いつか再び、立ち上がる日の為に

 東北太平洋沖地震から、20日あまりが過ぎました。早かったのか、或いは長かったのか──もはや時間の感覚さえもないような気がします。それと同時に、被災地にいる方々にとっては「○日の経過」というのさえもはや何の意味も成さないのだろうと思うと、どんな言葉も陳腐に思えてしまう程です。

 先日も、世界の人達の祈りをここでご紹介しましたが、おそらく多くの日本人が、世界各国の人達が日本を応援し、また助けてくれていることに感動していることと思います。先進諸国のみならず、東南アジアやアフリカ諸国など、自分たちの生活も貧しい中で生きている人達が「日本の為に何かをしたい」と言って物資を送ってくれるその気持ちが、本当に嬉しいしありがたい──そう感じている方も多いのではないでしょうか。
 今はまだまだ多くの問題が残されている為、日本が今までのように立ち上がって世界中に御礼が出来るようになるには、かなりの時間がかかると思います。
 でも、世界にいて日本を助けてくれる兄弟達に、せめて感謝の気持ちだけでも伝えたい──そんな気持ちを抱いているのは私だけではないはずです。(政治家の方々も公の場で、援助してくれる国々に対しての感謝を述べて欲しいとさえ思います。他国から届く物資や、義援金がどれほど送られているかは、みなさんご存知のはずです。被災地にいる方々や、国民が直接言えないその「気持ち」を、菅首相にはもっと汲み取って頂きたいものです。心ある一国の代表者であれば、まず国民に向かって激励し──そして、国民を代表する言葉として、他国に謝意を伝えているでしょうから。)

 勿論、多くの方々の支援があっても──応援があったとしても、被災地にて身内を亡くしてしまったり、大切な存在を失ってしまった方々の痛みを埋められるものではないでしょう。
 本当にこればかりは──どんな慰めの言葉さえも無力であると、思わずにいられません。
 しかし、それでも多くの方々の優しさや思い遣りがそこに集まれば、痛みが癒えなくても「希望は生まれる」と、そう思います。荒れ果てた大地に再び緑が蘇るように、いつしかまた幸福が芽吹いてくるように。どんな暗闇でも、明けない夜はないのですから──。

 そして、いつしか。
 いつしか再び、日本が立ち上がることが出来た時。
 きっと日本は、今まで以上に世界に向けて「思い遣り」を発信することが出来るようになるでしょう。今、世界が日本に向けて多くの優しさを送ってきてくれているのと同じように。
 そしてそれと同時に、資源が枯渇しつつある世界に向けて「新しい生活スタイル」を、日本は提案出来るようになるかもしれません。

 日本は原爆を投下された国でありながら──多くの人達がその中で命を落とし、そして未だにその影響が残る国でありながら、今度は原発によって再び人々の生活が脅かされるという皮肉な目に遭ってしまっています。
 最近は計画停電が実施されることも少なくなりましたが、私は今でも節電生活を送っています。
 何故なら、不便に感じないから。
 むしろ、今までの方が過剰供給だったとさえ思っています。
 夜は暗いのが当たり前です。なのに、今までは街中で星を見ることも出来なかった。それが今では、節電の影響なのか、見える星の数が以前よりも増えた気がします。
 思えば星明かりがない夜の方が、本来は不自然だったのでしょう。

 先進諸国でありながら徹底的な節電をして、それが日本の「新しい文化スタイル」となった時──。
 ある意味、「資源の尊さ」を最も切実に訴えられる立場になるような気がします。
 資源の確保ばかりに奔走するのではなく、「限りある資源を、どのように分かち合うか」ということで模索した方が、遙かに有意義です。そうすることで、私たちが「この地球から様々な恵みを与えられ、それを利用して生かしてもらっていたのだ」ということを思い出すことでしょう。
 シェアの精神があるところには必ずや調和の姿勢が生まれます。そうしたところには絶対に争いの思想や、支配の思想も生まれて来ません。そしてゆくゆくは、「何故、人々はかつて争っていたのだろう」という疑問を抱く日が、来るかもしれないのです。

 そうなれるのには、まだまだ時間がかかりそうですが──「大丈夫。まだまだ希望の種はある」そう確信し始めた昨今です。

 
 ★本日、twitterに登録をしました。時間がある時に、簡易更新(?)をしていこうと思っています。 
yurashinoをフォローしましょう
 

★おしらせ★
 J.C.ガブリエルさんが4月1~3日に九州でイベントを行います。1日は1時間半の講演会、2・3日は1DAYセミナーだそうで、リモートビューイングやシャーマニズムについてをたっぷりトークして頂ける機会です。
 詳しくは「こちら
J.C.ガブリエルさんのブログ



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆「これからだよ 日本は!」
被災地に『希望の本』を届けるJ.C.ガブリエル(旧エハン・デラヴィ)氏を応援しよう!
2012年問題のパイオニア。意識研究家のJ.C.ガブリエル(旧エハン・デラヴィ)氏が日本の窮地にカナダから急遽駆けつけてくださいました。氏が携えるのは『希望の本』。女川市と縁のネルソンから、九州、大阪、金沢、東京…被災地の皆さまへの応援メッセージをつないでいきます。オートバイにまたがって、被災のど真ん中に希望を届けるJ.C.ガブリエル氏の活動をみんなで盛り上げていきましょう。
□東京講演「これからだよ 日本は!」2011年4月8日(金)、9日(土)
□あなたのメッセージをお待ちしています。※2011年3月28日~
J.C.ガブリエル氏blog 
■お申込・お問合/支援HP・東京講演主催:PPP.プロジェクト
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆節電にご協力お願いいたします◆ 
救急医療のある病院、自宅介護している家、交差点の信号が停電することにより、命を落とす方々が増えています。
助けられる命さえもが助けられない事実ほど、哀しいことはありません。
計画停電を出来るだけ回避出来るよう、健康で支障のない方は積極的な節電にご協力頂きますよう、お願い申し上げます。
私も率先して節電生活を送っています。是非、篠崎と一緒に、節電ライフを送りましょう。


●多くの方に、「真剣な目で地球人類の進化に意識を向けて欲しい」と、強く願っています。
また、毎日の記事を書く為の「大きな励み」になっていますので、クリックのご協力をお願い致します。(いつも押して下さっている皆様、本当にありがとうございます。)

人気ブログランキングへ  

banner1.jpg
【お知らせ】
15日に公開予定だった第十章は、地震の影響により篠崎の予定が大幅に変更となってしまった為、延期とさせて頂きます。公開日については、追ってご連絡します。

※携帯の方は「こちら」。

◇メインサイト◇
YOU are EARTHバナー   
FC2カウンター
プロフィール

篠崎由羅(しのざきゆら)

Author:篠崎由羅(しのざきゆら)
1970年生。幼少期から哲学・宗教学に造詣を深める。思想および思想史、それに付随した国際事情に興味を抱いて独学を続け、大学ではインド哲学科専攻。東西問わず、両者の思想に渡り研究を深める。

現在は看護師として施設で勤務しながら、その傍らで執筆活動を続けている。2016年11月にYOU are EARTH改め「WE are EARTH」の活動を再始動予定。より良い未来の地球のため、全力を尽くす誓いをたてている。

【篠崎編集担当】


【篠崎の著作本】

アセンション真実への完全ガイド―2012年のイベントホライズン (5次元文庫 し 2-1)アセンション真実への完全ガイド―2012年のイベントホライズン (5次元文庫 し 2-1)
(2010/06/09)
篠崎 由羅

商品詳細を見る


【第Ⅱ部に篠崎の質問文が一問一答形式で掲載されています】
クラリオン星人コンタクティが体験した アセンション[量子転換]のすべて  宇宙人の人類DNA大変革プログラムクラリオン星人コンタクティが体験した アセンション[量子転換]のすべて 宇宙人の人類DNA大変革プログラム
(2010/10/31)
マオリッツオ・カヴァーロ

商品詳細を見る


【インタビュー本第二弾】
クラリオン星人から日本人へ 緊急ハートサポート  YKAM 2012:宇宙創造者からの救いの手(超☆ぴかぴか) (超☆ぴかぴか文庫 3)クラリオン星人から日本人へ 緊急ハートサポート YKAM 2012:宇宙創造者からの救いの手(超☆ぴかぴか) (超☆ぴかぴか文庫 3)
(2011/09/22)
マオリッツオ・カヴァーロ

商品詳細を見る

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カレンダー
05 | 2023/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
RSSリンクの表示
最新トラックバック
QRコード
QRコード