私は元々哲学、宗教を学術的に研究していた側の人間であるせいか、スピリチュアル分野、精神世界に関してもアカデミックな視点を求めるところがあります。
しかし、最近の精神世界・スピリチュアル分野に関しては情報の増加、多様化はあれども、そこにどれほどの信憑性があるかを探究し掘り下げようとする書籍は、あまりお目にかかれていない気がします。
今日、長引く風邪からついに覚悟を決め病院に行ってきたのですが、待合室で待っている間、5次元文庫から出ているエハンさんの新刊「宇宙人&2012超入門」を読んでいました。
少し話は逸れますが――毎度毎度思うことですけれども、こうした超心理学分野の情報を提供しようとする出版社側の方に、2012年問題やその他諸々の超心理学系、精神世界系情報を「正しく読者に伝えようとしていない姿勢」が垣間見られるように思えるのは私だけでしょうか? 某番組の肯定派、否定派ではないですが、肯定派の方も最初から「否定派の株をあげる為に存在している」かのような状態。この新刊はUFO研究家である竹本良さんとの対談本ですが、何故、もうちょっと真剣に一般市民が手にとって思慮しやすいタイトルにしなかったのか、口惜しいものがあります。かえってこういうタイトル(「宇宙人&2012超入門」って背表紙、普通はみんな手に取りづらいですよね?←ちなみに私も、人から借りた本です。)で打ち出すからこそ、読者達はことさらにこうした情報を蔑視するのではないでしょうか――と、ここで嘆いても仕方ないので、話を戻しますが。
その本の中で、
「2012年問題は、諸外国と比べても日本はほとんど注目されていない」ということが書かれていました。
確かに、諸外国で売られているUFO関連の本などは、日本で目にするそれよりも、非常に深く書かれたものも多いです。マウリッツオ・カヴァーロの本などは、それこそ文学的な様相も匂わせていますが、読者にショッキングなものを提供しようとしているのではなく、カヴァーロ氏が体験したことを、彼自身も
「真理を知りたい」という欲求の元で書いているのがよく分かります。
要するに、日本人に欠けているのはその部分
「真実を知ろう」とする探究心なのかもしれません。
先日、エハンさんとお逢いした際、私は「12月23日のTVタックル」について、文句を言いました。「あれは、あまりにも酷過ぎる。低俗どころの話ではないレベルの番組でした」と。
するとエハンさん曰く、そういう思惑はすべて「編集スタッフ」にあるのだとか。
すなわち、編集スタッフの方が
視聴者をバカにしていて、「どうせこういう内容を流しても、視聴者は理解出来ない」と、編集しまくっているそうなのです。
政治家と同じです(笑)。今の政治家は、国民の目を恐れるようになりましたが(選挙における一票の重さを、ようやく理解するに至ったのでしょう)、ひと昔前でしたら、政治家などは国民をバカにしきっていました。選挙の時だけ頭を下げ、公約なんてまったく無視。それが、10年ちょっと前ぐらいまではまかり通っていたのが日本社会です。おそらく、欧米諸国に比べたら数十年遅れていることでしょう。
目に見えない世界への探究についても、日本はまだまだ「そのレベル」です。情報発信する側が
勝手に視聴者のレベルをランク付けし、視聴率が取れるものしか流そうとしない。
真剣に覚悟を据えた活動の出来る、骨のあるメディアってのはいないものなのでしょうか? このままでは、このブログは「地球の未来を創造する」どころか、日本の愚痴で埋まってしまう(苦笑)。
もっとも、私は番組編集スタッフよりも遙かに、視聴者の方が「賢い」ことを実感しています。少なくとも、このブログを読んで感想を送って下さる方の多くが、自分の思考で咀嚼し、情報を取捨選択出来る方々であることを確信しています。視聴者を見下して勝手にランク付けするような番組は、今に痛い目にあうぞと、負け犬の遠吠えチックに吠えたてる今の私ではありますが(笑)。
――さて、文句だけ言っていても仕方ないので。
こうしたマスコミの姿勢、保守的な人々の多い島国という様々な条件が重なって、日本はどうも
「真理に到達しよう」というよりも、
「何事もなく、ことなかれで行こう」という姿勢が目立っているような気がします。
昨日の日記「
新たな時代は「循環」~」でも書きましたように、どんなに保守的になったところで、必ず
すべては変わっていくのです。だったら、無闇に変化を拒否したところで、まったくもって意味がありません。
私達は今、変化のさなかにいるというのに、それを無理に「変わるものか!」と言いながら、足を踏ん張っている状態のようなものなのかもしれません。日本でこうした問題が注目されないのは、ある意味日常を柔らかく受け入れているという意味もあるのでしょうが、そうした「日常(日の常―常に変わらず)」に固執するが故に新たな時代の真理に目を向けようとしない姿勢が出来てしまったというのも、否定は出来ないでしょう。
本来、「日常」ではなく
「日変」なのです。
昨日と今日は、どんなに同じに見えても「まったく同じではない」。いつだって日々変化しているということを、私達はもっと思い出す必要があるような気がします。
変化を自発的に受け入れ、自らの意志で人生をクリエイティブしたいという発想に行き着いた時、人は変化を恐れなくなります。
そうなると、人の意識はごく自然に「時代の変化」を感知するようになり、2012年の問題に対してももっと開かれた姿勢へと変化していくのでしょう。そうなった時、書店を見たらどれも何だかアヤシげな本ばかりというのは――あまりにも悲しすぎです。
もっと、ひとりでも多くの人にこの問題を「エンターテイメント」としてではなく、
責任と覚悟をもった姿勢で、真理探究に臨んで欲しい――そう強く願う次第です。
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