【コラボ連載】悪霊に隙を突かれない方法

すみません……。昨日は引き続いての体調不良で、更新が出来ませんでした。(日曜日に三件UPした記事、分散すべきだったとどれほど後悔したことか――((涙)))

今回は「LIVE the REAL」のアングルさんと「コラボ」という形で、私が体外離脱で体験した内容、および書籍から得た知識を複合的に織り交ぜた「悪霊のいる次元と高次元の差」および「悪霊に隙を突かれないための方法」について記事にします。

【現実問題、生きてみろ!】
 「悪霊と悪魔の法則」 by アングル氏
 http://anglesign.blog88.fc2.com/blog-entry-12.html#tb

この記事で、「悪霊の存在」について詳細が書かれています。これを読まれただけで、悪霊の存在や人間との関連性については、もう充分ご理解頂けることと存じます。
なので、こちらでは「悪霊という存在のいる次元」と、それが「高くなっていく次元」の流れについて、記事にしたいと思います。

その前に、ちょっと私の体験談なのですが――。
私が体外離脱する場合、離脱に至るまでは「自力」のことが多いのですが(それに失敗して、糸を括られた風船状態になったという間抜け談は――先述した通りです;)、離脱先では大抵「ガイド役」がつきます。
なのですが、一度「悪霊の世界(コナン・ドイルの霊界通信を元に言えば「幽界(1)」の底辺)」に行った時は、離脱する前からすでにガイドが来て、こう言いました。

「今から君を、『地獄』と呼ばれている場所に連れて行こう。少し息苦しく感じるかもしれないけれど、ちょっとだけ辛抱していて欲しい」と。

その後――実際に、私は「息が出来なくなりました」。
エレベーターが急降下するような感覚を味わった後、苦しさはなくなったのですが……。
その後に広がっていたのは――おぞましい闇の世界でした。

この辺りの詳細については、本編から少しずれるのでここまでにしておきます(闇の世界にご興味ある方がいらっしゃれば、別途ご説明致します)。
私がここで言いたかったのは、そうした悪霊のいる次元は「酸素ともいえる何らかの濃度」が、非常に「薄かった」ということです。

これは以前、他次元に関しての記事を書いた際、「高次元に行く程、まるで大気に甘露が満ちているように、愛が周辺に満ちているのを感じた」というのと、「真逆の現象」です。

すなわち――三次元で私達の周辺を取り巻く「酸素」が、肉体という物質界でないところでは「(喩えて言えば)愛」で満ちていて、その濃度によって「次元の差」を感じ取れるようです。
次元が高ければ高いほど、そこは愛が甘露のように満ちて――悪霊がいるような次元になるとそれが非常に薄くなる、ということなのでしょう(おそらくそれで、私は「息が出来なくなった」のだと思います。その後苦しさが取れたのは、ガイドが何かしらの調整をしてくれたのでしょうね。カヴァーロ氏が「肉体のまま宇宙船に乗った」際、周波数をあげられたのと逆の現象をしてくれたのだろう、と。)

こうしたことから考えても、実は私達は(この三次元の中でさえも)「壮大な思念の海における、液体の一部」なのだと、そう実感せずにいられません。
いわば、「壮大な思念の海における液体」が、「肉体」を持っているのに過ぎないのだろう――と。
だとしたら、悪霊というのは――そうした思念の「波動の低い領域の存在」なのかもしれません。
そうすると、私達は決して「悪霊」を他人事には出来ないことになります。
何故なら、私達が「思念」を持って生きている以上、自ずと「波動の低さ、高さ」に絶対翻弄されることになるし、また、影響受けざるを得ないからです。

それこそが、アングル氏の言う「法則性」に挙げられている内容です。

また、先程「波動の低い」という言い方をしましたが、コナン・ドイルの霊界通信、およびルドルフ・シュタイナーの「神智学」における霊界の構造を見てもわかるように、「低ければ低いほど『三次元に近い』」ことになります。
要は、「三次元的執着」というものこそが、「悪霊を呼びやすい」ということに他ならないのです。
(それが、アングル氏の記事【Ⅰ】【Ⅱ】にあたります。)
何も「騙そう」だの「殺したい」だの、そうした犯罪に限った心理だけではなく、ごくごく身近な「三次元的執着」でさえも、一歩踏み間違えれば「悪霊との縁」を深めてしまいかねないのです。

三次元的執着。
ちょっと考えただけでも、いっぱい思い浮かびますね。
お金もそうですが、成功、肩書き、名誉、物欲……。
怠惰も三次元的執着でしょうし、「世間的尺度」というのも三次元的執着に入ってしまう。
考えたら……私達はいつでもどこでも、どっぷり「三次元的執着」の中にいて、その誘惑と葛藤の中に生きていることになるのです。(なので、私は「成功哲学」や「思念で何でも思い通りになる」という考え方は危険だと、警鐘を鳴らし続けているのです。それは「三次元的執着に他ならない」からです。)

また、俗に言われる道義的なこと――「家族を愛する」「自分を受け入れる」ということも、過度になれば三次元的執着になりかねません。私達はこうした「三次元的執着」と「それを超えた愛」の間を、まるで振り子運動するように往き来しているようなものです。
ですから、私達は常に「自分の意識」というものを明確に持ち、「バランス」を心がけることが何より大切なのだと、そう私は実感しています。(文末にあるアングル氏の「また、そういった状況から脱却するためには、自分自身を探究せざるを得ない」というのはまさしくその通りで、私達が意識的に「三次元的執着」と「それを超越する愛」の境界を見極めることが大切となってくるでしょう。)

あと――ここは非常に重要な点なのですが――アングル氏の記事内にあるこの部分。

>悪霊、悪魔のエネルギーが倍増していくと、
>その者に本来の光の部分(便宜上こう書くが、詰まるところ一般的な良心とかそういうところを司る部分)を上>回るため、本人の善的意識を支配できるようになる。
>
>そうすると、愛や情に訴えかけることが可能になり、
>そういった感情面を操る手段を見出し始め、相手を引きずりこむことも可能となる。
>同時に、愛や情を求めるネガを持っている存在はそういった存在を信じやすくなる。
>(自身のネガに理解を示す存在故に、ネガ同士の分かち合いが置き、安心感を覚える等。)

実は、こうした現象が現在の「スピリチュアル分野」でまかり通っています。
物理学者であり発明家、かつ霊界探究として名高いスウェデンボルグでさえも、「天使の姿をした悪霊」に悩まされていた――また、シュタイナーでさえも「善霊の振りをした悪霊」に悩まされていたと記述しています。
それほど、私達は「本当の善」と「表層的な善」の区別がつきにくい、皮肉な生き物なのです。

「偽善」という言葉に対して、多くの哲学者や文学者達が議論してきました。しかし、未だに明確な線引は出来ていません。
何故なら、「それを見定めること、そのもの」が、私達人類にとって「課題のひとつだから」です。
だからこそ、悪霊もそうした「愛や情に訴えかける」という――人間にとって最も「美しく」、かつ最も「弱点」とも言うべきところを衝いてくるのでしょう。

そうしたせっかくの「人間にとって美徳」とも言うべき場所を、悪霊に憑かれないようにする為の「知恵」があります。
それが「論理力」です。

5次元文庫などからも多数著作を出しているエハン・デラヴィ氏が翻訳した「パワーかフォースか」という本。
著者はデヴィッド・R・ホーキンズという医学博士なのですが、この中で「真理に通じた力を見抜く能力が、人間には本来存在している」ことが書かれています。

すなわち――私達人類は、直感的に「何が真理か」を見抜く力を、本来持っているのです。
(それを「Oリング」の筋肉反射から、説明しています。Oリングというのは、自分の肉体に「合っているか、否か」を確かめる方法です。そうした反射を、人間の精神も持っているということが、この本には書かれています。)

この見抜く力こそが――いわゆる「洞察力」とも言えるものなのでしょう。

皆さんが多くのブログ記事に触れていく中で、「ここは共感出来る」「ここは共感できない」というものがあると思います。
それが、皆さん自身の中に存在する「真理に通じた力を見抜く能力」と言えるでしょう。
真理は、平べったい愛を多くは語りません。シュタイナーは「神とは『愛』であり『生命力』であり『真理』である」と言っていましたが、真理に近いものほど、「愛」という言葉を翳さないのです。

何故なら――「真理に近い文章は、すでに『愛を含蓄しているから』」。
ことさらにそこを、主張する必要性がないからです。

また、真理に近ければ近い程、論旨に矛盾を生じません。そうした人の記事や文章は、年数を重ねても、また、他者に対するコメントに対しても「矛盾」を孕んでいません。(ちなみに、流通している書籍においても平気で矛盾したことを書いているものがあります。また、メディアなどで取り上げられる有名スピリチュアリストの中にも、言論と行動に矛盾を抱えた人が実際にいます。なので、有名か無名かは、こうした論旨の矛盾を解く際に何の尺度にもならないのです。)
そうした真理に近い文章は、感情論を抜きにした「一貫した論理性」が、常に書かれているはずです。

皆さんが悪霊に隙を突かれないよう矛盾を見透かすには――ご自身の「洞察力」を磨くことが一番の近道でしょう。
本来、皆さんの中にはすでに「それを見抜く力」があるのですから、アングル氏が文末に言っていたように「自分自身を探究せざるを得ない」――この一言に尽きると、私はそう思います。


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【参考文献】

パワーか、フォースか―人間のレベルを測る科学パワーか、フォースか―人間のレベルを測る科学
(2004/08)
デヴィッド・R. ホーキンズ

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コメント
ある程度
ある程度、悟りの道が開けてくると、
平等性智、大円鏡智、妙観察智等
が身につくそうです。(仏教の教えでは)
調べてみたら、納得できます。

その中にある「妙観察智」がいわゆる「洞察力」の向上に当たるようです。
2009/09/03(木) 02:53 | URL | Fam #-[ コメントの編集]
五色
Famさん、こんばんは。コメントありがとうございます。

> ある程度、悟りの道が開けてくると、
> 平等性智、大円鏡智、妙観察智等
> が身につくそうです。(仏教の教えでは)

これは仏教における「五色」の考え方ですね。大乗仏教以降に発展した思想で、確か唯識などでも取り上げられていたはずです。
実は私、インド哲学科にいた際「解脱」を研究テーマにしていました(笑)。パーリ語を専門にしていなかったので(サンスクリットだけで、挫折した;)漢訳の「阿含経典」を参考に解脱の項目を全部あげ、段階を分類する――というのが私の研究内容だったのですが……「そう言えば、あの論文どこやったっけ?」と探したところ……紛失してしまっていましたorz。
なので、ちょっと詳細は忘れてしまったのですが、そこにおける分類でも、ご意見下さった――

> 妙観察智

――は、かなり上部の方の解脱……だったような――気がしています(ごめんなさい; 論文が手元にないので、曖昧です)。
このあたりの「解脱の階層」については、神秘学論的にも、また(ここで紹介した書籍)「パワーかフォースか」でも階層としてあげられているのを見るに「普遍的な真理なのだな」と、改めて実感いたします。
興味深いコメント、誠にありがとうございました。

※六芒星の件についても、ただいまいろいろ検証中なのですが――すみません; 今日は何分たてこんでいまして……改めて明日以降、メールさせて頂くと思われます。
2009/09/03(木) 20:43 | URL | 篠崎由羅(しのざきゆら) #LDRreg8k[ コメントの編集]
篠崎 様
そうなんですか。

その五色のおはなし、もう少し掘り下げて視てください。

私がこんな事を書いたのは「思想」ではなくて、「実体験」で書いています。

私は無知であるが故、無い事を書くことはできません。それが過去の偉人達の意見と一致するということは、それに真実が含まれている事に他ならないと思います。

宜しくお願い致します。

時代が動き出していますね(*^-^*)
2009/09/06(日) 06:15 | URL | Fam #-[ コメントの編集]
五色について
Fam様

レスが遅くなって、本当にごめんなさい;

五色については、ただ仏教の知識というだけじゃなく、実は視点を変えた形で共通したものを感じます。シュタイナーを読んでいても、彼の言う「認識を超える」という意味は、洞察力を通じての発展だろうと見受けられますし、結構奥が深いものだったりするんですよね。

これらについては、改めてシュタイナーを絡めた「超認識に至る道程」を記事する際、記事にしたいと思っております。今しばらく、お待ちくださいマセ☆
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プロフィール

篠崎由羅(しのざきゆら)

Author:篠崎由羅(しのざきゆら)
1970年生。幼少期から哲学・宗教学に造詣を深める。思想および思想史、それに付随した国際事情に興味を抱いて独学を続け、大学ではインド哲学科専攻。東西問わず、両者の思想に渡り研究を深める。

現在は看護師として施設で勤務しながら、その傍らで執筆活動を続けている。2016年11月にYOU are EARTH改め「WE are EARTH」の活動を再始動予定。より良い未来の地球のため、全力を尽くす誓いをたてている。

【篠崎編集担当】


【篠崎の著作本】

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