昨日は朝6時まで仕事をした後、再び寝込んでいました(苦笑)。しかし、目処をたてていた仕事はすべて完了したので、達成感はありましたね。今日もまた、今から続きに取りかかる予定です。
私の一日の日課として、毎日起きた後必ずネットでひととおりのニュースや、ブックマークしている社会学者などの記事を読みます。テレビは見ている時間がないのでネットで確認するぐらいなのですが――見ていると疑問に思うことも多々あります。
例えば――「情報の偏り」。
私は、どちらかというと国際記事を良く読みます。しかし、日本の記事に比べて国際情勢については、非常に書かれ方が「簡易」です。しかも、とても曖昧な情報も多く、そこから先の真実を知りたいと思っても、後日情報は「ない」ことの方が多いです。
先日私が見かけた記事で、非常に気になっており、かつ「メディアの怖さを端的に表したもの」があります。 以下、転載します。
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コーラン焼き捨て?抗議デモで6人死亡
1月13日22時50分配信 読売新聞
【カブール=酒井圭吾】アフガニスタン南部ヘルマンド州で12日、国際治安支援部隊(ISAF)兵士がイスラム教の聖典コーランを焼き捨てたとして、住民約1000人が抗議デモを起こし、アフガン治安部隊がデモ参加者に向けて発砲した。
同州知事の報道官によると、少なくとも市民6人が死亡、8人が負傷した。
アフガン・パジュワク通信によると、発砲にはISAF兵士も加わっており、この兵士が部族長の民家内の捜索を行っていた際、コーランを焼き捨てたという。これに対し、ISAF報道官は、「そのような事実はないが、調査は行う」と述べ、死者は1人とした。
同州は旧支配勢力タリバンの影響が最も強い地域で、AP通信はタリバンが虚偽の情報を流し、市民を扇動した疑いに言及している。 .最終更新:1月13日22時50分
****************** 文章というものは怖いもので、たったこれだけの短い情報の中でも、人の心理を掴むポイントが複数含まれていたりします。
まず、タイトル「コーラン焼き捨て?デモで6人死亡」という文字なのですが、これを読むと、読み手の意識はその記事に「何だろう?」と惹きつけられます。
そして「何故、このような事態になったのだろう」と読み進めていくうちに、「ムスリムにとって命とも言えるコーランを、焼き捨てた」ということが分かります。
これだけでは、情報の真偽がまだ読み手には伝わりません。しかし、文末にある
「AP通信はタリバンが虚偽の情報を流し、市民を扇動した疑いに言及している」――この1文が入ることにより「ああ、なんだ。結局、タリバンの仕業なんだ」で落ち着いてしまう読者も多いことでしょう。
しかし、実際はこの騒動につき誰も「真実は知らない」のです。
あくまでも「疑いに言及しているだけ」なのです。
にも関わらず、その一文が入ることで「この騒動が、アフガニスタンの内輪もめ」的印象に括られてしまい、そこから先の真実を誰も要求しようとしなくなります。
もし、世の中の事件が多かれ少なかれこのような手で無理に収束させられていたとしたら――末恐ろしい……私はそう思わずにいられません。
メディアは、一部分のみをカットして報道、放映することが普通です。
しかし、それがどんな悪意のないものであれ、クローズアップされた部分を見た視聴者達に与える影響は過大です。
そのいい例が、もうずいぶん前になりますが――柳澤元厚生労働大臣が言った言葉「女性は産む機械発言」です。
私も、最初この言葉を聞いた時は「馬鹿なことを言う人もいたものだ――」そう思いました。
しかし後日、偶然「その講演内容の前後数分間を治めたフィルム」がテレビで流れているのを目にした際「おや? 待てよ」と思ったのです。
全体の流れを聞いてみると、柳澤元厚生労働大臣は決して「女性を産む機械だ」と蔑視して言ったわけではなく、
街をひとつの工場に例え、その中で役目をそれぞれ機械に置き換えていただけだったというのが分かったからです。
私は即日、情報の危険についてブログで書きましたが――もう数年前の話なので、当時は今よりも「情報の危険性」についてあまり反応は良くありませんでした(苦笑)。
もし、あれが機械に置き換えられることなく、普通に「女性は、子供を産む役目がある」だけだったら――あそこまで大きな問題になっていたでしょうか? たまたま「街を工場」に置き換えたが故にああなってしまったのでしたら、私は正直言って「気の毒だな……」と思います。(大体、「女性は子供を産む機械じゃない!」って憤慨するのも、どうかと思います。私はそれで言うなら、重度の婦人科疾患が故に子供を産めない「壊れた機械」ですが、そんなこと気にしたことは一度もありません。そんなちっぽけなことでガタガタ騒ぐ前に、もっと他にやるべきことがあったンじゃないかい、抗議した女性議員の皆さん――と、私は言ってやりたい。そんな抗議で少子化問題が改善されるぐらいなら、とっくに改善されてますって。)
こういうことは、テレビだけでなくとも多々あります。
確かに、そういう報道をするマスコミも問題ですが――結局、
情報を鵜呑みにしてしまう国民にも、問題があると、私には思えます。
私は、何かニュースなどで場面が出されると、「全貌の流れは、どうなっているんだろう」ということが気になって仕方なくなることがあります。
記事で読むよりも、ニュースなどは映像で流れる分、インパクトが強いです。そうすると、意図しなくてもその情報に左右される危険があるので、私はニュースに関しては、すべて「文字媒体で見る」ということを心がけています。それでも、上記アフガニスタンの問題のように、文章の流れに気をつける必要性はありますが。
これだけ情報が氾濫した社会。「じゃぁ、何を信じたらいいの?」と、多くの方は疑問に思うと思われます。
それは、ひとえに
「ご自身を、信じてください」としか、言いようがありません。
「真実を知りたい」という目で記事を追っていると、どんな報道のされ方をしていても違和感を感じることって多々あります。そういう時はご自身の違和感に従って、他に情報を探していくのです。そうすると、「あ、こっちの方が私にしっくりくる」という情報に、必ずや出逢えると思うので――。
私も、今の時代を生きるのに暗中模索です。情報が氾濫している中で、「何が真実なのか」を自問自答しています。
時代が変わる前には、必ずやこうした「洪水」とも言える現象が起きるのでしょう。ある意味、今は「情報の大洪水」に浸っている時代なのかもしれません。その中で、真実を見極めることが出来る目を磨くことが、今、私達が情報の津波を乗り越える為に必要なことなのかもしれません。
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