映画「マトリックス」には、現代へのメッセージが籠められている

 昨日、篠崎は「正月休み」を設けました。
 貴重な休みを利用して、何をしたかと言えば――「DVD鑑賞」です。もともと出不精な上、完全インドア派なので、娯楽と言えばDVDぐらいです(苦笑)。
 しかも、気に入ったDVDを繰り返し観るという癖があります。
 「飽きないの?」とよく聞かれますが、私からすれば「好きな作品は、何度見ても絶対に違うところで感動するし、違うところで発見があるから、飽きることは絶対にない」というのが返答です。

 昨日のDVD鑑賞対象作は、おなじみ「ロード・オブ・ザ・リング」のスペシャル・エクステンデッド・エディション版、三作あわせて約12時間を予定していたのですが――考えが変わりました。
 観た作品は、「マトリックス」全三作。
 何故急に変わったのかと言えば、その前日(巷で言われる)初夢で、「マトリックス」の夢を見たからでして(苦笑)、それで急に見たくなってしまったという――。
 マトリックスそのものは、個人的には好きな作品には含まれません。乱闘場面が多く、しかも「マトリックスに繋がれている個人の尊厳」が軽んじられているようで、ちょっと滅入る場面があるからです。

 それでもあの映画を繰り返し観たくなるのは、「この世の構造」を感じさせてくれるからです。

 みんなが「現実」だと思い込んでいた世界は、実はコンピューター(人工知能)達によって作られた仮想世界だった。
 そこはプログラムで人々の感性までをも支配され、しかも、そこに繋がれている人達はその真実に気づいていない――というのが、映画「マトリックス」の根底にある設定です。

 あまり詳しく書くとネタバレになってしまうので控えておきますが、二作目のリローテッドでは主人公のネオがついにマトリックスの創造主「アーキテクト」と出逢います。
 アーキテクトが苦心しながら、より人間の習性に近いマトリックスを作成した経緯は、それこそ「神」が人間世界を創ってきた経緯によく似ています。その場面を見ていると、「もしかしたら、人間と神の関係も、マトリックスにいる人達とアーキテクトに限りなく近いのかもしれない」――そんな思いが過ぎります。

 私があの映画でとても好きな場面は、マトリックスに侵入している最中にその状態がモニターに映し出される内容です。
 映画を観た方であればご存知でしょうが、色々な数列や記号が、ずっと流れていくのです。
 あれを見ていると、「ああ、この世も似たようなものかもしれない」と思います。少なくとも、生命は「DNAの集合体」です。マトリックスに出てくるオペレーターみたいな目を持った人がこの世を見たら、DNAの文字列ばかりが見えているのかもしれません。

 マトリックスは、「人間の存在」以外に関しては、すべて法則どおりです。何せプログラムから生じているのですから、法則から逸脱したものは削除されるしかないからです。
 にも関わらず人間は「完全なシステム」に、組み込まれていないのです。それはマトリックスの創造主であるアーキテクトは勿論、預言者でさえ言っています。
 何故なのでしょうか?
「創作映画なんだから、ストーリーの破綻なんてあるものさ」とお考えの人も中にはいるでしょうが、私は「違う」と思います。
 人間の感情を、完全に法則性で支配することは不可能だということの、証明なのではないでしょうか。それこそ、近代まで物理学の常識とされてきた「ラプラスの魔」が覆され、不確定性原理が打ち出されたのと同じように。
 この「不確定性原理」の正体こそが、私は「人間の自由意志なのではないか」と、そう思えるのです。

 こうした発見に行き着くと、「すごくよく出来た映画だなぁ――」と感心します。
 暴力的な場面だけで敬遠してしまい、映画の本質を否定するというのは実に勿体ないことです。
 この映画にあるような仕組みは、まさしく私達の現実世界に宛がうことが出来るような気がします。
 私達の世界も、「法則」で成り立っています。DNAも法則性だし、物質だってその結びつきは非常に秩序を保っています。
 そう考えると、「人間の思考」ほど、無秩序なものはありません。
 人間はどういうタイミングで何を思い、行動するかが見えません。スピリチュアリストの中には「人の人生も地球の運命も、すべてが決まっている」という、旧世代のラプラスの魔を思い起こさせるようなことを言う人もおりますが、それは人間の心の働きを認識していないか、或いは「先にシステムありき」な発想だと思います。
 先にシステムありきの考え方は、ラプラスの魔を推奨し、不確定な現象こそがシステムにも影響しあうという考え方は、不確定性原理を推奨するのでしょう。
 私自身は「後者」です。
 全体システムである地球と個々人を結びつけようという活動や言論を展開しているとはいえ、私の根底にある考え方は個の影響力が、全体システムにも及ぶという考え方です。
 「先にシステムありき」ではないのです。先にシステムありきの従来の考え方こそが、人類の歴史を壊し、メチャクチャにしてしまったのです。

 昨日改めてマトリックス全作を見返していて、「なるほど。創造主でさえも、人間の発想は不確定だと感じているのかもしれない」――そんなふうに感じました。
 人間には自由意志があるからこそ、間違った選択もすれば、堕落することもある。
 本来であれば、それは非常に効率が悪い。自我の育成だけを目指すのであれば、自由意志などを外してしまい、ただ目標しか意識出来ないような人間にさせた方が早かったはずです。
 しかし、「神はそれをしなかった」。
 そこに私は、深い意味を感じずにいられません。

 外部の神や宗教に頼る時代が終わりを迎えるにつれ、私達は今まで以上に自由意志をコントロール出来る精神の強さを持つ必要性があります。
 外部から自分を支配されるのではなく、自分自身が自分の主(あるじ)になるのです。
 人間にとって最も大切なのは、富でも名誉でも肩書きでもなく、精神力です。外部の神、価値観から切り離された時、残るのは「内面の強さ」でしかありません。最近、そう感じることが多々増えてきました。

 時代の変貌は、ますます加速化しているのかもしれません。21世紀に入る前後に、そうした「精神の強さ」を訴える作品が多くありましたが(私が大好きなロード・オブ・ザ・リングなどは、まさにそうです)、時代の変化に向けてのメッセージだったのかもしれませんね。


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2010-01-03 | 真理 | トラックバック(0) |
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プロフィール

篠崎由羅(しのざきゆら)

Author:篠崎由羅(しのざきゆら)
1970年生。幼少期から哲学・宗教学に造詣を深める。思想および思想史、それに付随した国際事情に興味を抱いて独学を続け、大学ではインド哲学科専攻。東西問わず、両者の思想に渡り研究を深める。

現在は看護師として施設で勤務しながら、その傍らで執筆活動を続けている。2016年11月にYOU are EARTH改め「WE are EARTH」の活動を再始動予定。より良い未来の地球のため、全力を尽くす誓いをたてている。

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