選挙をインターネット化することの是否

 ◆◆◆お知らせ◆◆◆

 少し遅れてのお知らせなのですが――。
 先日までブログ内でもご案内していました「2月6日横浜セミナー」なのですが、中止させて頂くこととなりました。
 理由は、このセミナーの企画をした当時、私自身が「YOU are EARTH」の活動そのものを暗中模索している状態だった為、きちんと方向性を見定めた企画がたてられていなかったという理由がひとつ。また、このセミナーはある有名ブロガーの意見も参考にしていたのですが、そのブロガーさんの著作や内容を見ていくに連れ、「言動と主旨、実際の行動が矛盾している」と感じるようになり、「いくらベースは自分の思想とはいえ、『矛盾している』と感じた人の意見を含めて話をするのは問題だ」と判断し、急遽企画を取り下げた次第です。

 メールマガジンや他媒介を使って宣伝していたわけではなかったので、ひっそりと取り下げてしまっていたのですが、こちらでもこの場をもって中止の告知とさせて頂きます。
 お申込み頂いた方や、参加したいと言って下さった方には、本当に申しわけなく思っております。

 代わりと言っては何ですが、3月21日に私、篠崎ともうひとりゲストをお招きしたトークイベントを企画しています。まだ詳細についてはご案内出来ないのですが、近々サイト「YOU are EARTH」の方でも告知いたしますので、もしよろしければそちらのイベントへのご参加をご検討くださいませ。

 ◆◆◆◇◇◇◇◆◆◆


 さて! 本題に入ります。
 昨日、YahooのTOPでこんな文言を見かけました。

 あなたの署名で、日本の選挙が生まれ変わる

 ちょうど日本の方向性について考えていた時期だったので、タイムリーと言わんばかりに覗いてみました。
 みなさんは、選挙のインターネット化について、どうお考えでしょうか。
 ちなみに、私は「賛成」です。
 と、言いますか――「若手議員の議席を伸ばすには、インターネット化しかない」とまで思っています。

 この広告の優れたところは、賛成意見、反対意見、両者載せているところです。
 こういう時、私は賛成、反対両者じっくり確認しますが、自分がもともと賛成である場合、むしろ「反対意見」にどういったものが出ているかを注意深く吟味します。
 反対意見でメインとなっていたのは、「ネットが触れない高齢者のことを考えるべき」というものでしたが、それについて私は「ちょっとどうかな」と首を傾げています。

 まず、ネット広告化とはいえ、「宣伝カーも道端での演説もすべてやめて、インターネットに絞るべき!」と言ってるわけではありません。むしろ「活動の間口を広げるもの」でしかないのです。
 それを言うのであれば、「昼間は仕事していて、街頭演説も宣伝カーも聞けない」というサラリーマンや若い人達はどうなるのでしょうか? それこそ、不公平ではないですか? 選挙は、常に家にいる高齢者達限定のものではないですよ。
 インターネット化することになれば、勿論、活動に対する二極化は起こるでしょう。立候補者の中には、有権者が高齢だから弄れない云々ではなく「立候補者そのものが、ネットを触れない」というケースも多分に考えられるからです。

 でも、皆さん。ちょっとここでご思案ください。
 有権者の方でネットを触れない――というのは、仕方がありません。高齢の方、環境によるものなど、様々な理由があるでしょうから。
 しかし、政治家になる方で「時代の先端のツールを使えない」というのは――これは、問題ではないでしょうか?
 そのような姿勢の方が政治家になって、先見の明を発揮出来るでしょうか?
 時代の流れは、とても速いです。今、すでにネットを使いこなせないということは、イコール、「その政治家の方は、時代にすでに乗り遅れている」ということではないでしょうか?

 おそらく、選挙がインターネット化すれば、ネットを自在に操れる人、また、言論に力のある人が票数を伸ばすことになるでしょう。しかし、文章というのは、如実にその人を表します。目は口ほどに物をいうと言いますが、文章というのも、実際にその人と会って話す以上に様々な情報を伝えてくれます。
 そうなると、インターネット化することで「その政治家の価値観」などが顕著に伝わり、立候補者と有権者の間には、とてもオープンで開かれた関係性が培えるはずです。

 また、反対意見の中に「ネットモラルをもっと充実させるべき」という意見もありました。
 これは確かに同意します。しかし、「ネットモラルを充実させること」と「選挙をインターネット化すること」というのは、直接的に関係があるでしょうか?
 ネットモラルを充実させるということは、日本人の価値観や姿勢、思想そのものに影響することであって「だから選挙のインターネット化には反対」という姿勢とは結びついていません。「モラルのない人が多い」という理由で「選挙の自由化がはかれないような国」であるなら――残念ながら、日本はもう「未来はない」と諦めた方がいいでしょう。

 モラルは根本的に、ツールとは何も関係ありません。先日私が番組名をあげてまで批判した記事を読まれた方はお分かりのように、「ネットだろうが、メディアだろうが、モラルはすでに崩壊している」のです。モラルを追及しようというのなら、もっと日本の教育の土台から変えていく必要があります。勿論、そんなことをしているうちに、日本はますます時代遅れとなってしまいますが――。

 私個人は、今の政治家達にまるで興味を持っていません。何故なら、どんなにチラシを読んでも、街頭演説を聞いても、「そんなものは一時的なもの」だからです。
 私はこうやって毎日ブログを書いておりますが、毎日のブログ更新というのは、結構自分の性格や価値観を「暴露ってるな~」って思います(苦笑)。たまにの更新であれば、自分を偽ることも出来ますが、毎日更新している人の記事というのは、どうしたところで「自分の素」を隠しきれなくなるからです。
 なので、もし「この政治家……。口でいいこと言ってるけど、どこまで本気なんだろう?」そう思ったら、毎日ブログを書くことを、勧めてください(爆)
 そうしたら絶対、舌先三寸の方であれば途中で本性が分かるし、本当に覚悟のある人であれば、毎日書いても主旨は一貫しているはずです。

 ちなみに、私が上記「お知らせ」に書いたブロガーさんも、毎日ブログを更新されています。それらにすべて目を通すことで、「言動の矛盾」に気づいた次第です。
 勿論、価値観が変わるということは誰にでもあることです。しかし、その方の場合は、他の人達を批判しておきながら「自分はその行為に甘んじている」という、もっとも犯してはならない矛盾をしていたのです。
 私は、集団や組織の姿勢を批判することはしても、個人を批判するようなことはしたくありません。なのでその方のことも名指しで記事にするようなことは控えさせて頂きますが、もし皆さんが「この人の言っていることには、どれだけの真実みがあるのだろう」と疑問に思ったら、ブログの記事をすべて読み通すことをお薦めします。その中で必ずや、気づくことがあると思いますので。

 さて、話は戻しまして――。
 私個人の意見を述べさせて頂きますと、私は「選挙のインターネット化」に全面的に賛成です。署名も済ましています。(こういう署名活動自体、個人情報が云々と反対する人もいましたが、私は自分の個人情報よりも日本の未来の方が大切です。個人情報保護法が出来る前はみんな何も気にしなかったのに、施行された途端個人情報を翳すというのはどういうことでしょうか? ちなみに、保護法が出来た後もネットの改竄、リストの売買は決して止まっていないことをそういう方はご存知なのでしょうか? 保護法が悪いとは言いません。ただ、過敏すぎる反応はどうかと思います。)
 これからの時代、政治家の動きもすべては「透明化(クリア)」にされるべきです。勿論、当初の間は予想外のカオスが起きることも念頭に措く必要はあるでしょう。
 しかし、カオスは新しいものが生まれる前の必然です。そのカオスをやたら忌み嫌い、何でも思い通りに順調な運びをしないとおかしいというのは、人間のエゴでしかありません。
 今、時代は「新たな時代」へと移行しようとしています。そういう時代の中で必要なのは「恐れから生じる保守的な行動」よりも「恐れを放棄し、覚悟を決めた革新的な行動」です。
 改革は、何も国会や街頭、銃を手にする必要はありません。みなさんひとりひとりの「決意」だけで、なし得るものです。     

 何だかこのところ、「日本ネタ」が多い――と思われている方も、いらっしゃるかもしれませんね。
 かくゆう私も、「どうしちゃったのかしら、私;」と思っています(苦笑)。本当に、数日前感じた危機感が駆り立てる衝動――とでも言うのでしょうか。
 私は何度も言っていますように、地球を意識した活動をしていきたいと思っています。
 しかし、「自分の軸」がしっかりしていないと地球と向き合えないのと同じように、自分が生まれた国のアイデンティティをしっかり感じていないと、同じように地球と向き合えないのではないかと感じています。
 すなわち、意識を広げていくにつれ、自己意識はやがて「国の意識」と融合し、そこからさらに世界へと広がっていくのでしょう。
 たぶん、日本の意識を自分に確立させた後は、まだすぐには世界へと向き合えず、今度あるのは「アジア人としての意識」なのだと思います。そこから少しずつ、時代の意識、世界の意識、地球の意識へと融合していくのかもしれません。

 時代がどんどん、ひとつのゴールに向かって流れているのを感じています――。

【お知らせ】
霊性の指針」無料公開鑑定なのですが、現在取材記事の編集に追われている関係で19日頃UPに変更となりそうです。恐れ入りますが、今しばらくお待ち下さい――。



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プロフィール

篠崎由羅(しのざきゆら)

Author:篠崎由羅(しのざきゆら)
1970年生。幼少期から哲学・宗教学に造詣を深める。思想および思想史、それに付随した国際事情に興味を抱いて独学を続け、大学ではインド哲学科専攻。東西問わず、両者の思想に渡り研究を深める。

現在は看護師として施設で勤務しながら、その傍らで執筆活動を続けている。2016年11月にYOU are EARTH改め「WE are EARTH」の活動を再始動予定。より良い未来の地球のため、全力を尽くす誓いをたてている。

【篠崎編集担当】


【篠崎の著作本】

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