アセンションに向けて準備するなら、「自己の確立」が最優先

 「アセンション後の地球」について考える前に、まずは「高次元」というものについて考察したいと思います。
 私が今まで「体外離脱(私の場合は寝ている最中、明確な意識をもったまま離脱することが多いです。しかし、あくまできっかけは「睡眠」ですので、瞑想や想像とは種の異なる「リアルな離脱」です。機会があれば、このプロセスをご紹介します)」した中で高次元と思しき世界と接触した際、実感するのは「密度の濃さ」でした。
 光であれ、何であれ、非常に「密度が濃い」。光は光としてより鮮明に、そして大気は――俗に言う「甘露」とも言うべき濃さを感じました。
 こうした体験を繰り返すうちに、「次元の差」というのは、物質を組成する要素の振動数にあるのではないか――そう感じるようになりました。
 すると、同じような体験を「意識をもったまま」日常生活の連続性として体験している人がいました。
 それが、「マウリッツィオ・カヴァーロ氏」です。(【参考】「超次元の扉 クラリオン星人にさらわれた私」徳間書店より)
 彼も、宇宙船に乗った際「手の先が透けていた」と話しています。これは、肉体を組成する原子の振動数が高次元との接触により「早まって」、しかし、まだ視覚は「三次元的五感」を維持していたが為に、「透けて見えた」ということなのだと、私は解釈しています(何故なら、その後一度も「そのような記述がない」からです。おそらく視覚そのものも、「高次元の組成要素に慣れたから」透けて見えなくなったのだろうと、そう思います)。

 でも実は、私達もすでにそうした「振動数の高い要素」を体に持っていて――それが霊体(アストラル体、エーテル体)なのだと、私はそう解釈しています。
 私達は今、振動数の高い「物質(※組成する形はある意味高次においても物質でしょうから、あえてそう書かせて頂きます)」である霊体と肉体の間に、大きな「境界線」を抱えています。その「境界線」がなくなったら――どうなってしまうでしょうか?
 霊体と合一するか、或いは、本当の意味での「消滅」を味わうしか、なくなってしまうでしょう。

 そうした「境界線がなくなる『きっかけ』」というのが、今盛んに騒がれている「アセンション」なのかもしれません。
 しかし、実は(これは私自身が体外離脱している最中、実感したことですが)この世における「人格」は、すでに「霊体の一部」なのです。ですから、現実の世界における姿勢を無視して、「霊体の性格」はあり得ません。
 例えば、非常に利己的で自分のことばかりしか意識の向かない人は、霊体になってもそうでしょうし、寛大で、博愛主義的なことを常に意識していた人であれば、霊体になってもそうでしょう。

 現実世界においての性格をさしおいて、優れた霊性に「なれるわけがない」のです。
(しかし、こうした単純な理論を昨今のスピリチュアル・ブームの中では無視されがちです。現実世界に生まれ、かつ、何らかの救済活動に関わっていない人が、「自分は大天使○○だ」と宣言するのは言語道断です。もしもそれだけ優れた霊性の持ち主であれば、自分の正体を主張したり誇張するよりも前に、現実における社会問題や国際問題に対して、積極的に働きかけをしているでしょう。)

 もしも「アセンションに向けて、準備がしたい」というのであれば、私は精神修養よりも何よりも、まずは「自己の探求をして欲しい」――強くそう願います。
 高次においては、自己の確立が「最前提」です。何故なら(これは後日、改めて書きますが)高次における世界システムは、すべてが「目的意識」から発せられていて、その目的意識により共同体が形成され(しかもそれは、三次元で言うような雁字搦めのコミュニティではありません。意識から生じている繋がりなので、自分がそこに合わなくなったと思えば、ごく自然に抜け出せることの出来るようなものです)、それらの共同体が「全体の宇宙」と調和するという仕組みになっているからです。

 そうである以上、「私は○○がしたいんだ!」という強い意志がなければ、共同体に参加したくてもしようがありません。

 「自分探し」とよく言いますが、自分は「探すもの」ではなく、「決めるもの」です。
 「私は○○がしたい」――例えば「歌手になりたい」「絵描きになりたい」――そう決めた段階で、その人は「歌手」であり「絵描き」なのです。
 勿論、三次元においてはすぐに「歌手になりたい」って思ったからといってなれるわけじゃありません。でも、それもひとつは「念の力」です。「歌手になりたいんだ!」という強い目的意識をもって働きかけていれば、自ずとその人は「歌手である自分」を見つけることが出来るはずです。

 昨今の人達に「弱い」と私が感じるのは、こうした「目的意識」です。
 辛いことがあると、すぐに「これは自分に向いてないのではないか」と、違う道を探しだし、そして行き着く先は「私は一体、何がしたいのだろう」ということ。
 この世は「目的意識を訓練させる場」です。高次にいけば、目的意識は「すでに確立されているもの」として扱われるので、それを訓練する場は「もうない」のです。自分の居場所がなければ――再び三次元に戻って、「目的意識を訓練させる」以外、道はなくなってしまうでしょう。

 アセンションに向けて準備をしておきたいという人は、2012年には自信をもって「私は○○です! 私は○○をしています!」と断言出来るよう、自己の確立をしていた方がいいでしょう。高次というのは決して俗に言う「極楽」とは違うので、ただのんべんだらりとしていられる場所ではないのです。
 逆に、今この世の「矛盾」や「利得優先」の世の中において、自分がやりたいことを「堂々と宣言出来ない人達」――例えば、売れない漫画家、作家、ダンサーなど、「社会の利益」に準じることが出来ずに「自分のやりたいこと」との摩擦を感じてしまっている人においては、朗報とも言えるべきことでしょう。どんな障害にも負けず「自分の目的意識」を貫こうとした姿勢は、必ずしも次なる次元で「評価される」と、そう思うからです。
  
【参考】エハン氏も、私と同じような主旨のことを言っていました。彼の場合は「信仰」という言葉を遣っていましたが「自己の確立」という視点で言えば同じ意味だと、私は解釈しています。

「超入門 アセンション&2012」 エハン・デラヴィ  徳間書店(5次元文庫)

 高次元が「決してただ楽をしている場所ではない」ということは、1800年後半に活躍した物理学博士でもあり発明家でもあったスウェデンボルグ(※スウェデンボルイという表記もあり)も同じように言っています。(※彼は「天界」という言い方をしていますが)

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プロフィール

篠崎由羅(しのざきゆら)

Author:篠崎由羅(しのざきゆら)
1970年生。幼少期から哲学・宗教学に造詣を深める。思想および思想史、それに付随した国際事情に興味を抱いて独学を続け、大学ではインド哲学科専攻。東西問わず、両者の思想に渡り研究を深める。

現在は看護師として施設で勤務しながら、その傍らで執筆活動を続けている。2016年11月にYOU are EARTH改め「WE are EARTH」の活動を再始動予定。より良い未来の地球のため、全力を尽くす誓いをたてている。

【篠崎編集担当】


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