見識者達よ、今こそ立ち上がって欲しい。

【お詫び】携帯からの投稿の為、文章の推敲が甘い箇所が散見されると思われます。事前にお詫び申し上げます。


昨日、少々残念なことがありました。
原発再稼働問題について、「安全」を提示した海江田経済産業相とそれを提示した即日にストレステストの実施を発表した菅首相に対する行き違いについて物議を醸している昨今ですが、政治評論家に限らず社会学者や政治経済学者など、多くの人から様々な意見があがっています。
7日の記事にも書いたように、こうした事態において私達国民は完全に国を頼ることが出来ない為、すでに専門として研究を続けている人や見識者からの情報を、必然的に頼らざるを得ません。

なのですが……。
「いくら多角的に分析するのは自由といえど、あまりに全体を見ず、狭量な発言に留まってはいやしないか」と思える意見を見かけました。

もしこれが一概のブロガーや、世評にたいして影響のない人による発言であれば、私も気にはしなかったでしょう。
しかし、その発言者は多くの本を出版し、20代~40代前半にかけて多くの人から支持されている有名社会学者です。
私も彼の本は15年も前から読んでいましたし、彼の本を読んだ数は十桁に入るでしょう。もっとも、ある一時期から「この人は、本当に社会を改革したくてこのような発言をしているのだろうか? それとも、ある種の自己顕示欲によってアウトサイダー的な発言をしているだけに過ぎないのだろうか?」と疑問を抱くようになり、最近では彼の書物を手にすることさえなくなりました。

今回の発言内容は、要約すれば「菅首相はよくやった!このままだったら、海江田経済産業相に原発再開を踏み切られるところを、ストレステストの提示で回避出来た!」という絶賛内容でした。

これが……もし本当に社会学者としての意見だとしたら、あまりに稚拙な気がします。
社会学者とは「全体」をみる立場であり、そこに余計な感情は入ってはいけないはずです。この発言内容からして、おそらく彼は脱原発者なのでしょうが、7日の記事にも書いたように、今は「こうすることがいい、悪い」とジャッジすべき時期ではなく「これからの猛暑を、どう立ち向かっていくか」ということなはずです。
すでに熱中症で病院に運ばれた方々は、あちこちで出ています。そうした時、仮に病院が停電だったりしたら、どうするのでしょうか? それこそ、多くの犠牲者が出てしまいます。

誤解なきよう申し上げますが、私が震災前から原発について怪訝を表していたのは、ずっと前からブログを読んで頂いていたり、このブログの先代から読んで頂いていれば、お分かりになると思います。

そんな私が何故、「今は再稼働がいい、悪いの判断よりも、この夏を如何に乗り切るかに注目した方がいい」と言っているのは、人命はもとより、日本の経済復興の目処を視野に入れてのことです。
もし「再稼働しなくても、充分に維持出来る」というなら、それはそれで良いはずです。

問題は、「再稼働しなかった場合の弊害や経済の見通しなどを比較出来る客観的情報が、日本国民に提示されていない点にある」のです!

本来こうした指摘は、社会学者といった立場の人が、指摘すべきではないでしょうか。
それを、いち感情論で「よく言った!」だけでは……「何の為の研究者なんだい;」と溜息が出ます。

先に書いたように、その方が脱原発者であるという前提があれば、まあ致し方ないのかもしれません……。
ただ、仮に私がそこまで徹底した脱原発者になるのであれば、これから想定されるだろう危機に対して、きちんと説明を果たそうとするでしょう。

「今回再稼働を見送ることで、多くの地域に節電を強いたり、地域停電が起きたり、社会経済上の停滞も見込まれます。しかし、私達は再び福島の悲劇を起こさないと誓った以上、みんなの力で苦難を乗り越えていこうではありませんか。正直言って、国民皆さんの安全を国が責任持ちきれないところまで来ています。でも、どうぞ皆さん冷静に行動し、一人一人が自身の生活と健康を守って抱く努力をして頂けるよう、願う次第です」

ここまではっきり宣言してくれたなら、私は何も言わずに社会を静観する側に廻るでしょう。

政府も例にあげた社会学者も、「国民が何に不安と不満を抱いているか――それは、何ら納得のいく説明をされてないからだ」と言うことに気付いて頂きたいものです。
そして、学者というのは重箱の隅をつついたり挙げ足をとるのが役目なのではなく、指針を政府が失った際に陰ながら民衆を支える役目にあるのだということを、是非、学者の方々にもご一考頂きたい次第です。


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■『愛知』J.C.ガブリエル(エハン・デラヴィ)アースピルグリム上映会&講演会
【ゲスト】J.C.ガブリエル(エハン・デラヴィ)氏
【 日時 】2011年7月19日(火) 18:30~21:30(18:00受付開始)
【 場所 】シャトーヨサミ カフェド・ティユール
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【参加費】2,000円 (当日現金にて)
*おつりのないようにお願いします。
【 定員 】 50名
【申込み】お名前・連絡先・参加人数を明記の上、
      m-asakura@choyo.in 朝倉まで
【 主催 】はり・きゅう 重陽院
リンク先:http://ameblo.jp/hopebook/entry-10946989785.html


■『山梨』J.C.ガブリエル(エハン・デラヴィ)アースピルグリム上映会&講演会
【ゲスト】エハン・デラヴィ氏(J.C.ガブリエル)
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【参加費】 3000円(昼食込み)
【問合せ先】 055-230-4415 山田宛
リンク先:http://ameblo.jp/rupandaisuki/


■『東京』J.C.ガブリエル(エハン・デラヴィ)アースピルグリム上映会&講演会
【ゲスト】エハン・デラヴィ氏(J.C.ガブリエル)
【日時】2011年8月1日(月)19:00(18:30受付開始)~21:50
【場所】王子北とぴあ 902会議室
 ☆地下鉄南北線「王子駅」5番出口直結 JR京浜東北線「王子駅」徒歩2分
【料金】4,000円(お子様3,000円)※事前振込をお願いします
【定員】50名
【申し込み】
 お名前・連絡先・参加人数を明記の上、namidesign2008@yahoo.co.jp 藤野奈美まで
【主催】レムリアンガーデン

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出版記念講演会『外国人が見た東日本大震災』
■2011年7月28日(木)
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プロフィール

篠崎由羅(しのざきゆら)

Author:篠崎由羅(しのざきゆら)
1970年生。幼少期から哲学・宗教学に造詣を深める。思想および思想史、それに付随した国際事情に興味を抱いて独学を続け、大学ではインド哲学科専攻。東西問わず、両者の思想に渡り研究を深める。

現在は看護師として施設で勤務しながら、その傍らで執筆活動を続けている。2016年11月にYOU are EARTH改め「WE are EARTH」の活動を再始動予定。より良い未来の地球のため、全力を尽くす誓いをたてている。

【篠崎編集担当】


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