏が出演されるTVタックルが放映されるとのことで、最初の30分間は見ていたのですが――あまりに低次元なディベート内容にうんざりしてしまい、中断しました。
 姉に頼まれてビデオで収録中故、後ほど要点のみ絞って見ようとは思っています。(CMも含んでまともに3時間見るのは、とてもじゃないけど時間が勿体ない。)

 イギリスなどでは日本よりも遙かにスピリチュアルが浸透している為、こうしたTVなどで行う心霊現象否定派、肯定派のディベートも普通にあったりするそうです。
 しかし、日本の場合「ディベートのルールも知らないような人達」がゲストで出ているって、一体どういうことなのでしょう? 
 否定派の松尾貴史氏は俳優だから仕方ないにしても、大槻教授は教授職にありながら、あんな稚拙な言論しか出来ないって――どういうことでしょうね。しかも名誉教授って……。名誉を頂く程の誉れ高い研究、何かされてましたっけ?

 ホラー作家の山口敏太郎氏は、とても鋭い視点の問いかけをしていました。大槻教授が「スピード違反を測定する装置で警察が取り締まるのは科学的ではない」という主張で裁判しているというのを、私は山口氏の意見で初めて知りました。
 「測定器が科学的じゃない」って意見、多くの方が「えっ? 何で」って興味を持ちますよね。
 勿論、私も持ちました。
 だって、「科学者が言う『科学的じゃない』っていうのは、何を根拠にそう言うのだろう?」って疑問に思いません?
 すると、大槻教授の言った言葉。
「どんな装置だって誤差がある」

 ――へ? 
 そ、そんな安易な理由で、「科学的じゃない」なんて断言しちゃって、しかも裁判までやっちゃうの??(個人的には、たぶん大槻教授がスピード違反か何かで捕まって、それをゴリ押ししたくて「科学的じゃない」ってごねてるだけなんじゃないかと、穿った見方までしてしまいましたが――)
 
 その理由を逆手に取り、山口氏は「だったら、教授が今までそういった装置を使って『科学的じゃない』と否定してきたことは、矛盾になりますよね」と切り返しました。
 これは、誰が聞いたって山口氏が言うように「矛盾」ですよね。
 考えても見てください。教授が作った装置なんてものは、法律で使われる根拠もない程、また、誰が論証に使えることもないぐらい、「狭い範囲」でしか使われてない代物ですよ?
 かたや、スピード違反の装置は、法律上それを使用させるにあたって検査や実験は何十回とされたことでしょう。
 大槻教授の作っている装置って、そこまで予算使って実験出来るのでしょうか? どう考えたって、国家予算が絡んでない限り「無理」ですよ。

 この山口氏の指摘は、誰が見ても明らかな指摘です。反論の余地はない。 
 しかし、あろうことか大槻教授は「矛盾じゃない」と言って、開き直りました。

 …………。
 ――何だかあまりに子供じみていて、気の毒にさえ思いました……。

 こういう、誰が聞いても明かな矛盾を「矛盾じゃない」と言ってしまえる人が名誉教授であるという事実に、私は懸念さえ抱きます。
 世の中には、もっと素晴らしい研究活動をしているのに助教授の称号しかもらえない人だっているにも関わらず、一体何をもって「名誉」というのでしょうね……。彼に名誉教授の称号を与えようと決めた方に、是非意見を伺いたいぐらいです。

 それはさて措き。
 この番組の中であまりにディベートが軽んじられているのには怒りを通り越して、呆れてしまいました。
 しかし、これはこの番組に限ったことではないような気もします。

 日本における「ディベート」って、何かひとつの意見に対して「否定派、肯定派問わず、新たな境地に達しよう」という視点じゃないから、不毛に思えて仕方ありません。
 最初から「俺、ずっと否定派」「私、絶対肯定派」で論じて、何の発見があるのでしょう?
 ただの意固地な言い合いに過ぎないじゃないですか。
 ディベートというのは互いの共通概念を確認しあった後、その上で「さらなる視点」を求めて意見を言い合うことです。相手を徹底的に責めるのがディベートなのではありません。言い合いでも何でもなくて、「新たな発見を見出そう」とするものです。ヘーゲルの言う「アウフヘーベン(止揚)」の視点とも言うべきものであり、「正」と「否」の意見を乗り越えた新しい地点を探るものでもあります。

 しかし、日本はメディアだけでなく、政治でも同じことが繰り返されているから嫌になります。
 本来、与党も野党も関係なく、「本当に国民にとっていい道は何なのか」を模索すべきです。しかし、実際は国民なんかそっちのけで、与党は議席を確保するしか考えず、野党は与党をひきずり下ろすことしか考えない。
 これが本当の民主主義だというのなら、私は鼻で笑ってやります。
 そもそもマイノリティが無視されている時点で、全然民主主義じゃないでしょう。マイノリティの意見を汲み取り、かつ、その中で統合的な視点を持ち、多数派、少数派の意見の折衷案を探るのが民主主義じゃないですか? 今の日本は明らかに「与党主義」でしょう。与党になったものが「勝ち」。

 ……いえ。正確には「マスコミ主義」かもしれませんね。
 いざ与党側に立っても、首相になれば叩かれて――おそらく今に、「将来、絶対になりたくない職業は?」というアンケートに対して「日本の首相」と書く人も出てくるのではないかと思う程(そんな奇特な人は、そうそういないかな)。

 こういう政治も、元を正せば「真剣に議論の出来ない国民性」にあるような気がします。
 議論というと、「闘わなければならない」「勝たなければならない」そういう視点で見ている人が多いのではないでしょうか。
 私は今までに複数回ディベート経験をして来ましたが、反論されることで卑屈になる人も結構いました。おそらく「反論=人格の否定」と受け取る人が多いのでしょうね。
 そんな貧弱な精神で「いいのか!」と、叫びたくなることが多々ありました。
 反論というのは、否定とは違います。「あなたの意見は、私の視点から見るとこう聞こえる。それについて、あなたはどういう意見を持っているのか、教えて欲しい」という姿勢なのです。すなわち、そこにあるのは「相手を負かそう」という姿勢ではなく、「お互い持っている意見を出し合って、さらに新たな意見へと到達しようよ」という相互扶助の関係性なのです。
 なのに、それをどうして闇雲に「否定」「闘い」と受け取るのでしょうか。

 今日の番組を観ていて情けなかったのは、山口氏が「これはディベートなんです」という主張に対し、否定派が一気に「引け腰」になった点です。
 だったらあなたは、「高いギャラもらってる癖に、一体何しに番組出ているの?」って感じです。 
 仮にそういう姿勢を番組側も了承しているのだとしたら、最初からあの番組は「肯定派をやり込めて、面白がってる低俗番組」に過ぎません(って、「最初からそうだ」と言われてしまえば、ぐうの音も出ませんが;)。

 気分が悪くなったので冒頭30分だけ見て中断しましたが、寝る前にまた見直した際、少しでも為になる情報が残っていることを祈るばかりです。
 エハン氏のトークは後半のようなので、一抹の不安を抱きながら(TVっていうのは、ホントに都合がいい程編集でねじ曲げてしまうものなので。番組の主旨が最初から「((番組の言葉を借りるなら))オカルト肯定派」を叩く目的で作られているのだとしたら、エハン氏が本当に言いたいことの10分の1も視聴者には伝わらないでしょうから)見ようと思っています。
 すべてを見終えましたら、明日改めて記事にしようと思っていますので、楽しみにお待ち下さい(あまりに怒り狂って記事に書く気力さえ萎えちゃってたら、ごめんなさい;)。


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2009-12-23 | 社会 | トラックバック(0) |
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プロフィール

篠崎由羅(しのざきゆら)

Author:篠崎由羅(しのざきゆら)
1970年生。幼少期から哲学・宗教学に造詣を深める。思想および思想史、それに付随した国際事情に興味を抱いて独学を続け、大学ではインド哲学科専攻。東西問わず、両者の思想に渡り研究を深める。

現在は看護師として施設で勤務しながら、その傍らで執筆活動を続けている。2016年11月にYOU are EARTH改め「WE are EARTH」の活動を再始動予定。より良い未来の地球のため、全力を尽くす誓いをたてている。

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