新なる時代は「循環」がキーワード

 困ったことに、風邪がなかなか治ってくれません(涙)。
 土曜日に39度台まで発熱してしまい、翌日が打ち合わせだった為気合いで平熱まで下げたはいいですが、完治というほどではなかったみたいです……。
 昨日も本当は打ち合わせが入っていたにも関わらず、前日深夜3時から体調が悪化。明らかに「高熱の出る前兆」を感じたので急遽予定を延期してもらい、半日静養していました。23時過ぎにようやく落ち着いたものの、今度は酷い咳で――。普段使わない腹筋が、こき使われまくりです……。一体、いつになったらこの風邪は治ってくれるのでしょうか……(溜息)。

 そんな愚痴は、さて措き。
 先日告知を開始した「西山いずみさん」とのトークイベントですが、早速お申し込み下さいました方、誠にありがとうございます(謝)。
 おそらく、以前から篠崎のブログを読んで下さっている読者の方には「えっ? 何か意外!」って思われている方も多いのではないでしょうか(笑)?  確かに、私自身も「異色コンビ」だなぁ――とは、思っていますです、ハイ。
 とはいえ、前回「西山いずみさん取材記事、掲載」にも書きましたように、いずみさんとは言葉の形、表現の仕方は違えど、根本的なところは「同じ」だと私は感じています。また、見る視点もいずみさんは個人をベースにしていて、私は時代や世界をベースにしているという方向性の違いはありますが、立ち位置は一緒であるが故に話の軸がブレないというのも実感しています。
 むしろ、「どんな話題が飛び出すんだろう……」と、私自身が楽しみにしているところもあります(笑)。
 同じ価値観、同じ立ち位置、同じ視点の人達で話し合うのもまた楽しいものですが、まったく違う視点で話しあうと、かえってひとつの問題が多角的に掘り下げられて、新たな発見に繋がったりもするものですからね。
 今や、私達はすでに既存の価値観では「飽和状態」になっているようなものなのでしょう。まったく違った視点、違った価値観、斬新な発想でもって、目の前にある「混沌」という名の障壁を打ち破っていかなければならないのかもしれません。

 今回のトークイベントでテーマとなっている「循環」ですが、思う以上に深いテーマであると私は感じています。
 このテーマがイベントの中心になることが分かって以来、私はずっと「循環というものが、時代の中でどのように働いてきたか」を考えていました。
 しかし、考えれば考える程、循環――サイクル――は、歴史上効果的に働いてきたとは言い難いものを感じるのです。

 循環、ということを考えた時、一番最初に浮かぶのは「自然のサイクル」です。自然界はすべて、この「循環」で構成されていると言っても過言ではありません。雨から水に至る循環もそうですが、命のあり方も「循環」です。樹は季節の廻りに応じて新芽を伸ばし、実らせた果実は動物達や小鳥達の食糧となり、そして、枯れた葉は地に落ちて樹の肥料と化す――。人間の命も同じ。自然から産まれたものはすべてが「循環」で成り立っている。
 循環を維持させる為には、「動き続けること」が大切です。そう言われてみれば、自然の営みの中で「静止しているもの」なんて、まったくないかもしれない。鉱物だって、目には見えなくても細かな動きがあるのでしょう。そうでなければ、岩の風化なんて起こり得ませんから。

 しかし、人間は「止」に拘ります。
 循環させることよりも、自分達が営利を得ること――変わらないこと、止まっていることを好みます。
 また、歴史の流れを振り返るに、いつでも「止」に執着することが、人間の悲劇を生んでいることが見てとれます。自分達の権威をいつまでも維持させようとしたり、自分達の栄華だけをいつまでも守ろうとしたり――そうすることが、常に悲しい戦争や殺戮を生み出してきました。
 しかし、皮肉なことに――「保守しよう」という愚かな抗いが、かえって「流転」を強いる結果となっていたりします。「栄枯盛衰」「諸行無常」なんて言葉は、まさしくそのものですよね。
 「変わりたくない」としがみついたところで、人間は自然に逆らえない。宇宙の法則には、従わざるを得ない。無駄にエネルギーを輩出し、哀しみを生み出し、それでも結局「変わらざるを得ない」のであれば、何故、自ら進んでその波に乗ろうとしないのでしょうか?

 もうそろそろ、人類だって気づいてもいい頃だと思います。
 「変わらないものなんて、何もないのだ」と。そうすれば、先進諸国として胡座を掻いていた大国も、「自分達もいずれは退く立場なのだ」ということを理解出来るでしょう。一部の国だけが恩恵を被るなんていうのは万象の法則に反していて、本来はみなに平等な循環が望ましいということが分かれば、核ミサイルだの戦争だの、それがどれほどくだらないものか、理解出来るはずです。

 結局、そうなると時代が変わる為には、意識改革しかないというところに行き着くのかもしれません。
 人間の意識は、ダイレクトに時代へと繋がっています。むしろ、個々人の意識が時代に投影されると言っても、過言ではありません。ひとりひとりが、富の独り占めなんて馬鹿馬鹿しい、全体に還元してこそ意味があるんだということに気づけば、世界の流れもまた変わっていくのだろうと私は思います。

 循環というのは、世界レベル、生命レベルでもそうですが、個人レベルにおいても非常に重要なテーマです。
 例えば――最近の世の中は「デフレ」の傾向にあり、みながお金を出し渋っています。でも、本来お金は「流通するもの」です。貯蓄しようとばかりするのは「止」の考え方で、まったくもって意味のない――自然の法則に反した考え方です。
 親である方の多くは「お金を子供に貯めておこう」と、一生懸命になるでしょう。それが、今までの美徳と考えられていたから。
 しかし、実際のところ「お金をかえって貯めておくことの方が、子供にとって害になることがある」ことを、みなさんは無意識に知っているのです。(ここで私があげなくても、多くのワイドショー番組がそういう悲劇について多々報道しているのですぐに思いつくかと思います。)
 でも、「美徳」という言葉から解放されず、不況の中にありながらも「お金を貯める」ことばかりに意識が向いてしまう――そんな人も、いるのではないでしょうか?

 そこに拘るよりも、「何故、今が不況と言われているのか?」その理由を考えた方が、遙かに有意義ではないでしょうか?
 考えてもみてください。数年前も今も、紙幣の製産は変わらないのです。スイスの中央銀行で調整しているとはいえ、急激に先進諸国全部が崩れる程の調整には本来至らないはずです。
 では、何故このような世界不況が起きているのでしょう?
 大戦前にあった世界恐慌の際も、一部の投資家、銀行家達が丸儲けしていましたよね? あの時と現代は規模が違うといえども、システムは「同じ」だと思います。
 ちなみに、大戦前の時はユダヤ銀行家達が大設けしていました。今は誰なのか、わかりません。わかりませんが、絶対に「羽振りがいい人達」が必ず世界のどこかにいるはずなのです。でも、誰も尻尾を出しませんね(笑)。

 循環が滞っている場合、必ずや「それを止めようとしている力」がどこかで働いているはずなのです。
 私は、自分の通帳を眺めるよりも、世界を眺める方が――「誰が景気の循環を止めているのか」に意識を向ける方が遙かに意義があるし、遙かに社会にも役立つと思っています。
 もっとも、私は経済に関しては専門でやっていないし、知らないことも多々あります。とはいえ、今度は経済専門家となると「既存システム」に飼い慣らされた人も多いでしょうから、あまり役立ちません。斬新な視点と直感を働かせることの出来る、パイオニア的な経済学者が日本にいればいいんですけれどもね。アメリカのジョセフ・E・スティグリッツ博士みたいな人が(笑)。

 これからの時代、「循環」を意識せずして、安心した人生は歩めない――そう思います。従来のシステム、既存の価値観ともいえる「雇用の安定」「貯蓄の安定」「不動産の安定」――それらはすでに、崩壊したと言っても過言じゃありません。不動産の神話は、バブル時代ですでに終わってしまっています。
 お金の安定も、これから先は微妙でしょう。明日突然、万札が百円の価値になってしまうかもしれない――。雇用が不安定となったのは、今さら言うことでもないでしょう。
 私達は「その場に止まる」という価値観を捨て、常に前進するという意識を取り戻すべき時代に来ています。そのきっかけとなるのは「循環」へと意識をシフトすることでしょう。そういった話についても、21日には触れたいと思っています――

 ――が。
 篠崎ひとりだと小難しい話ばかりになってしまうので、いずみさんに柔らかいお話を入れてもらいながら、多くの方に分かりやすい展開となるよう進めて行きたいと思っています(笑)。

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プロフィール

篠崎由羅(しのざきゆら)

Author:篠崎由羅(しのざきゆら)
1970年生。幼少期から哲学・宗教学に造詣を深める。思想および思想史、それに付随した国際事情に興味を抱いて独学を続け、大学ではインド哲学科専攻。東西問わず、両者の思想に渡り研究を深める。

現在は看護師として施設で勤務しながら、その傍らで執筆活動を続けている。2016年11月にYOU are EARTH改め「WE are EARTH」の活動を再始動予定。より良い未来の地球のため、全力を尽くす誓いをたてている。

【篠崎編集担当】


【篠崎の著作本】

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