人類とウィルスの進化は「似ている」?

 今日は1日、YOU are EARTHの仕事はお休みして(と言いますか、昨日ほとんど片付けちゃったからですが)、5月に出す執筆本の構成、および下書きをしていました。
 タイトルは「夜明け前の闇─現実的見地から眺めた2012年問題─」
 書店に並べられているアセンション本などとは一風違う、あくまでも「現実問題とリンクさせた内容」にするつもりです。でもこれ、自分のところから出すからこそ出来ることであって、出版社を介していたらこんな本まず書けませんね。絶対に「もっとエンターテイメント的な内容にして!」って要求されるでしょうから(苦笑)。

 そんな話はさて措き。
 執筆本の準備をしながら、篠崎はずっと今の時代における意味を考えていました。
「何故、今アセンションが騒がれるのか」「何故、こういう流れになったのか」「これから時代は、どこに向かおうとしているのか」──。
 そういう問題に行き着くと、篠崎は大抵視点を「外」へ置きます。すなわち、「社会の中で生きる自分」ではなしに、社会や人類を作った視点に置き換えてみるのです。まぁ、烏滸がましくも言ってしまえば「神の視点を意識してみる」ということなのかもしれませんが──。
 そうすると、内部に立っていた時には分らなかった疑問点や改善点が、浮かび上がってくるから不思議なものです。

 そうやって思いを馳せると──色々なことが目につきます。
 例えば、もし、私が神の一人として地球を見ていたとして・・・・・・人類の進展に、ある「危惧」を抱いたとしましょう。
 抱くとすれば、それは1900年に入った辺りからでしょうね。科学と技術を味方につけた人類がその知識をシェアすることなく独占し、他の民族を完全に支配しようとし始めた時点で、神の一人である私は「こらマズい」と思ったと仮定します。
 循環の記事にも書きましたが、支配や独占など「流れを止める行為」は、森羅万象の法則に反したものです。それにも加え、「流れを止め続けよう」という執着が戦争を生み出し、核爆弾の開発まで行き着いたのを見たら、ますます懸念は大きくなります。
 こんな時、アダム・スミスじゃないですが「神の見えざる手~」とか言いながら、核弾頭をスッとつかんで隠せちゃったら楽でしょうね(笑)。しかし、それが出来ない以上、人類の自発的気づきに神は委ねるしかありません。

 ここで皆さん、疑問に思うでしょうが──もし視点を神に見立てるとして、その「神と人類を隔てるもの」というのは、いったい何にあたるのでしょう?
 これには諸説、色々な解釈の仕方があると思いますが、私はひとえに空間だと思います。すなわち「次元」ですね。人類と神を隔てるのが「次元」である以上、神は人類に直接的な作用を及ぼせない──と規定します。
 でも、神から人類が生まれた以上、必ずや「共通項」があるはずです。
 それが「意識」であり「こころ」──肉体ではなく目に見えない部分です。
 私が神の一人であったとしたら、この「神の忘れ形見」とも言える人類の一部を使って、現状の危機を知らせようとするでしょう。多くの人は日常の些末な事件に翻弄されてそのメッセージに気づきませんが、一部の純真な心を持った人達は、そのメッセージを捉えることが出来るはずです。「何だか分らないけれど、今、人類はすごく難しい局面へ向かっているらしい」と。

 これは、闇雲に走る車のようなものかもしれません。
 行き先の決まってない列車がポイント毎に線路を変えながら進んでいるも、あるポイントで大きく間違ってしまったが為に、その線路の行き先が「崖になってしまった」としましょう。しかも、列車に乗っている運転手は目の前のレールを見るだけで、自分達の危機には気づいていません。
 もしも、空から列車を見下ろしている存在(神と仮定)がいたとしたら、その先にある危機を知らせようとするでしょうね。「危ないよ、そのまま行くと崖になるよ。進路を変えなさい」と。直感で人類の危機を悟り、それを唱えている人達は、列車の行き先を空から眺めている存在の代弁者なのかもしれません。

 危機はいつでも、目の前に起きているとは限りません。
 また、目の前で起きてしまった場合はおおかた「手遅れ」であることがほとんどです。
 危機は事前に知ることにこそ意味があり、だからこそ昔から「虫の知らせ」という言葉が言われてきたのでしょう。
 だとしたら、今盛んに言われている2012年問題も「虫の知らせ」のひとつなのかもしれません。勿論それは悪いことばかりではなく、「ここが重要なポイントだよ。ここで変わる必要があるんだよ」という知らせなのかもしれませんが。先ほどの列車の例で言えば、崖を目前にして進路を変える「最期のチャンス」なのかもしれません。

 しかし──そこまで究極に追い詰められた場合、果たして「突然の進路変更」というものは起こりえるのでしょうか?
 未来のことはそれこそ予測不能だし、今の私達がまったく予想だにしなかったような展開があり得るだろうことも否定は出来ないので、こればかりはその時になってみないと分らないものなのかもしれません。ですが、こうした「極限まで追い詰められた生命が、爆発的な変化を起こす」という例を、私達は今までにもすでに見聞きしてきているのです。

 その一例が──ウィルス。

 ウィルスは、常に変態を繰り返しています。人間の医学が発達して免疫力をつければつける程、そうした抗体をさらに上回るような生命力のあるウィルスが誕生します。
 フラクタル理論がそうした生命のあり方にも通用するのだとしたら、まさしく「人間の突然変化」はこのようなウィルスのあり方からも類推出来るのではないでしょうか?
 未だかつて、人類の歴史上そのようなことは起こっていませんでした。あるとしたら、それは原始における動物達の進化であって、人類が歴史として把握している間ではそれさえも見受けられません。
 そうした究極の状況下に、あろうことか私達人類が立たされているのだとしたら──これは本当に「大事(おおごと)」です。いったい、どのようにして私達人類はめざましい程の進化を遂げるというのでしょう。

 それもまた本当に色々なことが言われているので、ここで情報をひとつに選択するようなことはせずにおきます。
 でも、こうして「外部の神という存在」を仮定し、その存在に自分の視点を重ね合わせてみることで、今私達が置かれている状況が見えてくるというのは面白い話です。また、「外在神」「内在神」、どちらが正しいかなどということで論争するのもまた「馬鹿げている」ことも見てとれます。何故なら、先に例として挙げたように「外部の存在も、人類に直接働きかけるには人類の内面を活用するしかない」ことを踏まえれば、結果的に外部も内部も関連しあっているので、分けること自体がおかしいという結論に行き着くからです。
 
 人類を乗せて暴走した列車が、このまま突き進んで崖から転落するのか、或いはポイントで大きく進路を変えられるのかは、誰にも分りません。
 「神のみぞ知る」とは言うものの、私は「神でさえも、知らないのではないか」と思うことが多々あります。
 神は直接的関与が出来ない分、人類の自由意志に委ねるしかない。列車に乗る乗客達が異変に気づき、自ら行動を起こさない限り、神でさえも列車の行く末をただ見守ることしか出来ないのではないか、と。
 そう考えると、どれほど「意識改革」というものが大切なことかを、痛感せずにいられません。
 唯一外部から(内面を通じているので、内部からとも言えますが)与えられる気づきに如何に敏感になれるかが、この意識改革にとっても重要な鍵だからです。そして、その「スイッチ」はいつでも押せる状態にあって、私達のこころのあり方次第でONになるかOFFのままかが、決められるのかもしれません。

 スイッチONとなった私達が、免疫力をも凌ぐ力を持ったウィルス同様、あらゆる困難に打ち勝てる強い存在に生きながらにして生まれ変われるのだとしたら──それこそが、巷で言われている「アセンション」なのではないかと、そんなふうにも思えますね。



※お知らせ※
公開鑑定は来週末までに公開します。


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プロフィール

篠崎由羅(しのざきゆら)

Author:篠崎由羅(しのざきゆら)
1970年生。幼少期から哲学・宗教学に造詣を深める。思想および思想史、それに付随した国際事情に興味を抱いて独学を続け、大学ではインド哲学科専攻。東西問わず、両者の思想に渡り研究を深める。

現在は看護師として施設で勤務しながら、その傍らで執筆活動を続けている。2016年11月にYOU are EARTH改め「WE are EARTH」の活動を再始動予定。より良い未来の地球のため、全力を尽くす誓いをたてている。

【篠崎編集担当】


【篠崎の著作本】

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