『○○を信じないと、あなたは死にますよ!』

 先日、茶道教室を開いている母の元にある女性が訪れました。
 その女性──仮にAさんとしておきましょう。
 母はもともとAさんと顔見知りで、茶道関係で何度かやりとりをしていました。そんなAさんがたまたま家の近所に引越してきたということを知り、母は親切心から「今度ゆっくり遊びにいらっしゃいよ」と声をかけたそうです。
 それから数日後、Aさんは約束通り訪れたそうですが──何故か、見知らぬ女性と「二人組」で来ました。母は茶道関係の友人を招く時は必ず茶席を設けるので、炭をおこし、抹茶や和菓子も用意していたのですが二人で来るとは知らなかった為、慌ててもう一人分用意したそうです。

 そして楽しい談話の時間になるはずが……。
 Aさんは「談話目的」で来たのではなく、宗教の勧誘で来たことが分かったのです。
 正式な宗教名を聞きましたが、私も聞いたことがないような集団でした。話を聞いてみたところ正式な宗教団体(宗教法人など)ではなく、誰かが個人的に人を集めて、宗教化してしまったという感じの団体だったようです。設立自体が平成10何年だったので、出来て数年前後の「新興宗教」と呼ぶにも知名度がないぐらいの「新々興宗教」かもしれません。

 その団体では、日蓮を「神」としていたそうです。(日蓮を神格化している団体は数多くあるので、思い当たる団体があっても一概に該当団体とは限りません故、ご注意ください。)
 そして、日蓮以外に、神はいない──その上、宗教も法華経以外はすべて「偽り」で、悪いものだとAさんは主張したそうです。
 さらに極めつけ、「今すぐ改宗しないと、あなたは死にますよ」と断言されたそうです。
 その上、「今回の震災でも、日蓮を信じている人はみんな助かったけど、信じなかった人は亡くなった」と言ったのだとか。(注意※これは、あくまでもそのAさんの「偏った言動」を露呈する為に書きましたので、決して真実ではないことをご承知おきください。私もこのことを書くのに抵抗がありましたが、むしろ「こんな考え方をする人がいる」ということを知って頂きたかったので、あえて書くことにしました。)

 母が憤慨したのは、言うまでもありません。
 帰宅した私を捕まえて、「あなたがいてくれたら、Aさんなんか簡単に論破できただろうに!」と悔しそうに叫ばれました……。

 ──いやはや。
 誤解なきように申し上げますが、私はどの宗教に対しても「否定はしません」。
 なので、Aさんと私が鉢合わせしても「ふ~ん、そうですか~。すごいですね~。日蓮、ちょ~よく知ってますよ~。鎌倉幕府つくった人でしたよね~! えっ、違う? じゃぁ、島原の乱の人でしたっけ~? あ、違う違う。花の名前だ──って、あれは木蓮か~! あれぇぇぇ?」と、「知ったかぶり☆」をして誤魔化して終わるでしょう。

 とはいえ、Aさんがそこまで「盲信」してしまったのには、Aさんなりの理由があるようです。
 Aさんも様々な辛い出来事があり、心がくじけそうになった際、何かしらのきっかけがあってその宗教に魅力を感じてしまったのでしょう。
 確かにAさんの排他的な姿勢は受け入れられるものではありませんが、だからといってAさんが信じることを「否定する」こともまた同じように排他的な姿勢となってしまいます。
 よく新興宗教の勧誘について憤る方々がいらっしゃいますが──なんのことはない、イヤなら断ればいいだけの話です。
 勧誘されるという事実ひとつをとって、その人の信じているものを「全否定してしまう」というのは、私は「結局それもまた、排他的だ」と思えるのです。

 Aさんは(というか、おそらくその団体の教祖?がそういう教義を伝えているのでしょうが)、やはり「2012年」のことを言っていたそうです。
「2012年に地球規模の災害が起こるけれど、日蓮に守られた日本だけは助かる。でも、日蓮に改宗しなければ、その人は死ぬ」と言ったのだとか。
 それを聞いた母はさらに憤慨し、「ウチの娘は『あなたは地球で、地球はあなただ(※母は未だに、英語でYOU are EARTHが言えないのです……)』と言ってます! 地球全体の危機に、自分たちだけのうのうと生き残りたいなんて思いません!」と啖呵をきったそうです。
 その怒りが、Aさんにどう伝わったかはわかりませんけれども──。

 2012年、アセンションについて色々な説が飛び交っていますが──もし仮にアセンションが本当に起こるなら、「もうすでに始まっているのでは?」と思うことが多々あります。
 そうした中で、「○○をしていれば、助かります」だの「××を信じていれば、死ななくてすみます」だの──もう「時代錯誤も甚だしい」と、私には思えるのです。
 勿論、先程も言ったように「信じている方々の信仰そのもの」を、私は否定しません。どんな宗派であろうが、自分が信じているものは最後まで「責任もって」信じとおせばいい──そう思います。それこそが、本当の意味での「信仰心」です。

 ずっと前にこのブログでも書きましたが、親鸞の言った言葉「そのまま」です。
 親鸞は「誰でも極楽浄土に行ける」と言った人ですが、ある日弟子に「もし本当は極楽がなかったら──どうしますか?」と聞かれた際、こう笑って答えたそうです。

「そしたら地獄に行くまでよ」

 Aさんや、Aさんと同じように何かを信じている人達は、是非、この「親鸞の境地に至って欲しい」──そう思います。
「そんなことない! 絶対に極楽はあるんだから!」と言うのであれば、それは信仰ではなく「自分だけが助かりたいというエゴでしかない」のは、説明するまでもないでしょう。 
 世の中にはきっと、Aさん達のように「○○を信じましょう! そうすれば、救われます」と、未だに他力本願な人達もいるでしょうね。
 でも、本当の意味で自分を救えるのは「自分しかいない」──本当の意味での信仰は「自立した関係でしか成し得ない(親鸞は極楽に依存していたのではなく、自立していたからこそああ言えたのでしょう)ということを、その方達には是非、気付いて頂きたい──そんなふうに思った出来事でした。


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2011-05-19 | 雑談 | トラックバック(0) |
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プロフィール

篠崎由羅(しのざきゆら)

Author:篠崎由羅(しのざきゆら)
1970年生。幼少期から哲学・宗教学に造詣を深める。思想および思想史、それに付随した国際事情に興味を抱いて独学を続け、大学ではインド哲学科専攻。東西問わず、両者の思想に渡り研究を深める。

現在は看護師として施設で勤務しながら、その傍らで執筆活動を続けている。2016年11月にYOU are EARTH改め「WE are EARTH」の活動を再始動予定。より良い未来の地球のため、全力を尽くす誓いをたてている。

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