『最期の審判』前に酷似した現代日本社会

 ここ最近、現実社会の中で「意識の振り分け」がされているように感じることが多くなっています。
 それはあたかも、スウェーデンボルグが霊界で体験した「最期の審判」の日を前に、そこにいる霊魂達がどの階層に向かうかを選別されていた状況と似ているように思えます。

 スウェーデンボルグによれば、今から250年程前、霊界は「天界の三つの階層」と「霊界の三つの階層」、そして「地獄界の三つの階層」に分れており、その中でも「第一の霊界(霊界の中で一番最下層)」では善霊と悪霊が混ざりあって、とても混乱した状態にあったと言います。その第一の霊界にいた霊達をそれぞれ「第二以上の霊界の階層」もしくは「地獄界」へと振り分ける為に行われたのが「最期の審判だった」と記していました。
 そして、その審判が行われる前には、それぞれ高い階層にいる善霊達が降りてきて「その霊にとってどの階層が相応しいか」を調査したそうです。
 霊魂は人間と大差なく、善人ならず「善霊」を気取ることが出来るようです(私は「肉体があるかないか」の違いだけで、霊魂の法則性は人間界の法則性とほぼ「同じ」だと感じています)。人間の社会には「善人」を気取って相手につけこみ、自分のエゴを満たそうとする人達がいますが、霊界でもそれは起こり得ることだそうです。(むしろ、かえって普通の悪霊よりも善霊を気取る悪霊の方が「すぐに判別出来ない為に厄介だ」とも言われています。)
 そういう「善の皮を被った霊」達を暴いて霊界を整理する必要性があったのだとスウェーデンボルグは述べていましたが……最近の世の中をみるに、霊界での審判前に起きたような出来事──つまりその人が自覚できていない内面を顕在化させる動きがここ彼処に見られているような気がします。
 要するに「エゴの顕在化」と言うべきでしょか。

 でも、この「エゴ」──時代が進めば進むほど、どこに境界線を持てばいいのかが不明確になりつつあると、そう感じることがたびたびあります。
 要するに「ごくごく当たり前とされていた常識そのもの」が、実は歴史的に積み重なってきたエゴの集大成であることも考えられるからです。
 その一番分かりやすい例は「排斥」や「排他的な行為(言動や思考)」かもしれません。
 排斥の行為や排他的になることは、今までの歴史においては決して批判されてきませんでした。場合によってはそれが「愛国心」などと受け取られることもある程です(排他的な視点における国への愛など、あってはならないことです。それこそ「自分たちの国の為なら、他国の人の命などどうでもいい」という戦争を正当化する考えへと行き着くからです。)

 例えば……ごく最近、実際にあった話なのですが──30代の女性数人と会話をする機会がありました。ひとつの場で一斉に会話したのではなく、別の日にそれぞれ一人ずつ話したのですが、みなに共通する台詞が見られたのです。
 それが「私は自分の周りの人達さえいれば、他の人達がどうなっていようと関係ない」或いは「知人以外の他人に興味がないから、その人が生きていようが死んでいようが、自分に迷惑がかからないなら別にどうでもいい」という台詞だったのです。
 要するに目の届く範囲さえ平穏無事なら、あとはどうなっていようと自分には関係ないという考え方です。
 もっと分かりやすく言えば──マザー・テレサが「愛の反対語」としてあげた「無関心」と言えるかもしれません。

 こうやってその台詞だけをクローズアップすると、その女性達がいかにも「極悪人」というように思えてしまうかもしれませんが(笑)、決してそうではありません。ひとりひとりで見ればいい人だし、仲間内にはとても親切な人達なのです。だから決して、彼女たちの人格が問題でそういう発言に至った──というわけでは「ない」のです。
 では、何故こうした発言に至ったのかと言えば──これこそが上記に書いた「歴史的に積み重なってきたエゴの集大成」であり、今の日本社会における日本人達が抱えた問題であるように思えるのです。

 こうした「仲間内だけ無事なら、他はどうでもいい」という考え方、実は数百年前には「世界的にどの地域でも見られた考え方」でした。
 何故なら、数百年前には飛行機もなく、他の国への移動手段もそうそうない──そうであれば自ずと生活範囲や視野は限定されてしまって、その村だけが無事なら、遠く離れた地域で戦争が起きていようが飢餓が起きていようが「知らないで生きていける」からです。

 しかし、時代はそうではなくなりました。
 飛行機などの移動手段が発達しただけでなく、今やインターネットを使って世界の情勢はすぐに分かります。
 だから、諸外国においては「自分たちだけ無事なら」という考え方がだいぶ是正されてきているはずです。
 もともとヨーロッパやアメリカなどは、他文化や他民族と触れあう機会が多くある場所です。そうすると自分たちの身内に「他民族・他文化の人達」がいる可能性も高いわけで、そうなった中では無意識的に「他の国の文化、他の国の様子」に注意が向くようになるのでしょう。

 でも、日本は「未だに」その囲いが外されていないのかもしれない──「自分の身内以外はどうでもいい」という発言を複数回耳にして、私はそう感じずにいられませんでした。

 すでに高い意識を持っていて、展望を出来るだけ遠い未来へと向けている人達は、狭い範囲だけで凝り固まろうとする人達との「ギャップ」に苦しみ、葛藤を抱えることも多々あることでしょう。
 こうした状況こそが、スウェーデンボルグが見てきた「第一の霊界における『最期の審判前』の出来事」に酷似しているように思えます。

 狭い範囲で凝り固まろうとしてしまう人達自体に罪はなく、今までの時代や教育の積み重ねが「こういう価値観を生み出した」ということに、私たちは意識を向けなければならないのかもしれません。
 時代がどのような答えを出すかは分からない──でも、私は少しでも視野が狭くなってしまっている人達に「俯瞰的にものごとを見る」ことへの手助けが出来るのであれば、惜しみなくそれに協力したい──そう願ってやまない今日この頃です。
 
 
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プロフィール

篠崎由羅(しのざきゆら)

Author:篠崎由羅(しのざきゆら)
1970年生。幼少期から哲学・宗教学に造詣を深める。思想および思想史、それに付随した国際事情に興味を抱いて独学を続け、大学ではインド哲学科専攻。東西問わず、両者の思想に渡り研究を深める。

現在は看護師として施設で勤務しながら、その傍らで執筆活動を続けている。2016年11月にYOU are EARTH改め「WE are EARTH」の活動を再始動予定。より良い未来の地球のため、全力を尽くす誓いをたてている。

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