無意味な法律は、「魂のコミュニケーション」さえ奪いかねない

 最近、参院選が近づいているせいか、あちこち選挙活動の活発化が目立ちますね。
 一昨日などは、街頭演説で二者が合流してしまい、一触即発の事態になりかけた──なんて記事も見かけました。
 しかし、おかしな話ですね。何で国民を代弁しようとする代表者達が、一触即発になりそうな緊張感を生み出すのでしょうか? 
 その時点ですでに、まだ人格の未発達を露呈しているように感じるのは、私だけでしょうか?
  国会中継などでも、大の大人がとっくみあいしたり罵りあいしたり野次とばしたりしているのを見ると、つい私は苦笑してしまいます。
 「パイレーツ・オブ・カリビアン」という映画、皆様は観たことがありますでしょうか? 有名な映画なので、一度はご覧になった人もいるかと思いますが──あの三作目に「海賊王達の評議会」が行われる場面があります。
 9人の海賊王と代表者達が一堂に集う大事な場面なのですが──意見の食い違いがおこった途端、そこからはもう大乱闘。
 敵である東インド会社が迫り来るという危機的状況を前に、海賊達は自分の主義主張を押し通そうと、争いまくるばかり。
 それを見て、ヒロインのエリザベスは「……呆れた」と呟きますが、ジョニー・デップ扮するジャック・スパロウは、吐き捨てるようにこう返します。
「これが『政治』さ」 
 ──上記のような記事を読むと、私は「現状の政治家も、海賊達と大差ないのでは?」と、苦々しく思ってしまいます。

 主義主張というのは「突き通せばいい」というものではなく、相手の言い分にも耳を傾け、合意出来る点を探すことに意味があるはずです。そういう政治家の方達には是非、「止揚(アウフヘーベン)」という意味を充分理解した上で、国民の代表になってほしい──そう思います。
 「若者の政治離れ」と、まるで若者が政治に無関心であるかのような責任転嫁をするに、自分たちは理念ある活動が出来ているのかを、まずは考えてみて頂きたいと、願ってやみません。

 そうした政治家達から発した無意味な法律が、かえって国民の自由度を失ったり「こころを失わせる結果」になることもあります。
 そのいい例が個人情報保護法です。
 これは2003年に成立し、2005年の4月から施行されました。この法律は個人を特定出来ることについて、漏洩しないという目的からたてられたものですが──実際問題、どうでしょうか? 
 未だに続く漏洩の現状「おれおれ詐欺」の増加
 まったくもって、役に立っていません。
 この法律が出来た背景のもっとも大きな一因は政治家スキャンダルに対する圧力だったという説が有力ですが、法律施行前と後を比べて「何も変わってない」──むしろ窮屈になった事実を思えば、政治家側の一方的な都合でしかなかった、と言われてしまえば「なるほどね」で納得出来てしまうような気がします。

 例えば、皆さん。よく聞く「○○銀行の個人情報が何万件流出してた」「○○企業の個人情報が流出していた」となった際、仮に自分がその「流出された一人」であった際に、何らかの保護があったでしょうか?
 おれおれ詐欺にしたって、一体どこで流出しているというのでしょう? 
 あれは決して、「電話帳をみて、手当たり次第かけている」わけではなく、「かなり念入りに」情報を調べています。でなければ、「どこどこの家の子供は男で、何歳ぐらいで、今はひとり暮らししている」なんてことが、分かるはずないからです。

 個人情報の保護というのは「プライバシー」として慮るものであって、法律で保護するものではないと、私はそう思います。
 本来、「相手を尊重する」というのは「当然の思い遣り」として教育で賄うべきであって、法律ですべきものでは「ない」のではないでしょうか?
 こころで配慮すべきものをただ「法律」という表面的なもので拘束すれば、「本当に大切な場面で、表向きの法律だけが尊重されてしまい、こころのコミュニケーションを奪う危険がある」──そう思えるのです。

 私がこのように考えているのには、ある深い理由があります。
 思い出すと今でも涙が溢れてくる──とても「辛い過去」です……。

 それは、高校三年生の時のことでした。
 校庭で友人三人と昼食を食べていた私は──あろうことか、「自殺遺体の第一発見者」になってしまったことがあったのです。
 その方は、中年男性でした。校庭にある桜の木で──首を吊って、亡くなっていました。
 警察の話によるとすでに死後数日経っていて、その間、校庭をみんなが使っていたにも関わらず誰にも発見されずに、滅多に校庭などに出ない私によって、何故か発見されたのでした。(※余談 以前、私は「幼少期から体外離脱を繰り返す体質だった」ということを書きましたが、13歳以降21歳まではそうした離脱よりも「霊感」として強く表れてしまった頃だったのです。その為酷い霊障にも悩まされましたが、それ以前に、こうした「遺体を発見する」或いは「自殺の一部始終に遭遇する」という「人の死に直面させられたこと」が何度もあったのです。)
 私が第一発見者だった為、警察署で5時間近くに及ぶ事情聴取なども受けました。
 私はすべてを丁寧に答えましたが、心に重いものを感じながら帰路についたのを、今でも覚えています。

 それから数日後。
 見知らぬ方から、一枚の封書が届きました。
 「誰だろう? 初めて見る名前だな」と思いつつ封を開け、達筆な書面を読んだ途端──私は驚きの声をあげずにはいられませんでした。

 ──それは、私が遺体で発見した方の「奥様からの手紙」だったのです……。

 自殺されたご主人は、長いこと鬱病にかかっていたそうです。その為、奥様もかなりご苦労をされたようでした。
 発見される数日前から行方不明になってしまっており、捜索願いなども出していたそうですが──奥様はご主人の状態が分かっていた為、心のどこかで「覚悟」をしていたそうです。
 そして、亡くなった数日後──私が、ご主人を見つけたのでした……。

 奥様は、このようにつづっていました。
「発見される日が早く来ることを願っていましたが──まさか、学校の校庭で自殺していたなんて。
 年若いあなたが受けた心の傷を思うと、私は胸が痛んでなりません。
 一日も早く、忘れてくださいね……」


 私はこの手紙を読みながら、声をあげて号泣しました。
 学校に関わる手紙でもあったので、担任の教師にだけ見せたのですが──同じように、先生も泣いていました。

 ──奥様の思い遣りと痛みに、胸を打たれたからでしょう。

 本当に辛かったのは、残された奥様だったはずです。
 一家の大黒柱を失って、色々な問題、悩みだってあったはずです。
 にも関わらず、発見した私のことを「誰よりも」気に掛けて下さっていたのです。
 私はその奥様の優しさに、深く感動しました。(前にも書いたように)高校当時は非常に「荒くれていた」ので(苦笑)、人の「温かい優しさ」に、私こそが触れさせてもらえた──そう思えたのです。

 奥様は、警察署で「第一発見者の方に御礼とお詫びがしたいので、名前と住所を教えて欲しい」と聞き、それで手紙を送ってきてくださったそうです。
 そして中には──「図書券」まで、入っていました……。

 私は今でも、この奥様の幸福と──そして、ご主人が成仏なさっていることを、心から願ってやみません。
 それと同時に、私の住所と名前を教えてくれた警察官の方の配慮にも、心から感謝しております。

 「個人情報保護法」が成立した後は、こうしたやりとりもないのでしょうか?
 この奥様のように、「第一発見者の方に、御礼とお詫びがしたい」と言われた時に、「いや、それは個人情報だから教えられません」と、突き放すのでしょうか?

 もし仮にそうであるのなら──それは「こころある人間の行為ではない!」、私は強くそう訴えます。
 身内が自殺してしまい、その遺体が発見された時──自分の心の整理をする意味でも、「第一発見者の人に、連絡を取りたい」と思うのが「人のこころ」というものではないでしょうか?
 それを法律で阻害するようなことがあるというのは、「あってはならない」そう思います。

 私は以前、体外離脱した先で「ここ(高次元)には法律というものが存在しない」と聞いたことがあります。
 「誰もが全体調和の為に自らの個性を発揮できるから、法律を規定する必要さえないのだ」と。
 法律で規制しなければならないというのは、こころの規制が出来ていない──他者や全体を思い遣ることが出来ていない証拠だと、私は思います。
 参院選で過熱するのはいいですが──政治家立候補の方は是非、そういうことも念頭に措いて活動してほしい──心からそう願う次第です。  


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2010-06-27 | 社会 | トラックバック(0) |
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プロフィール

篠崎由羅(しのざきゆら)

Author:篠崎由羅(しのざきゆら)
1970年生。幼少期から哲学・宗教学に造詣を深める。思想および思想史、それに付随した国際事情に興味を抱いて独学を続け、大学ではインド哲学科専攻。東西問わず、両者の思想に渡り研究を深める。

現在は看護師として施設で勤務しながら、その傍らで執筆活動を続けている。2016年11月にYOU are EARTH改め「WE are EARTH」の活動を再始動予定。より良い未来の地球のため、全力を尽くす誓いをたてている。

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