高額な金額設定をする「スピリチュアリスト」への警告

 まだ起きてから二時間もしていませんが(半分、寝ぼけています)、あまりに究極な危機感を察した出来事があったので緊急更新します。

 私はもともと大学で哲学を正式に研究したり、アカデミズムな方面から神秘学、宗教学を学んでいた関係上、「ニューエイジ」と括られるものに関しては、ほとんどいっさい手を出したことがありませんでした。
 ニューエイジというムーブメントの始まりは、もともとは西洋の思想や宗教に行き詰まりを感じたアメリカ人青年が、日本に来た際、禅僧の鈴木大拙に心を打たれ、「東洋の思想を、もっとアメリカでも広めよう」としたのがきっかけでした。
 それがゆくゆく、キリスト教神秘学や、イスラム神秘学(ス-フィズム)、および占いやセラピーなど、あらゆるものとごっちゃになって発展したのが、今のスピリチュアルであり、ニューエイジなのです。

 まぁ、そうした意味では国境や民族性を超えた精神性の探究と言えるかもしれません。
 しかし、私はここに、非常に危機感も感じています。
 それは、先日話した「民族性を知るということは、自分を知ることにも等しい」にも繋がります。
 要するにもともと何から派生したかも分からない状態で、枝葉となった部分の知識だけを拾い集めしてしまうと、自分が誰かもわからない、何人(なにじん)かもわからないのに、『とにかく活動に参加しているだけ』という無謀な行為に陥る危険性を感じたのです。
 これは「理念のない集団」となって暴走する危険もあります。
 いわば、「カルト教団」がその典型例です。

 私がここまで危機感を感じたのは、セラピストやヒーラーを名乗る人達の『値段設定』で、あまりにも高額なものが散見されたが故です。
 今日、たまたま朝食を食べながらネットを見ていた際「お父さん! ご飯中は、新聞読まないでください!」って怒られる行為と、似たようなレベルですね;)、とあるサイトで「えっっ??」と目を見張る金額設定(それはセッションではなく、講演会を含むイベントでしたが)を見かけたのです。
 勿論、著名人ではありません。一般人です。
 山川夫妻も設定しないような金額エハン・デラヴィさんだって設定しないような金額──ヨーロッパであれだけ活躍しているマオリッツオ・カヴァーロさんだって設定しないような金額、および、訪日したダライ・ラマだって設定しないような金額です。
 以前「私は入場料5000円以下の講演会なんて、絶対設定しないから」という言葉を、ある人から聞いたことがありましたが(勿論、無名の人です。著書もなければ専門分野もありません)、私がその言葉を聞いて疑問だったのは、「じゃぁあなたは、それだけの金額に見合ったものを、お客様に提供出来ているの?」という疑問でした。
 ダライ・ラマやマザーテレサが提供出来たものと同じぐらいの「エネルギー」を、その人は提供出来るとでも言うのでしょうか?
 本当の聖者や真理探究者であれば、そんなこと口が裂けても言いません。

 これは、実は「成功哲学」の「悪い影響」でもあります。
 成功哲学のプログラムを開発したのはナポレオン・ヒルだと言いましたが、その後、それを世に広めたのは「W・クレメント・ストーン」という保険会社の社長でした。
 その背景にあるプロセス自体は、実際にクレメント・ストーンが提唱したのかどうか定かではありませんが──いずれにせよ、このプログラムを輸出してその国が特許をとる際の金額は実に膨大な金額だったのです。
 おそらく、ほとんどの成功哲学セミナー系のシステムは、こうしたシステムになっていると思われます。ある意味「ネットビジネス」だって、似たようなものですよね。これらはすべて、アメリカから入ってきたシステムです。

 その影響があるのか──セラピーや、イベントを設定する人達の金額設定を見て私は呆れてしまいました。
 それほどの知識や知恵を、その人達は「同じ金額から生じるエネルギーとして、人々に還元出来る」のでしょうか?
 よく「自分の金銭的価値は、最初から自分で決めるものだ」と三次元思考の強い人達は言いますが──それは「違います」
 やった行為に「応じて」、価値は後から生じるものなのです。

 シュタイナーは、あれほどの文献を発表する前に「僕ってスゴイんだよ~」と価値を披露していたでしょうか?
 アインシュタインは、世界的な発見をする前から「いやぁ、自分って天才なんだよね~」と言っていたでしょうか? いえいえ。むしろアインシュタインは、若い頃は本当にお金に苦労して──自殺まで考えた程の過去があるのです。
 宮沢賢治は、生きている最中に「僕って『雨ニモ負ケナイ』すごい人だよ~」って言ってたでしょうか? ──とんでもない。彼の死後、谷川俊太郎のお父さんによって発見されてこれほど有名になったのであって、最初から彼が自分の価値を決めていたわけでは、ありません。
 

 彼らの功績は、「後からついてきた」ものであって、最初から自分で決めて披露したものでは決してないのです。
 だからこそ、最初から「私は○円以上の仕事しかしないから」と言ってのけてる人はすでに、正しい真理から「かけ離れてしまっている」──としか、言いようがありません。

 高次元では、価値を決めるのはその人のエネルギーが、どれほど周囲に貢献したかです。
 その貢献した量に応じたエネルギーが、自分の元に戻ってくる──ただ、それだけのことなのです。
 高いお金を払ってもらわなければ仕事をしない、という心根の人は、最初から「入ってくるエネルギー」はありません。与えてこそ「初めて」、エネルギーは入ってくるからです。

 呼吸と同じことですよね。
 吐かなければ、吸うことも出来ない──。
 吐かないのに、吸って、吸って、吸いまくったら──過呼吸で死んでしまいます。「お金」はエネルギーとはいえ物質なので、目には見えませんが、今現在、そういう罠に陥っている人達が少なからずいるのではないか、そう思いました。

 本当に偉大な人々として世に伝えられるのは、決して「お金儲け」に走った人達ではありません。
 また、「神の名」を偽って、セラピーやヒーリングに利用したような人でもありません。そうした人達は過去にも大勢いましたが、彼らが果たして死んだ後どのような顛末になったのか──興味のある方は是非、スウェーデンボルグの「霊界」をお読み下さい。

 チャネリング、ヒーリング、セラピー、コーチング、占い。
 いずれにせよ、これらはもう「不要の時代」になりつつあります。
 むしろ、今、自分で自分の生き方を独り立ちして決めない限り、新たな時代は生きられないそういう瀬戸際に来ているのです。
 時代の変化は早いです。私も、今年に入ったばかりの頃は「まだそういうことも、必要な時代かな」と思っていましたが、今となってははっきりと「ああ、今はもう『こうしたものに頼る時代』ではなくなっているのだな」と、そう思いました。

 勿論、中には適正な金額で設定していたり、或いは無料でやられていたり、本当の親切心や「悩める人の為に」と思ってそうした活動をしている人もいるでしょう。
 そうした人達はきっと、「いずれ、自分たちが必要なくなる時代が来る。それこそが、新たな時代なんだ」というのを察しているはずです。
 そういう正しき心根の人達は「クライアントを自立させる」ことにエネルギーを注ぎますが、そうでない人は「リピーターを増やすことばかりに執心する」のです。それはあたかも、鬱病の患者さんに社会復帰させる道ではなく「薬漬け」にして独り立ちを阻害させる行為に等しいものだと思えます。

 だからこそ、今、「あり得ない金額設定」をしているような人達のイベント、セッションは受けるべきではない。私は皆様に、その警告がしたくてこの記事を書いています。
 新たな時代は「お金が価値を決める時代」ではなく、「誠意と真意が、価値を決める時代だ」ということを、くれぐれも念頭に措いておかれることをお薦めします。
 もし、どうしても誰かに相談したくて──苦しくて、「占いなり、セッションなり、コーチングなりを受けたい」と思ったら、その人のブログを読むことをお薦めします。
 本当に誠意と真意のある人でしたら、その文章は心に響き──かつ、自分の中で矛盾なく理解出来るものでしょうが、そうではない人の場合は、文章に説得力はない上に、見栄っぱりな内容ばかりのものでしかないので、すぐに分かるでしょう。

 文章は──とくに「ブログ」という形式は、編集部の校正が入らない分、その人の本質が露骨に現れます。
 どんなに本を出版されている人でも、ブログを読むと「え? ホントにこの人、本書いてる人なの?」って驚く場合も多々あります。それは、「編集部の校正マン」という存在がいるか、いないかの差だったりします(校正する人って、ほんっとにスゴイですよ。尊敬に値します──)。
 まぁ、私も誤字脱字、文脈の乱れがひどいので、他者様のことは言えませんが(苦笑)。
 いずれにせよ、ブログは「ストレート」にその人の本質を描くので、そこを目安にして判断されるよう、お薦め致します。

 ──が。
 そうはいっても、これからの時代一番正しいのは「自分で解決する」或いは「友達に相談して、自分の力で道を探していくことに尽きる」と、私はそう確信しています。 
 最初からみんな、「乗り越えられないほどの試練」なんて与えられていないはずです。どんなに究極なピンチだと思えても、必ず「助け船」はあるはずです。
 わざわざお金を出して相談しなくても、自分の生き方と「自分という存在」を信じていれば──必ずや、正しい方向へと導かれるはずだと、私はそう確信しています。



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プロフィール

篠崎由羅(しのざきゆら)

Author:篠崎由羅(しのざきゆら)
1970年生。幼少期から哲学・宗教学に造詣を深める。思想および思想史、それに付随した国際事情に興味を抱いて独学を続け、大学ではインド哲学科専攻。東西問わず、両者の思想に渡り研究を深める。

現在は看護師として施設で勤務しながら、その傍らで執筆活動を続けている。2016年11月にYOU are EARTH改め「WE are EARTH」の活動を再始動予定。より良い未来の地球のため、全力を尽くす誓いをたてている。

【篠崎の著作本】

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