「太陽」が象徴する生き方を目指す

 先日、NZでの地震の前日に「Xフレア爆発があった」ということを記事にしましたが、実は東北地方太平洋沖地震の前日──10日にも、Xフレア爆発が起きていました。
 以前から私は「フレア爆発と自然災害の関係」について調べていて、拙著でも軽く触れていました。ただ、執筆をしていた去年の時点ではまだ黒点活発がさほど目立っていなかった為タイムリーに検証することが出来ず、ここ最近になって漸く出来るようになったという感じです。
 科学的根拠としては、Xフレア爆発と災害は「直接的な関係性は乏しい」と思います。しかし「関係性が乏しいことが、イコール『関係がない』」ことには直結しません。私は、前回2004年前後に太陽活動が活発だった頃の状況と比較しても「何らかの関わりがある」ような気がしております。そして、今回ますますその確信が強まりつつある──といった感じです。

 2月中旬以降から今に至るまで、急激に太陽の活動が活発化した印象を受けます。勿論、最大活動期が2012年と言われていることを思えば、今から少しずつ活発になっても不思議はないのかもしれません。ただ、如何せんそれが「急激に来た」ように思えたのは、多少不安の種ではあります。徐々に来るのであれば分かりますが、ほとんど無黒点状態だったことが去年もちらほら続いていたにも関わらず、先月から急激に続くフレア爆発──。この太陽の様相については、今後も注意深く見守る必要性がありそうです。

 前回「覚醒する太陽」の方にも書きましたが、西洋占星術における太陽の働きは「意識」です。
 太陽の活動が活発化するにおいて起こる自然災害については、ある意味「太陽の物質的側面」と言えるでしょう。ですが本来、太陽の働きとしては「もうひとつ、別の側面がある」と感じています。

 それこそが、霊的個人としての確立を促す作用ではないかと、私は思っています。

 太陽が西洋占星術においてどれだけ重要な惑星かは、言うまでもありません。また、生命が繁栄していく意味で考えても「どれほど重要か」は、特筆するまでもないでしょう。
 要するに、太陽というのは「社会全体、国全体」或いは「その系に属する惑星全体」だけに留まらず個人に対しても、重要な意味を持っているわけです。
 日本は今月の11日に、とても甚大な被害を受けましたが──かたやリビアでも、再び戦争の惨劇が幕をあげていました。
 宇宙が「フラクタル」であることを思えば、どの問題もすべては「類似した傾向のものとして、どこか違うところでも浮上している」はずです。こうして結果的に、どんなに遠く離れた国の惨事であったとしても、私たちは「別の形で」その追体験をすることになるのでしょう。

 地震が起きてから10日余り──私はそのことを、ずっと考えていました。
 今、私たちの国や世界で起きていることは、とても規模が大きいことかもしれない。
 しかし、そうであったとしても結局のところ問われるのは、その問題と向き合う「個々人の意識状態」なのではないかと──そう思うのです。

 今回の震災を受けて、数名の方から「今後、さらに緊迫した災害は起こりえるか」といった質問を頂きました。
 「それは、残念ながらわかりません」──それが私の答えです(笑)。
 ただ、ひとつだけ明確に言えることがあります。

 上記したように、これから数年の間「太陽の動きについて注目すべき」であるのなら、太陽の意味である「個々人の意識」というものにも、注目すべきだろうということです。
 フラクタルである対比を思い浮かべれば、太陽というのは「空に浮かんで輝いている太陽」だけでなしに、「私たち、個々の人間に置き換えることが出来る」ということがお分かり頂けると思います。
 太陽系にとってなくてはならない星、太陽──。
 では、「私たち人間の霊性を支える上で、なくてはならないもの」と言ったら──何でしょう?

 それは、先にも書いた「意志」──。
 私たちの精神を中枢に集めるのは、まさしくこの「意志」であろうと思います。
 これからの時代、太陽の意味である「意志」そして「信念」を自分の中に築き上げ、どのように生きていくかこそが問われるのではないか──そんなふうに思っています。

 現象に惑わされ、いたずらに不安を抱くことなく、「今、ここに存在する以上、自分は『どのように』生きるべきなのか」ということを、私たちひとりひとりが常に意識する必要があるのかもしれません。
 肉体の死は、いずれ必ず訪れます。早いか、遅いかだけの違いしかありません。
 しかし「霊性の死」は、自分の努力でしか避けようがありません。どんなに肉体が生きていたとしても、他者をさげすみ、自分だけが生き残ろうとするような、そんな生き方をしていたら──決して霊性にとって望ましい生き方とは言えないでしょう。

 今回の震災でも、生き残った人達に「勇気」を与えてくれるような死を迎えた方々が、大勢います。
 何故、彼らの死が心に響いたか──それは、彼らが危険を前にしながらも「精一杯」、自分の信念に従い、他者の為に「自分が出来ること」を貫いたからに他なりません。
 こうした死は、必ずや人々の心に「灯」として残り続けるものです。彼らの生き様は、家族の方や被災された方々にとってまさしく「太陽の如く」勇気を与え続けるに違いありません。
 本当に大切なことは、ただ「生きるか、死ぬか」ではなく、「どのように生きて、どのように死ぬか」ということなのだと、私は確信しています。
 
 太陽が活発化する時代──。
 その時代に向かうにつれ、必要なことは一体何なのか──それは、太陽が象徴とする生き方こそにあると、そんなふうに思いながら、世の出来事を眺めている今日この頃です。  


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プロフィール

篠崎由羅(しのざきゆら)

Author:篠崎由羅(しのざきゆら)
1970年生。幼少期から哲学・宗教学に造詣を深める。思想および思想史、それに付随した国際事情に興味を抱いて独学を続け、大学ではインド哲学科専攻。東西問わず、両者の思想に渡り研究を深める。

現在は看護師として施設で勤務しながら、その傍らで執筆活動を続けている。2016年11月にYOU are EARTH改め「WE are EARTH」の活動を再始動予定。より良い未来の地球のため、全力を尽くす誓いをたてている。

【篠崎編集担当】


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