「アセンションに向けての覚醒、最期のチャンス」と言われていた今年も、あと三日で暮れようとしています。
「最後のチャンス」などと言われると――ドキッとしますよね(笑)。年末ジャンボ宝くじなどだったら、長蛇の列に混ざっているぐらいの勢いかもしれませんが。
でも、私が思うに大きな変革は昨年のサブプライム問題、世界不況から始まっていて、今年はその「中盤」といった印象を受けます。逆に言えば今年中に「自覚的な目覚め」が遂げられるか否かで、これからの未来に対する展望も変わるといった意味合いを含んだ言葉なのではないかと、そんなふうに感じていました。
今年は確かに、世界的に見ても色々な変化があった年だと思います。
日本では政権交代ですが、世界的には中国が大きく経済発展するなど、時代の流れを大きく変えるような出来事が多々あったような気がします。
私は大学時代や、仕事先などでも中国人の方と知り合う機会が多かったのですが、彼女達に備わっていた不屈の精神力を思い返すと、今の経済復興は「もっともだな」とそう思います。
逆境に強いというか、逆転の発想がすごいというか――。
華僑などでも知られるように、中国人は海外で成功する人も多いですが、日本人は「一企業の社員」として成功しても、その人個人が事業主となって国際的に活動していく、ということが少なかった気がします。日本人の優秀さは「基礎たる地盤がしっかりしている」状態であれば発揮出来るものの、そうでない状態だと「たちまち弱くなる」という脆さがあるのかもしれません。
民主党が日本の政権を塗り替えた際も、私は何故か「まだ要素が足りない――」そう思っていました。
その懸念がずっと拭えないまま、今に至っていましたが、先程、たまたま目にしたNHKの「今年のニュース」を見ていた際、その理由がはっきり分かったように思えました。
鳩山内閣が発足した際、街頭インタビューをしている場面が流れたのですが――多くの方が「変えてもらいたい」「変えて欲しい」「実践して欲しい」というコメントをしていました。「応援します」「協力します」という積極的な発言は、ひとつも見られません。
それを見た時私は、「ああ。もしかして私が『足りない』と感じていた要素はここにあったんだじゃないか」そう思ったのです。
すなわち――
「自発的意志」。
どんなに政治家達が変わったところで、国民が自発的にそれを協力しようとか、自発的に意見しよういう姿勢がなければ、何も変えられないンじゃないか――そう思ったのです。
とはいえ、普通の市民は「日常を送ること」や「自分たちの生活を守ること」が何より大切なことだと思います。社会活動家でもないし、一家を支えるお母さんであったりお父さんであれば、守るものの方が大きいのでただただ「受け身で待つしかない」――それが現状だと思います。
でもそれなら、もっと国民を代表とするような意見を言えるジャーナリストなり、学者なりがいてもいいような気がするのですが、何故かあまりクローズアップされません。
国民の意志が反映されるのは、「投票」に限ったことではありません。それどころか、投票が必ずしも国民の意志に反映されるかと言えば、そうではないはずです。仮にそれがダイレクトに反映されるのであれば、政権交代は「もっと以前に起こっていただろうから」。
もし国民の意志が「違った形で反映される」とするならば、それこそがコラムニストの意見だったり、社会学者の意見だったり、より国民に近い側の人達の意見だと思うのですが――あまりそうした意見は見受けられません。
マスコミはこの場合、全然頼りになりません。
「国民の意志とは、逆のことをするのがマスコミ」だと思った方がいいような気がします。マスコミはもはや、国民の代表ではありません。
権力者(政治家に限らず)の味方であり、視聴率の味方であり、販売部数の味方でしかありません。
私が期待をしているのは、むしろネットで言論活動をする人や学生の人達なのですが――期待できるような動きが、現状ではまだ見られていないな、というのが私の正直な感想です。
日本人は優秀である――と言われつつも、「受け身である人がほとんど」のように、私には思えます。
独創性と自立した精神力で弁論出来る人達が、まだまだ「少ない」――そう思うのです。
時代を変えていくのに
「自発性」「独創性」は必要不可欠です。
そういった意味で、中国人は優れています。私は昔からこんな性格で、歯に衣着せず物をいうようなことがありましたが、そういう私の性格は日本人の学生よりも、中国人に好かれました。
世界的な不況の中で、中国の企業主達は「海外の株価が下がっている今がチャンスだ」として、あちこちの株を買い取っているそうです。
「不況になった。不安だ、困った」と騒ぐ前に、自発的意志で「チャンス」を見出そうとする姿勢に、私は中国人の魅力を感じました。
勿論、だからといって「日本人も、同じように」って言うつもりはさらさらありません。
中国人には中国人にあったやり方が、日本人には日本人にあったやり方があるだろうと思えるからです。
こういうことを書くと「篠崎は中国びいきだ」と言われそうですが、そんなことはありません。(あえて言うなら、どの国に対しても平等な視点でいたいと思っています。)
自分の国も、大好きです。日本が好きだからこそ、変わって欲しいと思って「厳しく見る」部分はありますが。
とくに最近、あまりいい傾向にないんじゃないかという危惧も抱いています。
それは、長く続いた豊かな物質社会が招いた弊害とも言えるものですが、
「根拠のない楽観思考に走る傾向が見受けられる」という点です。
根拠のない不安は論外ですが、楽観思考も同じぐらいに問題です。不安にしろ楽観にしろ、
「何かを変えていこう!」という気概を削ぐものだからです。
「日本は神の国であるから、心配ない」という人もいますが、それを言うなら「どの国だって、神の国」です。
もう、そういった日本だけを特別視するような神話を信じている時代では「ない」のです。
国民のアイデンティティとしてみるのであれば、そうした話も大切でしょう。しかし同時に、私達は
「地球の一員である」という目覚めが必要です。
「日本は神の国だから、どんなことがあっても大丈夫。守られているから大丈夫」という根拠のない言葉には、どうぞ惑わされないようにしてください。
こうした楽観思考に走ってしまうと、現実問題何が起きているのかが見えなくなり、ある日気がついたらすべてを失ってしまうことになります。
そういう過ちは、戦時中すでに体験しているはずです。マスコミが報道する「日本は勝っている」という情報を信じていた国民の前に突きつけられたのは、「敗戦」。
あまりにも大きな犠牲を出しすぎてからの、結果でした。国民が真実を知らされていたら、もっと前に止められたかもしれないのに――。
そのような過ちを二度と繰り返さない為にも、皆さんひとりひとりが自発的に情報を検証し、考察した結果で、ご自身の行動を取られるようになるのが一番だと、私は思います。
私を含め、ブログで発信されている情報は
「あくまでも個人の一意見」でしかないのです。それをどう煮詰め、真実に近い形で呑み込んでいけるかは、みなさんご自身にかかっています。
とても真実に近い情報、或いは万民に共通する情報を発信しているブロガーさんもいる一方、とても偏っている上にみなを迷妄に陥れさせる危険があるような内容が掲載されているのが「ネット世界」です。
昨日の記事にも書いたようにアセンションが「ひとつのブラックボックス」なのだとしたら、そこに入るキーワードが何であれ「変革」がテーマであることに変わりありません。
変革には自発性が必須であるからこそ、今という時代はこれほどまでに情報が錯綜した時代となったのかもしれません。情報の取捨選択は、個々人の独創性を生み出すのに「とてもいい機会」になるからです。
そうした意味でも、2009年というのは「覚醒最期のチャンス」と言われたのかもしれませんね。
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