日本は今、「海図を失った船」になりつつある。

 鳩山首相が、引退表明しましたね……。
 一年も保たない内閣でした。この件で多くの人が、様々な思いを抱えていることでしょう。
「問題を中途半端にしたまま、何故引退するのか! 無責任じゃないのか!」
 そういう意見が、報道のほとんどに散見される印象を受けました。

 しかし──待ってください。
 本当に無責任なのは、鳩山首相でしょうか?
 何故国民はいつも、代表者ばかりに責任を押しつけ「政治が変われば、国も変わる」という考え方に固執してしまうのでしょう。
 これは明らかに「他力本願的」な考え方でしかなく、自発的に自分たちで変わっていこうという姿勢のものではない──私はそのような印象を受けています。

 例えば、あれだけ小泉ブームと言われていましたが、いまや小泉首相を「日本の売国奴」といって叩いているコラムニストや評論家は多いです。
 しかし私は(ここで何度も言ってきたように)「叩くべきは『個人』ではなく、『既存システム』だ!」という考えに立っています。
 小泉首相の時は靖国参拝が問題視されていましたが、一番大きな問題点──戦犯は、戦争に負けたから戦犯と呼ばれるようになったのであって、勝っていたら「英雄扱い」されたのだという矛盾に気付いてない人が多いというのは、大きな問題ではないでしょうか?
 それは明らかに、戦争を「戦犯となった人だけ」の責任に押しつけ、自分たちは被害者だという「受け身の姿勢」でしかないと思います。
 ドイツの戦争特集番組を見ていた際(かなり昔ですが)、アウシュビッツの問題に対し、「当時、私たち民間人もおかしくなっていた。ヒトラーやその周りにいた人たちだけでなく、翻弄されていた自分たち国民にも責任はあった」と答えた男性がいたのは、非常に印象的でした。
 一般人であるその男性の言っている言葉は、とても正直で、的を射たものでした。
 しかし、日本で同じ質問をしたら──どういう答えが返ってくるでしょうか?(もっとも、ほとんどの方は高齢者となってしまっているでしょうが。)

 日本の政治を「人間の肉体」で喩えたら、患部である傷口はどんどん化膿して酷くなっているのに、「まったく関係ないところ」を治療しようとして、傷口の化膿はそのまま放置されているような印象を受けます。
 おそらく、今後「誰が首相になったとしても」、問題は解決されないでしょう。
 少なくとも、日本国民の意識と、マスコミの意識が変わらない限り。
 私は、鳩山首相に心から同情している、数少ないひとりかもしれません。
 鳩山首相は非常に抽象的な概念を口にしていましたが、本来、理想がなければ何も生まれないし、創造(クリエイティブ)も出来ないのです。しかし、そうした精神を、周りの「三次元的ノイズ」によって混乱させられてしまったのかもしれませんね──。

 私が「死んでもなりたくない職業」のひとつに「政治家」があるので、本当に、鳩山首相には「ご苦労様でした」と心から言ってあげたいです。
 日本は「誰が首相になったって、『必ず叩かれる国』なんだ」ということを、もう少し私たちも弁えるべきなのでしょう。だったら、マスコミの視聴率稼ぎの為の「パフォーマンス的(ディベートにさえなってない)トーク番組」を見るよりも、「一国の首相になった以上は、応援してあげる」という姿勢を持つよう心がけていきたい──私は少なくとも、そう思っています。

 それにしても。
 これだけ短期間で政治もコロコロ変わり、日本の情勢も「決して安定していません」。
 「そんなことない。日本は『神の国』だから守られている」と相変わらず主張している方もいるようですが、きっぱり、私は「もっと現実を見た方がいいですよ」としか、言いようがありません。
 どんなに現実で起きていることに「蓋」をして見えないフリをしても、「起きているものは、いずれ結果に辿り着くしかない」のですから、それなら、そこを真正面から見つめ「自分が今、出来る最善のこと」を考えた方がいい──私はそう思うのです。

 日本は今、進むべき道を見失い、舵も壊れてしまって座礁しかかった船のようになってしまっているのかもしれません。
 しかし、「希望はないわけではない」──私はそう思います。
 まずは、「何故、日本がこのようになってしまったのか」を再度振り返り、改めて問題点に立ち返って国家の理想を意識することから始めるのがいいのかもしれません。
 「理想なんてものは無駄だ」という政治家もいますが、それは違います。

 理想は「船を進ませる為の海図」です。

 海図がなければ、船はどこに行けばいいのでしょう? 沈没船ばかりの船の墓場に導かれるかもしれないし、或いは、氷山に囲まれた極寒の地に辿り着いてしまうかもしれない──。
 でも本来、「海図さえ、しっかりしていれば」、党が「なに党」であったとしても、しっかりした方向性へと船(国)を導かれるはずなのですので。(党にさえも「海図」がないのは、現状かもしれませんが──)

 今の政治家の方に必要なのは、理想だと私は思っていますが──鳩山首相は、少なくとも「それをお持ちの方」だとお見受けしていました。
 しかし、三次元の拘束が、あまりにも強すぎたのでしょうね……。
 それと、おそらく「優しすぎた」のかもしれません。もっと「はっきり、押し通す姿勢」も必要だったのかもしれませんが──。

 日本は、海図を手に入れないまま──果たして、どこへ行くのでしょうね。
 刻々と変わりゆく時代の中で、ただひたすら私は「今」という瞬間の中に隠れた「波」を、ただただ感じ取り、ただ大きな波に委ねて日々を感じて生きていこう──そう思う次第です。


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プロフィール

篠崎由羅(しのざきゆら)

Author:篠崎由羅(しのざきゆら)
1970年生。幼少期から哲学・宗教学に造詣を深める。思想および思想史、それに付随した国際事情に興味を抱いて独学を続け、大学ではインド哲学科専攻。東西問わず、両者の思想に渡り研究を深める。

現在は看護師として施設で勤務しながら、その傍らで執筆活動を続けている。2016年11月にYOU are EARTH改め「WE are EARTH」の活動を再始動予定。より良い未来の地球のため、全力を尽くす誓いをたてている。

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