いずれ消え去る国家概念。

 ここ数日、JALの経営破綻についてあちこちで注目されています。また、その報道のされ方も周囲に及び、JAL社員達の雇用先とか再就職の難しさなど、間接的な記事も多い印象を受けました。
 そんな中、私が興味を持った記事がありました。在日中国人で日本新華僑報編集長の人が書いた記事内容です。

 JAL経営破たんの要因は「メンツ経営」と「親方日の丸体質」

 私がこの記事の中で思わず唸ってしまったのは、「今のJALの姿は、明日の日本の姿ではないのか?」という問いかけです。その言葉を受け、筆者は「これに答えられるのは、どうやら日本人だけのようだ」と締めくくっていますが、果たして現状の日本人が如何に答えられるのだろうと、訝しく思った次第です。
 JALの経営破綻を受けて、逆に大きく伸びようとしているのが中国です。中国人が、逆転の発想や巻き返しに強い国民性があることは先日のブログで書いた通りです。おそらく、多くの方が予測する通り、中国は今後ますます伸びていくでしょう。いつの時代も、不屈の精神を持つ者こそが強いのです。

 先日、エハンさんとメールでやりとりをしていた際、日本の将来に憂慮する私の言葉に対し「日本人の理想と現実には、大きな隔たりがある」という返答を頂きました。
 エハンさんの取材記事を掲載した機関誌(「こちら」にて一部掲載)をお読みになった方はご存知かと思いますが、エハンさんは日本人の精神性を高く評価されている方です。そういう方でも、やはり懸念すべき事項は持っているんだ──と、私も納得せずにいられませんでした。
 日本がこうなってしまったのは、日本人が元来持っていた精神性を放棄してしまったことにある──私はそう思います。
 精神性というのは、その民族にとって「柱」ともなるべきものです。その柱となるものの形に、正しいもへったくれもありません。まっすぐ立とうが曲がって立とうが、柱であることに代わりはないのだから。
 精神性という柱が強固な民族ほど、団結力を発するということも、多くの方がご存知のことでしょう。イスラム教の人達を日本人で見下す人は多いですが、ムスリム達の本当の強さを知らない──私はそう思います。それどころか、そうした精神性の強さを持つ人を見下している「事実」こそを、日本人は恥るべきです。
 勿論、そういった精神性の方向性云々は後々影響はしてくるものの、日本人は、その前提にさえ立っていないということを思い出した方がいいでしょう。精神性の強さをすでに持っていながらでなければ、その是否を論じることは出来ないからです。
  
 自己の軸をなくして、人が個性を見いだせないのと同じように──
 民族の軸をなくして、国民はその民族性を打ち出すのは難しいのかもしれません。

 とはいえ──。
 これだけ時代がややこしくなってくると、こうした現象を単純に一括りして、「精神性を失ったイコール、もうその国は駄目なんだ~」と十把一絡げに判断するのもまた、危険なことかもしれません。
 「日本」という国単体で見ると、その将来は確かに楽観視出来るものではないでしょう。でも、「その代わり」というべき資質が、今の若い人達に育ちつつあるのを感じます。

 最近私が接する大学生や20代前半の人に、とても広い視野を持った人達が散見されます。
 その人達の視点はすでに国家概念を飛び越えて、「地球」というひとつの集団でものごとを見ているのです。
 彼らは確かに、あまり自国のことへ意識を向けないところがありますが、私は最近の流れを見ていると「もしかしたら、これこそが本当に新たな時代の流れなのかもしれない」──そう思わずにいられないのです。

 先ほど挙げたエハンさんのメールの中で、「もう国という発想自体がナンセンスになりつつある」という言葉がありました。
 それは確かにそうなのでしょう。それこそ、「YOU are EARTH」です(笑)。国という概念は、統治しやすいように生じた発想に過ぎず、ある意味ただの区分けでしかありません。人類が生み出した便宜上のものでしかないのです。
 ずっと前、このブログで「ネイティブアメリカンのとある酋長が言った言葉」を紹介しました。それは、「この土地の一部を売ってくれ」と要求した白人に向かい、「大地はひとつだ。切り分けして売り買いなど出来ない」と言ったという言葉です。
 この言葉は深い意味をついていて、本来、国というのも人間が勝手に仮定して、その一部を独立させただけに過ぎないものなのだということを端的に表しています。
 人間で例えれば、心臓、肝臓、腸、それぞれの器官が独立宣言をあげて、個々バラバラに活動しているようなものです。あわよくば、心臓が肺に侵略したり、腸と胃が戦争をしたり──何とも馬鹿げた話ではありますが、地球を「ひとつの生命体」として考えれば、国家同士の争いなんて同じぐらい馬鹿馬鹿しいものなのでしょう。

 そんなふうに考えると、日本という国そのものの未来が脅かされても、「それは必ずしも悲観されるべきものではない」ことが分かります。
 そこまで言い切ってしまうと批判が来そうですが、でも、これは究極な真実だと思います。言ってしまえば、JALが経営破綻したところで、他の国が大きく伸び、さらに画期的なサービスを提供してくれるのなら、何も嘆くことはないのです。それはそれで、ありがたいことです。勿論、働いていた従業員の方々の苦労を思うとそう言い切ってしまうことも忍びないのですが、言い方を変えれば日本人である以上、誰もが同じ憂き目にあう可能性はあるのです。みな、同じ穴のムジナです(笑)。

 ある意味、日本人は今、特殊な現状に置かれているのかもしれません。
 かつて謳われた日本神話は、すでに崩壊しています。過去である神話にしがみついて、いつまでも「日本は神の国だ」「日本は守られている」と言って現実逃避を続けるか、或いは、厳しい現実を受け入れ、新しい時代に相応しい精神性を生み出すか
 遅かれ早かれ、世界から「国家」という概念は薄まり、能力や価値観に応じた地に移り住み、その地に住む人々の個性に応じた共同体が育成されえるような時代となるでしょう。今はすでにその移行期にあって、それが故に「国家」という意識を揺るがされるような事態が起こりやすいのかもしれません。
 JALの経営破綻は物質界的視点で見れば悲劇かもしれませんが、精神性の視点で見れば「新たな成長をするチャンス」なのかもしれません。どんな悲劇的な報道、情報を目にしてもそれに打ち勝つだけの精神性と意志の強さが、私達日本人には求められているのかもしれませんね。


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プロフィール

篠崎由羅(しのざきゆら)

Author:篠崎由羅(しのざきゆら)
1970年生。幼少期から哲学・宗教学に造詣を深める。思想および思想史、それに付随した国際事情に興味を抱いて独学を続け、大学ではインド哲学科専攻。東西問わず、両者の思想に渡り研究を深める。

現在は看護師として施設で勤務しながら、その傍らで執筆活動を続けている。2016年11月にYOU are EARTH改め「WE are EARTH」の活動を再始動予定。より良い未来の地球のため、全力を尽くす誓いをたてている。

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