チャネリング情報の信憑性

先日お知らせしたように、昨日は浅川嘉富氏の講演会でした。浅川氏から許諾も頂けたので、その講演会内容を記事にしていた――

――の、ですが。

……相方(※PC)がちょっと「体調不良」で――書いてはフリーズ、また書いてはフリーズを繰り返す為、今日は断念せざるを得ないと決断しました(涙)。
楽しみにして下さっていた方もいらっしゃると思いますので(今日の夜にはUPする予定ですが)、前段階として私が今回の講演会で印象に残ったことを、先にお知らせしておきます。

浅川氏は、「2012年アセンション 最後の真実」などを出版されていて、2012年問題について警鐘を鳴らしている方です。
しかし、やはりそうしたことを唱えている分、「どこまで自分が、書いたことに責任を持てるか」ということで悩まれることもあるようです。
私はそんな浅川氏の謙虚な姿勢に、深く共感しました。私自身、常に「発言の責任」というものを意識して、記事を書いているからです。

最近は誰でもみんな「ブログの時代」ですが、「自分の発言に責任を持って書いている人」って果たしてどれほどいるのだろう――ということを、疑問に思うことが多々あります。
「ハイヤーセルフからコメントを頂きました」とか、「○○からのコメントです」とか――その情報に「どこまでの信憑性があるのか」を、そういう人達はどれほど検証しているのか――いつも疑問に思うのです。

そんなことを言えば、私にだって書けてしまうこと、それこそ「いっぱい!」ありますよ(苦笑)。
体外離脱先で聞いてきて、みなさんを驚かせるぐらいの体験も話も、数多くあります。
しかし、私は「論理的に解析し、それを『現時点の自分』が真理だと確信したもの」以外、文章で公にするようなことはありません。
「自分の発信した言葉に、責任を負いたい」と、常に願っているからです。
だから、自分自身で検証した結果「現時点において、これが最も真理に近い」と確信したこと、或いは「自分の身でもって、リアルに体感したこと」以外、公言することはありません。(※ただし、その時受け取れる真理も人間と同じく「成長」します。だから、後々「この点は、前の発言は違っていた」と自分で気づくこともあるでしょう。その時は、潔くその過ちを受け入れる覚悟はあります。)

しかし、昨今のスピリチュアル系ブログでは(流通している出版でさえも、そうかもしれませんが)そうした検証さえしないで安易に発言している人が――あまりに多いと思えるのです。

何故、日本人というのはそうした目に見えない世界を「無闇に否定する人」と、「ただ鵜呑みにする人」の二分に分かれてしまうのでしょう?
「無闇に否定する姿勢」と「鵜呑みにする姿勢」はベクトルの方向性が違うだけで「まったく同じ」だというのに。

そうした検証の姿勢は「ジャッジ」ではありません。
「考察」です。
ジャッジはあくまで「主観」を織り交ぜて「いい・悪い」の判定です。
しかし「考察」は、「真理にあくまでも忠実でいよう」とするが故の、検証でしかないのです。
精神世界は「分別」を嫌いますが、「前提で分別がなければ、統合もまた『あり得ない』」のです。
真理において忠実となろうという姿勢なくして、すべてを「受け入れよう」というのは、あまりに乱雑な姿勢に見えるのです。
昨今のスピリチュアル分野には、何でもごちゃまぜに情報を織り交ぜて発信し、しかも「その言葉に責任を取ろうとしない人が多い」という印象が強くしてなりません。

「自己責任」というのは「自発的に生じることに意味がある」のであって、
他者から押し付けられるべきものではありません。
情報発信者側がそれを言った時点で、それは「(発信する側の)責任放棄」となります。
しかし昨今、その「自己責任」という言葉も「非常に都合が良く使われている」気がしてなりません。本来であれば、精神的に生きるというのは究極の自己責任であり――それが理想的な姿勢だというにも関わらず、変に多様化されすぎて概念が曖昧にされてしまっているということに対し、私は「深い憤り」を感じるのです。

だからこそ――。
多くの書物を出版し、信念でもって活動されている浅川氏のような人が「どこまで責任を取れるのか」と仰る気持ちは痛い程分かるし、そういった姿勢こそが「正しい」とそう感じます。
また、浅川氏は「アセンションが100年~300年後だっていう人もいるけれど、そんなふうに言うのは簡単だ」と言っていましたが、私も同感です。

ある意味、「100年~300年後だ」って言っていられる方が「責任放棄」だと、そう思います。
だって、「誰も検証出来ない」でしょ(笑)?
しかも、そんな情報を聞いたって「ふぅ~ん! なんだ、自分が死んだ後だからいいや~」で終わっちゃいます。(転生してるかもしれませんが、普通の人はそこまで考えませんよね((笑)))

浅川氏は「自分の信念でもって、昨今間違いなくアセンションが起こると確信している」と言っていましたが、私も同じように思います。
それは、私自身の「検証の結果」です。

――皆さん、考えてみてください。
今から「300年前」。世界はどんな状態でしたか?(それこそ、スウェデンボルグの時代ですね((笑)))

PCはありましたか?
車はありましたか?
飛行機はありましたか?

原子炉はありましたか?
国同士の紛争がありましたか?
アフリカの子供達が、あんなに飢えていましたか?(ちなみに、300年前から植民地時代は始まっていましたが、まだそれも初期の段階でしょう。)

絶滅した動植物は、どのぐらいでしたか?
森林の壊滅度はどのぐらいでしたか?
砂漠はどのぐらい、広がっていたでしょうか?

理屈で考えたって、「人類が今のままで、300年生存できることは『確率的に低い』」のです。

しかも、その間に致命的な大戦争を、人類は二回も体験しているのです。
それも、1900年~2000年という100年間の中で「二回」!
じゃぁこれが、300年として換算して「6回」行われたら――どうなるでしょう?
――いえ。
おそらく、これだけ技術が進歩した中での大戦争であれば……6回と言わず「第三次」だけで――世界は壊滅的な被害となるでしょう。

浅川氏が何故、「アセンションは近々来る」と言っているか――それは「地球が限界の状態に来ているから」と言っていました。
私も同意しますし、同時に「地球だけじゃない、人類そのものも『限界に来ている』」と実感します。
これだけの自殺、これだけの大量殺戮、無差別殺人、倫理の崩壊が――果たして300年前にあったでしょうか?
古代の人達が残酷な処刑を行っていたというのは歴史上知られたことではありますが、それは一部の権力者達に過ぎなかったはずです。市民達のほとんどは、殺戮、殺人といったことに「興味がなかった」ことでしょう。

私は正直言って、人類がこのままで「アセンション」が起こらなかったら――「絶望的だ」と思います。
「悲しみの星サラス」でも書いたように、私はこれ以上「地球を苦しめたくない」。
だからこそ、「急速な意識改革の必要性」を、このブログで訴えているのです。
それは、私が安易なチャネリングや、閃き――ブームの中で叫んでいるのではありません。

究極的な、「心からの叫び」なのです。

そうした信念に基づいたことのみを発言している為、非常に安直に「○○から情報が来ました~」とか「ハイヤーセルフからのお言葉です」と言っている人を見ると……「どこまで検証しているんだ?」と怪訝に思います。
シュタイナーやスウェデンボルグでさえも、その情報を慎重に検証していたこと――また、卑弥呼には「神審者(さにわ)」というどこからのお告げかを客観的に判断する存在がいたというのは、先日書いたとおりです。

「鵜呑み」と「闇雲の否定」は、ベクトルの方向性が違うというだけで「同じこと」だと先程言いました。
何故なら、そういう情報を「鵜呑み」にしてしまう人は、その期待がちょっとでも裏切られると

「やっぱ嘘だったんじゃん!」

――と、容易に掌を返すからです。
でも、そうした相手の姿勢を「自己責任だから!」で発信者側が突き放すのは「間違い」です。
「徹底した上で検証し、考察した上での公言」こそが、発信者には望まれると――私はそう感じているからです。
それをした上で、それでも「違った」というのなら――その時は「潔く認める」ことしか出来ません。
浅川氏も、「2012年になって『アセンションがなかったじゃないか!』と言われたら、僕は『ごめんなさい』としか言えない」と言っていましたが――その通りだと思います。

ただ、私は「アセンションは待つもの」ではなく――「自ら起こすものでなければならない」と考えています。
それがいつくるか、どんなふうに来るかということよりも、
私達が「地球に出来る、最大限のこと」を思案することの方が遙かに意義があるし、遙かに実りがある。
個人単位で見たら、「そういう時代を前にして、自分はどのように生き、どんな生き方を目指したいのか」を思案した方が、遙かに有意義です。

そうした意味で、私は最大限自分が検証出来る内容を徹底して考察し、そこに信念をもって「書いています」。
安易にチャネリング情報を吐露する人、安易に目覚めや愛を強調しすぎる人とは――正直言って、あまりご縁を結びたくありません。

私はいつでも「真理」に忠誠を尽くし、「誠意」の中で生きていたいからです。

その信念が自分で「間違っていた」としたら――潔くその責任を負い、潔く過ちを認めたい。
しかし、そこまでの「徹底考察」は絶対に欠かしたくない――常にそう思っています。
本来であれば、体外離脱先で得た様々な情報があるのですが、そうした言葉を安易に吐露しないのはそれが理由です。

このブログには、そうした精神世界についてまだあまり知識がない方、最近興味を持たれた方などもいらっしゃるかと存じます。
そうした方々には是非、安易な言葉に流されず、ご自身の洞察力で真理を見抜き、「自分の信念と確信」でもって精神世界に触れていって頂きたいと、強く願う次第です。
その為のご協力だったら、私はいっさい惜しみません。
どんな質問にでもお答えしますし、誠意をもってご返答します。
何故なら、「ひとりでも多くの方に、真剣に精神世界と向き合って頂きたい」からです。

繰り返しますが――
「闇雲の否定」と「安易な鵜呑み」は、

表裏の違いだけで、「まったく同じ意味」なのです――。


【関連記事】
悲しみの星「サラス」 
安易な「チャネリング」は危険! 
2012年アセンション 最後の真実 

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コメント
PCの不調
こんにちわ
いつもお世話になっています。

PCが不調な時。私は
「ああ、今はやるなってことね」
と、すぐ止めることにしています。

回線の不良やサーバーが重いなど、理由は多々あるとは思いますが。

ですが、「今、この時出来ない」と、言う状況ならば。「何で出来ないんだよ!魂畜生!」よりは「ああ、今はやるな。か。オッケイ」で良いと思うわけですよ。

ただ、それだけですね。
2009/09/06(日) 06:06 | URL | Fam #-[ コメントの編集]
私も不調です(苦笑)
こんにちは――
……というか、「おはようございます」ですね(笑)。

> PCが不調な時。私は
> 「ああ、今はやるなってことね」
> と、すぐ止めることにしています。

そこで「止めたかった」のですが――
今回の記事を書き始めたら、急に「PCの調子が良くなりました」……orz。「こっちを先に書け」ってことだったのでしょうかね(苦笑)。←ちなみに、Famさんへのメールのレスを書いている最中、PCがフリーズしちゃって……メールの内容が消えちゃいました; その為、ちょっと返信が遅れていてごめんなさい;

……おかげで私は、今日25時間ぶっ続けで「起きています」(T_T)。←昨日は朝5時起きだったので。
PCの調子は、おかげさまで良くなりましたが、今度は「私が不調です」(笑)。

……ってところで、Famさんからのもうひとつのコメントに気がつきました。
ごめんなさい――; 今日はさすがに「エンプティ」なので、今日起きたら(って、語順が変!)改めてレスします……。
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プロフィール

篠崎由羅(しのざきゆら)

Author:篠崎由羅(しのざきゆら)
1970年生。幼少期から哲学・宗教学に造詣を深める。思想および思想史、それに付随した国際事情に興味を抱いて独学を続け、大学ではインド哲学科専攻。東西問わず、両者の思想に渡り研究を深める。

現在は看護師として施設で勤務しながら、その傍らで執筆活動を続けている。2016年11月にYOU are EARTH改め「WE are EARTH」の活動を再始動予定。より良い未来の地球のため、全力を尽くす誓いをたてている。

【篠崎編集担当】


【篠崎の著作本】

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