映画「2010年」

 皆さんは、アーサー・C・クラーク原作の映画「2010年」をご存知でしょうか?
 私はSF映画が大好きですが、ダントツで好きなSF映画を挙げろと言われたら、迷いなく「2010年」を挙げるでしょう。スターウォーズ(は、同じSFでもScience FictionというよりSpace Fantasyかな)やコンタクト、ソラリスなど素晴らしい作品は他にもありますが、観ていて唖然とさせられた映画、そして「結末がまったく予想出来なかった映画」は、未だかつて「2010年」しかなかったからです。少なくとも、精神世界系の方(特にアセンションに興味がある方)が観るのであれば、前作の「2001年宇宙の旅」よりも、私は「2010年」の方を断然お薦めします。

 この映画は、今から26年ほど前──1984年に上映されました。当時まだ中学二年生だったのですが、友人と一緒に映画館まで観に行ったのを覚えています。
 ……が。
 とてもではないですが、当時の私にとってはチンプンカンプンで……(汗)。友人と二人揃って、始まってから20分もしないうちに爆睡してしまいました。同時期に上映されていた「ネバーエンディングストーリー」と「2010年」、どっちを観るか悩んだ末、私の意見により「2010年」を観たにも関わらず──友人には本当にすまないことをしたと、今でも申し訳なく思っています……。

 もっとも、あの当時仮に私が内容を理解出来る大人だったとしても、2010の内容は絶対に「理解出来なかった」──そう思います。
 あの映画の理解は、理性などが司るものではなく直感によって得られるものだと、そう思うからです。

 前作の「2001年宇宙の旅」は、どこかに「謎」を秘めていつつもテーマ自体はそんなに複雑ではなく、演出によってそれをぼかしている印象を受けました。SFというよりもミステリー作品に近い感じで仕上がってしまっており、(当時の作品としては素晴らしいですが)SF作品としてのテーマ性を重視する私としては、いまひとつの感が拭えませんでした。
 ところが次作の2010年は、前作を踏襲しつつも、それを上回ったメッセージ性が籠められている──そう思いました。それだけじゃなく、この作品を本当の意味で理解するには、今、この時代にならない限り「無理」だったんだということを、思わずにいられないのです。

 当時は時代が時代だった為、物語の基盤となる設定が「米ソ冷戦問題」を中心に作られているので、多少古い感覚は拭えないかもしれません。
 しかし、未だに国家間同士が対立し、一触即発の事態があちこちで起きていることを思えば、「2010年」に出てくる米ソの対立も、必ずしも過去のものとは言い切れません。ソ連がなくなったというだけの話で、未だ水面下における国際情勢は、当時と何も変わっていないかもしれませんので。

 私がこの映画を改めてみたのは二ヶ月ほど前の話ですが、正直言ってとても驚きました。
 カヴァーロさんの言っている「通常、宇宙は太陽がふたつある二重連星系が一般的だが、地球を取り巻く太陽系だけが異例」ということを証明するかのようなラスト。そして、「その太陽系の変化」があったが故に、地球の在り方も大きく変わるという展開。まさしくアセンションを感じさせるような内容なのです。
 私が上記、「上映当時、仮に理解出来る大人として行っていたとしても、絶対に理解出来なかっただろう」と言っているのは、そのためです。アセンションという言葉を知らない状態で観ていたら「ふ~ん。アーサー・C・クラークって奇想天外な人なんだね~」だけで終わってしまったでしょうから。

 それにしても。
 「2010年」って、今年のことなんですよね(笑)。
 2001年にも残念ながらモノリスが月面で発見されることはありませんでしたが、少なくともすべてのことが2001年というミレニアムを境に変わってきていることを思えば、2010年に描かれている内容もいわば「象徴的なことで表されている」のかもしれません。2010年になって初めて、この映画の意味が理解されるという意味で──。あくまでも、私の憶測でしかありませんが。

 私は「奇跡を待つ」よりも、「自らの力で、奇跡に近づくよう努力をした方がいい」というタイプ故、2010年に出てきたようなモノリスの奇跡が起こることを、決して祈ってはいません。
 しかし、「こうした発想がある」ということを思うだけでも、「奇跡に近づく為の努力を、絶え間なく続ける人たち」にとっては、ひとつの勇気に繋がるような気がします。
 ラスト場面に出てくる地球上の美しい光景を見たら、それだけで「奇跡に近づける努力をしたい」──そんな気持ちにさせられます。

 観たことがない方は是非、GYAOで無料動画配信している間にご覧になってみてください。(残念ながら、前作の動画配信は終わってしまったようです。前作を観ていないと意味不明なところもあるかもしれませんが……前作との絡みを熟知していなくても、作品ラストのメッセージは伝わると思います。)


映画「2010年」
http://gyao.yahoo.co.jp/player/00597/v09943/v0991500000000541760/


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2010-11-15 | 映画 | トラックバック(0) |
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プロフィール

篠崎由羅(しのざきゆら)

Author:篠崎由羅(しのざきゆら)
1970年生。幼少期から哲学・宗教学に造詣を深める。思想および思想史、それに付随した国際事情に興味を抱いて独学を続け、大学ではインド哲学科専攻。東西問わず、両者の思想に渡り研究を深める。

現在は看護師として施設で勤務しながら、その傍らで執筆活動を続けている。2016年11月にYOU are EARTH改め「WE are EARTH」の活動を再始動予定。より良い未来の地球のため、全力を尽くす誓いをたてている。

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