私が「2012」「アセンション」に注目した理由と、既存2012年論への憤り

 私が2008年の年末まで完全アセンション否定派だったことは、このブログだけでなく、文庫本の方でも詳しく書きました。
 私はもともとアカデミックに哲学や宗教を研究してきたし、哲学を真摯に勉強したいという衝動から、ストイックなまでに探究を続けてきました。(本来は哲学士の称号が欲しかったものの、残念ながら文学士です。しかし、東洋大学の前身が「哲学館」という名前だったことなんて、今ではほとんどの人が知らないでしょうね。私は「ここだったら、絶対に自分の望む哲学が研究出来る」と思って進学したのですが──それはすでに、遠い過去の産物でしかありませんでした。創設者である井上円了氏を尊敬しているのは、いまとなっては水木しげるさんと京極夏彦さんぐらいかもしれません……)
 どこにいっても、私が望む真理はない──真理は隠され続けている、そのことが、どれほど私を今まで追い詰めて、苦しめてきたことでしょう。
 だからこそ私は、安易にやすやすと「なんでもすべてがありがたいの! この世は本当に素晴らしいのよ!」と言ってのける人はあまり好きになれません。
 前にも記事で書いたように、それは「世界の一部に存在する人達の苦悩を、見て見ぬフリをしているだけに過ぎない」そう思えるからです。

 宮沢賢治の童話「鳥の北斗七星」に出てくる、有名な言葉があります。
「ああ、マヂエル様、どうか憎むことのできない敵を殺さないでいいやうに、はやくこの世界がよくなりますやうに。そのためならば、わたくしのからだなどは、何べん引き裂かれてもかまひません」

 この言葉には、ただのポジティブな響きは含まれていません。
 「何故、人は争い続けるのだ! 何故、人は幸福に暮らせないのだ!」そんな痛みと叫びが、凝縮された言葉なのです。
 本当に心優しい人は、安易にポジティブな言葉を吐きません。何故なら、「この世界のどこかで、痛みと苦悩に虐げられている人達も存在するのだ」ということを自覚しているからです。

 私が知りたかったことは、まさに「そこ」なのです。
 何故、本当の幸福というのが存在しないのか?
 「それは心の持ちようよ。どんなことだって、心の持ち方ひとつで幸福になれるの」そういう人もいるでしょうね。
 そういう人は是非、優雅なレストランで食事をしている最中、突如軍人が入ってきて理不尽な暴力を受けたり(チベットで実際にあった話です)、エイズの病にかかった人々を必死に看病してきた敬虔な牧師が、生きたまま教会で焼き討ちにあうような、そんな体験をしてから言って頂きたいものです。 
 勿論、そういう目にあった牧師達はみな私たちより遙かに優れた精神の持ち主ですから、苦悩を感じることはなかったかもしれませんが、「そういう事実がこの世に存在する」ということから目を背けてはいけない──私はそう思います。
 だからこそ、私は貪るように「普遍の真理」を求めたのです。

 しかし、私はアカデミズムの中に、本当の哲学(真理)を見いだすことは出来ませんでした。
 何故なら、今やそれは「ただの文献学」に成り下がっていたからです。
 かつての偉人達の思想を踏まえた上で、新たな思想を見いだそうという姿勢が、(私が大学時代の頃は、ですが)欠片も見いだせませんでした。
 もうすでに哲学の知識は「末端」にあり、もうそこから先に真理は「ない」──そんな風潮が、どこかに見え隠れしたのです。

 それでも、私は諦めきれず──見た目は普通に社会人や主婦をこなしながら、心のどこかで真理探究に迸る思いを押し隠していました。
 一番最初にそれが爆発したのが、9.11。それをきっかけに、私の「まだ隠されている人類存在意義について」を探究したいという欲求は抑えきれなくなったのです。
 それからは、今まで滅多に手の出したことのない分野──神智学から始まり、ルドルフ・シュタイナー(シュタイナー理論は、完全に私にとってフィットするものでした)、スウェーデンボルグなどに傾倒していきましたが、同時に国際情勢に関わるジャーナリズムの論文、チョムスキーやPFドラッカーなども読みあさりました。
 一時期は社会学者の宮台真司にもはまったのですが、彼の言っていることは「三次元」という枠組みと現代という視点から外されたものではなかったので(勿論、社会学者であればそれが仕事なので仕方ないですが)、一時期は傾倒し彼の全著作を読んだぐらいだったものの、二年程で離れてしまいました。

 私はもう永いこと、真理を探し求めてきたのです。
 だからこそ、2012とかアセンションという言葉には、非常に懐疑的でした。
 私は当時から「ノストラダムスの予言は的中していた」と確信していたので、「その本質も見えてない人達が2012とかアセンションを言ったところで、どうせ飽きればまた違う年代を言い始めるだろう」と思っていたのです。(残念ながら、すでにそうなりつつありますが。)

 しかし、そんな私を一瞬にして覆したのが──マオリッツオ・カヴァーロの撮った「宇宙人の写真」でした。
 この写真を見た瞬間の私の衝撃は、本当に言葉に言い尽くせるものではありません。
 パウロが、今までキリスト教信者を迫害していたにもかかわらず、天から聞こえたキリストの声に一瞬にして擁護者に翻ったのと、似たような感覚かもしれません。
 その日から私は、カヴァーロ氏のことをネットで検索しまくりました。カヴァーロ氏の本も何度読み返したかわかりません。
 とはいえ、おそらくここでどんなに私が「彼は本当にすごい経験をしているんだ」と主張したところで、信じてもらえる人はそうそういないかもしれませんが。
 それでも構いません。
 もしたったひとりでも「彼がどれほどすごい体験をしてきたか」「私たちの人類の起源という真理に触れてきたのか」を実感出来る人がひとりでも増えてくれたら──私は、それだけで御の字ですから。(私がカヴァーロさんに送った質問状に対する返答の掲載された本が、秋頃出版の予定です。とても深遠な内容の書かれた人類における貴重な書物ですので、出版が決まり次第、またお知らせします。)

 なのですが──。
 私が今、途方もなく哀しみを感じているのはそうした深淵なる知恵こそが、世の出版社に敬遠されているという事実です。
 カヴァーロさんの体験は、確かに人類の想像を遙かに上回るので、読みこなすことは難しいかもしれません。(その部分で不透明なところについては、編集部の方のご厚意により私の方でも質問させて頂きました。それを読めば、大体のことが分かるはずです。)
 また、多くの人は文献をあれこれ比較して、そこに類似の事項を抜き出す──という作業には慣れてないでしょう(卒論や修士論文書くのに苦労した人は、その作業の大変さが分かるでしょうが)。
 実際にはそうした「様々な文献からの比較」がないと、カヴァーロさんがどのぐらい素晴らしい体験をしてきたかを多くの人に理解してもらえることは困難かもしれないのです。
 ですのでいずれ私は、そうした文献についても触れていきたいと思っています。

 ──が。
 皆さんにご理解頂きたいのは、こうした思考力の使う論説ほど、電子書籍には不向きだということです。
 私は長年ブログを書いてきましたが、どんなにブログで大切なことを書いても、読者側は「ああ、そんなことあったっけ?」で終わってしまいます。
 しかし、本であれば「何ページのどこどこに書いてある」といって、その場で引き出し、見せることが出来るのです。

 電子書籍は、小説やライトのベルなどには適していても、論説といったものには「絶対に不向き」です。
 私は、今後YOU are EARTHでは積極的に機関誌販売をしていくつもりですが、電子書籍では「超えられない」紙媒体だからこその意義を追求出来るような内容を作成していきたい──強くそう思っています。

 本日、私の元に二冊の書物が届きましたが、とある一冊を読んで私は「なんだこりゃ!」と絶叫してしまいました。
 その方の本は、私自身が今まで敬遠して一度も手にしたことのない本だったのですが(私は食べ物の好き嫌いもなければ、何でも「とにかく、まずはやってみよう」という主義の人なのですが、何故かその人の本だけは読む気になれなかったのです)、私と同じように「とにかくアセンション後にどうなるかを検証しよう」というタイトルが描かれていたので、資料として取り寄せたのですが──かなりガックリしてしまいました……。

 こういう本を出して、それで出版業界は「赤字だ」と騒いでいるのであれば──はっきりいって出版社に問題があると、そう思います。
 今はもはや「ブログ」の時代です。ブログで中身の濃い文章に読み慣れてしまった読者は、「それ以下」しか書かれていない本を、わざわざこの不景気にお金を出して買うでしょうか?
 
 本は、紙という「森林の命」を使って書いているのだからこそ、もっと内容が深く、もっと人々の知恵に貢献出来るものでなければならないはずです。
 とてもではないですが、私が今日読んだ本は──そうは言えない内容でした。この程度の内容であれば、ブログで書かれている人はごまんといるだろう、そうも思えます。

 私の本を読まれた方は実感されていると思いますが、文献比較というのは電子媒体には非常に不向きで、紙媒体だからこそ出来る代物です。
 しかし、2012やアセンションという問題であればある程、文献比較は重要なのです!
 ただのチャネリングでしかない思いこみや、実際の現実問題との比較もしないようなアセンション本だけを出版し、それで「赤字だ」というのは、もっての他ではないでしょうか?

 私は今、猛烈に激怒しているので、おそらくこの8月末頃までに二冊の原稿を書き上げると思います。
 一冊は、「あと2年に迫っているからこそ」の2012年問題。
 多くの人が無責任に放ってきた問題を、徹底的に調査して「いやぁ、実は2012年って先の話なんだよ~」なんてお馬鹿な政治家が言うようなことは許せません。

 どんな状態であれ、言動の責任は取るべきです!
 「ごめん! 外しちゃった~」でもいいです。
 もっとも読者の許せないのは「いや、もっと先なんだよね」という曖昧な言葉なはずですから。

 それと、もう一冊は「日本人の精神改革」についてです。
 これは、9月の上旬に岩手県まで物件の下見に行くので(来年の4月に岩手県移住は、ほぼ本決まりです)、その際にいろいろ原稿をまとめて来ようかと思っています。

 ちょっと憤りにまかせて書いてしまったので、文章が支離滅裂で申し訳ございません;
 しばらくは、この「既存の2012年論における問題点」について、記事に書いていきたいと思っています。



【追伸】ようやく少しずつ、返信を開始しました。かなり溜まってしまったので、時間がかかると思いますが、ご容赦ください。

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プロフィール

篠崎由羅(しのざきゆら)

Author:篠崎由羅(しのざきゆら)
1970年生。幼少期から哲学・宗教学に造詣を深める。思想および思想史、それに付随した国際事情に興味を抱いて独学を続け、大学ではインド哲学科専攻。東西問わず、両者の思想に渡り研究を深める。

現在は看護師として施設で勤務しながら、その傍らで執筆活動を続けている。2016年11月にYOU are EARTH改め「WE are EARTH」の活動を再始動予定。より良い未来の地球のため、全力を尽くす誓いをたてている。

【篠崎の著作本】

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