今の精神世界への警告(2)三次元的視点で問題は解決しない

 ※ここのところ、急激に精神世界の問題点が浮上しているため、(篠崎にしては珍しく)ハイペースで連載を続けます(すべての問題を出し切ったら、しばらく更新が途絶えると思います…((苦笑)))。

 まるで機を狙ったかのように、同時期に再発した「尖閣諸島問題」と「竹島問題」。
 ネット上では色々な視点で分析がされていますが、どの論説、報道を見ても三次元的視点でしか分析していないということは、精神世界を勉強してきた方であれば痛切に感じることと思います。
 ただ、精神世界を勉強している人の中にも、偏った視点の人達から啓蒙されたことを真に受け、中国や韓国に対して批判的な見方をしている人がいるのも事実です。
 中国や韓国を「闇」と見る人たちもいるでしょう。
 今、この記事を読みながら「そうだよ、彼らは闇の存在だよ」──そう思った方々、皆さんに今から質問しますので、ご自身でこの問いに答えてみてください。


 あなたにとって、とても大切な存在(親子以外なら誰でも結構です)を思い浮かべてください。
 もしも、その人があなたに「実は、今までひとつだけ、君に隠していたことがあるんだ」──そう言ったとしましょう。

 「実は、私の離婚した親が中国に住んでいて、私は半分その国の血を受け継いでいるんです。そして、私の友達も、親戚も、中国に沢山いるんですよ。今でも、私にとって中国は故郷のひとつです」

 ──そう言われたら、どうしますか?
 たったその一言だけで、その人を「闇だ」と思えますか?
(「思える」と言い切れる方は、最初から愛情を「血縁」とか「国籍」などの表層的な部分でしか見ない三次元的な思考の方なので、ここから先読む必要はないでしょう。)


 「三次元的な視点の方々」が、尖閣諸島・竹島問題にヒステリックになってしまうのは──1万歩譲りましょう(でも、1万歩「も」ですが…)。
 精神世界、スピリチュアルの視点を少しでも学んだ方であれば、この問題にヒステリックになるべきではありません。
 三次元的な視点で考えれば、この問題は到底簡単にほぐれないような、複雑な事情が絡んでいます。(経済的な問題、資源的な問題、軍事的な問題、あれやこれやです。)
 韓国が提訴に応じない云々で「国際法を用いる、用いない」という問題に発展していますが、最初から「三次元的な法律で解決しない『からこそ』」もう何十年も同じ問題で「じたばた」しているのです!

 精神世界の方であれば、こういう意見もあるかもしれません。

「波動が下がるから、こんな問題は見聞きしなければいい」

 こういう姿勢こそが、無関心と言われるものです。
 自分が山道を登っている最中、足をくじいてうずくまっている人を無視して先に進もうとすることが、本当に善き行いを心がけている人がすることでしょうか?

 私がここで言いたいのは、

「尖閣諸島・竹島の問題に対して、相手を闇雲に批判すること」も、そして
「まったく無関心でいること」も、

 本当に精神世界に携わる人間にとって、正しい道なのか──?ということです。

 国のTOPが未熟で迷走していることなど、よくある話です。
 それは日本の国民である皆さんがよ──く痛感していることではないですか?
 もしも海外から、「日本の政治家はダメだな。だから、国民もみんなバカに違いない」そう言われたら「いや、違うよ! そんな人ばかりじゃないよ」そう反論したくはなりませんか?
 中国や韓国にいる人達だって、同じ気持ちなはずです。

 一部の人間だけをみて、全体すべてを決めつけるべきではありません。
 そういう人も「いるかもしれない」──でも、「そうじゃない人達だって、必ずやいる」のです

 私は神奈川在住だった為、横浜が近い関係もあってか今までに何人もの中国人の友達がいました。みんな、とてもしっかりしていい人達ばかりです。
 韓国人の店、中国人のお店がどんどん増えていることに懸念を抱く人もいるでしょう。
 でも、他国に来てまで頑張ろうとする人達を、何故応援出来ないのでしょう?
 日本人がフランスやアメリカで日本料理店を開いているケースだって、沢山あります。
 もしも日本人がフランスやアメリカなどでお店を開いた際に「日本人だ」と差別されていると聞いたら──悲しくなりませんか?

 もう21世紀に突入したのだから、国境、民族、国籍という意識を超越しましょう。
 三次元的にそれが無理なら、精神世界を知っている私たちこそが、いち早くそうなるべきです。
 隠謀論などに翻弄され、まるで触発されるように国の行為を批判していい時代では、もはやありません。

もう何度も繰り返し言っていることですが、今は「地球全体」で意識する時代です。 

 地球全体に、意識をあわせてみてください。
 そうすれば、どれほどこの問題が「馬鹿馬鹿しいことか」お分かり頂けると思います。

 ただ、仮にそれが出来たとしても、皆さんの中には「ひとつの疑問」が残ると思います。

「仮に地球全体に意識を合わせたとしても、結局この問題を『どう解決すればいいの』?」と。

 三次元的にこの問題を解決することは、「まず不可能」でしょう。
 問題を作り出した時と同じ思考では、その問題を解決することが出来ない──そう言ったのはアインシュタインですが、まさしくこれらの問題も「同じこと」だと私は思っています。

 だからこそ高次元的な視点で見つめることが大切なのです。
 それには、どうすればいいか──地球はひとつで、我々人類はひとつなのだという視点を、常に意識することです。
 最初から国境なんてものはないんだ、すべては地球の資産であって、我々はそれを借りているだけの立場だそう意識「しつづけることこそ」が大切だと、私は感じています。

 ひとりでも多くの人がこの視点に立ち、この問題に無関心になるのではなく「ひとつ上の次元で意識するようになれば」、少しずつ三次元の意識層にも浸透してくる──私はそう信じています。

 繰り返しになりますが、「無関心」は「批判する」のと同程度の行為であると私は思います。
 どうぞ尖閣諸島・竹島の問題に対して闇雲の批判をせず──同時に無関心にならず、「ひとつ上の次元から眺めていただける」よう、お願いいたします。


 地球は「ひとつ」なのです。

 国は、地球にとって「大切な臓器」です。

 そして私たち人類は、地球にとって「大切な細胞」なのです。

 これ以上私たちが傷つけ合えば、何よりも「地球が傷つくのだ」ということを、決して忘れないでください。




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プロフィール

篠崎由羅(しのざきゆら)

Author:篠崎由羅(しのざきゆら)
1970年生。幼少期から哲学・宗教学に造詣を深める。思想および思想史、それに付随した国際事情に興味を抱いて独学を続け、大学ではインド哲学科専攻。東西問わず、両者の思想に渡り研究を深める。

現在は看護師として施設で勤務しながら、その傍らで執筆活動を続けている。2016年11月にYOU are EARTH改め「WE are EARTH」の活動を再始動予定。より良い未来の地球のため、全力を尽くす誓いをたてている。

【篠崎編集担当】


【篠崎の著作本】

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