「今を生きる」という言葉の、本当の意味

 今日はJ.Cガブリエルさんの講演会「これからだよ、日本は!」でした。

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★「希望の本」を抱くJ.Cガブリエルさん。……画像が粗くて申し訳ありません;  

 ……なのです、が!
 (-_-;)あろうことか篠崎、電車を乗り違えてしまいまして──気がついたら千葉方面まで運ばれて行ってしまっていました。(しかも乗ったのが「快速」だったので、間違えたことに気付いてもなかなか止まってくれない──((泣)))
 慌てて引き返したものの、1時間の遅刻……。主催のP.P.Pプロジェクト様には、本当にご迷惑をお掛けいたしました……(猛省;)。

 私が入った時には、ガブリエルさんが熱く語られている最中でした。あのパワーは、今の日本にとって必要だなと本当に思います。また、大本眞基子さんによるルーミーの詩の朗読は本当に素晴らしく、自然に心に染みこんでくるような感じでした。
 ルーミー自身は男性ですが、大本さんによる朗読を聞いて改めて「ああ、きっと女性としての感性を持ち合わせていたんだな」と感じました。(ある意味、詩を書くという才能そのものが、性を超越している部分があるのかもしれませんが──)
 大本さんの朗読によるルーミーのCDが発売されるそうですが、今から楽しみにしている次第です。

 以前からガブリエルさんは「今を生きる」ということを繰り返し言っておりますが、この言葉を誤解されている方も中にはいらっしゃると思います。
 真理というのは如何せん「どのようにも解釈出来る」ことが多く、「今を生きる」というのもそのひとつだと実感します(逆に言えば、真理に近い言葉ほど「どのような解釈も出来る」という側面を孕んでいるようにも思います)。
「今を生きる」というと、多くの方は「今という瞬間を実感する」と解釈されるかと思われます。「過去もなく、未来もなく、あるのは『今だけ』なんだ」──と。
 確かに、その解釈も一理あると思います。しかし、本質の「今だけ」という意味は、もっと奥深いもののように思えるのです。

 私たちは、どうしたところで時間を「一本の繋がった長いフィルム」のように解釈しがちです。
 昨日の続きは「今日」であり、今日の続きは「明日」であると、そう思いこんでしまっています。
 しかし、それは「脳が勝手に記憶の中で改ざんしただけ」であり、決してそれが「時のあるがままの姿」ではありません。

 時というのは「事象」ではなく、「概念の中にしか存在しないもの」なのだと、私には思えるのです。

 概念から「時」を解き放った時──まさしく、そこに残るのは「今」というこの瞬間しかありません。
 でも、時間を概念から解放した場合、未来も過去も『今』という瞬間に含まれてしまうのです。
 要するに「今を生きる」というのは、「今という瞬間しかない」という意味ではなく、すべてを含蓄した『今』という意味なのでしょう。意識を「今」に焦点をあてた時、私たちは刹那主義になるのでもなく、また、未来を放棄したわけでもない──「未来も過去もひっくるめた『今』しか、存在しない」ということを実感出来るのだと、そう思います。

 これは説明するよりも、実際皆さんに「今」に意識を集中して瞑想して頂いた方が分かりやすいかもしれません。
 その時、「未来も過去も脳内の産物でしかなく、その萌芽はすべて『今』の中に潜んでいる」ということを噛みしめて頂けると、私のこの拙い表現による説明の意味がお分かり頂けると思います。
 そして、そのことを実感出来ると、「時間も空間も存在しない」という本当の意味も実感出来、如何にこの「今に生きる」という意味──「今しかない」という意味が深いかが掴めるような気がします。
「今に生きる」というのは、未来を否定することでも、過去を放棄することでもありません。
「今、ここに存在する」ということは、同時に「未来と過去」両者と共に存在する──という意味なのでしょう。

「今しかない」という言葉は、絶対的な実存を示す言葉なのだと、私には思えます。

 ある意味、私も「今に生きています」(笑)。
 ですので、未来に不安もなければ、過去に後悔もありません。「今を生きている」限り、未来は常に共にあり、過去はいつでも「やり直せるから」です。
 繰り返しになりますが、ここでいう未来は「継続的な未来」とか、「継続的な過去」ではありません。「継続的」と思うと、人は「タイムマシーンで過去に戻って、過去をやり直して──」と考えてしまいがちです。
 でも、実際には「今の中に、過去が含蓄されている」ので、仮にタイムマシーンが出来たとしても、絶対に「今、自分が生きている時間軸の過去に戻ることはなく、並行して存在する別次元の過去にしか戻れないのだろう」と、そう感じるのです。(「過去を投影すること」は出来ると思います。何故なら、今という空間の中に、過去の記録が含まれているので。)

 J.Cガブリエルさんは「これからは、今人(イマジン)になることが大切だよ!」と言っています。
 それは「刹那的になれ」ということや、「後先のことを考えるな」ということではありません。そうではなく、「今」という瞬間に、過去も未来も、世界も地球も、すべてがみんな『含まれている』という意味なのだ──私はそう、解釈しています。


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2011-04-09 | 真理 | トラックバック(0) |
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プロフィール

篠崎由羅(しのざきゆら)

Author:篠崎由羅(しのざきゆら)
1970年生。幼少期から哲学・宗教学に造詣を深める。思想および思想史、それに付随した国際事情に興味を抱いて独学を続け、大学ではインド哲学科専攻。東西問わず、両者の思想に渡り研究を深める。

現在は看護師として施設で勤務しながら、その傍らで執筆活動を続けている。2016年11月にYOU are EARTH改め「WE are EARTH」の活動を再始動予定。より良い未来の地球のため、全力を尽くす誓いをたてている。

【篠崎編集担当】


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