一元性な高次元を目指す為に、二元性のこの世界で出来ること

 まだ出版前なので詳細をお話は出来ませんが(もと5次元文庫の編集長であった石井氏が独立されたので、新たな出版社「ヒカルランド」から出版される予定です)、先月、編集部の方のご厚意により、メールでマオリッツオ・カヴァーロさんに質問させて頂いくという、幸運に恵まれました。
 そして、その中で高次元は、明らかに私達の次元と仕組みが違うということを教えて頂いたのです。私自身、カヴァーロさんの内容を拝見した結果「この世界と高次元の差」を明かな程痛感した次第です。
 例を挙げればキリがないのですが──もっとも端的な違いは高次元は一元性であり、反して、この世界は二元性ということでしょう。
 二元性──つまりは、表と裏があるということです。

 例えば──カヴァーロ氏がコンタクトしているのはクラリオン星人ですが、(これは頂いた解答をもとに、私自身が推測した結果ですが)彼らの世界には「科学的データ」というものが存在しないはずです。
 何故なら、何々を計測した結果、××という結果が出た──ということをいちいち公表する必要がないのです。一元性の世界においては、外部も内部も分かたれておらずひとつの存在だから、精神的内面から切り離された外的データを取得する必要性がそもそもないからです。

 これだけの部分を説明しても、読者様は「何のことやら?」って感じかもしれません(笑)。
 私も、もっと説明したくて、じれったい程ですから。
 なのですが、ひとまず出版を待ってからご紹介させて頂くとして──私が実感しているのは、高次元がこの世界と圧倒的に違うだけでなく、私達がこれから創造していく地球の青写真が、そこには含まれているという、とても大切な点なのです。

 とはいえ──。
 私達人類は、そうした「ラッキーとも言えるべき事象で、他力本願的にアセンション出来ること」を望んではいけないし、また、そうすることでかえって私達人類の本来の意味──試行錯誤を繰り返しながらも、「この地球を理想的な良い世界にしていこうよ」という努力が報われなくなってしまいます。
 私は、ここでは「アセンション」という言葉を使っていますが、私が本当に目指しているのはこの地球が、恒常的に争いのない、調和の保たれた素晴らしい世界になることです。
 でも、そうした理想世界を築く為には、まず「青写真」が必要です。その「青写真」ともなるべき「新たな地球の理想世界図」というのをここで設けていきたいし、私自身は模索している次第なのです。

 カヴァーロさんが言っていたように、「一元性」を元に出来る世界を「目指そう」と思えば、不可能じゃないのではないか、そうも思いました。
 例えば、「私達が意識的に一元性を目指せるようになれば、それだけで世界はだいぶ変わるのではないか」そうも思えるのです。

※余談ですが──高次元、という話をするとそれだけでアレルギーを起こしてしまう方も、なかにはいらっしゃるかもしれませんね。
 でも、これは決して非現実的ではありません。
 何故なら、最新物理学においても物質を組成する最小因子が証明出来ない状態で、憶測で解いているだけに過ぎないからです。
 「ひも理論」のように「すべてが波形を成す振動から出来ている」と、仮定してみましょう。その場合、その振動数が「この宇宙におけるすべて、必ずしも一定だ」と、何故断言出来るというのでしょうか?
 アインシュタインでさえも、宇宙を支配する「四つの力」のうち、「何故、重力だけが一番弱いのか」が証明出来ませんでした(今、その証明をリサ・ランドール博士が異次元の証明によって挑んでいる最中ですが)。そうである以上、「物質を組成する振動数がこの次元よりも速く、その為私達の五感で認識出来ない高次元が存在する」という考え方は、ごくごく自然なことなのではないかと──私はそう思えるのです。


 勿論、そうは言ったところで、そうそう簡単に出来るようなことではありません。
 私は答えを探す為、カヴァーロさんから頂いた解答を、何度も何度も何度も、繰り返し読みました。
 読めば読む程、「ああ……。この次元が電気的次元である以上、本当に平和な世界は築けないのかもしれない」と落ち込む一方で、「いや、待てよ。それなら、私達が意識して『一元性』を目指せばいいのではないか?」と思ったりもしました。
 そして──未だかつて、明確な答えは出ていません。
 しかし、「可能性」を考えることなら出来ます。
 いえ──逆に言えば、「理想世界の可能性を模索する為に、私達はこの世界に生まれたのかもしれない」そうとさえも思いました。

 例えば、一元性における大きな特徴のひとつとして嘘をつけないということが挙げられます。
 何故なら、すべてが一体として繋がっているので「嘘をつきたくても、つきようがないから」です。
 仮に無理矢理ついたとしても、すぐにバレてしまいます。
 バレる嘘──って、何の意味があるのでしょう? 信頼を失うだけで、何の効果もなければデメリットにしかなりません。

 そもそも高次元では「嘘をつく」という概念自体が存在しないので、そんな仮説をたてるだけ無意味ではありますが──二元性の世界に生きる私達にとって、嘘のない世界って、どんな世界だろう、そう考えるのは決して無意味じゃないはずです。

 例えば──政治家が選挙活動をしている時など。
 マニフェストなどが昨今やたらに注目されていますが、私は目を通しただけで「絶対『無理』!」って思うようなものも、ままあります。
 理想を追うことは、確かに素晴らしいことです。
 しかし、それは国民たる「私達、一般人が率先してすること」であって、逆に政治家という立場になった人達は、その理想を踏まえながらも「じゃぁ、未来にこうした理想を叶える為、長期的に今、何をすべきなのか」という判断が必要なのではないか、そう思えるのです。 
 理想というのは、本来長期的なものだと、私はそう思えるのです。
 何でもかんでも、インスタントに叶えられるものではありません。
 長期的な理想像を掲げ、その前提として「今、こういう行為が必要なんだ」と語る必要はあっても、どうも政治家の方々は「目先のことばかりで右往左往し、議席の確保ばかりに執心して、理想もなければ長期的な目標もない」──そんな印象を受けてしまうのは、私だけでしょうか?(それに、長期的目標を掲げるのであれば、もっとその未来予想図を国民に知らしめ、数多くのディスカッションをすべきではないか、とさえ思えます。)
 これでは、若い人達が「政治離れしている」なんて文句は言えない──そう思います。中年の私から見ても、今の政治には「まったく魅力がない」、そう思えてしまうので。

 何故、このような事態に陥るのかと言えば──この世界が嘘がつける世界だからなのではないかと、そう思えるのです。
 嘘──というと、少し暴言かもしれませんね。言っている方に悪気はないのでしょうから、あえて言えば「自分で『無理だ』と分かっていても、議席確保の為に上っ面で誤魔化す」と言った方がいいのかもしれません。

 勿論、高次元ではそんなことが出来ないのは、言うまでもないです。

 では、違う例を挙げてみましょう。
 一時期とても頻回に起こった賞味期限切れ問題食べ残し使い廻し問題などについては、どうでしょうか?
 もっとも、あの「賞味期限」に関しては、私はちょっと穿った目で見ているところがあります。
 私は、あまり腸が丈夫じゃないので、ちょっとでも古いものや、良くないものを食べると瞬く間に腹痛を起こしてしまいます。
 しかし、ちょっと賞味期限が2~3日過ぎたり、最低5日過ぎたアイスコーヒーやヨーグルトを食べても、別段、腹痛は起きなかったのです。
 賞味期限と消費期限、この二者がある──というのを、私は大手某乳業で派遣をしていた時に説明されました。
 本当に問題なのは「消費期限」で、これを過ぎたらさすがに食するのは難しい、と。
 でも、あちこちで「賞味期限切れ・賞味期限切れ」と大騒ぎするから、結局、企業は「まだまだ飲めるドリンク」「まだ食べられるもの」も、廃棄しなければなりません。

 その廃棄量だけで、一体、どれほど多くの餓死しかけている国の人達を救えるだろう──と、いつも哀しい思いになります。

 とはいえ、その改ざんとなれば、話は別です。
 賞味期限の改ざんをした人達は、私と同じように「少しぐらい切れていても、せっかく飲めるのだから」そう思ったのかもしれません。
 しかし嘘をつくのは、論外です。それは、「買ってくれた方々への背徳行為であり、裏切り行為だ」そう思えるので──。
 そんな人道から外れるぐらいだったら、正直に「この商品の賞味期限は切れていますが、体に問題はありません。(私だったら、たぶんその場でみんなを前にして試食までして、アピールするでしょうね。)廃棄食材を少なくする意味でも、是非、みなさんご購入ください。値段は通常価格の3分の1でいいです」とか(※3分の1、というのは私が適当に出した数字なので、あまり意味はありません)、そうやって呼び掛けするでしょうね。
 日本人は善良な人が多いし、あまり表だってはいませんが「廃棄食材の多さ」について胸を痛めている方は思いの外いらっしゃる気がします。
 その上、景気的にもあまりいい状態ではないので、「ああ、それなら」と購入してくださる方も多いかもしれません。
 賞味期限を改ざんして誤魔化すぐらいなら、最初から正直に、打ち明けていた方が本来、購入する側が納得した上で買ってくれるのではないか、私はそう思います。

 とはいえ──「食べ残しの使い回し」。これは、フォローのしきれない倫理的問題ですよね……。
 イスラム文化圏では、確かにそうしたパーティの後の食べ残しを、紛争孤児となってしまって食事がとれない子供達の為に、ボランティアが家々を廻っては収拾し、無料で配布しています。
 それは、餓死しかけている子供達に対する奉仕行為であり、生命を助ける作業です。
 しかし、食べ残しを使い廻して、あわよくばお金を頂く──これは明らかに、「欲の塊」としか言いようがありません。

 何故、こうした問題が起きるのかと言えば、日本人の倫理観(思いやり含む)が大きく低下しているが故に、エゴが肥大しすぎて「自分が嘘をついているのか」その判断が出来なくなってしまったからなのではないか、そう思えます。
 私はここでも何度も書きましたし、本にも書きましたが、日本の廃棄食材量の問題をいち早く解決したい──そう願っています。
 もし、そうやって無駄に捨てられていく食材がなければ──もっと、多くの世界中にいる子供達が助かるかもしれないのですから。

 ドラえもんの「もしもボックス」じゃないですが──仮に、「嘘がつけない世界」というのを断定しただけで、みんながただ正直者になるだけでなく、社会の裏工作、政治の裏工作、すべてがいっさいなくなって、思いの他理想的な世界に生まれ変わるかもしれません。
 でも、それはドラえもんの力を借りなくたって私達の努力次第で、何とでも乗り越えられる問題でもある──私はそう思います。
 勿論、そうなってしまえば「嘘も方便」という言葉が使えなくなってしまうし、「プラシーボ効果(偽薬効果と言って、どんな薬も効かなくなってしまった末期患者さんに、「これはすごく良く効く薬だ」と言ってただのビタミン剤を処方し、患者さん自身の自己治癒力に期待する、というもの)」も「出来なくなってしまうのか」──と言えば、それはそれで(今の次元では)問題のような気もしますが……。

 でも、少なくとも死は終わりじゃない、ただ「新たな人生を切り開く門戸なんだ」ということを高次元の方々はみんな熟知しているので、「嘘が方便」になる必要もなければ、「プラシーボ効果」も必要ないのかもしれません。

 高次元のシステムを探究し、模範として三次元世界を「どのように変えて行くことが出来るのか」──私は終始、そのことを考えておりますが、正直言って「障壁はデカい」です。
 ただ口先だけの理想論を言ってすべてが済むのなら問題ないでしょうが──私は、ひとりでも多くの方に、リアルな視点で地球の高次元化を意識してもらいたい、そう願っている為、自分の体験からだけではどうしたところで皆さんを納得出来るところまで説明は出来ません。

 だからこそ、私はかつての偉人達の文献を参照にし、パズルのピースを組み合わせていくかのように「真理の立体像」を追っています。(※皆様にご注意頂きたいのは、どんな人でも、100%の真理を語っているわけではないということです。勿論、それはその方が意図的に嘘をついているわけではなく、「三次元というフィルター」があるせいで、純粋な智慧も途中で歪んでしまったり、ストレートに入ってこないことがあるからです。ですので、信じるべき対象は人ではなく、その人の語る言葉の片鱗に隠された『真理』なのです。その真理を立体的にくみ上げていくこと──それが私の作業であり、同時に、皆さんも心がけがけて頂きたいことのひとつだと、私は願っている次第です。)

 最初からまったくシステムの違う高次元に、一歩でも近づいていく為には、やはりどうしたところで人間の意識改革(同時に、日本人の場合は精神の純度を保つこと)にあるのかもしれませんね。
 これらの内容は非常に重要なテーマですし、これを明確にたてておかないと、ますます進展の早くなる時代の中で置いてけぼりを喰らいかねないので(勿論、私もそのひとりです((苦笑)))、出来るだけピッチをあげて探究を進め、近いうちに皆さんにご紹介出来たら──と思っています。


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プロフィール

篠崎由羅(しのざきゆら)

Author:篠崎由羅(しのざきゆら)
1970年生。幼少期から哲学・宗教学に造詣を深める。思想および思想史、それに付随した国際事情に興味を抱いて独学を続け、大学ではインド哲学科専攻。東西問わず、両者の思想に渡り研究を深める。

現在は看護師として施設で勤務しながら、その傍らで執筆活動を続けている。2016年11月にYOU are EARTH改め「WE are EARTH」の活動を再始動予定。より良い未来の地球のため、全力を尽くす誓いをたてている。

【篠崎編集担当】


【篠崎の著作本】

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【第Ⅱ部に篠崎の質問文が一問一答形式で掲載されています】
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