【コラボ連載】人間の本体は「高次元」にある

3日間、更新がストップしてしまい、大変失礼しました――。
最近、何だか「滝壺に近づく」かの如く忙しくなっていき――レスもメールの返信も、なかなか返せない状況です(涙)。今日も残り2時間ぐらいの中で今まで書きためた考察を記事にまとめていくので、レスの返信までは時間がなさそうです。時間が空くことがあれば、改めて返信させて頂きます――。

――ってなところで。
前回の続きに入ります。


<参考>
存在とは何か(魂と宇宙の仕組みを図解する)
◆六芒星 平面図◆ 
◆六芒星 立体図◆ 


【2】六芒星平面図解釈(神界((高次界))―霊界―幽界)

この2枚目の六芒星において「陰」があることを、意外に思う方も多いかもしれません。
しかし、私が離脱体験を通じてはっきり確信しているのは、「どんなに源(宇宙/原理)に近づいても、陰の要素が消滅することはない」ということでした。むしろ、「それを包括し、統合されたもの」そのものが、原理であり、私が思う「神、本来の姿」なのだろうな――と。

高次界においても、「陰(闇)」の認識はありました。それらが周波数の波動を落とすことにより誕生するのが「三次元」です。すなわち、この「神界(高次界)―霊界―幽界」における「陰」は「三次元を誕生させることに繋がる要因」であると、私は感じています。

昨今、「地球の上昇」ということがよく言われますし、私自身それを目指していますが(ただ、私の場合は「アセンションがあってもなくても、地球を変革しなければならない」という強い目的意識の中に存在しますが)、仮に地球が上昇しても、「三次元はなくなりません」。
この「神界―霊界―幽界」にある陰は、「三次元の要素となる」旨先程記載しましたが、低次から高次は窺い見ることが出来なくても、高次は低次を認識しています。それはある種、この盤にあるように、本来の高次(この盤における陽の部分)は「全体像を知っている(低次の認識がある)」からなのでしょう。そうした仕組みを、ウルさんの六芒星では端的に表現しています。

ただ、ここでいう「闇(陰)」を、人間レベルでの「低次元」と一緒にはしないで下さい。同じ闇であっても、高次の闇は「高次の中でも、より物質界に近い」というだけの話です。そうした意味では、この盤にある「闇側」は「人間にも近い」ということが出来るでしょう。闇側に「精」とありますが、高次元において「妖精・精霊」は「高次体」には含まれていません。
皆さんも、概念的に「天使」と「妖精」は「イコール」にならないと思います。天使は明かな高次体ですが、妖精はその一段階下――人間と天使の「間にいる存在」なのです。

ここでもう一回、シュタイナーの「神智学」にあった「人間の構造」を挙げてみましょう。



自我

アストラル体――動物界

エーテル体――植物界

肉体――鉱物界



このように、エーテル体は「肉体(三次元)」よりは上に位置していても、高次体(アストラル体)よりも下になります。妖精、精霊は「エーテル界」に属しているので、自ずと「幽界―霊界―神界(高次界)」の中でも闇側に位置することになるのは至極納得のいく図式となっています。

また、高次において「秩序」は絶対的な法則性となります。
それは、私達肉体においてもよく分かるはずです。
私達の肉体に「秩序」がなくなっちゃったら――きっと、あちこちに「べちゃ~」っとした、容姿さえ形成出来ない肉の塊みたいな人間が、ゴロゴロしていることと思われます。(※食事中の方、ごめんなさい;;)

私達の肉体は、それそのものですでに「秩序」を内包しています。
しかして、何故か人間の精神は「混沌(カオス)」を内包しています。
この矛盾が、誠に面白いものですね。肉体を徹底的に探究し、その秩序のあり方を精神論に結びつけられたとしたら、その時点で人は「森羅万象の構造を理解出来る」のかもしれません。(ちなみにスウェデンボルグは物理学者でもありましたが、人体解剖の研究者でもありました。だから彼は、「如何に霊界が秩序だっているか」を端的に表現出来たのだと思います。)

ウルさんが作成してくれた六芒星の図(2)を見ると、秩序の反対側に「混沌」が来ています。
そちらは「闇側」に属していますよね?
先程述べたように、「高次界」においても「闇側」に近ければ、それは物質界に近い状況となります。ですので、ここに「混沌」が入るのは至極納得がいくことです。

また、左下の「創造」は、ここが「フォーカス27」を内包していることを思えば、わかりやすいです。すなわち、ここでいう創造は「再生(転生)」でもあるのです。このレベルに行かないと、人は「生まれ変われない」ということになります。(ちなみに、本来であればそこまで行かなければ転生出来なかったはずが、幽界レベルで転生する人達が増殖しているということをシュタイナーが危惧していたというのは、先日記載したとおりです。)

この六芒星の図においては、「秩序」を担った段階で無条件の愛へと進化し、同時に次なるレベルへの進化へと繋がっていきます。ウルさんの六芒星の中で「秩序」は非常に重要な位置を示し、また同時に、私が体外離脱した中でも、その重要性を誠に深く実感していました。

この「2枚目の六芒星」は、私達にとって決して無縁ではありません。何故なら、こうした「霊界以上」に必ずや、「自分の本体」が属しているからです。
逆に言えば、そうした霊我(真我)がどの次元に属するかで、私達自我のあり方も影響をしてきます。
余談ですが――浅川氏は、講演会でよくこんな言葉を仰っています。

「『バカは死ななきゃ治らない』なんていうけど、あれは『嘘』! バカは死んでも、『バカのまま』!」

……ちょっと言葉は乱暴ですが(笑)、でも「誠にその通り」だと私は思います(私はこういう、浅川氏の「激辛トーク」が好きだったりします(^^))。
よく、「死んだらみんな、賢くなる」と信じ込んでいる人に出会すことがありますが――「大変申し訳ないけれど、それは『ない』よ」と私は返答しています。

人間界に生きている「思考レベル」が、直接的に霊界に上昇した際の「レベル」なのです。何故なら、すでに私達は「霊界にいる自分の『端末』」として生き、行動し、実践しているからです。
勿論、社会的背景により憎悪に駆られた存在(悪霊に自分を落とし込んでしまった霊)でも、その憎悪を払った段階で「高次霊になる」ということはままあります。(それは私自身、そういう霊と遭遇したことがあるから分かります。)

しかし、そういうのは本当に特殊な例でしかありません。例えば、戦争中捕虜となって、ひどい拷問にあい、あまりの苦痛から悪霊化してしまったとか――或いは、アメリカ大陸のネイティブアメリカンや、マヤ文明に生きたマヤ人達のように、一方的な侵略にあって虐殺され、それが原因で悪霊化してしまったケースだけなどです。
少なくとも、生温い現代社会の中で生きて、怠惰に日常を過ごし、何かあればキレて暴れて、周りの人達を苦しめた人が悪霊になったとしても――残念ながら、高次霊にはなれません。

ここで、スウェデンボルグの「面白い一例」をご紹介しましょう。

**********************

「どんな人間も、人間はみな霊界のどれかの団体と通じて生きている」
 霊界のいろいろなレベルの、さまざまな性質を持った団体とは、つまりは霊界という名の人体の各部分を更正している構成要素にほかならない。私たちは、人間だったときからすでに、これらのどこかの団体と通じることで生きている。
 もうこれだけ言えば、明敏な読者には、私がなにを言おうとしているかは、半分くらいは想像がついたに違いない。つまり、私たちの死後は、人間だったときに、自分と通じていた霊界の団体の霊となって生きるのだ。私は質問を受けると、よくこう答えた。
「その人間が死後において、どんな霊的な生を送るかは、その人間が人間だったときに、どんな人間だったかによる。人間だったときの生き方次第だ」

エマニュエル・スウェデンボルグの霊界Ⅱ 178ページより引用
**********************


さて。
みなさんは、どんな次元(霊界)に進みますか(笑)?

※次回は「六芒星図(3)」を考察・検証します。


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【参考文献】
エマニュエル・スウェデンボルグの霊界〈2〉人間は、霊界に支配されているエマニュエル・スウェデンボルグの霊界〈2〉人間は、霊界に支配されている
(2000/01)
エマニュエル スウェデンボルグ

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コメント
おほ~
今回の記事はひたすら納得ですね~!

上に逝った際の処遇は今ここの生き方で決まる、逆に返せば、上での処遇を決める事が出来るのは三次元のこの世界しかないのかもしれない。と。

ほほー
(。+・`ω・´)
2009/09/15(火) 16:50 | URL | Fam #-[ コメントの編集]
Re: おほ~
> 上に逝った際の処遇は今ここの生き方で決まる、逆に返せば、上での処遇を決める事が出来るのは三次元のこの世界しかないのかもしれない。と。

まさしく仰る通りです。「上の処遇を決める事が出来るのが『三次元でしかない』からこそ、転生が必要なのだろう」ということを痛感している昨今です。
ただ――以前、記事にしたように「不確定性原理」のような法則性があることを思えば(Famさんはその原因が「脳」にあるのではないかと、言っていましたね)、必ずしも転生が上昇につながるとは限りません。
私達は常々、そうしたことを意識して生きていく必要性があるのかもしれませんね。
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プロフィール

篠崎由羅(しのざきゆら)

Author:篠崎由羅(しのざきゆら)
1970年生。幼少期から哲学・宗教学に造詣を深める。思想および思想史、それに付随した国際事情に興味を抱いて独学を続け、大学ではインド哲学科専攻。東西問わず、両者の思想に渡り研究を深める。

現在は看護師として施設で勤務しながら、その傍らで執筆活動を続けている。2016年11月にYOU are EARTH改め「WE are EARTH」の活動を再始動予定。より良い未来の地球のため、全力を尽くす誓いをたてている。

【篠崎編集担当】


【篠崎の著作本】

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