真実は「明らか」にさえなれば、すべてが解決するのか?

 前回の記事以降、何だかんだと言いながら「隠謀論」についてあれこれ思いを廻らせております。
 それは、隠謀論で言われているのが真実なのかということではなしに、隠謀論者の存在意義という側面で考えていました。すなわち、「社会の隠謀を暴く側の正義とは、一体どのような正義だろう」ということです。
 行き着いた答えは、その正義とはひとえに、真実を明かすべきとする視点であり、同時にこれ以上の悪事をさせないという姿勢なのでしょう。
 今までに至る歴史において起きてきた様々な悲劇が、もしも「人の手によって、引き起こされたもの」だとしたら、その黒幕を知ることによって「これ以上の悲劇を食い止めよう」そういった主張が根源にあるのだろう、と。
 ただ──私はどうも、そこに「引っ掛かり」を感じているのです。
 要するに真実が明かされたからといって、すべてが解決するのかというところに、疑念を持っているのです。

 例えば、ある街で「通り魔殺人事件」が起きたとしましょう。
 しかも、それが定期的に連続して起きているということが分かりました。
 でも、誰が犯人かわからない──住民の人達は、不安な日々を過ごしていたとします。「早く犯人を見つけて欲しい。早く平和に過ごしたい」当然、そう思うでしょう。
 そしてある日、犯人が捕まりました。その犯人がすべての犯行を自供したので、謎の「通り魔連続殺人事件の終止符」は打たれました。

 ああ、よかった──!

 住民の人達は、みな、ホッと胸をなで下ろすでしょうね。「これで、平和に暮らせる」と、みながそう思うでしょう。
 ところが──それから半年もしないうちに、またもや「連続通り魔殺人事件」が起きてしまいました。
「どうして? 犯人は捕まったはずなのに!」
 みんなが、そう思いました。でも、結局犯人は「別の人物」でした。
 どんなに犯人を捕まえようと、どんなに検挙率をあげようと、結局、その街に平和は訪れませんでした。
 何故なら、犯人の逮捕が、「犯罪をなくす解決方法とは限らない」から──。

 隠謀論も、結局これと「同じこと」のように思えるのです。
 仮にこれで、ある日突然誰かが「9.11は自作自演でした! 実は僕たち『イミルナティ(※例え話なので、文字をちょっと変えてみました)』が犯人でした! はい、そうです! 日本におきたすべての震災も僕たちの仕業です! 僕たちのおじいちゃんが、第二次世界大戦をしました! 金融システムを生み出したのは僕たちのひいじいちゃんで、保険のシステムを作ったのは僕たちのひいひいじいちゃんです!」
 ……と、自供したとしましょう。

 ──果たして。
 これで、本当に平和になるでしょうか?

 私は「決してそうならないだろう」と思います。仮に第一の闇が暴かれても、第二・第三の闇が生まれてくる──その繰り返しでしかないだろうと思えるのです。
 企みは「暴かれたから、解決する」というわけではありません。何故なら、企みは『結果論』であり、過程ではないからです。
 言い換えれば、そうした結果を生み出そうとする「背景」があるからこその企みなのであって、背景がなくならない限りいつまでも繰り返されるから。
 そして、その背景とはこの次元特有のエゴであったり、支配欲であったり、傲慢であったり、私たち人類の欠陥であることも多いでしょう。
 だとしたら、逆を返せば背景となっているこの次元特有の精神性が向上すれば、同時にこうした企みも自然消滅してしまうということになります。

 私は、前回の記事にあったカヴァーロさんのメッセージにおける真意は「そういうことだろう」と解釈しています。
 要するに、私たちが今の段階の精神レベルのまま普通に暮らしている中で、いきなりすべてが明かされるというわけではない──私たちの精神レベルが高次に至った段階で、自ずとすべてが明らかになるという意味なんだろうと、そう解釈しています。
 何故なら、「真実というのは、明かすにも段階があるから」です。
 準備が出来てない者に明かしてしまうことで、かえって「毒」となる危険もあります。
 そうである以上、すべての真実が明かされる時は、「明かされる側の私たちも準備が整っている状態になっている必要があるのだ」と、私には思えるのです。

 だとしたら──。
 今、あれこれ隠謀論を翳すのは、かえって「停滞を起こしかねない」ような気もするのです。
 確かに、隠謀を明かす必要がある時代も「ありました」。ですが、「もうすでに、そうした時代は終わったのではないか」と思えるのです。必要以上に重箱の隅をつついてばかりいたら、宇宙の波に乗り遅れかねません。
 「いずれすべてが明かされる」のであれば、「今、出来るフォロー」に専念した方が遙かにいい。東北大震災が「隠謀」であるなら──リビアの空爆が「隠謀」であるなら、そんな黒幕なんか「目もくれない」ぐらいの勢いで、みんなでフォローすることを考えた方が遙かにいいのではないかと、そう思えます。

 隠謀、企みを疑う時、自ずと人のこころは「分離」します。
 疑念は調和を生まず、背反だけを促進させます。
 今はもう、すでにそういう時代ではない──そんな気がするのです。分離が生じかけているところに、全身全霊で「調和」を見出す──このことの方が先決なのではないでしょうか。
 まだまだ時代は不安定で、課題も山積みだからこそ、決して諦めずに「地球全体で手をとりあう」という理想を追い求めるべきなのかもしれない──そんなふうに感じる昨今です。



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2011-04-08 | 真理 | トラックバック(0) |
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篠崎由羅(しのざきゆら)

Author:篠崎由羅(しのざきゆら)
1970年生。幼少期から哲学・宗教学に造詣を深める。思想および思想史、それに付随した国際事情に興味を抱いて独学を続け、大学ではインド哲学科専攻。東西問わず、両者の思想に渡り研究を深める。

現在は看護師として施設で勤務しながら、その傍らで執筆活動を続けている。2016年11月にYOU are EARTH改め「WE are EARTH」の活動を再始動予定。より良い未来の地球のため、全力を尽くす誓いをたてている。

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