NASAの発表は「吉」と出るのか──それとも?

NASAが「地球外生命体」発見? ネットでは「宇宙人」を期待
J-CASTニュース 12月2日(木)20時2分配信

 米航空宇宙局(NASA)が「宇宙生物学上の発見」について記者会見を開くと発表した。発見の詳しい内容は明かされていないが、ネット上では、会見の出席メンバーの研究内容などから、その内容を類推。「地球外に生命体が発見されたのではないか」「宇宙人?」などと様々な憶測が広がっている。

 会見が開かれるのは、2010年12月2日16時(米国東部時間、日本時間では12月3日4時)で、目的は、「地球外生命体の証拠の探索に影響する宇宙生物学上の発見について議論すること」。「宇宙生物学とは、宇宙での生命の起源、進化、分布、将来に関する学問です」とも説明されている。

 発表内容について説明されているのはこれだけだが、5人の登壇者の名前も発表されている。登壇するのは、NASA本部宇宙生物学プログラムディレクターのメアリー・ボイテク氏、NASA宇宙生物学研究員のフェリーサ・ウォルフサイモン氏、生物科学者のパメラ・コンラッド氏、応用分子進化財団特別研究員のスティーブン・ベナー氏、アリゾナ州立大学教授のジェームズ・エルサー氏。

 この5人のバックグラウンドは、酸素を使わずに光合成を行うバクテリアなどの研究をしていたり、火星探査機の研究をしていたり、生物の進化の過程における化学反応を研究していたりと、様々だ。

■土星の「月」で光合成が行われていた?

 比較的有力な見方が、ブロガーのジェイソン・コットケ氏の「土星の惑星『タイタン』でヒ素が見つかったのではないか。そして、ヒ素が光合成に利用されているというバクテリアの化学的証拠も発見したのでは」との見方だ。ニュースサイト「ゴーカー」やフォックスニュースでも、この見立てを支持する論調だ。

 また、技術サイトの「PCワールド」は、「進化生物学や水生細菌といった、何か水と関係のある発見があったのでは」と予測。ネット上では「UFOが見つかったのではないか」との声もあるが、そのような報じ方をしているメディアは、現段階では見あたらない。

  NASAは09年11月には、火星から飛び出して地球の南極に落下した隕石について、「隕石に生命の痕跡らしきものがある」と発表。専門家の間でその妥当性をめぐって議論がくり広げられている。今回の発表は、さらに議論に一石を投じることになりそうだ。

(Yahooニュースより転載)



 多くの方が、この記事に書かれているNASAの会見についてご存知のことと思います。記事にもあるように宇宙人の期待をされている方も多いようですが、私的には半信半疑です。
 他にも「NASAがそのような宇宙人を好意的に捉える情報を、発表するわけない」或いは「今まで敵対に近い関係だったUFO研究家達を喜ばせるようなことをするはずがない」など、意見自体が多岐に分かれているようです。
 NASAの目論見自体は分かりませんが、仮に高次元人に何らかの意図があって今まで接触していたのだとしたら、このような形で発表に至るような手段をとるだろうかと私的には非常に疑問です。
 仮にそういう劇的な展開になったにせよ、私は「かえってそれは、『地球人の為』にならないのではないか」そう思えます。

 例えて言えば。
 新しい人類を創り出そうとして、ある実験施設を創設したとします。
 実験施設にいる人たちがまだ子供であるうちは──或いは、まだ実験が初期段階にある時は、研究者側である人たちがその施設内に踏み入れて、子供達に色々な知識を教えるでしょう。
 でも、新たな人類を生み出す為に一番大切な目的はその人類の「自立」です。
 自立というのは、どの生物にも当てはまる究極であり、かつ共通された目的だと、そう思います。
 野生動物の子供達が自立出来なければ、幼いうちに他の動物の餌食になって死ぬだけです。だから動物の親たちは、ひたすら子供の自立を援助しています。
 人間だって同様です。親は必ず子供より先に死んでしまうのですから、自分たちがいなくなった後でも子供が自立出来るよう教育することこそが、本来の親の役目だと思えます。現代日本でそれが出来ているかは疑問ですが、人間も自然の一部であることを考えれば、どう視点を変えても「自立がテーマ」だと私には思えるのです。

 それと同じように、新たな人類を生み出す時もやはり「自立」が目的とされるでしょう。
 いつまで経っても「神様~、何か知恵ちょうだい~」とすがってるような人類など、困りますよね(苦笑)? 新人類育成の為の実験が、いつしか「のび太の育成実験施設」にとって変わられてしまいます(爆)。そんなに沢山のび太が出来てしまったら、ドラえもんがどれほどいても間に合いません(しずかちゃんもゆっくりお風呂に入れなくて、さぞかしいい迷惑でしょう)。
 そんな新人類の研究、研究者だって望んでないはずです。
 自立を目的とするのであれば、研究者はいずれ実験体の人たちのもとを去らねばなりません。直接のアプローチは限定し、「進化と発展をする為、いかにして人類が自立していくか」を外側から見守っていることでしょう。

 これはあくまでも「例え話」ですが──仮に「実験体」と「地球にいる人類」を置き換えた場合、突如宇宙人に関する情報が大きく進展するというのはせっかく自立しかけていた人類を、また元に戻してしまうことになりかねないのでは?──そういう疑問が、私の中にはあるのです。

 そういった筋書きで考えても、まず劇的な展開は「ないだろう」と私は思っています。
 それに、仮に何か「三次元的に解析出来る生命の存在を突き止めた」というのであれば、それは「同次元の存在」というだけでしかなく、カヴァーロさんやハワード氏が言っているような「高次元人とは異なる」と、そうも思います。
 こうした宇宙人の問題を考える時は、絶対に「この三次元宇宙の枠だけに、囚われるべきではない」そう思います。必ずしも宇宙人が「いつでも目に見えるわけではないんだ」という前提を持っていないと、とんでもない思い違いをしてしまいかねないからです。

 個人的に、NASAの発表内容というのは映画「2010」に出てきたような「衛星のひとつに、光合成する物質を発見した」とか、「生物の組成に近いものを見つけた」とか、そんな感じなのではないかと思っています。
 私の友人は「新種のアメーバーじゃん?」と言っていましたが……新種のアメーバー発見の為に、大々的に「発表宣言する」っていうのは、どうなのかな──と(汗)。

 いずれにせよ、明日の今頃ははっきりしてそうですね。
 期待半分、平常心半分で、待つとしましょう(笑)。


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プロフィール

篠崎由羅(しのざきゆら)

Author:篠崎由羅(しのざきゆら)
1970年生。幼少期から哲学・宗教学に造詣を深める。思想および思想史、それに付随した国際事情に興味を抱いて独学を続け、大学ではインド哲学科専攻。東西問わず、両者の思想に渡り研究を深める。

現在は看護師として施設で勤務しながら、その傍らで執筆活動を続けている。2016年11月にYOU are EARTH改め「WE are EARTH」の活動を再始動予定。より良い未来の地球のため、全力を尽くす誓いをたてている。

【篠崎編集担当】


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