尖閣諸島における問題で那覇地検が船長を釈放すると決めたことに対し、与野党から撤回要求が出るなど物議を醸しています。
しかし、私は那覇地検の判断は正しいと、そう思います。
実際に野党でも、公明党などの一部の代表は地検の判断を尊重しているようですが、おそらく今後マスコミにおける那覇地検対処の批判は、さらにヒートアップするような気がします。
しかし今ここでゴリ押しすることが、果たして外交に好影響を与えると言い切れるのでしょうか?
国と国の問題とはいえ、所詮は人間同士の問題です。人間同士が互いに問題を起こした場合、感情的になってしまった相手に向かって意地をはってみたところで、何か得るものがあるでしょうか?
国交をこれ以上悪くさせない為にも、今は冷静になって、一歩引くことの方が大切だと私は思います。
何よりもここで尊重されるべきことは、
日本と中国の和平です。水掛け論を繰り返したところで、お互いに嫌悪感を増していくばかりとなっては元も子もありません。
ここはまずいったん退いて、「次回あった場合にどうするか」を冷静に思案した方が得策だと私は思います。
どんなに辛酸を舐めたとしても、調和を尊ぶ行動は、必ずや国際的な世論に影響します。
感情論で行動するよりも、常に冷静さを持った状態で世論に問いを投げかけるのも、ひとつの方法のように思えるのです。
私はそういった意味でも、那覇地検は英断を下したと、そう思います。
願わくば、議席確保や政権交代を狙うあさはかな政治家達が、この問題を悪戯に突っつかないことを願う次第です──。
●多くの方に、「真剣な目で地球人類の進化に意識を向けて欲しい」と、強く願っています。
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