2012年を前に、必要なのは「平常心」

 ついに2011年──2012年まであと1年となりましたが、今年のお正月を皆さまはどのように過ごされたでしょうか?
 私は……言うまでもなく受験勉強で明け暮れていました。
 数十年ぶりの数学に翻弄され、呪文のように「2a分のマイナスb±ルートb二乗マイナス4ac……」とブツブツ繰り返す日々が続いています。←こんな公式自体、白亜紀と同じぐらい遠い記憶になってましたよ(涙)。
 その為、この三日間はほとんどネットもお預けでした。2012年を前にして他精神世界系ブログではどのようなことが書かれていたのかまったく分かりませんが、ここでは相変わらずの「超ウルトラマイペースっぷり」で、今年も記事を書いていきたいと思っています。

 そう言えば、2012年でふと思い出したのですが──精神世界、およびスピリチュアル分野の方の中には、本気で2012年に「地球がなくなる」と信じている方がいるようです。
 去年、ある人と出逢った際に話の流れで「いずれは海外で暮らしたいけれど、たぶん2015年以降になるだろうな」と振ったら、その人は真顔で「えっ! だってその頃は、もうとっくに地球がなくなってるじゃない!」と言ったのです。
 最初は冗談かと思ったので笑って聞き流しましたが、後々になってそれが「本気だった」ということが判明しました。

 精神世界の知識を深く学ばれている方にしてみたら、「2012年地球滅亡論」がナンセンスだということは特筆する程のことではないでしょう。
 そもそも、2012年のきっかけとなったホゼ・アグエイアス氏でさえもそのようなことは言っていません。「何かが起こる」ことはあっても、それが全人類規模の滅亡であるとはマヤ暦に書いてはいないのです。
 また、今までにも何度か書いてきたように、2012というのは「年号を指すものではない」と私は考えています。要するに象徴でありサインという意味です。
 もっとも、だからといって「2012」と指定したものが「西暦4589年」だの「西暦103267年」を示すというのはこれまた同様にナンセンスであり、掛け離れた年号の象徴ということも「あり得ない」と思っています。要するに2012年を基軸としたその前後に、地球全般の未来を左右する大きな出来事が起こるということに他ならないだろうと考えています。それが何かは、断言出来かねますが(また、断言する必要もないことだと思います)。

 ただ──ここでひとつだけ、はっきり言えることがあります。
 上記した人が思っていたように、仮に「3年後にはとっくに地球がなくなっている」としましょう。
 でも、だから何だというのでしょうか?
 3年後に地球がなかろうが、1年後にはカタストロフィーで人口が半分以下になっていようが、「今」には何も変わりありません。
 例え1年後に何が起ころうとも──そして、そのことを私が確実に知ったとしても、私は何も変わらず今と同じ生活を続けます。1年後に世界がなくなるからといって、「今」の努力を放棄するというのはただの言い訳に過ぎないからです。
 また逆に、アセンション説と絡めて「1年後にアセンション出来るように準備したい」として精進するのも、悪いとは言いませんが「場合によっては、かえって逆効果」な気がします。とどのつまり、それは御利益主義と変わらない側面が出てしまうからです。
 それなら、何があろうがなかろうが、日々の努力を前向きに重ねていける方が遙かに意義深い──私はそう思います。(仮に「アセンションを知ったことがきっかけ」であったとしても、報われることをアテにせず努力出来るきっかけとなるのであれば問題ないと思われます。)

 このブログでも何度も書いていますように、私にとって目指すゴールは地球が恒常的に平和な星になれることであって、年号でいう「2012年」ではありません。
 ですので、浮き足立つ気持ちにもならなければ、動揺もありません(あったら受験なんて、今頃呑気にしていません)。
 極めて平常心──という感じでしょうか。
 そういった意味では、2012年を何か「お祭りごと」のように感じている方にとっては、私のブログは物足りないかもしれませんね。
 私は世に起きている現象のすべてが人の精神に影響し、またその精神から再び現象へと転じることにこそ注目しているのであって、何が起きるか、何がどうなるかということにはさほど興味がないのです。
 現象だけに注目してしまうと、小さいけれども重大なメッセージやサインを見落としてしまいかねません。世の中の真理というのは派手なアクションの中だけに投影されるのではなく、人が見落としてしまいがちな小さなところにこそ隠されている──私はそんなふうに感じています。(例えば、アイスランドの噴火やチリの大地震などが起きる前に、富山や和歌山周辺の海で「リュウグウノツカイ」という深海魚が多数あがったりしたことなどです。これは地理学的には関係ないでしょうが、こうした小さな関連性の中に全体的なサインが含まれているように思えます。地球上で起きている事象は、違った形で他の地域に連鎖している可能性が考えられるからです。)
 私は、こうした「暗喩」をちょこちょこあちこちから拾い集めて来て、その背後にあるものを連想することに興味があります。
 そうした意味で、精神世界分野ではかなり異端(というか、どこにも分類出来ない位置)かもしれません(苦笑)。

 今年がどのような年になるか──まだ見えては来ませんが、どのようなことがあっても平常心と冷静な視点で暗喩を拾い集め、統合していけたらと思っています。
 その中で皆さんに少しでも参考になるような記事を書いていきたいと思っておりますので、今年もどうぞよろしくお願い致します。


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3日 第七章(2)公開しました。
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プロフィール

篠崎由羅(しのざきゆら)

Author:篠崎由羅(しのざきゆら)
1970年生。幼少期から哲学・宗教学に造詣を深める。思想および思想史、それに付随した国際事情に興味を抱いて独学を続け、大学ではインド哲学科専攻。東西問わず、両者の思想に渡り研究を深める。

現在は看護師として施設で勤務しながら、その傍らで執筆活動を続けている。2016年11月にYOU are EARTH改め「WE are EARTH」の活動を再始動予定。より良い未来の地球のため、全力を尽くす誓いをたてている。

【篠崎編集担当】


【篠崎の著作本】

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