宇宙から見た『地球がアセンションする意味』

 一年ほど前に、高次元存在とコンタクトしているという方から「篠崎さんは『地球がアセンションすること』だけでなく、それが宇宙にとってどういう意味があるのかということも考えるといい」と言われました。
 宇宙側からみた地球のアセンションについてもよくチャネリング情報などで目にしますが、つい最近までそれを実感としては掴めていませんでした。

 前回の記事で、「情報を追うことも悪くはないが、今はもう『今まで出た情報を自分の中で復習し、実践する時期』なのでは?」ということを書きました。私自身も今となっては新しい情報を求めることなく、「すでにあるもの」を自分の血肉とし、知識に落とし込んで実践することだけを繰り返しています。
 それには、明確な理由があります。
 2010年頃を境に、それまでひっきりなしに語りかけていた高次元存在が急激に語るのをやめた印象を受けているからです。
 例えば、カヴァーロさんも2年ほど前のインタビュー記事で「もうスターピープル達も、今となっては地球の変革について何も語らなくなった。変革に足る充分な情報を、すでに与えてくれたからだろう」と言っています。
 また、日本で唯一とも言えるチャネラー「岡本せつこさん(チャネリングには懐疑的な私ですが、この方のメッセージは信憑性があると感じています)」も、2008年で更新を終えています。
 私自身も、2005年頃から急激に増えた体外離脱現象は、2010年の8月をもって急激に減少し、現在ではまったくなくなってしまいました。

 これら複数見られる状況は、何を意味しているのでしょうか?
 私は、その理由について「もう充分、情報は与えられているからなのだ」と感じています。
 これ以上の示唆は「かえって混乱を与えるだけだ」ということなのではないでしょうか?

 だったら「今」、私たちがすべきことは何か?
 与えられた情報を使って、多角的に現象を解釈し、自分の力で理解すること──私はそう感じています。

 そうした状況におかれてようやく、私は本当の意味で「宇宙における地球がアセンションをする意味」が考えられるような気がしました。
 すべてのバランスが保てている宇宙からすれば、この次元に浮かんでいる地球という青い惑星は「病んでいる患部」とも言えるでしょう。それは、人間に例えれば「病気の臓器を持っている」というのと似たようなものかもしれません(逆に考えれば、この次元において「病気」が存在するのは、私たち人類の住む地球が病んでいることの象徴なのかもしれません。もちろん、病に冒させてしまったのは、他ならない「私たち人類」なのですが──)。

 具体的にたとえ話であげますと……今、あなたが突然「膀胱がん」にかかったとしましょう。
 まだ転移はしていませんが、非常に危険な状態です。このままでは、他の健康的な臓器も「がん」に侵されてしまうかもしれません。
(がんの病態整理について簡単に説明しますと、正常な細胞が「突然変異」したものを言います。正常な細胞は常に恒常性を意識していますので、無闇な増殖をしません。ようするに、他の細胞との「連携をとって、バランスを保っている」のです。ところが、がん細胞は周囲の細胞との連携などお構いなしに、増殖を繰り返します。そうすることで臓器は正常な働きをすることが出来なくなり、健康バランスを崩し、ついには生命に危険を及ぼす──というのが「がん」という病気なのです。)
 今の西洋医学で言えば、膀胱を摘出して「人工的に膀胱形成術」をしますが──そんなことはこの際横においておきまして……。
 私がここで言いたかったのは宇宙から見た場合、地球も「突然『がん』に侵された膀胱と同じようなものなのではないか」ということなのです。

 上記の文章を、そのまま「宇宙と地球の関係」で置き換えてみます。

 宇宙の一部を成している地球が、「がん」に侵されてしまいました。
 まだ他の次元に転移はしていませんが、非常に危険な状態です。このままでは、他の正常な次元も「がん」に侵されてしまうかもしれません


 上記した岡本せつこさんのチャネリング情報の中にも、「地球のアセンションは、宇宙にとっても重要なことなのだ。地球から送られる波動が、宇宙に影響を及ぼしている」といったニュアンスのことが書かれていますが、地球を臓器におきかえ、私たち人類が誤った意識を持ってしまっていること=「がん」に変異した細胞と捉えたら、とても納得いくような気がします。

 要するに、私たちがアセンションするということは、宇宙という全体の生命にとっても、ものすごく重要なことなのだ──ということが分かるわけです。
 
 さて、上記「横においた」治療法ですが……今の西洋医学では「摘出」しかないですが……がんに侵された臓器の一番いい治療法は、がん化した細胞が、正常な細胞に戻ることです。
 すなわち、誤った認識と意識の中にある私たち(がん細胞)が、「本来の人間の意識として生きること(正常細胞に戻ること)」が最良の治療法と言えるのです。

 もっと分かりやすく──今度は視点を逆に変えて、膀胱がんを抱えた人間の視点に戻してみましょう(ちなみに、膀胱がんを選んだのはそんなに意味がありません。何となく頭に浮かんだのが膀胱がんだったというだけです)。
 がんを抱えている組織は、通常の組織よりもやはり衰えています。霊的な背景でみれば「波動が落ちている」という感じかもしれません。
 その臓器の中では、がん化してしまったことに気づいていない細胞達が、忙しなく蠢いています。その勢いは、まるで「がんが正常な細胞であるかのように」です。正常な細胞が必死に恒常性を保とうとしていても、それを邪魔し、破壊し、次々と攻撃していきます。
 あなたの体の中でそんなことが起きていたら──あなたなら「がん細胞」に何て呼びかけますか?

「もうやめなさい! あなたたち、本来の細胞としての役目を取り戻して! あなた達が住んでいる臓器を滅ぼすつもりですか!」

 そう呼び掛けたくなりませんか?
 私はこの「がんに侵された人間」と、「病んだ地球を抱えた宇宙」の図式が、とても似ているように思えるのです。

 先日、「アセンションは始まっている」と書きましたが、私にとってやはりアセンションというのは、「魔術や超常現象を持ち得ないと説明出来ないぐらい、摩訶不思議な現象だとは思えない」のです。
 いえ……。逆に言えば「摩訶不思議な超常現象」というのはその人の視点でしかなく、そういう意味で言えば(京極堂が言うように)「この世には、何ひとつ不思議なことなんてないのだよ」ということなのかもしれません。
 アセンションというのは人間が本来の自分を取り戻し、「正常な機能を取り戻す」──ただそれだけで充分なことなのだと、私には思えるのです。
 もっとも、そんな「当たり前のこと」でさえも出来てないのが今の世界なわけですから……一筋縄ではいかないのも、事実ですが。

 私にとってはもはや「地球」がひとつのグループ(上の例で言えば臓器)という感覚で、私の中には国境も人種も何も関係なくなっています。(時々本当に、国境という存在を忘れている自分に気づきます;)
 やれどこどこは私たちの領土だとか、やれどこの国は闇の組織に属しているとか──そんなことに囚われること自体が「くだらない」……そう思いませんか?
 地球が病んでしまっている(がんに侵されている)この非常事態に、何でそんなくだらない些末なことに囚われなければならないのか……それ自体が理解不能です。  
 本当に「アセンションしたい」と思うのであれば、些末なことそのものから目をそらし、「宇宙から見た地球全体」を意識した方がいい──私はそう感じています。

 今年に入ってから、アセンションに対する流れもだいぶ分化してきたように思います。
 私は何度もここで書いたように、すでに実践していくことに重点を措いています。
 実践は、とても簡単なことです。参考までに、私が日々実践していることの一部を箇条書きにしてみます。

1,常に笑顔で過ごし、すべての瞬間に対して「感じ入る」。
2,人と接する時、「相手のありのまま」を受け入れる。
3,食事の時は、栄養となってくれる存在すべてに感謝を捧げ、食事という行為そのものを楽しむ(菜食主義になるとか肉食を避けるとか、そんなことはあまり意味がありません。それはただの「形だけに過ぎない」からです。本当に大切なのは、肉体の一部となってくれる存在達への「感謝」だと私は思います)。
4,悲劇的な報道を見た時には、「理由のない悲劇は起こらない」とありのままを受け止め、起きた出来事をジャッジせずに「背景を見つめる」。
5,自分が今、何を感じているか──目の前のことをどんな感覚で受け止めているのか、分析をせずに「感じてみる」。


 そして常に、「深海にいるかの如く、こころ穏やかでいること」ですね。
 この次元における医学では、「がんに侵された臓器の細胞が、正常化すること」というのは奇跡に近いです。
 でも、決して「なかったこと」ではありません。
 よく皆さんも、聞いたことがあると思います。「末期がんで余命幾ばくもないと宣告された人が、どうせ余生が短いならと思う存分生きることを楽しんでいたところ、後日の検査でがんがすべて消滅してしまっていたことが分かった」などという話が。
 ある意味、こうした事例が「これから地球が実践しなければならないこと」なのかもしれません。

 私たち、地球の細胞である人類が「本来の姿」を取り戻し、正常細胞となって正しい役割に戻ること──。そうすることで、他の高い次元にある惑星達と「同位置」になれるのかもしれませんね。


【6月17日お詫び】 更新時、岡本せつ子さんの姓を間違えて「三浦」と表示してしまっていました; ご指摘くださった方に感謝すると共に、岡本さんへの失礼を深くお詫び申し上げます。

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プロフィール

篠崎由羅(しのざきゆら)

Author:篠崎由羅(しのざきゆら)
1970年生。幼少期から哲学・宗教学に造詣を深める。思想および思想史、それに付随した国際事情に興味を抱いて独学を続け、大学ではインド哲学科専攻。東西問わず、両者の思想に渡り研究を深める。

現在は看護師として施設で勤務しながら、その傍らで執筆活動を続けている。2016年11月にYOU are EARTH改め「WE are EARTH」の活動を再始動予定。より良い未来の地球のため、全力を尽くす誓いをたてている。

【篠崎編集担当】


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