2012年を三年後に控えたせいか、アセンションに関する書籍が非常に多数出版されています。
きっと多くの書籍を読まれた方もいらっしゃるかと存じますが、こうした情報の中に「一貫した符合」があることに、お気づきでしょうか?
私はアセンションだけでなく、そうした符合を「ルドルフ・シュタイナー」の霊的宇宙論、および「スウェデンボルグ」の霊界探索からも感じている次第です。
今回は、そうした「書籍」を参考にアセンションに符合している情報をご紹介しようと思います。
その「前置き」――と言っては何ですが。
実を言いますと、私は去年の年末まで「アセンション否定派」でした。
私は従来、神秘学の概念に関してもルドルフ・シュタイナー或いは神智学、スウェデンボルグといった「科学的視点を踏まえ、論理的な表明が出来る人」の書物でなければ受け入れなかったからです。
まるで浮き足だったような「これから人類はとっても素敵なところに行けるんだから、それまで我慢してればいいだけよ~」だの「みんな、素敵なところに行けるのよ~」といった表層的楽観主義が私はどうしても受け入れられませんでした。その為、アセンションに懐疑的だったのです。
しかし――昨年末、「たけしのTVタックル」を見ていた際(もともと私はTVを年に数回も見ない人なので、本当にテレビをつけたのは偶然とも言うべきものでした)、クラリオン星人の写真が紹介され……
それを見た私は、直感的に「これは本物だ!」そう思ったのです。
※勿論、だからといってこれを読んでいる皆さんに私の考えを押し付ける気は毛頭ありません。皆さんのお考えに従い、ご判断ください。
それ以降、私はまるで「取り憑かれた」かのように情報を検索し、様々にクラリオン星人のことを調べました。それまで手につけたことがない「アセンション」に関する本を、週に3冊は読破するという猛烈なスピードで読みこなし、今に至るまで何十冊読んできたかわかりません。
勿論、私がただ単に「クラリオン星人」の写真を見てそこにハマるだけだったら――UFO研究家や宇宙の高度知的人類に向けての興味で留まっていたでしょう。
そうではなく、私が「180度掌を返したように、アセンションを受け入れるようになった」のは……
自分自身の「時間の変化」を、感じたからです。
それを感じられている方って、どのぐらいいらっしゃるのでしょうか?
私は2005年から「妙に、時間の流れ方が早い……」そう感じていました。
しかも、それが年々「早まっている」から不思議です。
私はもともと「時間に正確」な人間で、どんなことでも「ある一定の時間内」に行動する予定をたてて動いています。
ところが、この計算が「徐々にずれてきた」のが2005年からなのです。
しかも、2008年に至っては本当に「すさまじい早さ」だったと――そう実感したのです。
ただ時間が早いというだけなら、人は「ボ~っ」と過ごして終わっちゃいます。
しかし私の場合、「時間が早くなっている」という現象に矛盾するかのように、「ものすごく濃密で、変化の早い一年間」を送っていたのです。
こうした「自分の変化」が、「2012年に何かが起こる予兆なのではないか」そんなふうに直感させたのです。
私は「自分の変化」を説明するかのように、アセンションに関する本を読みあさるようになりました。すると、不思議なことに「100年以上前に生きていたシュタイナーやスウェデンボルグの言っていること」といろいろな符合が見えてきたのです。
以下、それらを部分的にご紹介します。
――――――――――
【1】地球の後は「木星の時代」?
昨年の10月末、「クラリオン星人のコンタクター」であるマウリッツィオ・カヴァーロ氏が日本に来日し、浅川嘉富氏と対談。および講演会が開催されました。
その際、カヴァーロ氏は「地球人の全員が、アセンションした地球に住めるわけではない。その一部は木星に移り住み、1から出直すことになる」という趣旨の話をしています。
しかし、これと同じことを「ルドルフ・シュタイナー」も言っています。
シュタイナーは霊的宇宙論の中で「土星紀・太陽紀・月紀・地球紀」という区分をし、さらにルネサンスの時代から「第五文化期に入っている」と述べています。
すなわち、シュタイナーの時代は「地球紀・第五文化期」ということになります。
シュタイナーは地球紀が「第七文化期」まで続くとしており、そして、その第七文化期の終わりが――誠に「アセンション」と言っている内容がほぼ「同趣旨」なのです。
私は以前、シュタイナー理論を深める為に「人智学協会」に参加していたことがありました。そこでも、私は「2012年に『アセンション』という現象が起きるということが盛んに言われているが、シュタイナー理論でみるとどう感じるか?」という質問をしたことがありました。
答えは「いつかは起こるだろうけど、『まだ早い』」というものでした。
私も、そう思っていました。
私は、現在は「第五文化期」はすでに「終わっている」という確信がありました。(協会内にいて、あまりそうした情報を考察しない人達の多くは、私の意見に反論しました。しかし、講演録の中で実際にシュタイナーは1900年明けてすぐのあたりに「今は第五文化期の『末』にある」と、そう言っているのです。それから100年経た今もまだ第五文化期であろうはずがありません。ルネサンスから1900年までは確かに一連の流れで括れますが、戦争を挟んだ後に訪れた人類の変化は、ルネサンス~1900年の流れとは「雲泥の差」とも言うべき違いがあるからです。)
ただ、だからといって「第六文化期」がすぐに終わる――とは、思えなかったんですよね。
シュタイナーは、第七文化期の終わりに、以下のようなことが起こると示唆していました(引用したいのですが、手元に本がないので記憶を頼りに書かせて頂きます)。
「人類は『善』と『悪』が、くっきりと分けられてしまうだろう。善なる人々は新たな世界に、しかし、悪は闇に閉じこめられるだろう。今回の分離は、今までの分離と比べものにならない。闇に堕ちた人々の敗者復活の機会は、当分ない」
そうした上で、シュタイナーは「地球紀の後に来る」のを「木星紀」だと――そう述べたのです。
カヴァーロ氏の言う「木星に転生する」という内容と、シュタイナーの提示した「木星紀」。
偶然にしては、あまりに出来すぎた一致です。
それから、シュタイナーの言う「霊的宇宙論」の区分が今ひとつ曖昧だった私ですが、カヴァーロ氏の本を読むことで「明確な線引」をすることが出来ました。(カヴァーロ氏の本については、以下ご紹介します。)
【土星紀】太陽系が生まれる前の時代(この辺りは、まだ検証がしきれていません)。
【太陽紀】太陽系に、木星と太陽という二つの太陽があった時代。木星が太陽でなくなった時点で、太陽紀は終わった模様です。
【月紀】「もともと、地球には月が三つあった」とカヴァーロ氏は言っています。そのうちのひとつはすぐに落ちてしまい、残る一つが落ちた際「地球に災厄が起きた」とも話しています。※また、浅川氏の著作本によると、宇宙からの来訪者は月の周辺ぐらいに「フォーカス35」をつくったとされています。これもシュタイナーの言論に似通っていて、アストラル界は「大体、月の範囲ぐらいまで」と言っている講演録もあります。(余談:私も体外離脱した際、ずっと上まで昇っていって、月の周辺に「膜」のようなものがあるのを感じたことがあります。人間はフォーカス27で転生するので、その時の私はまだ35まで入れなかったのかもしれません。)
こうした情報を比較するに、どうやら「木星紀」というのはカヴァーロ氏が言うように「木星に人類が移住し、そこで三次元的歴史が繰り返されること」を指し示しているように感じてなりません。
ただ、引っ掛かったのは「第七文化期は、もう訪れているのか?」ということでした。
それについては、何とも断言しようがありません(それを本当に断言出来るのは、シュタイナー本人だけでしょうから)。
ただ私が感じるのは――「時間の流れが速まっている」、ここに「すべての解答がある」ような気がします。
頭でっかちに、「第五文化期がルネサンスから1900年前半まで続いたなら、第六文化期も同じように400年ぐらい続いて当然」という考え方は、ここでは「用いることが出来ない」――私はそう思います。
時間は「速くなっています」。
きっとそれは、ルネサンス時代と今を比べただけでも「明確なぐらい違うだろう」、そう思います。
だとしたら、今が「第七文化期の末」に向かっていると言っても――不思議はないのです。
※次回は「霊界が消滅している」という件について、スウェデンボルグの著作をもとに検証します。
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