太陽黒点の謎

 一時期顔を覗かせていた黒点が、ここ二週間ほどまた姿を見せなくなりました。

 【参照】太陽黒点情報 

 今月の初旬──1日から8日頃までは20~最大で70前後あった上、Mクラスの太陽フレアも発生したのですが、それが終わった途端「ピタッ」と無表情を維持しています。
 これは、常態と捉えていいのか──はたまた、「嵐の前の静けさ」と捉えるべきなのか……。

 太陽黒点の増減には周期がある──というのは、最近では周知のことになりつつありますが、実は無黒点状態が60年以上続いた時期というのもありました。
 一番最近の長期無黒点状態はマウンダー極小期と言われ、1615年~1745年にかけてと言われています。
 黒点の研究そのものの歴史は、決して古くありません。それでも、上記60年間が「世界的に冷害に見舞われた」ことは、史実を調べても明らかなようです。
 一番有名なのは、イギリスのテムズ河が凍った──という話です。絵画でも、スケートをやっている子供達の絵が残っていたりしますよね。
 その他、北米でも冷害に悩まされたという記述があり、北半球全域に渡った影響だったということが推測されます。
 また「当時の日本はどうだったのか」を歴史事典で調べたところ、やはり「寛永の大飢饉(1642年)」がちょうどこの時期にかかっていました。
 1615年というのは江戸時代に入ったあたりの頃で、その初期のあたりからすでに「農作物が不作による飢饉」はあちこちで起きていたらしく、特にこの「寛永の大飢饉」が最もピークで、餓死者も多数出た模様です。

 確かに、江戸時代は「飢饉が多かった」という話は、私が学生時代にもよく聞いていました。「それだけ政治が不安定だったのかな」なんて思いきやそうではなく、どうやらこの「マウンダー極小期」にかかっていたことが原因なのかもしれません

 だとすると、この2007年あたりから3年に渡って続いている「無黒点状態」は、この時期と同じ周期に入っている──という示唆なのでしょうか?

 私個人の見解としては、それにつき「YES」と判断するのは早計のように思えます。
 何故なら、こうした無黒点状態は他にもあったとされ、シュペラー極小期(1420~1530)、ウォルフ極小期(1280~1340)、オーアト極小期(1010~1050)と、マウンダー極小期もいれたら1000年の間に4回もあったことになるからです。※これは私が調べた限りにおいてですので、本当はもっとあるのかもしれませんが。
 この年代をみればすぐお分かり頂けるように、非常に期間が「まちまち」です。周期と呼ぶには、あまりにも不安定な気がします。

 また、無黒点状態が続いていることで「冷害」に及ぶのであれば──三年続いている今、温暖化はおろか、とっくに冷害になっていてもいいのではないでしょうか?
 しかし、未だに温暖化の傾向はなくなったわけではありません。
 今日、私が住んでいる横須賀は異常な程「蒸し暑かった」です(室温計は28度でした)。でもこれは横須賀だけの現象ではなく、どの地域でも「真夏日」を記録したようなので、局所的な問題とは言えなそうです。
 まだ5月の下旬だというのにこの有様というのは、明らかに陽気が不安定化している証拠な気がします。これは、無黒点状態による冷害とは「イコールにならない」気がして仕方ないのです。
 また、実際に黒点が出ている時は非常に多数出ています。冒頭で書いたように、今月初旬は「70前後」出ていましたし、去年の10月には「300前後」という巨大な黒点が現れたこともありました。

 だとしたら、これは「無黒点周期」ではなく──「嵐の前の静けさ」と言った方が、妥当なのでしょうか?

 いずれにせよ、地球の生命はすべて「太陽」の恩恵を受けて生きています。
 その太陽に変化がある時は、地球の生命「みな」に変化がある時だと考えていいはずです。
 そうであるならば、ただ黙って太陽の在り方を眺めていくしか──人間に残された道はないのかもしれません。
 大自然に逆らうよりも、「大自然の変化」と共に生きることの方が、遙かに人間にとっては幸福なのかもしれませんね。 


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2010-05-21 | 真理 | トラックバック(0) |
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プロフィール

篠崎由羅(しのざきゆら)

Author:篠崎由羅(しのざきゆら)
1970年生。幼少期から哲学・宗教学に造詣を深める。思想および思想史、それに付随した国際事情に興味を抱いて独学を続け、大学ではインド哲学科専攻。東西問わず、両者の思想に渡り研究を深める。

現在は看護師として施設で勤務しながら、その傍らで執筆活動を続けている。2016年11月にYOU are EARTH改め「WE are EARTH」の活動を再始動予定。より良い未来の地球のため、全力を尽くす誓いをたてている。

【篠崎編集担当】


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