足下に咲く花の美しさに気づけない人は、天国の美しさにも気づけない

 昨日父親の一周忌を済ませ、今日は学校の課題を進めつつのんびりと過ごしていました。
 最近は週末を実家で過ごすことも多く、改めて三浦半島の「春」を体感しているところです。

 春──木の芽時は「エネルギーが満ちる」といいますが、確かにそうなのかもしれません。そう思えるぐらい、近所の公園の周辺には、様々な花が咲き乱れています。つい先程、海まで散歩に行ったのですが、カメラ(というか携帯か;)を持って行かなかったのを心底悔いたほどです。
 日が沈んだばかりの青空は、どことなく黄金色の輝きを帯びていました。天高く一筋に走る飛行機雲が、まっすぐに空を分け隔てています。
 とても綺麗な夕暮れ時の1シーンに──思わず「ふと」、こんな想像をしてしまいました。

 もし、私が「スターピープル」だったら……どう思うだろう、と。

 ネットでは、「自分はワンダラーだ」とか「ウォークインだ」と言ってる人も多いようですが、私はあまりそういうことに興味がありません。仮に自分が「ワンダラー」だの「ウォークイン」だのということをはっきり自覚したとしても、私はまず絶対に「公言しないだろう」、そう思えるからです。
 日本人は何故か、肩書きや名目に弱い傾向を持っています。語られているメッセージの意味よりも、「肩書き」や「名前」ばかりに惹かれ、メッセージの意味を自分で吟味しようとしないところがある──私はそう感じています。
 それほどもったいないことはありません。
 本当に大切なのは「メッセージが含む『意味』」であって、誰が言ったかなんてことは「どうでもいい」のです。もし自分が仮に、ウォークインだのワンダラーだのということが分かっても、それを公言することでメッセージの意味が歪んでしまったり、それどころか情報の混乱を生じさせる危険もあります。そうなっては元も子もないどころか、かえって悪影響を及ぼしかねない──私はそれを危惧しています。

 ……って話が脱線したので、元に戻しますが。
 美しい夕暮れ時を味わいながら、私は「自分がこの惑星を作ったスターピープルだったら、どう感じるだろう」そんな想像を楽しむことにしました。

 相変わらずこの星には戦争も──略奪も、そして飢餓、差別、あらゆる醜いことがらが存在しています。今というこの瞬間にも、誰かの命が奪われ、誰かの権利が剥奪され──自由を奪われている人達もいることでしょう。

 でも、その傍らに──のどかな光景、やすらかな光景が広がっているのも事実なのです。
 言ってしまえば、夢のように美しい現実と、悪夢としかいいようのない悲惨な現実──そのどちらもあわせたのが「地球」という星なのです。

 もしも自分がスターピープルだったら……「こうした様々な事象を含めた状態の地球を、安易にアセンションしていいのだろうか」そう思うような気がしました。
 それって、とどのつまりは「高次元の方が素晴らしい。君達のような低次元な惑星でも、アセンション出来れば我々のように優れた星になることが出来るんだよ」そう言っているような気がしてしまうからです。
 でも、もしも私がスターピープルの立場だったら……むしろ、「この次元にだって、美しいことはいっぱいある。今、目の前に広がる夕暮れの空も、咲き乱れる名もなき花々も、笑顔で語らう親子連れ──すべての中に、天国があるじゃないか」そう思うような気がするのです。

 足下に咲く花の美しさに気づけない者は、
 天国に行っても、その美しさに気づけない──。


 そんな言葉が、脳裏を過ぎりました。

 人々の中にはアセンションを心待ちにし、自分たちのいる状況がどんなふうに変わるのかを楽しみにしている人達もいるでしょう。
 また中には、今いる境遇があまりにも辛すぎて、そこからの救出を待ち望んで、アセンションに期待をかけている人達もいるかもしれません。

 でも──本当に一番大切なことは、「足下に咲く花の美しさに気づけるこころ」なのではないか……そんなふうに、道を歩きながら思いました。
 そしてもし、自分がスターピープルだったら……どんなにこの星が穢れてしまっても、見捨てることは「ない」そんなふうに思います。
 よく「目覚めない魂は、石ころになる」と言ってる人達も目にしますが──それって「神の言葉ではない」ように思うのです。
 勿論、神の定義自体が人それぞれ異なるでしょうから、「愚かな魂は石ころにしてしまえ」という厳しい存在を「神」という人もいるでしょう。
 でも、私にとっての神は──絶対的な愛と調和の存在です。
 私が「至高意識」として感じた、あの感覚──あれこそが、私にとっての「神」であり「宇宙」です。
 愛は打算でなければ駆け引きでもなく、また枯渇することもなければ穢れることもない──。一度は弱くなったり、枯れることがあったとしても、春にはまた芽吹く花々のように循環していくものなのだと、私はそう感じています。

 宇宙船が迎えに来るもよし、石ころになるもよし(笑)──どうなるかなんていうことは、まだ誰にも分かりません。
 ただ私が感じるのは、自分を包む環境の中で「ただひとつでもいい」輝く何かを見つけられたならば、その人はすでに天国の──或いは、遠い宇宙にある素晴らしい惑星の住人になれるのだろう……そんなふうに思う今日この頃です。



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プロフィール

篠崎由羅(しのざきゆら)

Author:篠崎由羅(しのざきゆら)
1970年生。幼少期から哲学・宗教学に造詣を深める。思想および思想史、それに付随した国際事情に興味を抱いて独学を続け、大学ではインド哲学科専攻。東西問わず、両者の思想に渡り研究を深める。

現在は看護師として施設で勤務しながら、その傍らで執筆活動を続けている。2016年11月にYOU are EARTH改め「WE are EARTH」の活動を再始動予定。より良い未来の地球のため、全力を尽くす誓いをたてている。

【篠崎編集担当】


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