今日、私はあまりに衝撃的で哀しくなる動画を見ました。
2053回の核爆発の場所が分かる映像 http://videotopics.yahoo.co.jp/videolist/official/others/p707541ee67c997c8e5cf1f9cea76f097 1945年から1998年、この53年間という一世紀にも満たない間に、人類はあろうことか「2053回」もの核実験を行っているのです。
考えられますか?
2053回ですよ?
53で単純計算しても、一年間に「38~39回」世界のどこかで核爆発が起きていることになるのです。(でも実際は核実験の回数は冷戦期に偏っているので、その期間は一年間にそれを上回る程の爆発が起きていることになります。)
この動画を見たら、昨日の隠謀論否定ではないですが「アメリカだけが、悪いわけではない」そう思います。
これは決してアメリカ擁護ではありません。そうではなく、
「人類全体の意識の在り方として考えるべき問題であること」を痛感せずにいられないのです。
実験は、人類に影響がなかったとはいえ、絶対に「実験に使われた場所の生態系を崩している」のは確実です。無実の生命達が、人間のエゴにさらされて一瞬にして消え去っていった事実を、絶対に無視するべきではありません。
何故、このように酷いことが繰り返されたのでしょう──。
しかも、実験の場所は地球全土といえど偏っている場所も多く、太平洋のポリネシア周辺で繰り返された実験には海洋生命体への影響を危惧せずにはいられません。海は「生命の源」であり母なのに、それを何度も穢し続けたことに哀しみさえ覚えます。
UFOの目撃は1947年以降集中していますが──もし、異次元人(宇宙人)達がこの様相を見ていたら、絶対に「何とかしなければ」と思うでしょうね……。
人類の一人でしかない私でさえも、言いようのない衝動に駆られた程ですから。
また、中にはこうした動画を見て「これだけ核実験を繰り返してきたアメリカが、他国の実験を阻止する資格はない」そう思う方もいるかもしれません。
でも、それこそが「愚問」というものです。核実験は「自分たちがさんざんやったから、他国の実験はOKとする」というレベルの問題ではないのですから。仮にそれで「裏で実験を繰り返していた」となったら──もう、それは別事情でしかありません。そのような愚かな人類は、本当に地球を守る為に「消えてなくなった方が、いいのではないか」とさえ思えてしまう程の、浅ましい事情でしかないのです。
14分という、決して短くない動画の中で、世界地図のあちこちが点滅を繰り返します。
それはあたかも
戦争そのものです。
人類の命が脅かされなかっただけで、多くの生命──また、人類に知覚されることなかった小さき生命達も、この中で消滅させられているのです。
これだけ地球を痛めつけておきながら、今になって「地球の保護」というのは烏滸がましいのではないか──そんな迷いまで、頭をもたげた程です。
たった53年という短い期間で、2053回もの実験に大地を削られ、多くの生命を奪われた地球。
「大丈夫。人類に影響はないから」といった思いこみだけで実験が繰り返されたのだとしたら──それほどまでに愚かなエゴはない、私はそう思います。
今、地球上では、あちこちの国で水害や熱波などの異常気象が起きています。
でも、私たちは「そうなっても仕方ない程、与えられた環境を脅かしてきてしまった」のかもしれません。
核実験をした国々だけが悪い──私はそう思っていません。
そうした実験が行われていることを知りつつも、表だって批判したり止めようとしなかった他の国々にも責任はあると、そう思います。
結局、人類である以上、私たちは
一蓮托生なのです。
そういった問題意識を持った中で、これから先、世界の動きや社会の動きを見ていく必要がある──つくづくそう思う次第です。
●多くの方に、「真剣な目で地球人類の進化に意識を向けて欲しい」と、強く願っています。
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