早いもので、今年もついに終わろうとしています。
今年の1月ぐらいに、友人と笑いながら「こんなノリじゃ、あっていう間に今年の暮れ迎えてそうだよね」なんて話していたところ、まさしくそれが現実になった感ありです。
今年一番私が痛感したことと言えば、
時間の加速化でしょうか。
明確な証明は不可能ですが、どうしても
時間が速くなっている感覚が拭えないのです。これは気持ちの問題とか、動作がスローモーになったからというレベルではなく、また、物理的な時間の加速化というだけでなしに、
人々が「時間」として認識している要素の某かが、ものすごく目まぐるしく動くようになったのかもしれません。
以前記事にも書きましたが「人々の想念の切り替えが速くなる」というのも時間を速く感じる要素のひとつかもしれませんし、また、矢継ぎ早に展開する事件、異常気象──その他、短期間にまるで詰め込むように事象が起こっても、同じように時間の加速化を感じるのかもしれません。
いずれにせよ、私たちの生きる世界では着実に何かが変わっていて、その変化を否定するというのはかえって現実逃避のように思えます。日々変わっていく自分たちの様子を観察しながら、これから先の時代に対応するよう思考を廻らせることが賢明な姿勢であるように、私は思っています。
それにしても、今年は本当に地震と噴火、異常気象の続く年でした。
私の記憶に過ぎませんが、1991年も同様に噴火が続き(91年に日本の雲仙普賢岳、世紀最大の噴火と言われたピナツボ火山が噴火しています。その影響は2年以上続き、93年には「農作物の不作」として、世界的な打撃を与えました)、また2006~2007年の冬は温暖化が続くなどの時期がありました。
しかし、
「その両者」がいっぺんに来たのは、今年が初めてのように思います。
その上、異常気象に関しては未だに続いており、ヨーロッパやアメリカの東部、およびロシアは寒波で大変なことになっているようです。ロシアは8月に猛暑で多くの死者を出したというのに、今度は寒波──いささか気の毒になってしまいます。
また、洪水の被害もありました。中国の豪雨、そしてパキスタンの洪水被害もありました。(そもそもパキスタンといえば、乾燥地域のように思えるのですが──。)
日本も例外ではなくて、4月には東京で積雪が観測されたそうです。私はその時期イギリスに行っていたので日本の状況はわかりませんが、日本より少し肌寒くていいはずのイギリスでは逆に初夏を思わせるような暑い日が続いていました。(また、ロンドンは雨量がとても多いそうですが、私たちが滞在している2週間は一滴も雨が降りませんでした。これはかなり異例なことだそうです。)
挙げるとキリがない有様ですが、以下、簡単に自分の記憶に残っているものとwikipediaの情報を照らし合わせて列挙しました。
1月
12日 ハイチ地震(M7.0)
2月
27日 沖縄本島近海地震(M7.2)
27日 チリ地震(M8.8)
3月
21日 アイスランド噴火が始まる
4月
4日 メキシコ地震(M7.2)
14日 中国青海省地震(M7.2)
アイスランド・エイヤフィヤトラヨークトル氷河噴火
16~17日 関東地方各地で大雪
5月
9日 スマトラ沖地震(M7.2)
7月
8日 中国豪雨による洪水災害
※夏は世界的に異常気象。(寒波、或いは酷暑)
10月
25日 スマトラ沖地震(M7.7)
26日 ジャワ島火山噴火
28日 ロシア・カムチャッカ半島火山噴火
11月
5日 ジャワ島ムラピ火山再噴火
12月
22日 小笠原諸島近海地震(M7.4)
ヨーロッパ・アメリカ東部で異常気象(寒波)
こうしてみると、同日や近日に地震や噴火が起きていることがみてとれます。私は地学に詳しくないですが、太平洋プレートの沖縄と南米プレートのチリが「何故、同日に起きたのだろう」と疑問になりました(日付変更線があるので、時間にすればかなりの違いはあるでしょうが。)。
勿論、地震にもプレートの沈み込みが原因のものや、或いはそれとは違うもの(すみません、今はど忘れしました;)もあり、一概には判断出来ません。沖縄は被害があまりなかったので記憶に残ってない人も多いかもしれませんが、こうして並べてみると少しゾッとさせられますね……。
また、14日の青海省地震とアイスランドの噴火も同日に起こっています。アイスランドは、正確には3月21日から噴火が続いていましたが、それが14日に再噴火したという状態です。
こうしてリストにすると、何だか「地震と噴火の龍(地龍とも言う存在でしょうか)」が、世界のあちこちを廻っているかのように思えますね。
対して気象に関しては、「高気圧と低気圧の龍(天龍?)」が廻っているのかもしれません──。
…………。
って、高気圧と低気圧の龍って「そのまンますぎ」で、別にたいしたことないですね……(自嘲)。
ちなみに。
ここ最近の太陽黒点の動きは、相変わらず無黒点状態から黒点活発化状態になったりと波打つような動きをみせています。今月の初めぐらいに連日B・Cフレアが連発していましたが、今はひとまず落ち着いているようです。
来年もまた、太陽の動きや気象の動きからは目が離せませんね。
これだけ気象も大地も蠢いていたら、人間の想念の蠢きが速くても「不思議はない」のかもしれません。
と言うよりも、気象や大地の動きが人間の感情面に影響し、それが結果的に社会現象や政治、経済面に影響しているのかもしれません。
異常気象や地震などというと、すぐに物理的な影響や経済面の直接的な影響を考えがちですが、本当に一番大きいのは
人間の精神への影響です。
精神には国境がないので、ニュースやネットを通して世界中の人達に色々な影響を与えるでしょう。また、もっと厄介な集合無意識による影響で、地震被害にあった国とは「まったく関係ない地域」の人達が、何故か精神的に不安定になったり社会問題が起きたりということが、あるかもしれません。他国の被害を「対岸の火事」の気分で眺めているわけにはいきませんね。
さて、来年は一体どのような年になるでしょう。
良くも悪くも、心の境地は常に「深海の領域」のごとく、穏やかでいたいものです。
では皆さま。よいお年をお迎えください──。
●多くの方に、「真剣な目で地球人類の進化に意識を向けて欲しい」と、強く願っています。
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第七章(1)27日公開しました。
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