宇宙の波から外れた日本―世界の過渡期において―

 浅川嘉富氏が2007年12月26日の記事に、興味深いことをあげていました。

 ジュセリーノ予言③
 http://www.y-asakawa.com/message/jyuserino3.htm

 ジュセリーノ氏というのは、9.11テロ事件を予知したり、他に数多くの災害を予知して的中したとして有名になられた方ですが、私自身はさほどジュセリーノ氏の記事を追いかけたり、本を買うようなことはありませんでした。
 というのも、予言というのはその中の「メッセージ」こそが重要で、年号がどうとか、当たるとか外れるというのは重要ではないと思っているからです。
 それは、ここでも触れたノストラダムスの予言について思い出せばお分かり頂けると存じます。「1999年」という年号はただの象徴でしかなく、本当に大切なのは「予言されている内容」なのです。
 しかし、多くの人は「年号」ばかりを気にしてしまい、本当に大切な予言の内容を吟味しようとはしません。予言は「天気予報」ほどの的確性が必要ではないのです。予言の本当の目的は、警告を与えることで人類が意識的に改革しようとすることに意味があるのだから、それが当たるとか当たらないとか局所的に論じている時点で、すでに論外なのです
 予言は「全体の流れ」を見ることに価値があるのであって、局所を取り上げて議論しても意味がないのです。

 その為、私は特にジュセリーノ氏の予言を追うことはしていませんでした。何故なら、多くの出版社が「年号」ばかりに拘ったり、当たる当たらないばかりに拘ったり、番組も「どれだけ当たった」「これだけ当たってない」という局所的なことにしか焦点を宛てないからです。まったくもって、くだらない――。

 しかし、今回浅川氏の記事に私が惹かれたのは、ジュセリーノ氏の言っていることが確かに現実と符合しており、しかも、それが一部違った分岐を進んでいる印象を受けたからです。
 こういう事象は、先に挙げたように「予言の全体の流れ」を見るのに非常に役立ちます。 
 一部、転載します。

――浅川嘉富氏・2007/12/26の記事より――

今回の講演と新著『未来予知ノート』で気になったのが、2008年から日本経済が中国の発展に伴って上向き、2010年にアメリカの株式市場が暴落するまで、かって見られなかったような活況を呈すると述べている点である。

前著では、2010年6月15日、ニューヨークの株式市場が崩壊し世界中に影響を及ぼすため、世界経済が危機に陥ると述べている。株式市場の崩壊ということは、単なる株の暴落などではなく、ウォール街が閉鎖されることを意味しているはずである。となると、突然そんな状況が発生することは考えられないから、事前、少なくとも1年や1年半前から、株の下落やドルの下落は始まっていなければおかしい。

つまり、遅くとも2008年の後半からは、その兆候が見え始め、アメリカ経済の落ち込みが表面化しているはずである。グローバル化した今日、アメリカ経済が悪化し始めていることが明らかとなっているのに、中国や日本の経済が活況を呈するということは、考えられないことである。

(中略)

今後、アメリカにしろヨーロッパ諸国にしろ、国をあげての対策に乗り出さない限り、サブプライム問題は遠からず爆発し、欧米をはじめ世界中が悲鳴を上げる事態が発生するはずである。

そう考えると、これから2年余にわたって、中国や日本が未曾有の好景気に沸くとは到底考えられないのである。そんなわけで、ジュセリーノ氏が『未来予知ノート』の中で述べている経済の見通しについては、正直、疑問を感ぜずにはおれないところである。

――――――――転載以上――――――――


 ここに挙げられている「2010年、アメリカの株暴落」は、すでに2008年に起こったと見るべきか、或いはこの記事で浅川氏が指摘しているように「事前に1年や1年半前から、株の下落やドルの下落は始まっていなければおかしい」という部分に当てはまるのかは、何とも判断がつきません。
 しかし興味深いのは、浅川氏が言っているように「2年余にわたって、中国や日本が未曾有の好景気に沸くとは到底考えられない」というのが、実際は「的中している」という事実です。
 以下、今日見かけた記事です。


09年新車販売、中国が初の首位

2010年1月6日(水)8時23分配信 共同通信

 【ニューヨーク共同】米調査会社オートデータによると、2009年の米国の新車販売台数は前年比約21%減の約1042万9500台と大幅に減少、1982年以来27年ぶりの低水準。1~11月の合計で約1223万台の中国に抜かれ、世界2位に転落。中国は年間で初の世界トップが確定。約100年間にわたり自動車産業をリードし続けた米市場を中国が逆転したことで、世界経済は歴史的な転換点を迎えた。



 こういう記事をお読みになれば、「予言を局所的に読んで『当たった、当たらない』と議論するのは無意味だ」ということを、お分かり頂けるのではないでしょうか?
 上記転載させて頂いた浅川氏の着眼点は、非常に鋭いです。2007年の12月時点で、アメリカの経済と世界的な不況が起こることを、誰が予測出来たでしょう? 多くの方は情報でそういうことに触れていても、「でも、まさかな……」という思いがあっただろうと推察します。
 しかし、浅川氏の指摘と同じことはすでに2008年の末に起きていて、しかも、浅川氏は「当たると思えない」と言っていた中国の経済復興が「実際に起きている」のです。

 この両者が意味することは、一体どういうことなのでしょうか?

 しかも、ここではもうひとつ興味深いことがあります。
 予言では「日本も中国と伴い」と言われていたのが、現実には起きていないということです。
 これを「ほらみろ、外れた!」と言って騒ぐだけというのは、お馬鹿さんのすることです(「そういうマスコミしかいないから、日本は中国に追い越されたンだよ!」と叫んでやりたい)。
 そうではなく、何故、日本が予言から漏れたのかということに意識を向けるべきです。

 予言と言うのは、先程も言ったように「当たる、当たらない」で論じるべきものではありません。その中に現れているメッセージを読み込もうと、考察すること自体が大切なのです。
 また、予言は必ずしも的中しません。何故なら、絶対に的中して逃れられない運命を、先に見せる必要性が『ない』からです。
 それを予知夢として見るという以上、その運命は「変えられる」のです。(くどいようですが、だからこそ「予言を当たった、外れた」と騒ぐのはくだらないことがお分かり頂けると思います。「当たるだけ」の予言であれば、誰も最初から見せません。警告として与えられるからこそ、予知夢を見せる意味があるのです。だから本来、悪いことが当たったら「努力が足りなかった」と言って嘆くべきなのです。)

 だとしたら、何故この予言にある「中国に伴った日本の発展」がなかったのでしょうか?
 その意味は?
 私達は、何か大きな袋小路に入ろうとしているのではないでしょうか?

 浅川氏の上記記事内に、こんな文言もありました。

――浅川嘉富氏・2007/12/26の記事より――

今回の来日に努力された関係者の方々からお聞きしたところでは、ジュセリーノ氏は日本に関する予知が、外れる確立が高いことに特別の関心を持っておられるということであった。

――――――――転載以上――――――――


 悪い予言が外れるのは有り難いことですが、今回の良い予言が外れたことに私は「意味がある」ように思えてならないのです。
 人気ブロガーの中には日本民族だけをやたらに神格化している人もいますが、それはとても危険なことであり、どんどん視野を広げていかなければならない時代に「悪影響を与えている」と、私はそう思います。
 これは、まさしく戦時中に「日本は勝っている! 日本は神の国だから、負けるはずがない!」と扇動された国民の姿と比例します。
 どんなに「大丈夫! 守られているから大丈夫!」と言ったところで、津波が迫っている時に説得力があるでしょうか? 迫り来る波の気配を感じつつ、俯いて「大丈夫、大丈夫、日本は大丈夫」と言って現実逃避をし、対処すれば助かったところを努力も放棄して落ちぶれていくようなことは、絶対にあってはいけないことです。
 むしろ、大切なのは「気づき」であり、「目覚め」なのです。「日本は神に守られているから大丈夫」という考え方は、かえって気づきを遅くさせ、その人の目を曇らせます。
 今、時代はそんな状況じゃないのです。

 私は昨日の日記で、「日本民族性における特殊性」について書きました。
 本来、日本人は素晴らしい繊細さと感受性を持っていたにも関わらず、「滅びる種族」の中に入ってしまっているのではないかと危惧を抱いています。
 日本を滅ぼすのは、「情報」「考察を放棄させる教育」です。そして、その手下となっているのがマスコミやメディアであり、保守的で我が身可愛さばかりの政治家であり、同時に「日本は大丈夫」と根拠無く言い放つ無責任な人々です。
 また、今や中国が伸びてきた途端、さんざん中国の悪口を言ってきた人が掌を返したように「これからは中国語だ!」と言ってる姿を見ると、嘆きを通り越して呆れてしまいます。
 このままじゃ、本当に日本民族は衰退してしまうのではないか――そんな哀しみも覚えます。自国のアイデンティティも民族性もなく、「長いものには巻かれろ」の姿勢。それは「柔の姿勢」ではなくて「虚無」でしかない。

 日本は、本当に「過渡期」にあることを実感します。
 何故、日本が「中国と同様の波に乗れなかったのか」を、もっと真剣に考察する必要性があると思います。

 このまま中国が豊かな国となった場合、「地球が本当に生まれ変わるか」――と言えば……私は悲観視しています。
 私自身は中国人に対して何の差別感もなく、(先日記事にしたように)むしろ中国人の友達も多かったので、偏見や思い込みで言っているわけではないことをご理解ください。
 私が何故悲観視しているかと言えば、「中国には、基盤になる精神論がないから」です。
 中国は今の時代まで「合理主義」であり「物質主義」でした。古来の哲学を見ても、孔子の論語から始まった儒教や、タオの哲学、陽明学、朱子学と言った人生の奥深さを探究するものではなく、現世的な思考に留まったものばかりです。

 これからの時代、物質と精神論が融合されていかなければならないというのに、もしも世界的に中国がアメリカを抜いて一位となった場合、展開される思想は「物質主義」であり、その背景に精神論はなくなってしまうでしょう。
 アメリカが一位だった時代よりも、もっと厳しい時代の到来となる危険があるのです。

 皆さんも、オリンピックの際に「天候を人工的に調節した」という話をご存知でしょう。
 天候は「自然の摂理」です。その摂理を押し曲げて「人類に従わせよう」という姿勢は、私は言語道断だと思います。
 そのような価値観の国がトップに立つことを考えたら……私は不安を拭いきれません。中国が先進諸国となって発展していくことは、悪いことだと思いません。しかし、そうであるなら経済の発展と共に、精神論の発展も同時に行って頂きたいと強く願います。
 これからの地球の軸になる国々は、絶対に精神論を抜かしてはなりません。それを抜かせば悪戯に科学や産業を発展させ、人工的にそれを作り替え、地球は完全に死に至ってしまうでしょう――。

 もっと真剣に、地球の未来を考える必要性があります。
 このまま、迷走を続けているわけにはいきません。特に日本人は、一日でも早く意識を目覚めさせることが大切です。根拠のない「日本神格化説」を信じている場合ではありません。

 私はもっと真剣に、時代の流れと向き合う必要性を感じている次第です――。

 
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篠崎由羅(しのざきゆら)

Author:篠崎由羅(しのざきゆら)
1970年生。幼少期から哲学・宗教学に造詣を深める。思想および思想史、それに付随した国際事情に興味を抱いて独学を続け、大学ではインド哲学科専攻。東西問わず、両者の思想に渡り研究を深める。

現在は看護師として施設で勤務しながら、その傍らで執筆活動を続けている。2016年11月にYOU are EARTH改め「WE are EARTH」の活動を再始動予定。より良い未来の地球のため、全力を尽くす誓いをたてている。

【篠崎の著作本】

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