【質問】ニュートラルな意識って、どういうことを言うの?

 今回も、メールでとても良い質問があったので、一部そちらをご紹介します。

【質問1】ニュートラルな視点についてですが、これは何か事件があったとしても、出来事自体に良いとも悪いとも判断をせず、「なんとも思わないようになれ」ということでしょうか?

 いいえ、そういうことではございません。
 むしろ、何かの事件の際に怒ることも──また、哀しむことも大切です。
 しかし、「感情だけに囚われず、一歩上の段階で見つめる」というのがニュートラルな視点なのです。
 出来事自体に「良い・悪い」の判断を下さずとも、また、「怒りや哀しみ」を感じたとしても、それを一歩あがった段階のところから冷静に見つめる目、というのが存在します。その目(意識)にフォーカスする、という意味です。

 例えば先日、「五歳の子供を洗濯機に入れて廻していた母親の事件」がありました。
 これは後から判明したことであり、その少女はすでに母親によって絞殺された後でした。その母親が子供を抱いて岸壁に捕まっていたところを発見、通報され、尋問中明るみになったことでした。
 この事件をマスコミが取り上げることで、非難はすべて母親に向けられました。
 しかし、私は「必ずしも、母親ばかりを責められないのではないか」──そう思っています。

 第一報の時は、あまりの悲惨さに私は泣きました。
 私にも4歳の甥っ子がいるので、5歳の少女が感じた恐怖──子供は母親にしかすがれないのに、その母親に残虐な仕打ちをされる少女のことを思い、胸が引き裂かれそうだったからです。
 しかし、同時に「ここまで残虐な行為に走らずにいられなかった母親の背景」というのも、私たちは思いを馳せる必要があると思うのです。
 ただ闇雲に「鬼母だ」とか「今時の親は本当にどうしようもない」と責めるのではなく、「何故、こんな行為をせずにいられなかったのか」というその人の立場を思い遣ることも大切だと、私は思えるのです。
 さらに同時に、「何度も浮上する児童虐待問題について、ただ報道するだけでいっこうに止めることが出来ない社会の現状」について考える必要もあるのでしょう。
 社会の役人達やマスコミは、何でも個人の責任にして「まるで自分は関係ない」とでも言いたげな態度をとります。
 それこそが、何よりも問題ある行為だと、私は思えます。

 この例からも感じて頂けると思うのですが、ニュートラルな視点というのは「なんとも思わないようにする」というのではなく、「複数の視点で、多角的にものごとを見つめる」ということなのです。
 そうすると、「事件そのものには、良いも悪いもない」ということに気付かされます。そうではなく、「時代の流れの中で、『起きざるを得ない過程を経てきた』ことにより、起きてしまった必然的なこと」であることが分かるのです。

「なんとも思わない」というのは、こうした視点とはむしろ逆行した立場です。
 それは「事象を無視する」──いわば「無関心を装う」ことに繋がるからです。
 無視は、感情に翻弄されるよりも罪深く最悪なことだと、私は思います。
 昨今、ニュートラルを誤解して「自分にとって嫌な事象は無視する」タイプのスピリチュアリストも散見されるのですが、これは大きく致命的な間違いだと、私は思います。

 怒っても、哀しんでも「それはまったくもってOK!」なのです。
 でも、「その事象があった背景には、他にどんな側面があったのだろう」という多角的な視点を持つことこそが、ニュートラルな視点を持つ、という本当の意味なのです。


【質問2】止揚の意識とは、どういうものでしょうか?

 止揚というのは、正式にはヘーゲルという哲学者が唱えた哲学用語です。
 アウフヘーベンとも言います。
 これは議論をしている際、二つの意見が衝突しあった場合に、ただ衝突させるのではなく、「互いに異なる意見を含めた、新たな案」に到達することを意味しています。
 すなわち、これも先にあげた「ニュートラルな視点」と似たようなものです。
 互いに衝突しあう生き方、真っ向から反対の生き方に対して、「両者を含蓄した中で、新たな生き方を目指す」というものなのです。


【質問3】「地球がどうなろうと意識のあり方一つですべては変わる」とありますが、私たちは、どのような意識を持てばよいのか、ということなのですが、地球を自然を大切にしようとか、いつも人に親切にとか、こういう良い意識を持っていたら良いのでしょうか?

 どういう意識に到達すればいいのか──ということは、とても奥が深いことなので即答出来かねる部分ではあります。
 というのも、その意識への到達は「方法論」で一概に語れることではないからです。
 例えば、Aさんにとっては「右回り」というのがその意識への到達方法であったとしても、Bさんにとっては「左回り」かもしれない──個々人によって、その方法はマチマチだからです。

 ですが、「その意識に到達した際、どう変わるか」と言えば、自分に無理なく、等身大のままで「人に親切にするのが、当たり前」に感じられるようになり、「地球や自然を大切にする」のも当たり前のことになるので、そういったことを意識的に「考えることなく出来るようになる」という変化を遂げるようになるでしょう。
 私たちのレベルでは努力が必要だったことを、いとも簡単に──まるで「呼吸をする」かのように出来るようになる、というのが、理想的な意識の到達ポイントだと言えます。


【質問4】アセンションをすると「こっちの世界に戻れない」という意見を聞いたのですが、周りにアセンションのことを知っている人がいなくて、家族や知っている人との別れになるので悲しいような気はします。

 アセンションと「死」を比較して考えて頂ければすぐに分かると思いますが、誰にでも、必ず「別れ」はあります。
 しかし、決して死が「本当の別れ」ではないことを、スピリチュアリストの人や精神世界の人達はみな理解しています。何故なら、「魂は不死」だからです。
 要するに、「どんなにこの世に戻って来れない」ことがあったとしても、それは「本当の別れではない」のです。

 何故なら、最初からみんな「ひとつ(ユニバース)の源に繋がっている」のだから──。



※質問文と解答は掲載の都合上、一部編集しております。


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2010-07-27 | 真理 | トラックバック(0) |
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プロフィール

篠崎由羅(しのざきゆら)

Author:篠崎由羅(しのざきゆら)
1970年生。幼少期から哲学・宗教学に造詣を深める。思想および思想史、それに付随した国際事情に興味を抱いて独学を続け、大学ではインド哲学科専攻。東西問わず、両者の思想に渡り研究を深める。

現在は看護師として施設で勤務しながら、その傍らで執筆活動を続けている。2016年11月にYOU are EARTH改め「WE are EARTH」の活動を再始動予定。より良い未来の地球のため、全力を尽くす誓いをたてている。

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